大乱闘スマッシュブラザーズX 天頂と神 作:ブルー・ハイパー
亜空の使者…。お互い見知らぬ者達だった36人が1つとなり、亜空間の主タブーを
打ち払った伝説…。
それから5年後…。
「ポヨ~!!」
「ウホーーーッ!!」
穏やかに暮らしている者もいれば…、
「ガハハハハ!! 今度という今度はピーチ姫を貰っていくぞ!!」
「そうはさせるか!!」
激闘を繰り広げている者もいる…。
まさにいろんな事が起こっている『スマッシュブラザーズワールド』…略して『スマブラワールド』。
「今日もいろんな事が起こってるな、右手。」
「全く…、その通りだ、左手。」
『スマブラワールド』を見つめているのは『マスターハンド』『クレイジーハンド』だ。
手の姿をしているが、彼らは『スマブラワールド』を造りあげた創造神、破壊神である。
…しかし、
「フフフフフ…。すまぬが、我の計画の為、貴様等には…、」
「…死んでもらう。」
謎の男はそれだけ言うと1秒もしないうちにマスターハンドとクレイジーハンドに襲い掛かった。
「グッ…。お前は…、一体何者な…」
まずはクレイジーハンドに襲い掛かった。
言葉を最後まで言えずにクレイジーハンドは倒れた…。
「お前…、一体何者だ!? どうしてクレイジーハンドを襲う!?」
クレイジーハンドがやられたせいか、マスターハンドは強い口調で投げかかる。
「ククククク…。」
「な、何がおかしい!?」
だが、その男は余裕に満ち溢れている…。
そして冷たい口調で投げ返してくる。
「…次はお前だ。創造神マスターハンド。」
「どうして私の名を、…グハァ!!!」
続いてはマスターハンドを倒す。
彼も言葉を最後まで喋れずに倒れた…。
「フフフフフ…ハハハハハ!! これで我の計画が実行できるぞ!!」
男は大きく笑い始め、そして消えた…。
そしてこれから、壮大な冒険、悲劇が起こる事をスマブラワールドの住人はまだ知らなかった…。
「ありがとう。マリオ、ルイージ。また貴方達に助けられたわね。」
「いえいえ、またクッパに攫われそうになったらいつでも駆けつけますよ。」
「うふふ。ありがとう。」
「あー、兄さんばっかりずるいよ!!」
ルイージがちょうど言葉を言い終えた途端だった…。
『ゴゴゴゴゴゴーーーーー!!』
「ん!? 地震か!?」
「に、兄さん…、アレ!!」
ルイージはある光景を見て慌てだした。
マリオもその光景を見て…、
「あ、あれは…、」
「…亜空軍だ!! それもかなりの大群だ!!」
「どうするの? こっち来るよ!!」
ルイージの言う通り、亜空軍はマリオ達めがけて走っている。
「…仕方ない。ここは俺等だけで食い止めるぞ!!」
「えー!! 兄さん、相手は大群だよ!? どうやって戦うつもり!?」
「…最後の切り札で一気に倒す。準備はいいか?」
「わ、分かった。いつでもOKだよ。」
そして2人は最後の切り札を発動した。スマッシュボールが無い場合、発動するとかなりの体力
を消耗するがマリオは今、使わない手は無いと判断した。
「ネガティブゾーン!!」
「マリオファイナル!!」
「…%#$&!$%!&#%$!!!」
ルイージがネガティブゾーンで亜空軍の動きを混乱させ、そこにマリオファイナルの炎で一気に
亜空軍の動きを食い止め、倒すことに成功したマリオとルイージ。
まだ倒せていない軍団もいるが、ネガティブゾーンで目を回されているので動くことはできない。
「ハァ…、ハァ…。」
しかし、スマッシュボール無しで最後の切り札を発動したマリオとルイージもかなりの体力を消耗
したせいで動けるのがやっとという状態だ。
しかも、その時だった…。
「た、竜巻…!?」
そう、最後の切り札を発動し、亜空軍を止めた直後に竜巻が出現。
竜巻を見て、マリオとルイージ、ピーチは疲れなど忘れ、逃げ出す。
「逃げろーーー!!!」
しかし、竜巻の方が圧倒的に速く、マリオ達をすぐさま飲み込んで3人はどこかへ飛ばされて
しまう…。
『タス…ケテ…、タ…ス』
しかし、飛ばされて気絶する直前にマリオとルイージはわずかながら、そんな声が聞こえた。
そして場所は変わり、プププランド。
ここでもマリオ達を飲み込んだ竜巻が出現している。
「あ、あの竜巻は何ゾイ!?」
デデデ城が街を見下ろしていたデデデ。
ずっと奥の方から竜巻がすさましい速さで急接近している。
「ぬわぁー!! このままじゃ、竜巻がワシの城に直撃してくるゾイ!! 者共! 大至急、城
のパリケートを強化するのだゾイ!!」
デデデの命令でワドルディが一斉に動きだし、城から盾を出して竜巻を備えようとしたが…、
「えーーー!! そんなのアリかゾイ!!?」
だが、すぐにデデデ城へ直撃し、城が盾ごと吹き飛ばされてし待った…。
『タス…ケテ…、タス』
だが、マリオ達同様、デデデにもある声が聞こえてきた…。
そしてデデデはとある場所に倒れこみ、気絶した。
そしてその竜巻はスマブラワールドのあちこちで発生し、その竜巻は亜空の使者で活躍した
ファイター36人を巻き込んだ…。
「ここは、…どこ…?」
竜巻に巻き込まれていた少女は目を覚ます。
しかし、そこは少女の見知らぬ場所だった…。
「あ…、さっきまでソニックと一緒だったんだよね。」
するとその少女は走りだし、ソニックを探し出す。
少女の名前はsaya。
だが、探している途中に…、
「痛っ!!」
「おい、どこ見て走ってんだ!?」
「ご、ごめんなさい!!」
「フン…。まぁ、いい。さっさと行け。」
「え…?」
彼女にとって予想外の言葉が出たせいか、少し戸惑っている。
「さっさと行けって言ってんだよ! ガキ!!」
「!!!」
余りに強い口調で怒鳴られたせいか、びっくりして走り出す。
しかし、走り出して止まった場所に…、
「あ、ソニック!!」
「saya!! やっと見つけたぜ…。」
「…とでも言うと思ったか!?」
「え…?」
しかし、またしても予想外の展開に戸惑ってしまうsaya。
そしてソニックが口調を変えて話してきた…。
「ふるるるる!!!! どうるる? ワレの完璧な変装は?」
そして着ぐるみを脱ぎ、ソニックを演じていた男が姿を現す。
しかも、その着ぐるみは非常によく出来ている。そう簡単には見破れないだろう。
「ふるるるる!! ワレはゲラコビッツ。再び世界を支配してやるるる。」
「に、偽物だったの!? じゃ、本物のソニックはどこなんですか!?」
姿を現したゲラコビッツ。
グルグル眼鏡に真っ白な歯が特徴だ。
「ふるるるる…。ソニックとかいう針鼠はワレの城にいるるる。そしてお前には…、」
「…消えてもらうるる!!!!」
その言葉と同時に手下のメタボスを呼び寄せ、2人で襲い掛かろうとする。
不意を突かれたsayaはどうする事もできない…。まさに絶体絶命の時だった。
「…おいおい、何2人でガキ1人虐めてんだ?」
「貴方は…、さっき私とぶつかった…」
「お前は誰るる!?」
そこにある男が現れ、言葉を投げつけた。
突然現れたせいで今度はゲラコビッツが戸惑い始める。
「メ、メタボス。あの変な野郎を潰するる!!」
「了解シマシタ。ゲラコビッツ様。」
「あぁん? 誰が変な野郎だ、このクソメガネが!!」
「だ、誰が『クソメガネ』るる!? とりあえず、メタボスよ。その変な野郎をさっさと
潰するる!!」
こうしてメタボスと戦う事になった謎の男。
果たしてこの勝負、どうなるのか!?