大乱闘スマッシュブラザーズX 天頂と神   作:ブルー・ハイパー

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E15 修行

「…身体強化(パワーチャージ)。」

 

煌野は体の能力を強化し、鬼丸に斬りかかる…。

 

「…!! …!!」

 

『クソッ!! アイツ、何て剣裁きだ!! あんなの喰らったら一溜まりもねーだろ…。』

そう心で思いつつ、攻撃を避け続けるが、正直いつまで避けられるかは分からない…。

体力が尽きれば動きが鈍くなり、…斬られてしまう。

 

「…うごめく漆黒の闇に堕ちろッ!!!」

「アイツ…、一体何をする気だ!?」

 

突然、煌野は後ろへ下がりだし、握り刃を45°回転させ、剣先に黒いオーラを宿し出す…。

鬼丸も警戒し、剣で攻撃を受けきる体勢を整える。

 

 

 

「…斬咬龍翔ッ!!!!」

「何ッ!!?」

 

そして煌野が鬼丸めがけて走り出す。そして斬咬龍翔を放ってしまう…。

鬼丸も剣で受けきろうとするも、特殊な力のせいで受けきる事ができない。

 

 

 

 

「う、うわぁーーーーーーッ!!!!」

 

斬咬龍翔をまともに受けてしまった鬼丸は倒れ、苦しみだす…。

苦しむと言うよりは悪夢でうされているという表現の方が正しいか。

 

「ど、どうしたの!!?」

 

急いでピーチも駆け寄るが…、

 

 

「グルルルル…。」

「キャーーーーーーーーッ!!!」

 

『申し訳ありませんが、貴方にはここで捕まってもらいますよ。ピーチ姫。』

 

バルガゼニガタに捕らわれてしまい、身動きがとれなくなる…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは…、どこだ?」

 

目を覚ました鬼丸…。

辺りの背景が紫色の混沌のオーラに覆い尽くされている不気味な場所だ。

 

「早くこんな気味悪い所から出ないとな…。」

 

しかし、すぐそばには漆黒の龍の姿が…。

 

「グルルルル…。」

「チッ!! こんな所にもドラゴンがいるのかよ!?」

 

「俺、様は『黒神龍アバヨ・シャバヨ』だYo!! よろしくダYo!!」

「俺は鬼丸。それにしても、…変な奴だな、お前。」

「変とは失礼ダYo!!」

 

ラップ調で話しかけてくるキャラが非常に濃いアバヨ・シャバヨ。

こればかりは鬼丸も黙るしかない…。

 

「どころでYouは何でここに来たんだYo!?」

「煌野って奴に黒いオーラの剣で斬られて、それでここに来てしまったんだ。」

 

今までの経緯をアバヨ・シャバヨに話す。

 

「…なら脱出する方法を探してやるYo!!」

「お、おう、ありがとな。アバヨ・シャバヨ。」

 

「もう『シャバヨ』でいいYo!!」

 

こうしてアバヨ・シャバヨが仲間になり、脱出方法を見つける為、道を歩いていく…。

しかし…、

 

 

「ギシャーーーーーーッ!!!!」

「グルルルル…。」

「シャーーー…。」

「グォワーーーーーーーーーー!!!!!」

 

一気に4体の漆黒のドラゴンが現れ、鬼丸達に立ち塞がる。

だが、この程度で鬼丸が怖気付くわけもなく…、

 

「オラオラオラーーーーッ!!! 退け退けーーーッ!!!」

 

「ギ、ギシャーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!」

 

二刀流で次々とドラゴンを倒していき、あっという間にドラゴン達は全滅…。

シャバヨも驚愕しながら更に奥へと進む。

 

「な、何て凄い奴なんだYo!! 鬼丸は。」

 

 

 

 

 

 

「ほう…、この程度では敵わないって事か…。」

『煌野よ、もっともっと鬼丸を痛めつけなさい!!』

 

 

「……了解。」

 

そして煌野は更に力を強めて、鬼丸達が今いる世界に反映させたのだった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「では…、これより修行を始める。ではまずは忍耐力を磨くため、今から限界まで姿勢を正して

 もらうのじゃい。」

 

一方、こちらは五郎丸の修行が始まった様子だ。

まずはずっと姿勢を正して忍耐力を極めるという修行…。

 

「…では始めッ!!!」

 

五郎丸の喝と同時に沈黙が始まった。

五郎丸の足音だけが聞こえ、saya達は正座で座っている…。

 

『う…、ちょっとキツイかな…、これ。』

sayaもそう思いつつ、動かないように、姿勢を崩さないように維持している…。

 

 

 

 

「こりゃ、やっておれんゾイ…。」

 

しかし、デデデは喋ってしまい、姿勢も崩れてしまっている。

 

「姿勢が崩れとるぞ!!! 私語を慎め!!!」

「ギャーーーーーッ!!!」

 

五郎丸も迫力満点すぎる喝を受けたデデデは思わず腰を抜かしてしまう。

 

「あ……、あ……。」

「この程度で腰を抜かすとは…、情けないのぅ。」

 

その後も…、

 

「saya!! 姿勢が崩れとる!!」

 

「プロメテウス!! 胡坐をかくな!!」

 

「saya!! また姿勢が崩れとる!!!」

 

「デデデ!! 私語を慎め!!!」

 

「プロメテウス!! 姿勢が崩れとる!!」

 

 

五郎丸の喝は続き、2時間が経過…。

ようやく、休憩が入る。

 

「ハァ、ハァ…、いきなり2時間も姿勢を崩すなって言われても…、キツ過ぎですよ…。」

「五郎丸の修行、まさかここまでキツイとはな…。」

 

「何をしておる!! 次は技の修行だ!! テキパキ行動しろ!!」

 

「は、は~い…。」

 

急いでsaya達も五郎丸のいる外へ出ようとするも、既に全員フラフラだ…。

 

 

「次は技の修行だ。技は忍耐力を強めてこそ、技や周りの事態に集中し、技の威力を高めつつ、

 周りの状況を把握できるのだ。」

 

「…では3人の技を拙者に見せてみよ!!」

 

 

「…ジェットハンマー!!!」

「風魔法!!」

「ウォリャーーーーッ!!!」

 

デデデはジェットハンマー、sayaは風魔法、プロメテウスは右手を斧に変形し、水と風の力を込めて

斧を振り下ろす。しかし、五朗丸は…、

 

 

 

「…まだまだじゃな。これでは話にならん。今日の修行はここまでじゃ。自分に足りない所を

 もう一度よく見つめることじゃな。」

 

3人の技を全くの未完成品と見なし、修行を終了させてしまう…。

そしてその夜、

 

 

「クソッ!! あの野郎の一言…、相当頭に来たぜ!!」

「私も…悔しいですよ!!」

「ワシもゾイ!!!」

 

3人とも五郎丸の一言に悔しさを覚えていた。

そこに…、

 

 

「オイ、ちょっとついて来い。」

 

5000GTが塀の上から頭を出し、3人に呼びかける…。

気になっていたので3人とも付いていくことに。

そして5000GTは近くの山にまで登り、頂上でピタリと動きを止める…。

 

 

 

「何の用だ?」

 

プロメテウスが不機嫌そうに言うと5000GTからある一言が。

 

 

「…俺が特訓相手になってやる。」

「どういう事…ゾイ?」

 

「特訓したいんだろ? 五郎丸のダンナをギャフンと言わせる為に。」

「お、お願いします!!」

「俺も頼む。」

「ワシもゾイ。」

 

「分かった。じゃ、まずは戦闘スタイルだ。一番問題があるのは…、sayaだ。」

「え?」

 

 

 

「…sayaは守られてばっかりいるせいか、自分が前に出て攻撃しようとしている。

 間違いないな?」

「は、はい…。」

 

「saya、やっぱお前は守りの方が向いてるわ。だったらお前はまず防御魔法を徹底的に極める

 べきだ。魔法は得意だろ?」

「は、はい!!」

 

 

 

 

「次はプロメテウスだ。」

「俺は一体何がいけないんだ!?」

 

「…お前は攻守のバランスが取れている。だが、自分じゃ、そんな事に気付いてないせいで眠れ

 る能力をフル活用できないみたいだな。だから今の攻撃力を高めつつ、防御の技を身に着けて

 おくべきだ。」

「お、おう…。」

 

 

 

 

 

「最後はデデデ、お前だ。」

「ワシは何ゾイ!?」

「お前は見た目からして桁外れの攻撃力とジャンプ力があるみたいだな。」

「おぉ、それは凄いゾイ!!」

 

「…だが、非常に痛い弱点も持っている。お前は動きが大振りのせいで動きを読まれてしまう…。

 桁外れの攻撃力も、その攻撃自体が当たらなければただの飾りだ。」

「じゃ、どうすればいいゾイ!?」

 

「動きを読んでカウンター戦法に変えてみろ。それだけでもだいぶ変わってくる。」

「カ、カウンター戦法って…どういう事ゾイ!?」

「飛んでくる相手の動きを読み、タイミングを合わせて攻撃する。上手く決まればとんでもない

 ダメージを与えられるぞ。」

 

 

「貴方…、一回戦っただけでそんなに知り尽くしてるなんて…。凄いです!!」

「5000GTはこう見えても戦闘知識は非常に豊富だからな。俺達の技を見ただけで相手の特徴を

 計算してるんだ。」

 

「…そうと分かれば早速特訓だ!!」

「オーーーーッ!!!」

 

5000GTのアドバイスを受けて自分の長所と短所を知った3人は再び、特訓を開始。

果たしてこの調子で修行し、消えたアウトレイジを救い出すことができるのか!?




前回の問題の答え


第1問 修羅丸

第2問 レッピ・アイニー

第3問 ピーチ姫
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