ミランダとの一件があり、黒の教団に目をつけられ始めていた頃私は“また”イノセンスが発動している町にいた
時止まりの町(巻き戻しの町)を出て、家に帰りベットを満喫しつつだらけていたある日
何気なく郵便受けから郵便物を受け取り中を見ていたら面白い町特集をしていてえっ行って見てみたい!と思いすぐ様、その町に向けて出発をした数週間前
汽車に揺られ風景を楽しみながら旅をしていると突然屋根からすごい音が発せられた
車掌さんびっくり!みんなしてオロオロしだしたからね。それでベテランさんが来て対応してたんだ。それまでは良かった。“それまでは”個室に入るみたいだから廊下側の窓から何だったのか気になって横目で見てみるとあらビックリ。エクソシストのアレンとオレンジ頭ではありませんか。わかった瞬間に私は風景に目線を戻したんだけどね
汽車に揺られてから2時間が経って目的の駅に着いたから汽車を降り、町までどういけばいいのか地元の人に聞いた
そして無事到着したのが数日前
駅からすごい離れてた。馬で行っても1週間はかかる場所らしく、その町限定の馬さえいたんだもん。そら遠いわ
町に入り、見物をする。が、すぐに違和感がした
そう、つい先日汽車内で頂いた新聞紙の1面に大々的にのっていた殺害された人物が生きているんだから
驚き、思わず声をかけた
「すみません。あなたってアザリーさんでしょうか?」
「ん?はい、そうですけど」
「…え?失礼ですが先日お亡くなりになったと…」
「ああ、はい。そうですよ。気がついたらこの町にいて生き返ったんです」
「そうなんですか…それはまたすごい奇跡で」
「そうでしょう?神は私に試練を与えて下ったのだ!」
亡くなった人改めアザリーと別れAKUMAがここにいないか確認する
死んだ人間が生き返る?アザリーさんの情報ではこの町限定みたいだ。これが出来るのは…イノセンスしかないだろうな。ならなぜ“聴こえない”?耳は正常。感覚は鈍っていない。なら…ああ、そうか。イノセンスの異常発動か。適合者である持ち主が亡くなったためイノセンスが離れたくないから自発動したのか。それにより声を発することが出来ずまた止めることが出来ないまま時が過ぎたと…それが真実だとすれば早く見つけないとこのままでは生者、町さえ危なくなる。それにAKUMAが数体しかいないのも気がかりだけどまずはイノセンスだ
イノセンスの声を聞き取れない以上信憑性は欠けるが“気配”だけを頼りに異常発動をしているイノセンスを探し出す
数日かけて町中を駆け巡ってやっと見つけた場所は一軒のお店だった
看板には骨董屋と書かれていた。私はその中に入り、家主と話すアレンとオレンジ頭と対面した
「あ、あなたは以前の…」
「アレン?どうしたんさー?」
アレンが私に声を掛けてくるも無視をして家主へと進む
「すみませんが、あなたは適合者ですか?」
私の声に家主は驚き、青白くなった
「そうですか、あなたのイノセンスが原因でしたか」
「どうゆう事ですか!?」
身を乗り出しながら聞いてくるアレンに興味津々に私の方を見てくるオレンジ頭のラビ
「死んでいるはずの人がこの町限定で生き返っているのはどう考えてもイノセンスのせいだとしか思いつかないんです」
「……え?」
「…は?」
言葉を失う二人と目を見開き震え出す家主
「家主さんいえ、メノンさん。数週間前に亡くなったはずのあなたがどうして時を刻んでるんでしょうか」
「いや、待ってください!メノンさんは死んでませんよ!?先月、本部に報告をしに来てくださいました!」
私の問いかけに反論してくるアレン。舌打ちしたくなるところだが可愛いから許す
「先月は生きていたんです。死んだのはせいぜい数週間前。そしてメノンさんと離れたくなかったイノセンスが自ら発動をし収拾つかなくなってしまったんです。違いますか?」
「…イノセンスの異常発動なんて聞いたことないさー?」
「イノセンスは人を選びます。そして、少なからず“心”というもの持っています。こう言えばわかりますか?ブックマンJrのラビさん」
「……なぜそれを知ってるんさー?」
「話してくれてるんですよ。あなたのイノセンスが。話が逸れてしまいましたがメノンさんイノセンスはどこですか?このままではこの町に住んでいる生者も町自身も危なくなります。教えてください」
メノンの前で斜め45°礼をする。それを見た三人は息のんだ。それもそのはず礼なんてイギリスではあまり無いこと。これは自国では敬意を表す方法である
「分かりました。…こちらになります」
メノンが私の目の前に出したのは歪となったサーベルだった。それを受け取ろうとする際イノセンス拒否反応を起こした
「…っ!そこまでして離れたくないのですか」
『やめてくれ。この人を僕から盗らないでくれ』
メノンの手の中で叫ぶイノセンスの声を私だけではなく三人の耳にも届いたらしい
「イノセンスよ。君がどんなに彼と一緒に居たくても彼は人間だ。君とは違って彼には寿命がある。それにメノン・イエルフには天国に亡き妻がいる。待っているのだ。見守っているのだ。彼がエクソシストとして、任務遂行し、彼女の元に行くのを。イノセンスが彼の運命、他の運命の時間を狂わせてはならない」
『それがどうした。僕は神の結晶だぞ。僕が一番正しいんだ』
「…聞き分けの悪い子は嫌いだ。世界の秩序を乱すなと言っているんだ。君のせいで何万人の人が狂わされると思っている?悪いが強制終了させていただく」
能力発動…イノセンス強制終了
心の中で呟けばみるみるうちにメノンの手の中にあったイノセンスは元々の結晶姿に戻った
そして、イノセンスの発動が終わったことによりメノンの体は薄くなり消えた
「…さようなら、メノン。いままでありがとう」
私の仕事を近くで見ていたアレンとラビにイノセンスを預け別の町に向かおうとした
ができないのがお約束
「あなたは何者なんですか?」
アレンが言い終わるのと同時にイノセンスでは無い拳銃が私に向けられた
「物騒ですね…イギリス紳士とあろうお人が人にましてや女性に銃口を向けるなんて」
「俺も気になるさー。あんた何者なんさー?」
「…適合者なだけですよ」
「それなら、一緒に本部に「私、黒の教団嫌いなんで行きません」…えっ?」
「それでは、失礼します」
私のカミングアウトに停止する二人を置いて町を去る
カッコいいようだけど微妙なのは言葉のせいか?それとも私の文章力のなさか?
“たまには戦い無しでのイノセンス回収でもいいよね!”