大乱闘スマッシュブラザーズX 天頂と神   作:ブルー・ハイパー

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E6 ヨッシーとケラサス

「ゆ、夢じゃない!? こんなに沢山の食べ物に囲まれるなんて!!」

 

ここは…、周りに食べ物が沢山置いてある森だ。

クロスファイア達が住んでいるレイジング・ブルがすぐそこに見える。

 

「あ~ぁ…、ヨッシー幸せ♡」

 

 

…食べていたのはヨッシー。

彼(?)もこのクリーチャー世界に飛ばされてきたが、食べ物の香りですぐ目が覚め、

現在は食べ物の山をひたすら食べているところである…。

 

「あの…、その…、お食事中すいませんけど…。」

「あ、どうしたの?」

 

するとヨッシーは食べるのを止め、声をかけてきた女の子の方へ振り向く。

 

「お、お願いがあるんです…。どうか、私達を助けてください。そこにある食べ物は

 好きなだけ食べていいので…。」

 

「え!? こんなに食べ物を置いたのって君なの!!?」

「う、うん…。一応。」

「こんなに食べさせてもらってお礼をしない訳にはいかないよ! ボクが助けるよ!!」

 

こうしてヨッシーは女の子達を助ける為、ヨッシーは腹ごしらえをしてから、助けに

行くことに…。

 

「ところで君、名前は?」

 

 

「ケラサス…です。一応アウトレイジ…ですよ?」

「あうとれいじ…? 聞いた事無いなぁ…。」

 

ケラサスはアウトレイジなのだが、ヨッシーには全然分からない。

 

「アウトレイジを知らないんです…か?」

「うん。」

 

ケラサスがアウトレイジについて簡潔に説明する…。

そして話が終わった時には…、

 

「グゥ…、グゥ…。」

 

ヨッシーは寝ていた。

 

「き、聞いて…ましたか?」

「…ハッ!! うん。」

「ならいいんだけど…。」

 

そして十分に腹ごしらえを終えたヨッシー。

こうしてケラサスと共に森の奥へ向かったのだった…。

しかし、ヨッシー達が見た光景は…、

 

 

 

 

 

「グルルルル…。お前…、美味そうだから食ってやるよ…。」

 

そう、森に住む巨大なクリーチャーと遭遇してしまった。

しかも、ヨッシー達を食べる気でいるようだ…。

 

「に、逃げろーーーー!!!!」

 

当然逃げ出すが、運の悪いことに同じ姿をしたクリーチャーが更に3体も現れた…。

 

 

「これじゃ、逃げられないよ…。」

「こ、怖い…です。」

 

ヨッシー達は4体のクリーチャーに囲まれてしまった。

前後左右に立ち塞がっているのでこれでは逃げることができない…。

 

 

 

 

「ピカ~~~!!!」

 

するとヨッシーにとって聞き覚えのある鳴き声が…。

 

「ピ、ピカチュウさんだ!!!」

「ピカ~~!!!!」

 

 

何と、ピカチュウはクリーチャーに捕らわれていた…。

必死で脱出しようと10万ボルトを放ち続けているが、クリーチャーにとっては返ってエネルギー

になるだけだ。それを知らずに今も脱出しようとしている…。

 

「俺は『味頭領 ドン・グリル』、この森の収穫番長だ!!」

 

「…違う!! 俺様が収穫番長だ!! 見ろ、このセクシーな肉体美を!!」

「気持ち悪いだけだろ!! 番長は俺様だ!! …よく見ろ、このモリモリの筋肉を。お前の

 ただ気持ち悪いだけの筋肉とは違うぞ。これこそ番長の証だ!!」

「いや、番長の証は万能な頭にあり。何でも分かる俺こそが番長だ!!」

 

「…。」

「今のうちに逃げようか…。」

 

正直どうでもいい事で争いだした4体のドン・グリル。

ヨッシーとケラサスもその場から静かに立ち去って行く…。

 

 

 

「全く…、訳の分からん場所に来てしまったゾイ…。これじゃ、一生ここで彷徨ってここに

 墓を建てるのかゾイ!?」

 

そしてデデデは改めて周りを見渡す。

樹ばかりが並んでおり、太陽の光もほとんど当たっていないので気味悪く見える…。

 

「それだけは勘弁してほしいゾイ!!!」

 

「おい、お前はとびきりウマそうだな…。食ってやる!!」

「エ、エ、ヒェーーーーーーッ!!!!」

 

 

 

 

「…しまった!! あの怪物にピカチュウさんが捕まってるの忘れてた!!」

「でもどうやって助けるんですか? 4体相手じゃ、私達が不利ですよ!?」

「う~ん…。」

 

『ギャーーーーーーーーッ!!!!!』

 

「デ、デデデ大王だ!! 多分さっきの奴らに襲われたんだと思う。急ごう!!」

「う、うん…。」

 

デデデの悲鳴を聞いたヨッシー達はすぐさま、ドン・グリルがいた場所へ急いで戻る…。

 

 

 

「やめるゾイ、ワシは食っても美味しくないゾイ!!」

「いいや、とってもウマそうだ…。」

「誰が食うんだ?」

「俺だろ。」

「いいや、俺様だ!!」

 

「デデデさん、ピカチュウさん、今助けるよ!!」

「フン…、さっきの奴らか。まずは奴を倒してからたっぷりコイツを食ってやるぜ!!よし、

 ワイルド・ベジーズ共、奴を俺様の餌にするのだ!!」

 

ドン・グリルの呼び声でワイルド・ベジーズの集団が集まり、ヨッシー達を襲おうとする…。

 

「…思い出した! ここは『ワイルド・ベジーズ』と呼ばれる種族の住む森だったんだ。」

 

ケラサスが突然、ワイルド・ベジーズの事を思い出した。

 

「よし、奴らを叩き潰して俺様の餌にするのだ!!」

 

 

 

「…そうはいきませんよ! ボクが餌にして食べてやる。いただききまーす♡」

「え…?」

 

そう、運悪くヨッシーの恐ろしさをワイルド・ベジーズは知る予知も無い…。

ベジーズの軍団が次々と捕食されていく光景を見て、誰もが別の意味での恐怖心を覚えるの

だった…。

 

「コイツ…、化け物か!?」

「化け物じゃないよ~、ヨッシーだよ~。」

「に、逃げろーーー!!!」

 

ヨッシーが歩き出すたびに、ドン・グリル達は後ずさりする…。

そして遂に…逃げた。

 

「ピカーーー!!!」

「た、助かった…ゾイ…。」

 

大慌てで逃げて行ったお陰でピカチュウとデデデを放っておいたドン・グリル達。

そのお蔭でデデデ、ピカチュウが助かった。

 

「ヨッシーさん…、貴方とんでもない方…ですね…。」

「いや~、それほどでも…」

「…褒めてませんから。」

 

 

 

 

「おのれ~…、次会った時にはボコボコにして餌にして食ってやる!!」

「じゃ、あの方法で奴らと戦ってみたらどうだ?」

「あの方法でかよ!!? 悩むなぁ…。」

「この際、そんな事はどうでもいいだろ? 奴らを倒す為だ。『ヨッシー』っていう野郎を…。」

 

場所変わってここはワイルド・ベジーズの住処。

どうやら、ヨッシー達を倒す為の作戦会議中だ。

 

…ドン・グリルの『あの方法』がまさかあんな結末を迎えようとはまだ誰も知らなかった…。

 

 

 

ヨッシーはシンプルに食べてやっつけると方法をさっきの戦闘で思い出したようだ…。

何でも、さっきの時まで食べてやっつけるという方法を忘れていたらしい。

 

「よ~し、これならどんな奴でもやっつけられるぞ!!」

「…性格には『食べられる』ですけどね…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぉーーーーーーー!!!!!」

 

すると誰かの唸り声が上がる。

かなり大きい唸り声なのでこの近くにいるのだろう…。

 

「ピ、ピカ!!?」

 

「どこだ、クロスファイア!! どこにいるんだ!!?」

「ちょっと…、デデデさん!? どうしたの?」

 

何と唸り声をあげていたのはデデデだった…。

しかも、彼の様子がおかしい。

果たしてデデデの身に一体何が起こったのか!?

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