大乱闘スマッシュブラザーズX 天頂と神 作:ブルー・ハイパー
「無いって…、どういう事なんだ!?」
「バルガってのは普通の技より少し厄介でな、修行じゃ身に付けられねぇ。力の出し方とかを
本当に命をギリギリ落としかねない戦いの中で自分自身で見つけねぇといけねぇもんだ。」
「命を削りかねない戦いか…。」
「そこでだ。今からお前達にはオラクル本部に捕まっているアウトレイジ達を救出してもらう。
それこそ命を削りかねない戦いになるから修行には最適だろ?」
「OK、分かったぜ。」
修行を積むため、クロスファイア達を助ける為、ソニックはオラクル本部に乗り組むと決意したの
だった…。
「出発は明日の朝だ。それまでしっかり休んどけ!!」
「突然だが、明日の早朝にオラクルの本部に乗り込む予定じゃい。中にアウトレイジ達が閉じ込め
られているって話じゃい。」
「じゃ、クロスファイアもそこにいるの!?」
「恐らくな…。」
「え!? 今、「クロスファイア」って呼んだよね…。私。」
「ハァ…、ハァ…。」
カプセル内で暴れきってすっかり体力を失くしたクロスファイア。
小さい穴でかろうじて息はできている…。
「こんな所で閉じ込められて終わりかよ…。冗談じゃねぇぜ…。」
すると不思議な虹色の蝶がクロスファイアの元に現れる…。
そしてその蝶はカプセルを不思議な粉で砕いてしまう。
「おぉ、やっと出られたぜ。」
「…貴方は早く覚醒しなければならない…。」
「どういう事だ? 覚醒って何だよ!?」
「エグザイル・クリーチャー…、そしてアウトレイジエンペラーに進化を遂げなければ…。」
それだけを言い残すと、虹色の蝶は姿を消した…。
「待てッ!!!」
「アイツ…、いつの間にカプセルから出たんだ!?」
「アシッド様特性の超強力なカプセルを破壊するなんて…。」
「緊急事態だ!! すぐにアシッド様に報告するぞ!!」
しかし、見張りの使い魔に見つかってしまい、本部中に警報ブザーがうるさく鳴りだす。
眠っている人でも簡単に起きるほどの騒音だ…。
「こうなったら俺達であの愚か者を押さえつけるのだ!!」
「ケケケケケ…。久々に大暴れしてやるか…。」
使い魔達だけでクロスファイアを押さえつけようとするも、それは全くの無意味だ…。
攻撃力とスピードにアウトレイジの中でもスバ抜けて長けているクロスファイアに使い魔
など、ただの兵士に過ぎなかった…。
「ひ、酷い!! 外道だーーッ!!」
「く、首がァーーーーー!!!」
クロスファイアに楯突いた使い魔たちは例外なく血を流して倒れている…。
「さっさと脱出しないとな…。」
そしてそんな使い魔に構う事なく、クロスファイアは脱出ルートを捜索し始める。
しかし…、
「クロスファイアよ、まさかカプセルから脱出するとはな…。」
…アシッドだ。アシッドが姿を現し、クロスファイアを立ち塞ぐ…。
「どけ、テメェごときに用はねぇーんだよ。」
「クロスファイアよ、他の仲間達の悲鳴を聞かせてやろう…。」
ニヤリと笑ったアシッドは5つの画面を出現させる。
その画面には実験でもがき苦しむアウトレイジ達が映っていた…。
「…貴様、俺の仲間に何しやがった!!?」
「簡単な事だ。アウトレイジの『体の一部を武器に変化させる力』を吸収しているのだよ。
そしてその力は我らオラクルにとって非常に面倒なものでね。それを奪い取り、我がオラクル
のものとさせてもらっているのだよ。」
「特に君は体の一部どころか、体全体を変形させるものだからたまったものではない。
だから君の力を優先的に吸収しようと思ったが、まぁいい。」
するとアシッドは体の一部を変形させだした。
アウトレイジのように…。
「貴様…、アウトレイジの力を取り込んだのか!?」
「その通りさ。お陰で我は最強の肉体を手に入れ、ヨミ様にお仕えするのだ!!」
何と、アシッドは体の一部分を変形させ、最終的には右腕、左腕、足を変形させたのだった…。
「ヨミってのがオラクルの大ボスって事だな…。」
「さぁ、アウトレイジの力を吸収した我が力を思い知るがいい!!」
アシッドとクロスファイアの戦いが始まった。
先制攻撃はクロスファイア。自慢のスピードと攻撃力を兼ね備えた奇襲性抜群の攻撃を叩き込む。
「おらぁ!! テメェに構ってる時間はねぇ。さっさと潰れろ。」
「その威勢もいつまで持つかな?」
しかし、アシッドは先程からニヤリと笑っており、余裕の表情を浮かべている…。
そして…、
「無法の鉄槌を喰らうがいい!!」
左腕の武器の一撃がクロスファイアに直撃。
真面に喰らったクロスファイアを腹を抱えたまま、何とか立てている…。
「その武器…、キューブリックの腕か!?」
「そうだ、貴様の弟分の力だ。どうだ? 弟分の力にやられた感想は。」
「フン。その腕は所詮、紛い物。別にどうとも思ってねぇよ。」
するとクロスファイアは手を後ろに隠し、ゴゾゴゾし始める…。
幸い、アシッドはその事に気付いてはいないようだ。
「ん!? メールだ!! それもクロスファイアからだ!!」
「何じゃと!? クロスファイアから!?」
プロメテウス
お前はあの時、レイジング・ブルにいなかった筈だ。
今すぐオラクル本部をぶっ潰せ。仲間が相当危ない目にあっている。
クロスファイア
「オラクルめ…、とうとう始めやがったか。」
「Oh…。『危ない目』って多分実験の事だ。」
「なら、今すぐ出発しましょう!! クロスファイアさんが無事だと分かったなら、早く行か
ないと!!」
事態を重く見た皆はすぐにオラクル本部へ向かう…。
「しっかり捕まってろよ? 飛ばすぜ!!」
プロメテウスの大型バキーには、プロメテウス、デデデ、saya、五朗丸が乗り、武器阿修羅の
大猿は5000GTを乗せて大ジャンプしながら移動。そしてソニックは走り、本部へ向かう…。
果たしてオラクル本部に捕えられているアウトレイジを救う事ができるのか!?
クロスファイアはアウトレイジの力を吸収したアシッドを倒すことができるのか!?