大乱闘スマッシュブラザーズX 天頂と神   作:ブルー・ハイパー

10 / 28
E10 シャチホコ・GOLDEN・ドラゴン爆誕!!

「GENJI!! 今目を覚まさせてやる!!」

 

そうだ、アイツと俺とは切っても切れない縁で繋がってるんだ。

あの時から俺達は相棒になったんだ。

 

 

 

 

…あの時から、

 

 

 

「レッピ!! レッピ!!」

「た、助けて…ッピ…。」

 

そう、この時は大雨が降ってて、雷も鳴っていた…。

そんな中、GENJIの親友レッピは木の枝に引っ掛かり、身動きが取れなくなっていた。

雷は木とかの高いものに反応しやすいからレッピがいつ雷に打たれてもおかしくない…。

 

 

…あの時、俺はGENJIの事なんてどうでも良かった。だが、

 

 

「…!!」

 

 

レッピが雷に打たれそうになった…。

思ってもないのに体が勝手に動いて、

 

 

 

『ゴロロロロロッ!!!!!』

 

「ピ…、ピ?」

 

レッピは無事だった…。

翼が引っ掛かったせいで多少怪我はしていたが、それほど大きな怪我じゃなかった。

 

…しかし、俺は、

 

 

 

「クッ…、ゴボァ!!!」

 

『ビリ、ビリリリリ…。』

 

俺がレッピのを枝から退けた直後に俺自身に雷が落ちた…。

背中を怪我してしまい、その傷の跡は今も残っている。

 

「…お前が…、レッピを助けてくれたのか!?」

「い、一応な…。」

 

この言葉が俺とGENJIのコンビの始まりだった…。

 

 

「…じゃあさ、俺達バディになろうぜ!!?」

 

アイツは目をキラキラ光らせて俺を見つめてきた。

最初は馬鹿馬鹿しいとも思えたが、アイツの一点の曇りもない目を見て俺は決めた。

 

「…フン。分かったよ。」

「よっしゃー!! お前は俺の親友レッピを助けてくれた。ならお前は俺の友達だ!!」

 

 

あの時からバディになり、何度も笑ったり、泣いたり、時には喧嘩したりととても楽しい

時間だった。

 

…だけど、あの出来事が、運命が俺達を襲い掛かった。

 

「貴様等には我がキング・コマンド・ドラゴンの奴隷となってもらう。」

 

キング・コマンド・ドラゴンが俺達に襲い掛かって来たんだ。

 

「何が奴隷だ!!? ふざけてんのか!?」

「…ふざけてなどいないさ。」

 

キング・コマンド・ドラゴンの放った光を浴びたドラゴン達は次々と倒れて行った。

そしてGENJIと俺も…。

 

 

「こ、ここは…。」

 

目覚めた場所はベートーベンの王宮だった。

そして俺達はある不気味な音楽を聴かされ、意識が薄れてきた…。

 

「さぁ気高きドラゴンよ、我が手駒となれ!!」

 

ベートーベンが奏でる『戦慄のプレリュード』。

このプレリュードは『悪夢の前奏曲』とも呼ばれ、恐れられている。

このプレリュードを長い間聴くと操られてしまうらしい…。

 

 

 

「…今はGENJIの目を覚ますのが先だ。行くぞ!!」

 

ショパンは背中の大型ターボでGENJIとヴィルヘルムを吹き飛ばそうとするも…、

 

「…グガァ!!!」

 

GENJIとヴィルヘルムには全く効かない…。

 

「やはりな…。だが、コイツならどうだ!!」

 

今度は助走をつけながら体当たり攻撃を繰り出した。

シンプルだが、ショパンの体型故、まともに喰らえば命の保証はできない…。

 

「グッ…。」

「よし、このまま押し切れば目を覚めさせられるッピ!!」

 

「クソ!!」

 

有利になったショパンをヴィルヘルムが妨害するも…、

 

 

「ガ、ガハハハハ…。お前はここで大人しくしてろ!!」

「ここは俺達が通さねぇ!!」

 

ヴィルヘルムをクッパと竜が妨害する。

そして体力も限界に近づいてきたGENJIは…、

 

 

 

「グゥ…、ヌヌヌヌヌ…、グォワーーーーーー!!!」

 

そして押し合いに負け、大きく体勢を崩してしまう。

 

 

 

「今ッピ!! GENJIに張り付いているトライストーンを引きはがすッピ!!」

「よし!! GENJI、今、洗脳を解いてやるぞ!!」

 

 

 

 

 

 

「…そうはいくか。トライストーンよ、GENJIの体を使い、その力を最大限に引き出す

 のだーーーッ!!!!」

 

 

ヴィルヘルムがそう叫ぶと、突然トライストーンが光り出し、GENJIを復活させてしまう…。

…それだけでは無かった。

 

 

「ウ、ウソ…だろ…!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「GENJIが巨大化しやがった!!!!」

 

竜が叫び、皆がGENJIの方へ向くと皆唖然していた…。

何故ならGENJIが有り得ないほど巨大化していたからだ。

 

 

 

「ほぅ…、遂にやりおったか、ヴィルヘルムよ…。」

 

その様子はベートーベンの王宮からもはっきりと見える。

 

 

 

「み、見ろ。3体のドラゴンが遂に復活するぞ!!」

 

しかし、GENJIの巨大化は3体のドラゴン復活を意味する。

トライストーンはあくまで超次元の力で巨大化させたもの。

サイキック・クリーチャーである3体のドラゴンは超次元の力に反応し、強くなる。

トライストーンの超次元の力を吸収することで復活を早めたのだ。

そして…、

 

 

 

 

『ズシャーーーーンッ!!!!』

 

「とうとう俺達の出番だぜ!!」

「ギャハハ、潰してくれる…。」

「…我の力を見よ。」

 

「おぉ、これならGENJIにも対抗できるッピ!!」

 

「まずは、俺だ!!」

 

先制攻撃はエビセン・カイザー。

6本の腕の爪で攻撃する…。

 

 

「チッ…。」

 

あまりダメージは与えられていないが、多少の傷は負ったみたいだ。

しかし…、

 

 

 

 

 

 

 

 

「…小賢しい。さっさと終わりにしてくれるわ!!」

 

するとGENJIは辺りのあらゆる無機物を吸収しだしたのだ。

森の木、岩、砂、草などあらゆる物を吸収してしまい…、

 

 

「ウォワーーーーーーーッ!!!!」

 

何倍にも大きくなってしまったGENJI…。

このままでは3体のドラゴン達もマリオ達も踏みつぶされてジ・エンドとなってしまう。

 

 

「こうなったら、最終奥義だ。行くぞ、ウイロウ、テンムス!!」

「おう!!!」

 

 

しかし、エビセン・カイザー達も最終奥義を発動…。

何と、ドラゴンが覚醒し、合体していく…。

そして…、

 

 

 

 

 

 

『ズシャーーーーーン!!!!』

 

何と、GENJIと同じ大きさになったドラゴン達。

そして合体し、上半身にはエビセン、ウイロウ、テンムスの顔が。

そして体は金色に光っている超ド派手な大型ドラゴンと化したのだ。

 

「名付けて『シャチホコ・GOLDEN・ドラゴン』なりーーッ!!」

 

「デ、デカすぎるッピ…。」

 

「これで終わりだーーーッ!!!!」

 

ドラゴンはそのままGENJIに殴りかかり、GENJIも反撃を試みたが…、

 

「グッ…、力が、出ない…。」

 

パワーを使いすぎてしまい、何もできずに…、倒れた。

そしてドラゴンが勝ったのだった…。

 

 

 

「GENJI!! GENJI!! しっかりするッピ!!」

 

GENJIも元の大きさに戻ったが、意識を失ってしまった。

恐らく、ヴィルヘルムに無理な負担をかけられ過ぎたせいだろう…。

 

「クソッ…、ベートーベンめ! よくもGENJIをこんな目に…。」

 

マリオも怒りが溢れてしまっている…。

 

 

 

 

「よし、後はこの王宮をプチッと潰すだけだ。」

 

ドラゴンはその巨体でベートーベンの王宮を踏みつぶそうとする。

しかし…、

 

 

 

 

 

「…愚かな龍よ、消え去るが良い!!」

 

しかし、王宮の遥か上空にはベートーベンの姿が。

ベートーベンは信じられないスピードでドラゴンを槍で貫く…。

 

「グッ…!!」

「フフフフフ…。」

 

そしてベートーベンが不気味に笑い…、

 

 

 

 

 

『ドカーーン!!! ドカーーーン!!! ドカーーーーン!!!!』

 

ドラゴンは大爆発を起こした…。

体が次々と爆発していき、合体が解除されてしまう。

 

 

 

 

「クッ…。」

 

辛うじて3体とも命は助かるが、大きな負傷を追ってしまう…。

 

「エビセン!! ウイロウ!! テンムス!! 大丈夫か!!? 今手当してやる。」

 

すぐにショパンが駆けつけ、すぐに手当をする…。

しかし、そこに巨大な影が…、

 

 

「クッ…、お前は…、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…愚か者め、警告したはずだ。引き返すか、我に従うかを…。」

「ベートーベン、遂に現れたな…。」

 

マリオも大ボスの前に警戒を強める…。

 

 

GENJIもエビセン達も大怪我を負ってしまった。

キング・コマンド・ドラゴンを束ねる最恐の龍王ベートーベンに打ち勝つ事ができるのか!?




えびせん、天むす、ういろう、そして鯱。
この3体のドラゴン、どこまでも名古屋づくしだな。…と思いました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。