大乱闘スマッシュブラザーズX 天頂と神   作:ブルー・ハイパー

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E4 二大強力タッグ誕生!!

前回、モーツァルトとドラゴンの大群に襲われたマリオ達。

このままでは追い詰められてしまう…。

しかし…、

 

 

「電磁砲!!」

「天…空!!!」

「はどうだん!!」

 

そこに現れたのはアイク、ルカリオ。そしてもう一人は…。

 

「貴様…、何者だ!?」

 

「…俺は竜。まさか、ドラゴンを縛る外道なドラゴンがいたとはな…。」

「竜とか言ったな。さては貴様等もベートーベン様に刃向う愚か者だな!? 者共、奴らを

 叩き潰すのだ!!」

 

すぐさま、アイク、ルカリオ、竜に襲い掛かるモーツァルトだが、動きが単純な為、すぐに動き

を読まれてしまい…、

 

「煉獄ッ!!!」

 

地獄の炎が宿っている『煉獄刀「炎龍」』の斬撃を受けてしまったモーツァルト。

しかし、頑丈な鎧を着込んでいるせいであまりダメージは与えられてない…。

 

『クソッ! このまま戦っても無駄に消耗するだけか…。なら…、』

 

「ここは一旦撤退だ、者共、戻るぞ!!」

 

このまま戦っても意味が無いと判断したモーツァルトはドラゴン達と共に撤退した…。

 

 

「逃げたか…。」

 

そっと呟く竜。マリオ達はすぐに竜の元へ駆け寄る。

 

「なぁ、今の技凄かったな!! 名前は?」

「俺は竜。よろしくな!!」

「俺はマリオ。こちらこそよろしく!!」

 

「ところでさ、さっき奴が言ってたベートーベンって何者なんだ?」

 

表情を変えて竜がマリオに問いかける。

 

「ベートーベン、どうも奴はドラゴンの王らしい…。それにドラゴン達を操ってこの森を

 襲ったのも奴らなんだ。」

 

そしてマリオ達はここまでの話を長く語り…、

 

 

「…よし、俺もそのベートーベンを倒して操られたドラゴン達を助けるぞ!!」

「…我も助太刀しよう。」

「俺もだ。」

 

こうして竜、ルカリオ、アイクが仲間に加わり、マリオ達6人はベートーベンを倒す為、

この森を抜けるのだった…。

 

 

 

 

 

 

「どうしたんスか? 兄貴。」

「別に…。何でもねーよ。」

 

場所変わってここはアウトレイジが住む街『レイジング・ブル』。

24時間騒ぎなど収まられない街だ。

先程、オラクルに奇襲をかけたばかりである…。

 

「俺、ちょっと外に出るわ。」

 

クロスファイアはいつも通ってる喫茶店から出て、ある事を考えだす。

 

「『人の命をそんなふうに言うなんて最低です!!』…か。何考えてんだ、俺は…。」

 

ふとsayaが言っていた事を思い出し、ため息をつくクロスファイア…。

 

 

 

「兄貴…、探しに行かないんスか?」

「な、何言ってんだよ!? 俺等はアウトレイジだぜ!!? 誰が他人なんか…。」

 

 

 

 

 

「あんまりですよ!!」

「あん?」

 

 

「…女の子を助けないなんてあんまりッスよ!! オレはかっこいい兄貴に惚れて今まで

 付いてきたんスよ!!?」

「だから何だってんだよ。」

 

 

 

「…だから、兄貴らしくないッス!! そんなかっこ悪い兄貴なんて最低ッス!!!!」

「フン。俺はお前の妄想通りにゃ動かねーよ。」

 

 

「…もういい!!!」

 

そしてクロスファイアの弟分は走ってどこかへ行った。

クロスファイアはsayaだけでなく、弟分の信頼も失ってしまった…。

 

「ケッ…、アイツまで何だよ。何生真面目に…、」

 

無意識にだが、涙が出てしまった。

 

「何でだ? 何で涙が止まらねぇんだ!?」

 

恐らく、sayaから、弟分から信頼を失い、居場所が無くなったからだろう…。

今日は一人ぼっちの暗い夜を過ごす事になるだろう…。

 

 

 

 

 

「どうしよう…。もう暗いし…。急に飛び出したのがいけなかったのかな…。」

 

一方、sayaはまだ森にいるようだ。

しかし、もう夜なので道に迷っている様子だ…。

 

 

「フフフフフ…。貴方にはここで捕まってもらう。」

 

突然、sayaに襲い掛かるオラクルの一味。

sayaも魔法で反撃を試みたが、辺りは真っ暗。何も見えないせいですぐに捕まってしまった…。

 

「ン~!! ン~!!」

 

口と手を縛られてしまい、身動きが取れない。

そしてオラクルはsayaを連れて森から姿を消した…。

 

 

 

 

一方、レイジング・ブルでは…、

 

 

「兄貴…、…いや、もうアイツはオレの知ってる兄貴じゃないッス!!」

 

するとテレビやラジオにある変化が…、

 

 

『愚かなアウトレイジの諸君に警告する。sayaという者は預かった。返してほしくば、

 君らの持っているレイジ・クリスタルを渡したまえ。さも無くば彼女の命は無い。』

 

オラクルがラジオやテレビに電波ジャックを仕掛け、アウトレイジに警告してきた。

恐らく、アウトレイジがオラクルに奇襲を仕掛けた仕返しなのだろう…。

 

「あの子…、もしかして兄貴が言ってた女の子!? なら急がないと!!」

 

 

 

「フフフフフ…。果たして助けに来る方はいるのでしょうか…。ククククク…。」

「…お願いです。放してください!!」

 

 

「…それはできません。貴方は我らオラクルの秘密を知ってしまった。なら殺すしかないのです。」

「そんな…、やめて…。イヤーーーーー!!!!」

 

『ドカーーーーーーーーン!!!』

 

sayaが悲鳴を上げると同時に爆発音が上がる。

そこから現れたのは…、

 

 

 

「来たな、『疾封怒闘(スパイラル・アクセル) キューブリック』よ…。」

 

現れたのはクロスファイアの弟分、もといキューブリックだ…。

お人好しな彼は真っ先にsayaを助け出す為に来た。

 

「おい、ゾロスター!! オレと勝負だ!! オレが勝ったらその女の子は返して

 もらうぞ!!」

「良かろう…。相手になってやる…。」

 

 

こうしてゾロスターとキューブリックの戦いが始まった…。

余談だが、キューブリックは戦いになると口調が荒々しくなり、語尾の「~ッス」も抜ける

のだ。

 

「女の子を泣かせるなんて…、許せない!! ハァーーーッ!!」

 

先制攻撃を仕掛けたのはキューブリック。

大きい拳で殴りかかろうとするが…、

 

「…甘いッ!!」

 

しかし、持っている杖からバリアを張られ、攻撃を防がれる。

 

「あのバリア…、かなり硬いな…。だが、」

 

バリアの策を思いついたキューブリックはすぐさま、後ろに下がる…。

 

「逃げる気か? だが、逃がさん!!」

 

後ろに下がるキューブリックを追うゾロスター…。

しかし、これを狙っていたキューブリックは…、

 

 

「…今だ!!!!」

 

いきなり、前へ走り出し、体の一部を武器に変形させる。

キューブリックはその武器の刃でバリアを砕いた…。

 

「いくら強力でも至近距離から刃で攻撃されたらバリアもおしまいだ!!」

「クッ…。こうなったら…、」

 

 

 

 

 

 

 

「いでよ、我が神、『神聖騎 オルタナティブ』!! 姿を現すがよい!!!」

 

『ゴゴゴゴゴーーーーー!!!!』 

 

ゾロスターが叫ぶと地震が起こり、一部の建物が崩れ出す…。

そこから現れたのは…、

 

「グルルルル…。」

「お~、神よ、我をお助け下さい!!」

 

禍々しい姿をしていた…。巨体な体を持っており、クロスファイアよりも大きい。

腹には巨大な顔が三つもあり、神というよりはまるで狂気のドラゴンのようだ。

そしてオルタナティブはsayaに近づき…、

 

「え? な、何…?」

「グルルルル…。お前には我の生贄になってもらう…。」

 

オルタナティブはsayaを摘み、腹に持っていく…。

腹には巨大な顔が口を開け、sayaを噛み砕こうとしている…。

 

「そうはさせるか!!!」

 

キューブリックもsayaを助ける為、オルタナティブに攻撃しようとするも…、

 

「…邪魔だ。」

 

しかし、あまりにも体格差がありすぎて、あっさりふり払われてしまった…。

 

「クソ…。このままじゃ、あの女の子が…。」

 

まさに絶対絶命…。キューブリックも立てず、もう戦える者はいない…。

だれもがそう確信した瞬間だった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…オレを忘れてもらっちゃ、困るぜ。」

 

戦場にその声が響き渡る…。

すると…、

 

「ゴバァ…!!」

 

目に見えない体当たりを喰らってしまい、思わず悲鳴を上げるオルタナティブ…。

その勢いでsayaを離してしまった。

 

「キャーーーーー!!!」

 

 

 

そしてその姿が見えると…、

 

 

 

「Hey! どうやら決まったみたいだな。」

 

「え…? ソ、ソニック!!!? でも…何で!?」

 

sayaも思わず声を上げる…。

ソニックはゲラコビッツに捕まっていたはずだが、何故ここにいるのか?

 

「あぁ…。奴のアジトから檻を破って出てきたんだ。sayaがピンチだからな!」

「あ…、ありがとう…!!」

 

「…この針鼠が調子に乗りおって!! これでも喰らえ!!」

 

オルタナティブも口から破壊光線を連続で吐き出すが…、

 

 

「そんなもんじゃ、俺は倒せないぜ!!」

 

しかし、破壊光線も鮮やかに避けられてしまい、また体当たりで攻撃する。

 

「グゥ…!!! …ギシャーーーーー!!!!」

 

体当たりは喰らってしまったが、隙を突かれてしまい、体を掴まれてしまう…。

そしてソニックを握りつぶそうとしている…。

 

「グッ…!! なんて…握力なん…だ…。」

「こうなったら貴様を潰してからたっぷりあの女を頂こう…。」

 

オルタナティブはそのままソニックを腹の顔に近づけ、噛み砕こうとした…。

しかし、またしても奇跡が起こる。

 

 

 

 

『ズシャーーーーン!!!』

 

またしても爆発音が上がる…。

そこにいたのは…、

 

 

 

 

 

「ケケケケケ…。おもしれー事になってんじゃねーか。ガキ1人にここまでするなんてさぁ。」

 

…クロスファイアだ。それもかなり怖い目つきになっている…。

 

 

「な、何で来たんですか!? 他人なんてどうでもいいって言ってたのに…。」

「あぁ…、アレか。ちょっとオラクルにイラッと来てなぁ、潰しに来たんだよ。」

 

すると他のアウトレイジ達も駆けつけ、sayaを救出する。

 

「よし…。逃げるぞ!!」

「えっ?」

「今のクロスファイア、アンタをやられてブチ切れてっからかなりやべぇぞ。」

「でもさっきは他人なんかどうでもいいって…」

 

「…アイツ、ホントはよ、すげぇお節介で仲間思いなんだが、どうも女にはひねくれて

 しまう所があるんだよな。」

 

 

 

「ケケケケケ…。さぁ、潰させてもらおうか。ちょいとイラッと来てるんでね…。」

「馬鹿馬鹿しい! 我がオラクルに仕えし者よ、あの愚か者を倒すのだ。」

 

するとゾロスターは悪魔の大群を呼びだす。

 

「おいおい、舐めてんのか? この雑魚どもで俺を始末しようなんてさ…。

 …ちょいと痛い目にあってもらうが、悪く思うなよ!?」

 

クロスファイアはすさましいスピードでオラクルの大群に殴りかかる。

 

「ゴボァ!! く、首がぁーーーー!!!」

 

「あ~ぁ…、相変わらずえげつねぇ戦い方するなぁ…。」

「sayaって奴がやられたせいで変なスイッチでも入ったんだろ。」

 

クロスファイアは相手の首の骨を折らせて戦闘不能にしてしまう戦法がメインだ。

いくら無法者(アウトレイジ)と言えど、こんな戦い方をするのは彼だけらしい…。

 

 

「…あん? もう終わりか?」

 

呑気に言ってるが、クロスファイアが出した被害は相当なものだ…。

辺りには首の骨をやられて苦しんでいる悪魔が沢山いる。

 

「後はその化け物だけだな。」

 

そう言うとすぐさま、ソニックを握っている右手に攻撃し、ソニックを解放する…。

 

「おのれ…、こうなったら全員潰してやる!!」

 

 

「全員を倒すみたいなら、一撃で奴を倒すしかないみたいだぜ。クロスファイア…だったっけ?

 ちょっと協力してくれ!!」

「フンッ。いいだろう。足引っ張んなよ?」

「そっちこそな。」

 

こうしてソニックとクロスファイアの強力タッグが誕生。

すぐさま、ソニックが回転を始める…。

 

「どうあがいても無駄だ…。これでも喰らえ!!」

 

オルタナティブもエネルギーを充電し始める…。

しかし、ソニックの方が一歩速かったみたいだ…。

 

 

「…今だ!! この状態の俺を投げてくれ!!」

「よし、分かった。」

 

そしてクロスファイアもスピン状態のソニックを持ち上げるが…、

 

「グゥ…。コイツ、なんてスピードで回転してるんだ…。」

 

さすがの彼もソニックの力を制御できずにいたが…、

 

「クソッ!! こうなったら…、くたばれ、針鼠ーッ!!!」

 

なんとソニックのコントロールを放棄し、全然違う方向へ投げ出した。

しかし、動きを見たクロスファイアはすぐにソニックをキャッチし、また投げる

体勢を構えた…。

 

「…これで終わりだ。『神が齎す死の光進(オラクリオン・デス・パレード)』!!」

 

3つの巨大な顔と槍が巨大な破壊光線を発射し、辺りと共にsaya達を消し去ろうとしたのだ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…今だ!! さぁ…、自分からの攻撃を受けてお前が消え去れーーーッ!!!!」

 

しかし、クロスファイアはこの時を待っていたみたいだ…。

ソニックのを時計周りに振り回し、巨大なシールドを作っていたのだ。

更にそのシールドは風の力で攻撃の向きを無理やり変えさせる力もある。

 

「何ッ!!? 攻撃の向きを無理やり捻じ曲げただと!!?」

 

そして自らの攻撃を反射され、まともに喰らってしまったオルタナティブは…、

 

「そ、そんな…。 神である我が…負けるなど…有り得ない…!! グォワーーーーーッ!!!」

 

そして敗北し、粒となって消えた。

 

「ば、馬鹿な…、神であるオルタナティブが…。」

「…おい。ここに捕まってるクリーチャーを解放しろ。1人残らずにな!!」

 

クロスファイアがゾロスターを捕まえ、解放しろと脅す…。

さすがに解放しないと命が無いと考えたゾロスターは…、

 

「ヒ、ヒィ…!!」

 

捕まえたクリーチャーを全員解放したのだ。

これでオラクルの一部を壊滅させた事になる。

そしてゾロスターは魔法の力で姿を消し、撤退した…。

 

「ハハッ…!! アイツ、怪物倒されたら随分と弱く見えるんだな。」

 

『ハハハハハ!!!!』

 

アウトレイジ達も愉快に笑い出し、一部の場所に平和が訪れた…。

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