午後5時。ツナとリボーンはファミレスで穂乃果、海未、ことりと分れ、それぞれの家に帰っていく。
「はぁーなんか面白い人たちだったなー。」
「だな。だが話しすぎて勉強が全然進なかったぞ。」
「うっ…」
「んじゃ俺は先に帰ってるぞ。」
そう言うとリボーンは相棒である形状記憶カメ
レオンのレオンを翼に変型させて、空中へ飛ぶ。
「おい!リボーン!俺を置いていく気かよ!」
「道は覚えてるから大丈夫だろうが。さっさと帰ってこいよツナ、夕飯が冷めちまうぞ。」
「リボーン!待てよ!聞いてんのか!」
ツナの言葉を無視し、リボーンは空を飛んで並盛
にあるツナの家に帰っていく。
「ったくリボーンの奴…はぁ」
ため息をつくとツナはとぼとぼと歩を進め、家に帰っていく。途中、相棒であるナッツに外の空気を吸わせてあげようと、ツナはまわりに人がいないことを確認してボンゴレギアからナッツを頭の上に乗せて歩いていく。
そして少し歩いていくと。途中でツナがとある店を見て立ち止まる。
「あ和菓子屋さんだ。せっかくだし買って帰ってあげようかな。」
ツナは母の沢田奈々、居候のイーピン、ランボ、フゥ太、ビアンキのために和菓子を買ってあげようと思い、お店の中に入っていく。
「すいませんー。あ、そうだ!ナッツを戻さなきゃ!」
「はーい!」
ツナが慌ててナッツを戻そうとすると、店の奥のほうから割烹着を着た穂乃果が出てきた。
「あれ!ツナ君!」
「ほ、穂乃果ちゃん何でここに!?」
「ここは私の家なんだけど…そういうツナ君こそ何で…?」
「お、俺は母さんたちに和菓子でも買って帰ろうかなぁって思ってて…ま、まさか穂乃果ちゃんと同じ家だったなんて全然知らなくて…」
偶然寄った和菓子がまさか穂乃果の家だったことに驚くツナ。穂乃果も同様にツナとこんなにすぐ再会したことに驚く。穂乃果が驚いていると、穂乃果の視界にツナの頭に乗っているナッツが目にとまる。
「ねぇ?ツナ君のその頭に乗ってる子…」
「あ!ごめん!お店の中なのに動物を連れこんじゃって!買ったらすぐに帰るから!」
「かわいいー!」
「え?」
ナッツを見て目をキラキラさせる穂乃果。どうやらナッツに興味津々様子である。まさかの穂乃果の反応にツナは目が点になってしまった。
「さ、触わりたいんだけどいい!?」
「俺はいいけど…ナッツは臆病でさ。」
「ガウ…」
ツナがそう言うとナッツは目をキラキラ輝かせている穂乃果を見て怯えている。
「大丈夫だよ。怖いことはしないよ。」
「だってさナッツ。大丈夫だって穂乃果ちゃんは優しいから。」
「ガ、ガウ…」
穂乃果が笑顔でナッツに話しかける。そしてナッツはツナの言葉信じて、怯えながらも穂乃果のほうへ歩いていく。
「よーしよーし。」
「ガウ♪」
あれだけ怯えていたナッツだったが、穂乃果になでられてすぐになつき始める。
「そういえばさっきはいなかったよね。どこにいたの?」
「え!?いや…その…この辺に知り合いがいて、そこで預かって貰ってて!」
「あー。なるほどね。」
「(よかった…信じてもらえた…)」
ボンゴレギアの中にずっといたとは言えなかったので、ツナとっさに嘘をついた。穂乃果が何も疑わなかったのでツナは内心ホッとしている。
「かわいい猫だねー。」
「(猫じゃなくてライオンなんだけど…って言えないよなー、いくら小さいとはいってもライオンを飼ってるなんて…) 」
「ホノ太郎。おて。」
「ガウ!?」
「(なんか勝手に名前つけられてる!?ホノ太郎って何!?)」
急にホノ太郎と呼ばれてナッツは驚いてしまう、一方ツナも穂乃果がナッツに勝手に名前をつけたことに驚く。
「あ、あの…ホノ太郎じゃなくてナッツ…」
「え?何か言ったツナ君?」
「い、いや…何も…」
「ねぇホノ太郎はなにか特技とかないの?」
「と、特技…え、えっと…」
ナッツに何か特技がなにかあったかと考え始めるツナ。
ナッツは普段はおとなしい性格で、いつもボール
で遊んでいたり、ゴロゴロしてるので、すごいと
いえる特技はないといっていい。
「(戦闘の時にマントやガントレットに変型するなんて言っても信じてもらえるわけないよなー…それ以前にそれは特技なのか…?)」
「どうしたのツナ君?」
「い、いや!よくよく考えてみたら、これといった特技はなくてさ!」
「へー、そうなんだ。じゃあ、何か覚えさせ
ようよ。そうだ!燃えている輪っかをくぐる
やつとかどう?」
「ガウ!?」
「(なんかめちゃくちゃ難易度難しいのきたー!というか穂乃果ちゃんって天然?)」
「ホノ太郎、やってみようよ。何事もチャレンジだよ!」
穂乃果のハチャメチャな提案に、ツナもナッツも驚きのあまり、開いた口が塞がらない状況になっていた。
そしてツナはなにか話題を切り換えようと思い、穂乃果に尋ねる。
「ね、ねぇ穂乃果ちゃん?宿題はいいの?海未
ちゃんが今日は終わるまで寝かせないとか言ってたけど?」
「もう少ししたら海未ちゃんが来るから、海未ち
ゃん来たら宿題を始めようかなって。」
「そうなんだ。」
「にツナ君が女の子で同じ学校だったら、写させ
てもらったのになー。」
「それって意味あるのかな…?」
学力が苦手な者同士が宿題を見せあっても、なんの意味もないどころか、マイナスになってしまうのではないかとツナは思ってしまう。
「あーあ。何で春休みなのに宿題なんてあるんだろうね。」
「本当だよねー。宿題さえなかったら、海未ちゃんにあんなにガミガミ言われることもないのに。」
「俺も同感。」
「ガミガミ言ってすいませんでしたね。」
ツナと穂乃果の後ろから第3者の声が聞こえる。そこには黒いオーラを放っている海未と苦笑いしていることりがいた。そんな海未を見て、穂乃果となぜかツナとナッツまで体中から冷汗を流し、震えていた。
「う、海未ちゃん…?」
「さぁ穂乃果?さっそく始めましょうか?」
笑顔でそう言う海未だったが、目が全然笑っていなかった。こんな思い空気に耐えられなくなったのか、ツナはここで言い訳をして帰ろうと決意したが…
「ツナ君?そう言えば、あなたも穂乃果の意見に同意していましたよね?」
「い、いやあれは!海未ちゃんじゃなくて、リボーンのことで!」
ツナが「俺も同感」と言ったのは本当にリボーンのことを言ったのだろうが、海未にはそうは聞えなかったらしい。
「い、いや!俺もう帰らないといけないし!」
「何か言いました?」
「イイエ…ナニモイッテマセン…」
こうしてなぜかツナまで海未の教育を受けることになってしまった。はたしてツナと穂乃果は無事でいられるのであろうか。
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