大乱闘スマッシュブラザーズX 天頂と神 作:ブルー・ハイパー
物語になります。
「おーー!! 果物がいっぱいだーー!!」
「ピカーーー!!!」
ヨッシー達は果物の生っている木を見つけ、気によじ登る…。
幸せそうな顔で果物をかじっている。
「ヨッシー超幸せ♡ たまんないよぉーー!!」
「ピカァー♡」
そう、ドン・グリルが撤退した後、あれからこの森を出るために何日も歩いていたのだ。
ケラサスもそろそろお腹が空いてきた頃だ…。
「私にも分けてくださいよ!?」
「うん!!」
のんびりしているヨッシー達…。
そこに、
「あそこを見て!! マンホールみたいな扉があるわ。」
「え? どこどこ??」
ケラサスはまるで扉に誘われているかのように扉へ歩いていく…。
「ま、待ってよーー!!」
「ピカーーー!!」
『ギィーーー…。』
扉を開けると、そこには…、
「な、何…? これ…。」
「凄い…、かっこいい!!!」
何と、自然あふれる森とは対照的に戦艦が待機しているメカメカしい基地みたいな場所だ。
中には数百体のクリーチャーが見回りをしていたり、戦艦のメンテナンスをしたりしている。
「森の地下ってこんな風になってたのね…。」
「かっこいいな…。ボクもあんなのに乗りたい!!」
「ピカ…。」
しかし…、ヨッシーが運悪く足を滑らせてしまう…。
「う、うわーーー!!! 落ちるーーーッ!!!」
「ヨッシーさん!!!」
「ピカーーーーー!!」
そして…、
『ズシャーーーーン!!!』
「イタタタ…。酷い目にあったな…。」
「貴様!! どうやってここに入った!?」
落ちたその直後、見回りをしていた一体のクリーチャーに見つかってしまう。
そのクリーチャーは槍を構えており、下手をすれば攻撃されてしまう…。
「ヒィーーーー!!! お助けーーーッ!!」
ヨッシーもいきなり槍を構えられ、思わずビビッてしまう…。
「…槍をしまえ。」
すると、遠くから声が…。
「メ、メタナイト卿!! 何故です? コイツは勝手に入ってきた侵入者なのですぞ!?」
「彼は、私が共に戦った35人のうちの一人だ。」
「わ、分かりました…。」
シュンとした顔で槍をしまうクリーチャー。
そしてヨッシーに近づくメタナイト。彼もまたあの時の竜巻に飲み込まれていたのだろう…。
「…久しぶりだな。5年ぶりにこうしてまた会えるとは。」
「うん、久しぶりだね。ていうか、あの大きいの何?」
「ここにいるのはヨッシーだけではあるまい!? 全員がここに集まってから説明する。」
「どうやら私達も呼んでいるみたいですね…。」
「ピカ…。」
ケラサスとピカチュウは梯子を使って下へ降りていく…。
そして5分後…、
「全員集まったみたいだな。ではあの戦艦について説明する。」
「あの戦艦、実はどんな技術が使われ、誰が乗っていて、どれだけの出力、大砲の威力など、
ほとんどが解明されていない謎の戦艦なのだ。」
「じゃ、見回りとかしている人達は? メタナイトの知り合い?」
「いや、彼らはオラクルという組織から追放された者達だ。力が無いから、祈らない日があった
から、娯楽に手を出したから等、追放された理由は様々だ。」
「酷い…、そんな理由で追放するなんて…。」
「そしてここには封印された極めて強力なクリーチャーも眠っている可能性もある。
まだこの事は確実な正論ではないが、この世界では力を持ち過ぎたクリーチャーは天からの裁き
で強制的に存在を消され、封印されてしまうそうだ。」
「では、ここに眠っているかもしれないクリーチャーも力を持ちすぎたせいで封印されているって
ことですか?」
「恐らくな…。その可能性は高い。実際、電気や火などもここは非常に豊富でいくらでも湧き出て
いる。」
しかし、その話をしている最中で…、
『ドカーーーン!!!』
「な、何事だ!?」
「メタナイト卿!! クリーチャーが攻め込んでいます!! 凄い数です!!」
「我々も迎え撃たなければ!!」
「…よし、戦闘に参加できる者は侵入者を排除するのだ!!」
「よし、ボク達だって!!」
「ピカ!!!」
「いや、待て。今思いついたが、ピカチュウとヨッシーは戦艦の中に入ってほしい。やってもらい
たい事がある。」
メタナイトは戦いを制止するかのように、ヨッシー達に案を話す。
「…分かったよ。」
「ピカ。」
「うむ、では急いで中に入るのだ。」
ヨッシー達3人はリフトに乗って戦艦の中へ入っていく…。
「ここが、戦艦の中だ。」
「うわ~…。かっこいいな…。」
「ピカ…。」
「ここだ。ここは恐らくエネルギーを溜めるような装置だ。」
メタナイトは袋みたいな装置に指を指す。
「この装置に強い電圧の電気を流すと動くかもしれないのだ。ここの電気ではパワーが足りない。
ピカチュウ程の電圧を持つ電気ならこの戦艦も起動するかもしれない。」
「ピカ!!!」
「やるって言ってるよ。」
「うむ。では、あの装置に強い電気を流すのだ!! 私がそれの電気をあらゆる装置へ接続する。」
「ピ~カ~…、チューーーー!!!!!」
その電気を袋みたいな装置に流しだす。
確かにエネルギーは溜まっていくが、まだ足りない…。
「これではまだ足りない。もっと電圧を上げられるか!?」
「ピ~カ~……。」
(無理も承知の上だが、まだ足りない…。どうすればいい!? だが、今は…、)
「ヨッシーはピカチュウが電気を流している内に戦艦内全てのスイッチが光っているかを確認して
ほしい。付いていないスイッチはそのスイッチを押してオンにするのだ。スイッチは全て天井に
付いている。」
「うん!!」
「グハハハハ…、ヨッシーはどこだ!? この間の恨みを晴らしに来たぞ!!」
攻め込んでいたのはワイルド・ベジーズの軍団だ。
ヨッシーの後をつけ、この前の恨みを晴らすつもりのようだ…。
「いないなら、もっと暴れて誘い出してやる!!」
「メタナイト卿の元には行かせん!!」
「我らを救ってくださったのだ、今度は我々が戦って恩を返さなければ!!」
「フン。メタナイトって奴はどうでもいい。ヨッシーに用があるんだよ!!」
そう言い、更に基地の中で大暴れするドン・グリル達…。
このままでは基地が破壊されるのも時間の問題となる。
「あー、もー!! オンになっていないスイッチはあるのか? 戦艦広いから一周するだけでも
一苦労なのに…。それにこの前の奴らも暴れてるし…。」
急ぎつつも、一つ一つスイッチを確かめているヨッシー。
ドン・グリルが大暴れしているせいで地響きまで起こるように…。
「クッ…。このままでは地響きの影響で接続が途絶えてしまう…。そうなればピカチュウの労力も
全て無駄になってしまう。もうひと踏ん張りだ、ピカチュウ!!」
「ピーーーーカーーーーー!!!!!」
(そろそろピカチュウも限界か…。あと10秒以内にエネルギーを満タンにしなければ…。)
「ピ、ピ…、ピカーーーーーーーー!!!!」
「ん? エネルギーが満タンになった…。ピカチュウ!! もう大丈夫だ!!!」
「ピ…、ピ…、ピ…。」
「ピカチュウ…、まさか無理しすぎて体調を崩したか!? 大丈夫か!? ピカチュウ!!!」
「メタナイト、こっちもOKだよ!!」
「うむ。」
「何て数だ…。このままでは。」
一方、押されているメタナイト側のクリーチャー達…。
そこに、アナウンスが流れてきて…、
『諸君、よく戦ってくれた。急いでこの戦艦に乗り込むのだ!!!』
「メタナイト卿だ!! 急いで戦闘から離脱するぞ!!」
「オーーーーー!!!」
「逃がすな!! ヨッシーをおびき出せ!!」
「ヨッシーをおびき出せ!!」
「ヨッシーをおびき出せ!!」
「ヨッシーをおびき出せ!!」
ドン・グリルも声を上げるが、その隙に戦艦に次々と搭乗していくクリーチャー達…。
そして最後の一人が搭乗した瞬間に…、
「卿、これで全員搭乗しました!!」
「うむ。ではこれより発進する!!」
すると、基地の天井が空き、そこから戦艦が浮上する…。
「おのれ…、逃げられたか…。」
悔しそうな目でドン・グリルはただ、見ているだけだった。
「ピ…、ピ…、ピ…。」
「こりゃ、凄くしんどそうだよ!!」
「やはり電気を流した時に無理をして体調を崩したか…。すまない。あんな無理をさせて。」
「卿、急いで手当をします。」
「あぁ、頼む…。」
無事に戦艦は発進したが、ピカチュウは体調を大きく崩してしまった…。
責任を重く感じたメタナイトは立ち直れるか!?