魔物の猛攻に王子たちが苦戦する話です。

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ロンダルキア戦記ー魔物の猛攻ー

「大変だ!アークデーモン!王子たちが洞窟で『いなずまの剣とロトの鎧』見つけたってよおお」

シルバーデビルが大慌てでロンダルキア大地に走ってきた。

「そうかっそやけどわしらめっちゃ強いやん、そないあわてんでええがなっ」

アークデーモンは落ち着いてます。

「でも、王子たち最高レベルダゾーン」

「なんや、いまの?

「あっいやっダジャレ?」

「アホッそれはそうとハーゴン様の呪いを打ち破ったちゅうんか?」

「タブンネッ」

魔物たちはざわつき始めます。

「アークデーモン、ハーゴン様に言った方が・・・」

「そやなっ一応ゆうとこおかっ。ほなわしが行ってくるわ」

アークデーモンがハーゴン様の城へと入ります。ベリアルのところに着くと

「おっなんだっ珍しいなっ何か欲しいものでもできたか?」とベリアルが話しかけてきます。

「あほっ王子たちがこっちに向かってんねん。まあ、大丈夫やと思うねんけど、一応ハーゴン様にな・・・」

階段を昇りハーゴンの前まで行きひざまずくアークデーモン

「どうした、アークデーモン、祈りの指輪が欲しいのか?」ハーゴンが微笑みながら言います。

アークデーモンは首を横に振ると

「そないなこととちゃいます、王子たちがついにロンダルキアに・・・」

「そうか、ついに来たか・・・。いよいよ決戦の時が近づいてきたな、全魔物に伝えろ、全力で王子たちを食い止めろと」

「ははっ」

アークデーモンがロンダルキア大地に戻るとほこらの近くまで王子たちが来ていました。アークデーモンは王子たちの前に立ちはだかり

「わしはアークデーモンや、あんたらをここで倒したるわ」

「僕たちに勝てるかな?いくぞ」

王女のイオナズン!ローレシア王子の攻撃!

しかしアークデーモンはひらりと身をかわします。

「そ・・そんなっ」

サマルトリア王子がザラキで攻撃します。しかしまったく効果なし。

「わははははっそないなもんわしに効くと思うとるんかっわしからもいくで、イオナズン!」

「わあああああっ!」

王子たちは劣勢に追い込まれます。

くそっこんな強いなんて、王子、王女、いったん逃げるぞ」

王子たちは逃げ出しました。しかし逃げ始めた時

「ふはははっ逃がしはしないぞ」

ブリザードが立ちはだかります。王子たちは

「おっこいつらなら勝てそうだ」と戦います。サマルトリアがベホイミでローレシアを回復、間髪入れず王女のイオナズン、ローレシアの攻撃が炸裂!残り一匹になりました。

「よし、もう一息だ」とローレシアが攻撃しようとした瞬間

「ザラキ!」

ローレシアが「えっ!」と思った瞬間、ローレシア、サマルトリア、ムーンブルクと相次いで倒れました。

即、デルコンダルに戻されました。魔物たちは

「わははははっわしらの勝利やっ」

「ザラキは最強だー」

ローレシアたちが再びやって来ました。今度の相手はデビルロードです。ベギラマ、甘い息で王子たちを追い詰めていきます。しかし王女のイオナズンが炸裂、デビルロード3匹中2匹が倒されます。王子たちは勝利を確信したその時!「メガンテ!」

王子たちは再びデルコンダルへ強制送還。

アークデーモンのイオナズン、ブリザードのザラキ、デビルロードのメガンテが王子たち再挑戦のたびに炸裂し、

王子たちをとことん苦しめるのでした。ついには、王子たちはこの3種からは『戦う』ではなく『逃げる』を選択せざるを得ませんでした。



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