大乱闘スマッシュブラザーズX 天頂と神 作:ブルー・ハイパー
「こうなったら、貴様から叩き潰してやる!! …勝負だ!!」
「い、嫌ですよ!!」
「…それだ。その臆病な性格のせいでクロスファイアは死んだんだ!!」
「…もう!! 分かりましたよ…。」
強引にだがデデデとsayaとのバトルが始まった。
「まずは先手を撃たせてもらうぞ。これでも喰らえーー!!」
デデデはハンマーを取り出し、水の斧のように振りかざしてsayaに襲い掛かる。
…しかし、デデデがこんな技を使えるわけがない。
「…うわっ!!」
思わず戸惑ったsayaだが、大振りだった事が幸いして何とか避けられた…。
「あ、危なかった…。」
「チッ…、コイツに憑りついて戦うのも無理があるか…。仕方ない。」
するとデデデは突然倒れてしまい、中からクリーチャーが飛び出てくる…。
クロスファイアに似たスーツを着込んでおり、獣のような手と顔をしている。
「この俺がこのデデデとかいう奴に憑りついていた奴の正体だ。」
「あ、貴方は、一体…。」
「俺はプロメテウス…。『
何と、デデデに憑りついていたのはアウトレイジのクリーチャーだった。
「ア、アウトレイジの人ですか!? なら聞いてください!! アウトレイジの皆が突然いなく
なって…」
「…アウトレイジの事は貴様を倒してから解決する。」
sayaはプロメテウスに説得しようとするも、プロメテウスは聞く耳も持たない…。
「さっきの攻撃は外したが、次はそうはいかねぇ…。これで終わりだ!!」
すると右手を緑の斧に変形させた。
その瞬間を目の当たりにしたsayaも驚く…。
「アウトレイジってのは皆こうさ。体の一部を武器に変形させられる…。
何でもこの事がオラクルに一番恐れているらしいがな。まっ、ここで倒れる貴様には関係
ねーか…。さぁ、今度こそ終わりだ!!」
プロメテウスは右手の斧に水の力を宿し、再びsayaに斬りかかろうとする…。
「ここは守らないと!!」
氷魔法で氷を盾にするが、すぐに壊されてしまった…。
「それで守ったつもりかよ!?」
「…今です!!」
すぐさま風魔法で風を起こし、プロメテウスを吹き飛ばす。
流石に避ける術もなく、地面にたたき落とされ、ダメージを受けてしまう…。
「ほぉ…、少しはやるみたいだな…。だが、まだまだだ!! もっと来い!! それを全て
叩き潰してやる!!」
今度はプロメテウスも風の力を宿らせ、斬りかかろうとする…。
彼は水と風の力を使うことができるアウトレイジだったのだ。
「俺はクロスファイアと共にいくつもの修羅場をくぐり抜けてきた。俺様は簡単には倒れねぇ!!」
そして風の斧がsayaに襲い掛かる…。
「…!!」
間一髪で避けられたが、わずかに斧の攻撃を受けてしまい、今度はsayaがダメージを受けて
しまう…。
「回復魔法で…」
「使わせねーよ、そんな技。」
回復魔法を使おうとしたが、使わせる余裕を潰すかのこどく、激しい連続攻撃をしてくる…。
そしてプロメテウスが攻めてはsayaは防御。そんな戦いが長引き、そして…、
「ハァ…。ハァ…。ハァ…。コイツ、かなりの粘り強さだな…。」
「こ、これじゃ、攻められないよ…。」
2人ともかなりの体力を消費していたのだ…。
「私もクロスファイアさんが死んだって聞いた時はショックでしたよ。でも悲しいのは貴方だけ
じゃないんです!! 私もすごく悲しいですよ!!」
「貴様…。」
sayaは突然、クロスファイアに対する思いを話し出す。
短い間とはいえ、何度も助けてきてくれた事は彼女自身が一番よく知っている…。
「でも、もしクロスファイアさんが生きているなら今度は私が守るんです!! そして酷い目に
遭った皆も!!!!」
「…その言葉を待ってたぜ。」
「え?」
「saya、アンタには悪いが少しばかり芝居を打たせてもらったぜ。アンタの真の気持ちを知る為
にな。…そしてアンタの言葉は本当だった。だから今からこの俺様がアンタの仲間になるぜ!!」
「あ、ありがとうございます!!」
「…それにあのマブダチは死んでなんかいねぇ。きっとどこかで生きてるさ。アイツのしぶとさは
半端ねぇからな。」
「あれ? ワシは何でここにいるのかゾイ? さっきまでヨッシー達と一緒にいたのに…。」
こうして新たにプロメテウスとデデデがsayaの仲間となった。
「グルルルル…。」
一方、マリオ達を追尾し続けているドラゴン。
しかも、マリオ達はまだドラゴンの存在に気付いていない…。
「ようやく渓谷に入れたッピ。」
「ここを抜けたら次は山か。」
「それにしても、だいぶ疲れたのだ…。」
「ならここで一旦休憩するッピ。」
マリオ達が休憩しようとした瞬間…、
「ウォワーーーーーーーーーー!!!!」
追尾していたドラゴンが遂に姿を表し、マリオ達に立ちはだかる…。
「GENJI…?」
「どうしたんだ? レッピ。」
「…アイツがボクの友達の『爆竜 GENJI・XX』ッピ!!」
「何だって!?」
追尾していたドラゴン。その正体はレッピの親友のGENJIだった…。
マリオも思わず驚愕する…。
「…攻撃が来るぞ!! 油断するな!!」
アイクの喝で皆が戦闘体勢を構える。
「…。」
「グォワーーーーーーーーーー!!!」
「…カウンター …何ッ!!?」
アイクは攻撃をギリギリまで引きつけてカウンター攻撃をしようとしたが、GENJIには全く
効かない。
間一髪で攻撃を避けるものの、ダメージは受けてしまう…。
「アイツにカウンターは効かないッピ!!」
そう、GENJIは防御系の技の効果を打ち消してしまう力が宿っている。
カウンター技を持つルカリオとアイクにGENJIを相手にするには多少分が悪い。
「なら俺が相手だ!!」
今度はマリオがGENJIに攻撃しようとするも、攻撃に特化していない彼では傷一つ付けられない。
もともとドラゴンは体が硬いゆえ、防御力も高い…。
「くそ…。どうしたら奴に勝てるんだ!?」
「アイツに対抗するには攻撃に特化したクッパや竜でないとGENJIには勝てないッピ…。」
レッピはクッパと竜に勝利のカギがあると言いだす。
実際クッパはショパンをファイアで大火傷を負わせたり、竜もモーツァルトを怯ませるほどの
攻撃力を持っている。
レッピの言う通り、クッパと竜がカギを握る事になるだろう…。
果たしてGENJIを倒し、ベートーベンの呪縛から解放できるのか!?