大乱闘スマッシュブラザーズX 天頂と神   作:ブルー・ハイパー

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E19 武器阿修羅の大猿

前回、遂にベートーベンを倒したが、ソニックが謎の穴に吸い込まれてしまい、姿を消して

しまう…。

 

 

「ここは…、アウトレイジがいる街か!?」

 

そう、気がつけばソニックはレイジング・ブルのど真ん中で仰向けになって倒れていたのだ。

しかし、騒がしかったこの街も今は虚しき廃墟と化している…。

 

「あんなに騒がしかった街が…、静かになってるな…。」

 

 

 

「…目が覚めたかッ!? この野郎!!」

 

いきなり怒鳴り声でソニックに話しかけるクリーチャー。

しかし、話しかけるというよりは怒鳴りつけるといった方がいいのだろうか…。

 

「お前が…、俺を助けてくれたのか? 名前は?」

 

「そんなもん決まってらぁ!! 『武器阿修羅の大猿(ヤケド・サセタラァ)』だ!!」

 

突然、そのクリーチャーは『武器阿修羅の大猿(ヤケド・サセタラァ)』と名乗る。

もはや名前でも何でもないネーミングにソニックは唖然…。

 

「『ヤケド・サセタラァ』…? 本当にそんな名前なのか?」

「…俺のあだ名だ!!」

 

 

「それより、アウトレイジは一体どうなったんだ!? 何で誰もいないんだ!?」

「…そんなもん、決まってらぁ!! オラクルの実験の為に奴らの本拠地に連れていかれ

 てらぁ!!」

「実験だと!? 何の実験だ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「…オラクルの奴らは、アウトレイジの持つ『体の一部を武器に変形させる力』をかなり

 恐れてるみてーだから、真っ先にその力を消す為、そしてその力を使う為に連れて行かれた

 んだ…。」

「Oh…。何てことだ。早くそこに行かないと!!」

 

「…無駄だ。奴の本拠地は得体のしれない力で作られたバリアで守られている。

 いくら強力なアウトレイジでも割れた奴は一人もいない。」

「…それでも俺は行くぜ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは…!?」

 

目を覚ましたある1人の男…。

その男の正体は…、

 

「…お目覚めかな? クロスファイアよ。」

「貴様…、よくも俺達の街を目茶苦茶にしやがって!! タダで帰れると思ってんのかッ!? 

 ゴラァ!!」

 

…クロスファイアだ。しかし、カプセルの中に閉じ込められているせいで身動きが取れない…。

 

「そう焦るな。お前の街も仲間も無事だ。自由の身ではないがな。」

 

すると街を襲ったアシッドはクロスファイアの元から離れていく…。

 

「…待てッ!! 俺をここから出しやがれッ!!!」

「…。」

 

クロスファイアの必死の叫び…。しかし、アシッドは完全に無視…。

止まる素振り一つ見せないのだった。

 

「クソがぁーーーーーーーーッ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前…、アウトレイジの臭いがするな。それもかなり強力な。」

「何で俺がアウトレイジの力を持っていることを知ってるんだ!?」

 

「そんなの、俺の鼻にかかれば一発で分かるに決まってらぁ!! それにお前は恐らく『バルガ』

 の力を持ってるな!?」

「バルガ…? What? 何の事なんだ?」

「てめぇ…。バルガの力も知らねぇのか!?」

「お、おぅ…。」

 

「バルガってのはな、かなり強力な力だ。自らの咆哮で異次元空間から仲間を次々と呼ぶいわば

 軍の中心みたいなもんだ。気がつけば、相手を追い込んだはずなのに逆に囲まれて追い込まれ

 るなんて事も少なくないからな。」

 

 

「だが、その分使いこなすのも難しい。下手をすれば異次元空間に自分が飲み込まれてしまう可

 能性すらあるって話だ。それでもバルガの力を開花させてぇのか!?」

「あぁ、俺にそんな力があるなら是非使いこなしたいぜ!!」

 

 

「なら、俺が修行に最適な場所に連れてってやらぁ!! しっかり捕まっとけ!!」

 

すると武器阿修羅の大猿(ヤケド・サセタラァ)はソニックを抱えて、遠くへジャンプし、

レイジング・ブルを後にする…。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウィング・ストーム!!」

「ほぅ…、少しは成果を上げたようじゃな。」

「あ、ありがとうございます!!」

 

一方、saya達は5000GTの修行の元、再び五郎丸のもとで修行に励んでいる。

すると、そこに…、

 

 

『チュドーーーーーーンッ!!!!』

 

「何だ? 何だ!?」

「何事ゾイ!?」

 

 

「…ここなら修行ができるだろ!?」

「お、おぅ…。」

 

 

「…ソニック!!!」

「saya!!」

 

何と武器阿修羅の大猿(ヤケド・サセタラァ)がソニックを連れてきた場所とは五郎丸の修行場

だったのだ…。

 

「あー…、帰るの面倒だからしばらくここに居させろ。」

「何を勝手な事を言ってるのじゃい!! 大体、その体のでかさでウロウロされては修行の邪魔に

 なるだけじゃい!!」

 

五郎丸の言う通り、体の大きさはクロスファイア同様5mはある。

更に巨漢で横幅も2mあるのでこれでは移住すらまともに出来ない…。

五郎丸の修行場が人間くらいの大きさを前提に作られた故の発言だろうか。

 

「この世界って本当にいろんな種族がいるんだな…。」

「まぁな。体が小さい種族やこのように体がかなり大きい種族、他にも喋る鳥とか、喋る虫とかも

 いるぞ。」

「む、虫は苦手だよ~…。」

 

いろんな種族がいる事に唖然とするソニック、そこから更に他の種族について語るプロメテウス、

虫が苦手なsayaなのであった…。

 

「それによ、ちょいとばかりソニックの持つバルガの力を開花させてぇと思ってるし…。な、いい

 だろ!? 五郎丸の兄貴よぉ~!?」

 

「こんなに小さいのに兄貴って呼ばれてるんだね…。」

 

身長自体はほぼソニックと変わらない五郎丸。

ふさふさの体でむしろ可愛いかもしれないのだ…。

 

「…分かった。1週間だけじゃい…。」

「うぉーーー!! 気が利くねぇ~…。ダ・ン・ナ。」

「…。」

 

「そんじゃ、ソニックは裏山で特訓するから一緒に来い。」

 

 

 

 

 

「よし、では修行を始めるぞ。」

「分かった。」

「お前に与える課題は…、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…特になし。」

「え…!? どういう…事なんだ!?」

 

「だから言っただろ。何も無いって。」

 

「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!?」

 

修行開始に見えたが、出される課題は何もない。

果たしてソニックの持つバルガの力を開花させることはできるのだろうか!?

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