BIOHAZARD ~The mission of wesker~ 作:太田 尚稀
2024年、バイオハザードの悪夢が始まってから、かなりの年月が経っている頃
深夜0時を知らせる鐘が鳴り響く街の夜空に1機のヘリコプターが、着陸を始めていた。
ロープを辿って降りてくる者が三人
三人の中の隊長と見られる者は、妙に不気味な雰囲気を漂せている。その者が、サングラスを外す。その者の姿は驚くことに、間違いなくアルバート ウェスカーその物だった…
ウェスカーは、クリスとシェバに仕留められた。
だが、その後BSAAにほとんど骨の状態で救助され、生かす代わりにBSAAの隊員として協力をする事を約束した。
「…ぷっ、」
無線が入る
「こちらウェスカー、応答せよ」
「こちらBSAA本部、私の名前はニコル ネス。ニコルと呼んで。私があなたのいわゆるパートナーよ。」
「何故、あなたを取り扱ってるのか分かっているはずよね。」
「…ふっ、そんな事は良いから任務をよこせ。」
「まぁいいわ、本題に入るわ、目の前にあるビルの地下を拠点とするB.O.Wを扱っている会社があるの、そこで今、爆発感染(パンデミック状態)が起こっているの」
「そこで暴れているB.O.Wを全滅させ鎮圧するのが今回の任務よ。簡単でしょ?あなたにとってはね…」
「任務は以上よ」
プツン…、無線が切れる
「ふん(微笑み)、楽勝だ」
ウェスカーは恐怖という言葉を知らないかのように、動揺すらしなかった。
ウェスカーの他の二人の隊員は筋肉質で装備も最高と言って良い程整っていた。
それに対しウェスカーの装備は結構な軽装備だった。
手には、ハンドガン/H&K P8
背中には、ショットガン/ハイドラ
のみだった。
二人の隊員は、調子者のジョンと、物事一つ一つに冷静沈着なダンで、最悪なタッグと言っても可笑しくない位だ。
「俺はジョンだ!よろしくなウェスカー隊長!」
挨拶と同時に握手を求めたが、ウェスカーはそれに目を向けようともしなかった。
「私は、ダンだ。よろしく頼むウェスカー隊長。」
この任務に失敗は許されん。許した時点で終わりの道を辿ることとなる。」
そう言うとダンはマシンガンを手に持った。
「さて、任務開始とするか」
ウェスカーの合図と共に、今回の任務の目的地となるビルの前に走り寄った。
「…ぷっ」
無線が入る。
「ウェスカーだ、目的地の目の前まで来た。
今から、中に入る。地下だからどうせ無線は通じない。」
「こちらニコル、了解した。」
「…ぷつっ…」
無線を切った。
ビルの中に入る。
「派手にぶちかますぜ!ハッハー!」
相変わらずジョンはご機嫌だ。
ビルの中は、銃撃戦でも有ったかの様に壁一面に血が付着していた。死体があちこちに転がっている。
三人はそんな光景を数え切れない程見て来たためなのか、驚きもしなかった。
エレベーターで降りようと試みたが、何者かに壊されていた…
仕方無く気が遠くなる程の段数がある階段を使い降りることにした。