今回はナッツのお話です。
自分の正体を話したところでツナはあることを思いつく。
「(そうだ。せっかくだし…)」
するとツナは自分の指につけているボンゴレギアを見つめる。そしてツナは呟く。
「出てきて。ナッツ。」
するとツナの持っているボンゴレギアが光輝く。突如輝き始めたボンゴレギアを見て驚く。
「な、何!?」
「急にツナ君の指輪が!?」
「一体何だにゃ!?」
光輝き始めたボンゴレギアを見て驚く花陽と穂乃果と凜。そして輝きが収まるとツナの膝の上にナッツが乗っていた。
そしてナッツを見て穂乃果が叫ぶ。
「あーーーー!ホノ太郎!」
「ガウ♪」
「指輪が光ったと思ったら…」
「これもマフィアの技術なの…?」
突然現れたナッツに海未と真姫は驚きを隠せなかった。
だがそんなことも気にせず穂乃果はナッツに会えたことに感激していた。
「ホノ太郎!会いたかったよー!」
「ガ、ガウ…」
穂乃果はナッツを抱き寄せて自分の頬とナッツの頬をくっつけてスリスリさせる。急な抱き寄せれられてナッツは少し苦しそうな表情をしていた。
そして凜が興奮しながらツナに尋ねる。
「も、もしかして!前に言った猫かにゃ!?」
「え?ま、まぁね…?」
「か、可愛いにゃー!」
「別に触っても大丈夫だよ。」
「え…それは…」
ツナがナッツに触ってもいいと言うが、急に凜は歯切れが悪くなる。
すると花陽が凜のことについて話す。
「凜ちゃん…実は猫アレルギーで…」
「え!?そうなの!?猫が好きなのに!?」
「はい…」
凜が猫アレルギーと知ってツナは驚いてしまう。ここでナッツのことについて隠していたことを話す。
「いや…ナッツは猫じゃないんだ。じ、実は…ライオンなんだ…」
「「「「「え?」」」」」
ナッツの正体を聞いて全員驚きのあまり固まってしまう。
そしてさらにツナは話していく。
「だいたいみんなナッツのことを猫って勘違いするだけど…でもライオンを飼ってるなんて言えなくてさ…」
「その話が本当だとして…一体どういう経緯で飼うことになったの…?」
「え…?それは話せば長いというか…まぁ色々とあって…」
ことりに尋ねると、ツナはナッツとの出会いについて話すことはできなかった。
いくらマフィアのことを話したと言っても、未来の自分が今の自分に託し、未来からやってきたことをツナは言えるはずもなかった。
だがライオンと言っても穂乃果は怖がることもなく…
「でも可愛いよ!それにライオンなら凜ちゃんも触れるんじゃないの?」
穂乃果がそう言うが、ツナはとあることに気づく。
「え?でもライオンってネコ化の動物じゃなかったけ?」
「ダメな可能性もありますが、絶対ではないという話を聞いたことがあります。」
「さすが海未ちゃん。詳しいね。」
「え!?いや、昔テレビでやっていたのを思い出しただけで…!!」
ツナに褒められて海未は顔を赤くしてしまう。実際心の中で嬉しかったりするのだ。
そして凜がナッツに触る時が来る。
「い、行くにゃ!」
凜おそるおそる手を伸ばし、ナッツに触れようとする。
そして凜の手がナッツの頭に触れる…
「だ、大丈夫だにゃ…」
「ガウ♪」
「やったにゃ!」
「ガウ!?」
何も問題もなかったので凜は嬉しさのあまりナッツを抱き寄せる。
そして凜はツナにこんな話を切り出す。
「決めたにゃ!この子の名前は凜丸だにゃ!」
「ちょっと凜ちゃん!勝手に名前つけないでよ!」
「そうだよ。この子の名前はホノ太郎だよ!」
「穂乃果ちゃんも!ホノ太郎じゃないから!」
勝手にナッツに名前をつける凜と穂乃果にツナがつっこむ。
そしてさらに話はエスカレートしていき…
「これからは凜丸とずっと一緒にゃ!」
「あ!ずるい!これからホノ太郎は私とずっと一緒だよ!」
「穂乃果ちゃんの家は食べ物を扱ってるからダメだにゃ!凜の家なら問題ないにゃ!」
「凜ちゃんだって、もしかしたら猫アレルギーが発症するかもしれないから私の家で預かるよ!」
「いいや凜の家で!」
「いや!私の家で!」
なぜかここで凜と穂乃果がナッツを取り合って争いを始めていく。二人の言い争いにナッツは怖がって凜のところから脱走し、二人の言い争いに呆れていたツナのところへ逃げる。
「「凜丸!/ホノ太郎!」」
「二人とも、話を勝手に進めないでください。ナッツの飼い主はツナ君なのですよ。」
海未が注意すると、二人は大人しくなる…かと思われたが…
「ちゃんと私がお世話するよ!毎日パンを好きなだけ食べさせてあげるんだよ!」
「そうだにゃ!凜だってラーメンを好きなだけ食べさせてあげるにゃ!」
「あなたたちとナッツを一緒にしてどうするんですか!」
海未が二人に向かって叫ぶ。この二人に動物を飼わせると一体どうなってしまうのだろうか…?
そして一方でツナは花陽と真姫にナッツを触らさせてあげていた。そして二人に触られることにナッツはビビってはいなかった。
「ガウ♪」
「可愛いです!ライオンさんとは思えないです。」
「べ、別に可愛いくなんて…!」
花陽は素直にナッツのことを可愛いと言う。それに対して真姫は素直に可愛いと言わなかった。実際、心の中ではナッツのことを凄く可愛いと思っている。
そしてことりがあることに気づく。
「そういえば海未ちゃんって、ナッツちゃんに触ったことがないよね?」
「そ、そうですね…」
「確かに…」
ことりに言われて海未とツナが初めて気づく。そしてツナが気をきかせて
「触ってみる?海未ちゃん?」
「い、いいのですか!?」
「うん。あれ?どうしたのナッツ?」
ツナ海未にナッツを触らせてあげようとしたのだが、ナッツはツナの背中に隠れてガタガタと体を震わせていた。
そしてことりと真姫がナッツの異変に気づく。
「な、何か…様子が変だよ…?」
「というより怖がってない…?」
「海未ちゃん、ホノ太郎に何かしたの…?」
「し、してませんよ!変なことを言わないでください穂乃果!」
海未がそう言うと、ツナはナッツが海未に怯えている原因を理解する。
「もしかしてナッツ…前にここで勉強した時の海未ちゃんのあの笑顔がトラウマになってるんじゃ…」
『さぁ穂乃果?さっそく始めましょうか?』
「そ、そんな!だ、大丈夫ですよ…!わ、私は怖いことなんてしませんよ…」
「が、ガウ!?」
優しい言葉でナッツに手を伸ばす海未であったが、ナッツはさらに怯えてしまい部屋の隅に逃げ、ガタガタと体を震わせてしまう。
そして海未は…
「…」
ナッツと同じよように部屋の隅で体育座りをし、顔を下に向けて落ち込んでしまった。どうやらそうとうショックだったようだ。
その光景に全員、何も言えなくなったのであった。
猫アレルギーのことは調べてみたんですが、なんか色々出てましたね。ダメだとか、絶対に触れないわけじゃないとか…
とりあえず凜はナッツなら大丈夫ということにします。
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