大空とスクールアイドル   作:薔薇餓鬼

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標的(ターゲット)37 「お嫁に」

 

 

 

 

 

 

当日のビアンキがどんな料理を作るのか?それは明日の花見にならないとわからないので、それは一旦置いておくこととなった。

今、ツナたちは奈々の作ったホットケーキを食べていた。

 

「「「美味しい!」」」

 

奈々の作ったホットケーキに絶賛するこころ、

ここあ、虎太郎。

そしてこの3人だけではなくにこも奈々の作ったホットケーキの味に絶賛してしまう。

 

「お、美味しい…」

 

「まだ焼いたらたくさんあるから、おかわりしていいわよ。」

 

「「「はーい!」」」

 

奈々がそう言うとこころ、ここあ、虎太郎が元気よく返事をする。

するとにこがディーノのほうを見て驚く。

 

「え…あんた」

 

「どうかしたのか?」

 

「こ、こぼしてるわよ…」

 

「あ!?本当だ!?何でだ!?」

 

にこがそう言うと、ディーノのまわりには一口サイズに切られたホットケーキが大量にこぼれていた。

しかもそのことにディーノは気づいていなかった。

そんなディーノを見て、ここあと虎太郎が言う。

 

「ディーノお兄ちゃん、子供みたーい。」

 

「子供ー。」

 

「おいおい子供扱いは止してくれよ。俺は大人なんだぞ。」

 

ディーノが笑いながらそう言うが、ツナは苦笑いしながら見ていた。そんな苦笑いしているツナを見てにこが尋ねる。

 

「どうしたのよ?」

 

「い、いや…そういえばディーノさんは今一人だったんだよなーって思って…」

 

「どういう意味よ…」

 

「実はディーノさんは部下の人がいないと、運動音痴になったりするんです…」

 

「つ、つまり…部下の人がいないとダメダメになるってこと…?」

 

「そ、そういうことです…しかもそのことを本人は気づいていないんです…」

 

「な、何なの…あんたの知り合いって変じゃない…?」

 

さっきのビアンキといい、ツナのまわりの人は変な人が多いと思ってしまうにこ。

するとディーノは席を立ち上がると

 

「ツナ、ちょっとトイレ借り…ううぉ!?」

 

トイレに行こうとするディーノであったが、何もないところで急におもいっきりこけてしまう。

 

「いってぇ!」

 

「ディーノさん、大丈夫ですか?」

 

「あ、ああ…ツナの家の床っていっつも滑るな…」

 

こころが尋ねると、額を手で押えながら言う。その光景にツナとにこは何ともいえなくなってしまう。

 

「何もないところで…しかも本当に気づいていないのね…」

 

「でしょ?」

 

ツナがそう言うと、ディーノはトイレに行く。ディーノがトイレに行っている間に奈々が呟く。

 

「ディーノ君って来るたびにこけてるわよねー。なぜかしら?ウチの家の床ってそんなに滑るのかしら?イタリアの家と日本の家の床って違うのかしら?」

 

ディーノがいつもこける理由があるのではないかと考える奈々だが、外国だからとかという問題ではないのである。

そしてディーノが戻って来て、奈々が追加のホットケーキを焼いていると、にこが…

 

「あ!私も手伝います!」

 

「別にいいのよ。気を使わなくて。」

 

「い、いや…その…!ホットケーキすっごく美味しくて…よかったら作り方を…」

 

にこがそう言うと、奈々は目を点にしてキョトンとしてしまうが、すぐに笑顔になり。

 

「いいわよ。じゃあ一緒に作って見る?」

 

「は、はい!」

 

そして急遽、にこは奈々のホットケーキの作り方

を教わることとなった。

そして奈々はにこを教えていると。

 

「とっても上手ね。にこちゃん相当料理を作るのに慣れているのね。」

 

「い、いや…そこまでじゃ…!」

 

「にこちゃんが、ツナのお嫁さんになってくれたらとっても助かるわー。」

 

「お、お嫁さん!?」

 

「母さん!」

 

奈々の発言ににことツナは顔を赤くしてしまう。

そんな二人を見てディーノは苦笑してしまっていた。

そんな二人を気にせず、奈々が続けていく。

 

「だってそうでしょ?こんなに可愛くて、料理もできるのよー。」

 

「だ、だからって関係ないだろ!?」

 

「でもツナ、お前子供の面倒を見るのがうまいし、案外にこと結婚してもいいんじゃないか?」

 

「ディーノさんまで!」

 

ディーノが顔をニヤニヤさせながらそう言うと、

ツナは顔を真っ赤にして反論する。

そしてツナは穂乃果の母のことを思い出す。

 

「(ウチの母さんと穂乃果ちゃんのお母さんて何か似てる気がする…すぐに結婚の話をするところとか…)」

 

ツナがそんなことを思っていると、にこはさっきの奈々の発言に動揺しまくっていた。

 

「おおおおおお嫁とか…!そそそそんな…!」

 

このあとにこが普通に戻るまで時間がかかったのであった。

 

 




にこにフラグは立っていません。まだもうちょっと先です。

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