お前はとっとと無に帰れ   作:燈祁

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CBCで金髪の美男子引いたぞ!!なんか髪長いしランサーだし3人目だけどな!!!
色性別関係なく☆5の我が王は全然来てくれません(半ギレ)
アナスタシア楽しみですなぁ……(ギリギリ)

16000UA、130お気に入りありがとうございます!
活報にも書きましたが、暫く此方の作品メインで進めさせて頂きます。もう一つがメインですって散々言ってたのに、勝手ですいません!

前話までの修正点
・歌/い/手/さんの名前にも検索避け
・その他前話前書きに追記

追記:ルビ作成ミスを訂正



お上は一体何考えてるんだ

現世の任務からルキアが帰ってきた。それはいい。破晶も喜ぶ。

だが頭に「捕縛されて」が付くのは一寸待って?

更に「白哉と恋次に」が付くとか理解できないししたくないんだが?

 

人間に霊力の譲渡をしたとかが引っ掛かったんだと。

……まあ、法には触れてる…のか?

けど平隊員の捕縛に隊長副隊長出すのはどーなんだよ。過剰戦力過ぎるわ。

 

そもルキアが罪人ってのがわからん。

多分なんかやらかしても致し方なくって感じだろ?

そこに朽木家の人間って肩書き付いてんだよな……白哉も抗議するだろうし不当な捕縛として後々命令した奴の汚点になると思うんだけど…………やだーきなくさーい……

 

「ぅわあっ!」

 

そんな事を考えていると、廊下からドンガラガッシャン、と形容するに相応しい騒音が聞こえてきた。

うわ、とか言ってた声は花太郎か?

 

「花太郎ー?大丈夫かー?」

「あうぅ……はい……」

 

廊下に出るとそこに居たのは案の定花太郎───反応が一々ドジッ子ヒロインなんだよな此奴。男だけど。ケツ狙われてるって聞くが大丈夫なのか?───で、辺りには運んでいたと思しき掃除用具一式が散らばっている。

 

一人に持たせるには一寸多いよな、あの機材の量。雑巾とかちゃんと紐で纏まってないし、その上箒まで持たせるのは一寸酷じゃないか?

一度運べば後は嵩張る箒以外置いてこれるとは言え、命じた奴は人数をもう少し考えるべきだったな。

 

機材の種類的に、どっかの清掃を命じられたんだろうけど……白哉か恋次捕まえて話聞く方が優先かな。

すまん花太郎、手伝いは出来んわ。

…まあ見てしまったもんは見てしまったもんなので機材を拾い集める位はするけど。

 

「お前一人でこの量運ぶの大変だろ……二回に分けて運んだ方が良いんじゃないか?」

「いえ、急ぎらしいので…それに担当僕だけなんで、お手伝いも頼み辛くって……」

「急ぎの仕事なんてあったか?俺は聞いてないが」

 

出勤時に四番隊員の仕事一覧一通り見たけどいつも通りのやつしか無かった。

十三番隊に薬を届けてってのは不定期だが以前からある仕事だし、掃除は副隊長二人がやってるから此奴が機材を運ぶ必要は無い。

……イレギュラーって事だよな。

 

「あ、えっと、六番隊の牢の清掃を命じられて……」

「成る程、じゃあ急がなきゃだな。機材運び俺が手伝うわ」

 

前言撤回!!!前言撤回!!!!!

っはー…このタイミングで牢屋とかさぁ……

ルキアが居ますって言ってるようなもんじゃん。

本人から話聞ける大チャンスだよ、逃すかっての。

 

「ほんとですか!?わ~っ、助かります~!」

 

あーごめんそんな無邪気に喜ばないで……口実として利用させて貰うだけだから……凄く申し訳なくなってくるから……

 

 

そんな訳で、機材を半分…より一寸多目に持って六番隊の隊舎へ二人で向かう。

体格も腕力も俺の方が上なのよね……

今日の俺の仕事は書類だけだったから、夕頃までに戻れれば大丈夫だ、問題ない。

 

あー、利用するって言っても人からの印象が良ければ自分の行動がしやすいし、いい人でいようってのはちゃんと考えてるぞ。

打算的だが、「だって助けることそのものは素晴らしいことじゃないか!」っつー名言もあるしね。

 

 

隊舎に入ろうとしたら止められた。

まあ一人呼んで二人来たら止めるよなそりゃ。

 

「あぁ、突然人数を増やしてしまい申し訳ございません。急ぎの御用命と聞き、手が空いていた自分が彼を手伝えば速さも内容もご満足頂ける物になると思ったのです。自分も中に通して頂けませんでしょうか?」

「は、はぁ…そう言う事なら、まあ……」

 

うし、今日も俺の舌は絶好調だ。

ほんと詐欺師(この人格)選んで良かったわー。色々楽。

 

やっぱ隊員は隊長の影響がでかいのか、六番隊は言いくるめ易いんだよな。

素直で大変よろしいがもう一寸警戒して欲しい気もする。

 

 

白哉に問い詰めることが増えた。事っつか、事案じゃねぇのコレ?

 

「よう、ルキア」

「……境……後ろのは……」

「俺の後輩。此処のお掃除担当だってさ。俺は機材運びの手伝い」

「よ、よろしくお願いします…」

「ああ……よろしく頼む」

「…一寸痩せたか?ちゃんと飯食ってる?」

「……瀞霊廷に戻って来てからは食べていないな……」

「…確認するけど、飯運ばれてきてない訳じゃないんだよな?あ、花太郎バケツに水汲んできてくれ。あっちにトイレあったろ」

「はいっ」

「私が、手を付けていないだけだ」

「そっか。青乃におにぎり作らせたら食べる?」

「……いや、遠慮しておく。今は何も喉を通らなそうだ」

「わかった。食いたくなったらいつでも言えよ?配達するから」

「ああ、ありがとう」

 

滅茶苦茶暗いじゃんルキア。白哉と恋次は一体何やらかしたの?愛想尽かされるぞ?

……ああいや違う、これは予想できてた。問い詰めるのは別の事だ。

ベッドもそうだが、主にトイレ。WC。便所。お手洗い。──────そう、厠である。

 

見た所ルキアの霊力めっちゃ弱まってるから生存は最低限の水で事足りるだろう。

けどさぁ、ベッドもトイレも無し?はぁ?

ルキアが女の子で、まだ成長の余地のある身体だってのを考慮しろや。

椅子で寝かせるとかアホかっつの。身体おもくそ傷めるぞ。

というか掃除係呼んだのってコレが理由なの?プライバシーとかデリカシーとかの横文字白哉に叩き込んじゃうぞ?

とっとと改築して、どうぞ。

………いや、待てよ……トイレの度に牢の外に出してる可能性もあるな。檻房の入り口より内側に一カ所共用トイレあったし。

それはそれで囚人に甘過ぎるだろ。

 

つーか牢屋作った業者も水回りのこと聞けよな。

敵対組織や捕虜に関する規定が無いからって捕らえた人間への対応がガバガバ過ぎだろ護廷隊。

 

牢を開いて中に入る。

……やっぱ鍵無いな。トイレは自由説が濃厚か……この監獄緩すぎだろ……クハハ系復讐鬼から「監獄じゃない」って判定食らいそう……

 

…周辺の観察はこの位にして、本題に入ろう。

こんな状態のルキアに根掘り葉掘り聞くのは駄目だし、白哉捕まえたときに聞きゃあ良い。

 

「…ルキア、一個だけ聞かせてくれ。現世(向こう)でお礼って言われた?」

「礼…?」

「誰でも良いし、一回でも良い。『ありがとう』って、言われたか?」

「……言わ、れた…………だが、私は結局ッ」

「ならいい」

「……は……?」

「いいっつったんだよ。後々のこととか善悪の判断なんぞ神様にしか決められんもんなんだし、あんま考えんな。ルキアはお礼を言われるようなことをした。それでいいんだ」

「────」

「とっととこんなとこ出れるように俺も手を回してみるからさ、あんま自分を責めるなよ」

 

何やら考え込み始めたルキアの頭を撫でる。

きな臭さマシマシになったなーとかは頭の片隅に置くだけにして、言葉を続けた。

 

「俺はあんまり来れないけどさ、さっき俺と一緒に居た奴はいい奴だから色々喋ってみたら良い。一寸した気晴らしにはなるだろ」

「……ありがとう、境」

「まだなんもしてねーよ。でもまあ、どういたしまして」

 

うん、少しは雰囲気マシになったか。

目的は果たしたし後は花太郎に任せよう。

 

「じゃ、また来るよ」

 

それだけ言って、牢屋を後にする。

途中花太郎とすれ違うが、「隊長さんに用があるから、後は一人で頑張って」と声を掛けて隊舎の奥に進む。

ぶっちゃけ掃除そのものだけなら花太郎一人でも余裕だろう。

ルキアの友達が増えることになりゃ良いんだけど……

 

 

廊下を曲がって、その先に目的の人物はいた。

 

「………兄か」

「こんにちは、朽木隊長。少々お時間頂けますか?」

 

さーって、どんなヤバい話が出て来るんでしょうね……

 

 

いや、トイレはどっちにしろヤバいだろうけどね!!

 




一寸短いですが二部始まる前に上げたかったんです(ワガママ)
続きは一章が一段落したらですかね……

今回の作業BGMは「何/で/生/き/て/ん/だ/ろ/う/っ/て/す/げ/え/思/う/ん/だ」の地/球/屋さんの歌って/みた です。
相談に乗った主人公が言いそうだなーと思います。(尚本人のストレス)

おまけ:弟子と部下の会話
「あ、どうも」
「空式か」
「今日そっちなんか行事ありました?それ正装ですよね?」
「ああ。貴族の集まりで夜一様の警護役をやらせて頂いたのだ」
「てことは夜一さんも珍しく正装なさってたんですか」
「そうだ!…あぁ……とてもお綺麗だった……」
「普段と違う服ってのもいいですよねー。師匠は面倒くさがっていっつも死覇装ですけど」
「お前が服を贈れば喜んで着るのではないのか?」
「手間取らせるのもなんですし……それに着ない服贈ったって邪魔なだけですよ。というか砕蜂さんこそ服贈れば良いじゃないですか。しまう場所に困ったりしないでしょうし」
「私が選んだ服を……夜一様が………いや、一から仕立てねば………」
「……砕蜂さん?」
「…そうだな。仕立屋に作らせよう」
「金持ちの選択肢……」
「なんだ?」
「いーえ何でも。…じゃ、失礼します」
「ああ」

例えるなら同じアイドルグループの違う人が推しのファン仲間ってのが近そう。
ガチ恋とガチファンの差はあるがお互いに布教してこないので話しやすい。
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