大空とスクールアイドル   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)264 「約束」

 

 

 

 

 

「それで鞠莉、お前何で一人で町を眺めてたんだ?友達はいねぇのか?」

 

「友達はいるんだけど、パパとママが遊んじゃダメだっていうの。」

 

「そいつは大変だな。そりゃさっきみたいに、不満そうな顔になるわけだな。」

 

リボーン鞠莉がはさっきまで不安そうな顔していた顔を理由を理解した。

 

「何回か脱走しようとしたけど、お手伝いさんとかにすぐに見つかってすぐに連れ戻されちゃうの。」

 

「世界中のホテル経営者の娘だもんな。お前は何かあったら、一大事だからな。」

 

「ワオ!ベイビーなのによく知ってるのね!」

 

「ベイビーじゃねぇ、殺し屋(ヒットマン)だって言ってるだろうが。」

 

今だに赤ん坊扱いされていることが気にいらなかったので、再度自分が殺し屋(ヒットマン)だということを

鞠莉に意識させた。

 

「リボーンは殺し屋(ヒットマン)なのに、こんなところで私と話してていいの?」

 

「気にすんな、今日はプライベートだ。それに最近は殺し屋(ヒットマン)としての仕事よりは、家庭教師の

仕事がメインだ。」

 

「家庭教師もやってるの?」

 

「ああ。ディーノって奴を立派なマフィアのボスにするように依頼されてな。今はそのディーノって奴の家庭教師(かてきょー)をしてるんだ。」

 

「マフィア!?マフィアってあの!?」

 

「そうだぞ。お前もボンゴレファミリーに入ってみるか?」

 

「ヴォンゴレ?パスタのこと?」

 

「違ぇぞ。ボンゴレファミリーは世界最強のマフィアのことだぞ。ちなみにイタリアのマフィアだ。」

 

「Really!?世界最強のマフィアがこのイタリアにあるの!?」

 

「ああ。」

 

「ねぇ、もっと教えて!マフィアのこととか、リボーンのこととか!もっと知りたいの!」

 

「しょうがねぇな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで、俺は鞠莉にボンゴレファミリーのことを教えたんだ。」

 

「お前、そんな小さな女の子にマフィアのこと言ったのかよ!しかもボンゴレファミリーに勧誘してるし!」

 

「いいだろ別に。」

 

「よくないだろ!」

 

「まぁその時は鞠莉も子供だったし、さすがに覚えてないだろ。それに俺の話を楽しそうに聞いてたぞ。」

 

「まぁ、楽しそうにしてたんならいいけど…」

 

ツナはいつも寂しそうにしていた鞠莉が、マフィアの話であっても楽しそうにしていたのならいいと思ったが、それでも複雑な気分になってしまっていた。

 

「でも逆に覚えてたら、どうするんだろう…?まさか本当にボンゴレファミリーに入るとか言わないよね…」

 

「さぁな。仮に覚えてたとしても、もう会えるかどうかもわかんねぇしな。」

 

「それもそうか。世界中を移動してるって言ってたしね。それでそれからも、鞠莉ちゃんのところへは行ったの?」

 

「ああ。何回か鞠莉の影武者を使って遊びに連れて行ったこともあるぞ。覚えてるだろ、ビアンキと俺との結婚式で使った俺の偽物のロボット。」

 

「ああ…アレね…」

 

リボーンがそう言うと、ツナは中学の時にビアンキが勘違いして開いたリボーンとの結婚式の時のことを思い出した。

 

「そういや別れの日にした約束、覚えてんのか鞠莉の奴。」

 

「約束?」

 

「実はな…」

 

するとリボーンは再び鞠莉とのことを語り始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日はお前の誕生日だろ。お前への誕生日プレゼントだ。」

 

「リボーン…センキュー!」

 

鞠莉はリボーンに渡されたプレゼントを見て、最高の笑顔でお礼を言った。

だがすぐに鞠莉の表情が暗くなった。

 

「それとリボーン…」

 

「何だ?」

 

「明日から日本に行くことになったの…だから今日でリボーンとお別れなの…短い間だったけど、とっても楽しかったよ。」

 

「日本か…」

 

「リボーン?」

 

「今はまだだが、俺もそのうち行くことになるんだ。まぁ、まだ先になるだろうがな…」

 

「じゃ、じゃあ!もしかしたら会えるってこと!?」

 

「まぁ俺が日本行くまでにお前が、他の国に行かなきゃいいけどな。仮に俺とお前が日本にいても、日本も広いし、会えるかどうかもわかんねぇけどな。」

 

「会えるよ!きっと!だから、もし会えたら…私と結婚して!リボーン!」

 

「お断りだぞ。」

 

「ええーーー!?どうして!?」

 

「前にも言っただろ、俺には愛人がいるからな。結婚は無理だぞ。」

 

「そう…」

 

「だが俺の愛人になりてぇって言うなら話は別だぞ。」

 

「本当に!?」

 

「ああ。次会う時があったら、お前を俺の愛人にしてやるぞ。」

 

「やったぁ約束よ!リボーン!」

 

「ああ。約束だぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ていう約束したんだぞ。」

 

「お前!鞠莉ちゃんと何て約束してるんだよ!?」

 

ツナはまさか小さな女の子に愛人の約束してたことに、おもいっきり叫んだ。

 

「まぁ、もう覚えてねぇし、どこにいるかもわかんねぇし大丈夫だろ。」

 

「大丈夫なのかぁ…?」

 

リボーンはそう言うものの、ツナは不安を隠せないでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わって、静岡県の淡島にそびえ立つホテルの一室。

 

「「鞠莉(さん)!誕生日おめでとう(ございますわ)!」

 

ポニーテールで青い髪の女の子と、黒髪のロングヘアの女の子が誕生日おめでとうと言った。二人の近くには誕生日おめでとう、書かれたホールケーキがあった。

 

「センキュー!果南!ダイヤ!」

 

そして金眼で金髪の女の子が誕生日を岩ってくれた二人に、お礼を言った。そう、この女の子こそがリボーンが言っていた鞠莉である。

そして鞠莉、果南、ダイヤは一緒にケーキを食べ始めながら、話し始めた。

 

「私も、もう14なのね。早いものねー。」

 

「その言い方だと、年寄りの会話みたいですわよ鞠莉さん。」

 

「でも私たちも、もう来年は中3で来年は受験なんだよね。」

 

自分たちの年齢(とし)のことについて3人は話していた。

そして鞠莉はあることを思い出した。

 

「そうね、もう14なのね…」

 

「「鞠莉?/鞠莉さん?」」

 

鞠莉の言葉にダイヤと果南は疑問符を浮かべた。

 

「昔ね、果南とダイヤと出会う前…イタリアにいた頃にいつも寂しそうにイタリアの町を眺めてた私の為に、いつも話をしに来てくれた人がいたの。リボーンっていうんだけどね。それで別れる前にリボーンは私と約束してくれたの、次会ったら私を俺の愛人にしてやるって。」

 

「「あ、愛人!?」」

 

「うん。」

 

「ど、どういうことですの鞠莉さん!?」

 

「そのままの意味だけど?」

 

「いやいや!普通、そこは結婚の約束とかじゃないの!?」

 

「結婚してって言ったんだけど、俺には愛人がいるからって無理だって言われたの。だから愛人なの。」

 

「「ええっと…」」

 

愛人と聞いて、ダイヤと果南は反応すればいいのかわからなくなってしまっていた。

リボーンは覚えていないだろうと言っていたが、鞠莉はリボーンとの約束を覚えていたのだった。

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?僕が勝手に考えただけなんでアレなんですけど…


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