ピアノコンクールも終わり、ツナは会場の外にて真姫の母と一緒に真姫が戻って来るのを待っていた。
「やっぱり俺好きです。」
「ええ!?」
「え…?何で驚いてるんですか…?真姫ちゃの弾くピアノが好きなことがそんなに驚くことですか…?」
「ああ…そういうことね…ごめんなさい勘違いしちゃったわ。」
真姫の母はいきなり好きだと言ったので
「あ、演奏前にツナ君がお願いしたことなんだけどね。
「あ…そうなんですか…?」
「でもツナ君の言葉で、真姫の将来のことについてもう少し考えてみようと思ったわ。だから夫ともちゃんと話し合ってみるわ。」
「あ、ありがとうございます!」
真姫の母の言葉にツナは表情を明るくし、深々と頭を下げた。
すると会場からドレス姿から着替え終わった真姫が会場からやって来た。
「お待たせ…って何、頭下げてるのよ?」
「ツナ君がね、娘さんを僕に下さい。必ず幸せにしてみせますって言ってきたのよ。」
「「な!?///」」
真姫の母を間に受けて、二人は顔を真っ赤にしてしまっていた。そんな二人の反応を見て、口元に右手に手を当ててクスクスと笑っていた。
「ツ、ツナ!!///私がいない間にそんなことを!?///」
「ち、違うから!!///そんなこと一言も言ってないから!!///」
真姫が本当にそんなことを言ったのかと尋ねると、ツナは両手を前に出しながら慌てて否定した。
二人が落ち着くと、ツナはさきほどの真姫の演奏の感想を述べる。
「さっきの演奏すっごくよかったよ。真姫ちゃん輝いてたよ。」
「こ、これくらい当然よ!!///ちゃんと練習したんだから!!///」
「それに綺麗だったよ。真姫ちゃんのドレス姿。」
「な!?///」
「まぁ!」
演奏だけではなくピアノを演奏してる時の自分の姿のことを言われて真姫は顔を真っ赤にし、真姫の母は両手を頬に当てて喜びの声を上げた。
「きゅ、急に変なこと言わないでよ!!///」
「あ…ごめん。あんまり綺麗だったから。まぁ真姫ちゃんは元々可愛いから、今更こんなこと言うのもアレだよね。」
「!?///」
真姫は
言うことができず、顔を真っ赤にしてただただ黙ってしまっていた。
「それじゃ俺はそろそろ帰るね。」
「待ってツナ!」
「え?何?」
真姫は帰ろうとツナを引き止めると、ツナもその場で止まって、再び二人のほうを向いた。
そして再び顔を赤くし、もじもじし始めながら話す。
「ま、またピアノコンクールがあったら…!!///来てくれる…!?///」
「もちろんだよ。俺、真姫を応援するって前に言ったからね。またピアノコンクールがあったら呼んでね。」
そう言うとツナは会場の駐車場に置いてある自分のバイクのところへ走っていった。
ツナの姿が見えなくなると真姫の母が口を開いた。
「行っちゃったわね。でもツナ君を呼んだのは成功だったわ。あんなに真姫のことを考えてくれたんだもの。」
「どういうこと?」
「真姫が演奏する前に私に頭を下げてお願いしてきたのよ。真姫ちゃんの将来について考えてくれませんか、真姫ちゃんにはなりたい自分になって欲しいんですって。」
「ツナ…何で私の為にそこまで…!?」
「本当よね。ツナ君も家業継ぎたくないのに、家業を継げるのは自分しかいないって言ってたのに、まず自分のことよりも
「そうよ…ツナはいっつも自分のことよりも他人の心配ばかりして…本当にバカなんだから…」
「でも真姫はツナ君のそんなところに、惚れちゃったんじゃないの?」
「そ、それは…!!///」
母の言葉に真姫は反論しようにも反論できず、顔を赤くしたまま黙ってしまっていた。
「さてそろそろ帰りましょうか。今日の晩御飯は赤飯ね。」
「な、何言ってるのよ!!///別にツナとめでたいことがあったわけじゃないでしょ!?///」
「あら?ツナ君とめでたいことがあったなんて、私は言ったかしら?もしかしてツナ君と何かあった?」
「!?///」
真姫は、母に対して反論できず恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にしまっていた。
こうしてピアノコンクールは終了し、真姫のなりたい自分になる為の戦いの火蓋は切られたのであった。
次回から再び、テスト勉強の話に入ります。この話で、リボーンがあることを提案します。
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