大乱闘スマッシュブラザーズX 天頂と神   作:ブルー・ハイパー

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今回から、後書きに今回活躍したクリーチャーの能力を書こうと思います。


E26 黄金龍 鬼丸「王牙」

「フフフフフ・・・。後は鬼無双カイザー「勝」、君だけだ。

 大人しく再び悪夢の中へ幽閉されるがいい・・・。 それと動けなくなった鬼丸

 は邪魔だな・・・。どこぞなりに消え失せたまえ。」

 

鬼丸を蹴飛ばしながらカイザー「勝」に耳元で囁くガノンドロフ・・・。

鬼丸とガノンドロフは今、カイザー「勝」の頭の上にいる。

蹴飛ばされたことで鬼丸は落下。この高さから落ちれば命の保証はできない。

 

「クソ・・・、変なドラゴンを倒せると思ったら、今度はガノンとかいうおっさんに

 蹴飛ばされて・・・。あんまりだぜ・・・。」

 

このままじゃ、何かしらの奇跡でも起きない限り俺は確実に死ぬだろうな・・・。

死んだら死後の世界にでも流れ着くのか?

・・・俺は落ちている間にこんなことでも考えていた。とんだロマンチストだな、俺は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・なるほど。大体の事情は分かった。要はゴスペルって奴の所に行ってそれから

 オラクルって奴等を倒すって事か。」

「ただ、その前にアウトレイジにも協力してもらう為、今はレイジング・ブルへ向か

 ってるんだけどね。」

 

現在、ボク達はファルコンと合流し、事情を説明しているところ。

しかし、ファルコン・ボンバーはその会話を聞いて鋭い目つきになる…。

その事にボク達は気づかなかった。

 

「…師匠、この世界はとても広いですよ。移動手段にするなら、何かの乗り物にした方がいいん

 じゃないですか?」

「そんなに広いのか…、この世界は。…分かった。じゃ、俺の『ファルコン・フライヤー』を

 移動手段にする。」

 

しかし、ファルコンがファルコン・フライヤーを呼ぼうとした瞬間、『キシキシ』と奇妙な音がボク達の耳に入る…。

 

「何だ? 呼ぼうって時に変な音が…。」

 

その音は次第に大きくなっていき、やがて耳を塞がなければ耐えられなくなるほどになってしまう。

そして、現れたのは…、

 

 

 

「…コイツは、…影虫!? だけど赤くなってるぞ。」

「ドンキーとディディーの姿をしてる…、コピーされたみたいだよ…。」

「ですが、亜空軍は5年前に倒したはずでは!?」

 

赤く変色した影虫がドンキーとディディーの姿をコピーしてボク達に襲い掛かる…。

赤く変色していてちょっと変とは思っていたが、特に気にすることなく戦闘体勢に入る。

 

「どうやら戦うしかないみたいだな…。」

「ボクだって成長したってところを見せてやる!!」

 

ボク達も持てる技で立ち向かう…。

 

 

「PKファイアー!!」

「ファルコン・パンチ!!」

「ディンの炎!!」

「勇者の弓!!」

 

「…ケケケ。」

 

しかし、4人の攻撃をまともに受けてもニセドンキー達は無傷だ。全くダメージを受けていない。

それを証拠に踊り出したり、陽気に挑発する始末だ…。

 

「腹立つな…、むしゃくしゃするよ!!」

「それにいくら影虫とはいえ、ここまで強いはずが…。」

 

一度、ヨッシーと共に影虫のニセピーチと対峙したことがあるリンク。

一度戦っているので影虫の強さは分かっている…。

 

 

 

「それは、ライス・シャワー様が生み出した究極の影虫だ。リンク、姫、お前達に倒せる訳

 が無い…。」

 

茶色のフードをかぶって現れる男…。

当然顔も隠れているので正体はわからない。

 

「貴方は…、まさか!?」

 

 

「…そのまさかですよ、姫。察しがいい。」

 

そして男はフードを脱ぎ捨てて…、

 

 

 

 

 

 

「…水晶皇帝(クリスタル・エンペラー)。俺の名前だ。」

「ゼルダ姫、知り合いなの?」

 

「えぇ…、私に仕える騎士の1人です。ですが、彼は半年前に行方不明になって…。」

 

 

 

 

『少年…、聞こえるか少年。』

「あ、ゴスペル。どうしたの?」

『あの姫君に仕えている騎士である者…。あの男からどす黒いオーラを感じる…。まるで誰かに

 操られているかのように…。』

 

「…ゲーム・スタート。」

 

ボクがゴスペルと会話していたときだった…。

クリスタル・エンペラーって男が何かを呟くと空気が急に冷たくなって寒気がした。よく見ると地面に無数の氷柱が発生している。これじゃ、寒くなるわけだ。

だけど、男はそれでも容赦なく襲い掛かった…。

とてもじゃないが、動きは早く、なかなか動きが読めなかった…。

 

「…遅い!!」

 

寒い中、男だけは平気で活動している…。

こっちは相当不利なのに…。

 

「動きが鈍いな…。これでゲーム・オーバーだ。」

 

 

 

 

 

 

 

『…鬼丸よ、これでもまだ天頂(ゼニス)の力を不要とするか?』

 

死ぬことをとうとう受け入れてしまった俺…。

しかし、そんな俺に再びゼニスとかいう奴が俺の意思に干渉してくる…。

 

「またお前か…、誰がゼニスなどに…。」

 

『今のお前ではこの状況を打破するのは不可能だ。この後お前は死に、カイザー「勝」

 は悪夢の中に再び幽閉される。』

「何故そんな事が分かる?」

『言わずとも分かろう。このまま落下すれば、地面にたたきつけられ死ぬのだぞ。今は

 特殊な力で時間を止めているが、いつまで持つかだ。』

 

『それに我は未来が全て読み通せる。このままではお前は確実に死ぬ。だが、お前

 が天頂(ゼニス)の力を受け入れたのなら話は別だ。そんなお前がこれからどう

 なるかは我にも分からぬ…。』

 

確かにコイツの要求を呑めば、この状況は打破できるかもしれない。

だけど、その為には秘伝の玉を捨てなきゃならない。

噂じゃ、ゼニスと秘伝の玉の相反するもの、2つ持っている状態でどちらかを使うと互いの反発する力が大きくなってやがてどっちも壊れるらしい。

…だからコイツの要求には呑めない。

 

 

 

 

『ほぅ…、どうやら秘伝の玉を手に入れているみたいだな…。どうりて、天頂(ゼニス)の力を

 拒む訳だ。だったら、我が秘伝と天頂、どちらの力も使えるようにしてやる。』

 

すると、コイツは秘伝の玉とゼニスの力について考えていた俺にそう話を持ち込んできた…。

俺の心はアイツに見透かされているのか!? …この時から俺はそう考えるようになった。

 

『厳密には、お前がどちらかの力を使っている間、使っていない力の源は我が預か

 るという話になるがな。所持者が違えばどちらかの力が発動しても反発する力が

 作用する事は無い。』

 

 

「…本当にそれでこの状況を打破できるのか!?」

『あぁ…。』

 

 

 

「…分かった。さっさとゼニスの力を俺によこしな。」

『いいだろう…。お前にもう一つの力、…『天頂の宝玉』をお前に与える。』

 

本当にこの状況を打破できて、秘伝の玉も壊れないって事は今でもまだ完全に信じちゃいない。

だけど、この『天頂の宝玉』。…おもしれぇじゃねぇか。

 

 

そして俺の体が銀色に輝きはじめる…。

時間が再び動きだすと、

 

 

 

 

 

 

 

 

「な、何だ!? 鬼丸のあの姿は…。」

「鬼丸…、お前は…。」

 

「この姿が『黄金龍(ゴールデン・ドラゴン) 鬼丸「王牙(オーガ)」ってわけか…。』

 

体が銀色に輝き、ドラゴンのような外見になったことで原型はほぼ留めていないが、バイザー越しの目つきは変わらない…。

 

「さぁ、来い!!」

「いいだろ…」

 

 

「…黄金王牙スラッシュ!!」

 

ガノンドロフのおっさんが構える前に横回転斬りでカイザー「勝」の上から振り払う。

今度はガノンドロフが地面にたたきつけられ、形勢逆転。

 

「…先程とは、けた違いの強さだ。」

 

 

「ククククク…、ガノンドロフよ。ここはひとまず引くのだ。」

「ラ、ライス・シャワー様!! しかし私はまだ戦えます…!!」

 

 

 

 

 

「…いいか? ……は…………だ。……だから…………するのだ。」

「成る程。仰せのままに。」

 

「アイツ、ガノンのおっさんに何吹き込んだんだ?」

 

「鬼丸よ、今日の所は撤退する。だが、この借りはいずれ返す!! …いずれな。」

 

ガノンドロフとライス・シャワーとかいう奴は姿を消した…。

そして俺とカイザー「勝」も、強制的にこの空間から押し返された。

 

 

 

 

 

 

 

「う、う…、ウゴァーーーーーーーーーーー!!!!」

「どうしたッピ!? 鬼丸から黒いのが出ていくッピ!!」

 

一方、元の世界では鬼丸が苦しみだし、体から、黒き龍が出ていき、体の色も元に戻り出す。

 

「う、う~ん…、ここは、…元の世界!?」

 

「良かった…、元に戻ったよ兄さん!!」

「あぁ…。」




黄金龍 鬼丸「王牙」

・鬼丸が『天頂の宝玉』の力を受け入れ、ゼニスと化した鬼丸の新しい姿。
・以前は乗り物としていた大剣もゼニスと化し、巨体となったことで武器
 として扱えるようになった。
・その大剣から放たれる一撃はあらゆる軍団を一瞬で灰にする。

技名
・黄金王牙スラッシュ
・王牙秘伝ゴールデン・ビクトリー
・爆激王牙斬
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