頼光の死神   作:きんかん22

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作戦会議

 

 お母さんと出会ってから十数年が経って、その間に色々なことがありました。

 

 今京の都が置かれている状況。文字の書き方や正式な場での立ち振る舞い。さらに武器のちゃんとした使い方と、素早く動けるようにするための体捌きなど、今までの村の中に居ただけでは一生知らなかったであろうことが色々しれたです。

 

 あの日以来、お母さんに恩を返すために人一倍頑張ったをかげでお母さん直属の部下となることができて更にそれなりの評価をお偉いさんに貰いお母さんに誉められたのがとても嬉しかったです。

 

 

 それと最近ちょっと厄介な事があってですね……。

 

 

 

「おーい、什造。大将が今回の討伐作戦の説明するからこいってさ。」

 

「わかりましたー。すぐいきます~。」

 

 

 …さて、今回の相手はどんなやつですかねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「什造!隣とっといたから、ここに座れ。」

 

「わかりましたぁ。」

 

 

 今回の討伐作戦は大規模らしいですねぇ。いつもの頼光四天王の皆だけじゃなくてふだん京の治安維持をしてる人たちの隊長さんや、めったに見たことない人達までいますねぇ。

 

 それだけ大規模な作戦になると、今回の相手は………。

 

 

「それでは皆さん集まったようなので、私頼光が

今回の作戦の概要を説明させていただきます。」

 

 

 

 

 

 

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 オレと什造が座ると、大将が今回の討伐作戦の概要を説明しだした。

 

 

「今回相手にするのは、最近新たに強力な鬼を加えた大江の山の鬼達と勢力争いをしている大蜘蛛、並びにその配下の殲滅が目標となります。」

 

 

 大蜘蛛と鬼達は昔から小さな争いをやっていたが、鬼側につぇー奴が参加したらしくて今まで以上に大規模な戦闘が多く、都に近い村がその戦闘に巻き込まれて壊滅した、なんて話をここ最近よく聞くようになった。

 

 更に悪いことに鬼の助っ人の加入により均衡していた妖怪の戦力に大きく差が付いてしまい、大蜘蛛の勢力は食糧供給が間に合わなくなって、遂には都を直接襲うようになって多くの人たちが犠牲になっている。

 

 それにキレた大将が今回の作戦を立案して、一刻も早く人々を安心させられるようにしようとしてる。けど、少し焦っているようで動きにいつもみたいな精彩が感じられない。……少しでも大将の負担を減らせるように頑張らねぇとな。

 

 

「皆さん知っての通り大蜘蛛は鬼とも対立しているので作戦遂行中に乱入の可能性も有りますので十分に注意してください。では、これから防衛班と殲滅班に分けるので、なにか意見が有りましたら申してください。」

 

 

 大将がそう言うと一気に場が騒がしくなり、色々な事を近くの人と相談し始めた。オレは自分の意見を伝えるために大将に近付くと、そこには既に什造がいた。

 

 

「頼光さん、僕は殲滅班の方がいいです。そろそろ新しい武器が欲しくなってきたので。」

 

「あら?元々殲滅班に入れようと思っていましたが、大丈夫ですか?今まで以上の強敵ですよ?」

 

「大丈夫ですよ~。心配しすぎですって。」

 

「……大丈夫なら良いのですが無理をしてはいけませんよ?危ないと思ったらすぐ戻って来ていいのですよ。」

 

「全く心配性ですねぇ。後ほどほどに休んだ方がいいですよ~。」

 

 

 そう言って什造は元の場所に戻って甘味を食べ始めるのを不安そうな目でみていた。

 

 

「………大将。」

 

「………一応報告として十分任せられるほどの働きをしていると聞いていますが、什造が闘う姿などもう何年も見てないので………。」

 

「まあ、心配するのもいいけど什造はそこまでやわじゃねぇよ。ちゃんと大将の息子の事を信じて後ろでドーンと待っていてくれや。」

 

「……ええ、そうですね。母が子どもを信じないなんてあってはいけませんよね。」

 

「おうよ。」

 

「そう言えば金時。何か言いたいことがあったのではないですか?」

 

「ッ!そうだ大将。オレも殲滅班の方にしてくれ。少しでも早く終わらせ都の人を安心させてやりてぇからな。」

 

「金時………。什造にも言いましたが今までより危険ですよ。」

 

「それでも、だ。」

 

 

 少し悩んでいたようだったが、結局は了承してくれた。

 

「本当は守りの要としてこちらに残っていてほしかったのですが、仕方ありませんね。では、他の人達は陣形の確認などの話し合いになっているようですし、意見も無さそうなので陣形の確認をしたら解散にしますか。」

 

「おう!わかったぜ。」

 

 

 そう言って会話の中に入っていった大将はの動きは、少し軽やかだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 作戦会議から数日が経っていよいよ作戦開始を明日に控えた日、僕はいつものように甘味屋(・・・)に訪れました。

 

 いつもの団子を頼もうとして近づくと、見慣れた金髪(・・・・・・)が既に団子を頬張っていたです。

 

 

「やや、()さんじゃないですか。久し振りですねぇ。何かいいことでもあったんですか?」

 

 

 その人は上機嫌に近況報告をしてきてくれました。

 

 

「ん?じゅーぞーか。いやなに、最近うちにきた酒呑(・・)がすごい奴でな、ここしばらくは飽きることが無く毎日が楽しくてな、あの忌々しい命を無駄にしおるあやつの、悔しい顔をみるだけでも楽しくてしかたがないわ。更に近々祭りもあるらしいからそれに参加しようとも思っておるのだ。」

 

「へぇ、祭りですか。ここらであるとはきいたことがないですねぇ。」

 

「カカッ!人間、それも一般人であるお主には関係はないだろうな。お主はどうなのだ?」

 

「まるで自分が人間じゃないみたいにいいますねぇ。僕の方は暫く仕事で来れないので甘味の補充ですねぇ。……また会えたらその時はその祭りのこと話してください。」

 

「いいであろう!それはもう臨場感たっぷりに話してやろうではないかッ!」

 

「期待してま~す。」

 

 

 その後お互いにたわいのない会話で盛り上がりながら辺りが暗くなるまで会話して、その日は解散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり茨さんとの会話はたのしいです。…………また会えたらいいですねぇ。」

 

 明日は決戦の日。

 

 大蜘蛛とその配下を殺しきらないとこんな穏やかな日はもう訪れない。

 




口調に違和感があったら指摘おねがいします。

5話位じゃ終わらなそう……。
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