大乱闘スマッシュブラザーズX 天頂と神 作:ブルー・ハイパー
いよいよベートーベンとの最終決戦の時。
しかし、ベートーベンは不敵な笑みを浮かべる…。
「フフフフフ…。」
「What!? 何がおかしいんだッ!!?」
「感じるぞ…、戦慄の鼓動を…。」
そしてベートーベンは大きく、禍々しく光るピアノを出現させ、ピアノを奏でだす…。
とても不気味な曲だ。
「奴は間違いなく何かを仕掛けてくる…。その前にぶっ倒すぞ!!」
「オォーーーーー!!!」
鬼丸の合図で一気に攻撃を仕掛けるクッパ達…。だが、ベートーベンがそう簡単に隙を見せる
訳がなく…、
「…邪魔だ。失せろ。」
ベートーベンとピアノにバリアが張られてしまう…。
「痛ッ!!」
「くそ…、これじゃ近づけないのだ。」
「ハハハハハ!! 遂に…、遂に我の力が復活するぞ!!」
そしてバリアを解除すると…、いきなりベートーベンがソニック達に襲い掛かる…。
『うわーーーーーーーッ!!!!』
クッパの手下達もベートーベンの投げた槍で次々と吹き飛ばされてしまう…。
「ククククク…。貴様等というのはその程度か?」
「アイツ…、何て野郎だ…。」
ショパンも攻撃を受けてしまい、体勢を崩してしまう…。
「ベートーベン…、『戦慄のプレリュード』でクリーチャーを操り、軍を形成するのが奴のやり
方だ。だが、軍を作り上げるだけじゃない。そもそもの実力の桁外れだ。」
ベートーベンをやり方を知っていたショパン。
彼の言う通り、軍を作る必要などないくらいの戦闘力をベートーベンは持っている…。
「…ならここは俺が行く!!」
名乗りを上げたのはジャッキーもといソニック。
するとそこには…、赤いドラゴンの姿が…。
「全く…、ようやくソニックに会えたぜ。ソニックは上手くベートーベンの王宮に戻れたみたい
だが、俺は全然知らん場所に飛ばされて、…苦労したぜ。」
「お前もいろいろ大変だったみたいだな。」
「…貴様は…『激竜王』!!? なぜここに…。お前は確か我がナンバーナインの鎧に封印
したはず!!」
ベートーベンは驚愕した顔で赤いドラゴンを見る…。
「あぁ、あの程度の夢の世界なんて簡単に脱出できたよ。」
「ソニックの意識が戻ったのも貴様の仕業か…。」
「…その通りだ。もうお前には俺を封印することはできない!! 『「戦慄」の頂 ベート
ーベン』よ!!」
「おのれ~!! 激竜王…。」
「よし、一気に攻撃だ!!」
『おーーーーーッ!!』
ソニックの掛け声の元、無数のクッパ軍団がベートーベンに押しかかり、そこからGENJIと竜、
ショパン、ソニック、クッパの総攻撃を受けるベートーベン…。
「くそ…。邪魔だ!!」
ベートーベンも離れないクリボー達を振り振らうが、すぐ別の軍団がくっ付き、反撃することが
できない…。
「よし、後はベートーベンの胸にあるトライストーンを引き抜けば、修羅丸が救えるぞ!!」
「鬼丸よ、とうとう念願の兄を救い出せるな。」
「おカシラ…。」
「…鬼丸!! よそ見するな!!」
突然、GENJIが大声で鬼丸に話しかける。
そこには…、
「…フフフフフ。この程度だと思ったか?」
何と、ベートーベンはクッパ軍団を振り払い、全滅させていた。
血を流しながら倒れている手下達が殆どだ…。
「貴様…、よくもワガハイの可愛い手下達を殺し…」
「…安心しろ。死んではいない。」
ベートーベンは目を不気味に紅く光らせる…。
「Oh…。あれだけいた軍団が一瞬で全滅…。何て恐ろしい奴なんだ…。」
「こりゃ、『龍王という名の大悪魔』だぜ…。」
ジャッキーとGENJIもこの光景には唖然…。
「…さぁ、戦慄せよ!! 怯えるがいい!!」
「誰が貴様なんかに…。それにもうすぐ修羅丸が救えるんだ、その為なら…!!」
鬼丸とカイザー「勝」は恐怖心を押さえつけ、ベートーベンに立ち向かう。
「ドラゴン、…『
「ダメだ。ベートーベンの周りにはクッパの手下達が倒れている。今使えば奴らまで
巻き添えになってしまうぞ!!」
「クソ…。」
『
ため、近くの味方も犠牲になりかねないのだ…。
「なら、ここは俺がッ!!」
今度はジャッキー。勢いをつけ、ボール状になり、その勢いで体当たりする…。
「…時間の無駄だ。…何ッ!!」
ベートーベンは軽くあしらうつもりで攻撃を受け止めるが、ジャッキーのパワーがどんどん
上がっていき、最終的にはベートーベンも攻撃に耐えきれず…、
「…ゴボァッ!! 貴様…、そんな無茶をしてお前もタダでは済まされぬぞ!?」
しかし、そんな現実など捻じ曲げてしまうのがジャッキーだ。
確かにソニックでも長時間のスピンアタックはかなりの負担がかかる。
「No!! 俺はそんなに軟じゃないぜ!!?」
だが、ジャッキーへとパワーアップしたのなら話は別。
今までの負担など全くかかる事なく、長時間のスピンアタックを可能にする。いわば無限
の体力。世界最速のソニックにのみ許された特権とでも言った方がいいか。
「長時間の攻撃…、やはり激竜王の仕業か。…なら、真っ先に始末すればいいだけの話だ!!」
ジャッキーの攻撃を恐れたベートーベンは再び例のピアノの元へ…。
「…そうはいくか!! 煉獄ッ!!」
すかさず、竜がベートーベンの後ろに回り、炎を宿して攻撃するも、
「…邪魔だ。」
すぐに気付かれてしまい、持っているト音記号のような形の盾で塞がれてしまう。
そして必死な竜に構う事なくベートーベンはピアノを奏でだしてしまう…。
更にベートーベンとジャッキーは王宮から姿を消してしまう。
「ここは…、Oh! 辺りが全て真っ白…。どうなってるんだ?」
ここは全て真っ白に包まれた空間。
そしてここにはベートーベンの姿も…。
「フフフフフ…。」
「ベートーベン…。何だ? この空間は。」
「ジャッキーよ、貴様の運命は貴様自身で選ぶがいい。どうせ貴様に我を倒すことなど有り得ぬ
のだから…。」
「お前…、何を言っているんだ!? 俺はここがどこなのかを聞いてるんだ!!」
「…分からぬか? 我にはいかなる運命をも支配することができる。だからお前にチャンスをや
ろう。」
「そんな事ができるというのか!?」
「そうだ。それにここは我のエネルギー源がある空間。この空間なら運命を支配するなど、
容易い事だ。」
「お前はこれからも我に抗い続けるが、その犠牲としてクッパ達全員が倒され、やがて
お前自身も我に倒される。」
「貴様達全員が降伏し、我に永遠の忠誠を誓い、一生を終える。」
「お前達は我の力に戦慄し、逃げ出し、二度と我の前に姿を現せなくなる。」
「お前が今、倒され、クッパ達も倒され、そして死体となったお前達を感情を抜き取ら
れた状態で再生され、我に忠誠を誓う。」
「…さぁ、好きな運命を選ぶがいい。どれを辿っても最終的に待っているのはどれも絶望
の世界なのだから。」
「クッ…、本当に運命を支配できるというのか…!!? 俺は一体…、どうすれば…。」
あらゆる運命を支配する「戦慄」の頂 ベートーベン…。
果たしてソニックが選ぶ運命とは!? 戦いの結末は!?
…次回、ベートーベンとの戦いに終止符が打たれる!!