お久しぶりです、新年度の出費の多さにバイト増やさざるを得なかったんです許して下さい何でもはしません(フライング)
なんとか平成の内に上げられました
帝都のしんどみから抜け出せないままロンドン走ってます………第四ぐだイベ待ってる………
※今回書き言葉故に変換してない漢字とかあります※
追記:追い掛けっこの時か を消去/鈍った→注意散漫に訂正
追記:青乃→破晶に訂正
《下手人の手がかりは無いのか》
〈今のところは ただ特殊な術・無認可の斬ぱく刀・非合法な道具のどれかを持っているのは確定でいいと思います〉
話を聞き終えた砕蜂さんは、協力者が忍び込んで撮ってきたと言って渡した写真を俺に戻し筆談を再開させた。
〈何かされた感じあります?〉
《いや 異常は感じられない 状況は分かった こちらでも裏取りと貴族の調査をする》
〈まって〉
慌てて出した三文字に砕蜂さんが怪訝そうな顔をするが、気にせず続きを書いていく。
〈まだ動かないで 通常時の 貴族の身辺調査だけにして下さい〉
四十六室内の様子は全て話した訳じゃない。下手人らしき人間達が隊長格という事と
貴族が関連している疑惑は兎も角、同じ隊長格が相手となると対面した時に怒りでボロを出しそうでな……
諜報方のトップではあるんだが、如何せん元々味方(の筈)の人間の前だと感情が漏れやすい直情型だ。下手に侵入者との繋がりを疑われても不味いし、隊長だから警戒されて動きを把握される可能性もある。
食らったっぽい四十六室の目眩ましの内容も判らんから、早い内から深入りされるのは不味いと思うんだ。
まぁ例え洗脳されても表面上の行動が変わらなければ利用は出来るので、匇々の情報は渡すんだけどな。
《私も動く方が早くカタが付く》
〈別の事をお願いしたいんです まだ報告したいことあるので〉
納得が行かない、と思っているのだろう。眉間に皺が寄ったままではあるが、《なんだ》と書いてくれる。そういうとこだぞ砕蜂さん!
ツンデレ年上ムーブは頼りたくなってしまうから控えて欲しい。
〈朽木ルキアが現世で関わった人物って隊長格に告知されてます?〉
《されていない》
ふむ……隠密機動の現長に知らされてないとなると、砕蜂さんがハブられたのでなければ
……これ、喜助さん達を陥れた奴本気で関わってたりしないか?今の四十六室の意向を決めてる奴にとって喜助さんたちの存在を伏せとくメリットがそこ以外で生まれない気がする。
冤罪を暴かれたくないんでなければ、明かして士気上げた方が良いだろ。
〈喜助さんと鉄裁さんの名前が出ました〉
砕蜂さんは一瞬目を見開いて、すぐにペンを走らせた。
《夜一様は》
バッと見せられた一言は予想通りの物だった。
いつも綺麗に整っている筈の文字が崩れている。まぁ、そうなるよな。
声を上げないでくれるだけ上々だろう。
〈二人以外は未確認です〉
《わかった》
数拍置いて、いつもの字体──少し線がぶれているが──で返答が返って来た。
これ以上の情報の持ち合わせがないのは少し申し訳無いが、
〈俺はこれから仕事を理由に怪しいところガサ入れしようとおもってます 砕蜂さんには俺がトチった時のカバーをお願いしたいです〉
《具体的には》
〈俺が処刑対象になったら後押しして上からの信用確保 まともに動ける状態保ってて下さい 死亡偽装は自分でやれます 後はできる限り砕蜂さんが中心になって対処できるようにちょっかい出します〉
《弟と朽木はどうする》
〈青乃はその時の様子によります どうなろうと一回砕蜂さんのところに顔出しさせます ルキアは拐います 喜助さん達がわざわざ関わった死神ですから みすみす殺させられません〉
百年尻尾を掴ませなかった人達が今更気紛れで死神に近付く訳がないからな。何故関わったのか分かるまでは死なせられないし手元に置いておきたい。破晶には悪いが、もし殺す心算だったなら確実に殺せるようにしておいた方が良いんだ。何方にしろ、他の人間から隠すのは間違いじゃないだろう。
〈わかった 私が表、お前が裏だな〉
《ありがとうございます はい、真っ当な方からも摘発よろしくお願いします 俺からは以上です》
了承に軽く頭を下げると、数秒見つめられた後もう一枚頁が消費される。
〈名前はどこから手に入れた〉
《朽木白哉》
俺と友人関係ってのは前に話した、というか引き合わせた話を夜一さんから聞かされてたらしいんだよな。
白哉と砕蜂さんを会わせるのはどうもタイミングが無かったみたいだが、夜一さんが目を掛けていたのは知っているだろう。
これで二人が貴族対策とかで協力してくれると良いんだが。
……あれ、もうそろそろ補給終わる時間じゃないか?今日は西門から時計回りに逃げてたから南門で合流だな。筆記具返してもらわ………まだ書いてるのか。なんだ?
〈ここ数ヶ月 貴族の息がかかっていると思しき者達の動きがおかしい〉
《死んだ四十六室のですか》
〈それ以外もいる 方針が変わったのか派ばつの拡大をやめている 気味が悪いほど静かだ 二番隊や隠密機動内にもいる 私と連絡を取るなら直接来い〉
《わかりました》
うーん、隠機も駄目……情報源にはなるか。敵さんどれだけ手広くやってるんだよ。
返してもらったノートとペンを仕舞い、瞬歩で南門の近くまで移動する。
森を抜けるギリギリで偽装鏡面を解除したから、俺達が何処に居たか傍目からは判らない筈だ。
今日は地面に手をついてないし、洗わなくてもいいだろ。
そのまま門の方に歩き出そうとした時、後ろから「空式」と声を掛けられる。
「なんですっ………か、ほんと」
ぱし、と軽い音がした。
俺の右手が受け止めた砕蜂さんの手刀はきっちり項に向けて放たれていたようだ。
突然なんだ?殺気がないから跳び退きはしなかったけど、あんまりいい気分では無いな。
「なんだ、防ぐのか」
「……は?」
思ったより低い声が出てた。
勝負外で不意討ちされたのは云十年振りだけど、此処迄緩い攻撃捌けない訳無いぞ。流石に。
「先刻首を晒しただろう」
「手っ取り早かったんで」
一応反撃手段は持ってるから、あのまま殺されかかっても問題無いと言えば無かったし。
大体殺す心算なら他隊に居るところを強襲するだろう。該当隊のセキュリティ批判と一石二鳥のセットメニューだ。
「……貴様、自分が焦っていると自覚しているのか」
「安心して下さい、自覚は有ります」
何時もは急所最後まで庇うからな………注意散漫と思われるのも道理だ。
でも焦るのは仕方ないだろ。
敵の全貌は判らねぇし破晶は一回殺されるし喜助さんの確定情報っぽいの出たし。
事態が手遅れになる前に、出来る限りのスピードで動きたくなるさ。
「有る癖に其の様か。臆病さと狡猾さがお前の武器だろう。活かせ」
「用心深くて賢いって言ってくれません?」
「お前のは悪どい」
「役職的にはあんたの方がそうあるべきだと思うんですけど」
「お前が私を表に充てたんだろうが」
「権力ありますからね」
門に向かい歩き出し、軽口を叩く。
何時も通りの遣り取りに落ち着かされる。
砕蜂さんは昔からブレないから、話してる内に自分を調節出来るんだ。俺のセーブポイントと言っても良い。
破晶は大体その時の俺に合わせてくるからなぁ…………其れは其れでありがたいけど。
「はぁ………ご指摘ありがとうございます、気を付けますよ」
「よし」
砕蜂さんが勝ち誇ったような顔をする。
負けず嫌いだからなぁ………議論とかにムキになってる時とかも子供っぽくなるんだよ。
此処数十年で隊長としての威厳出て来たのに治らないから、一生もんだろうな。生者の一生分はもう生きてるし。
「あ、四席」
「お待たせ。大前田副隊長、今回もありがとうございます」
「おう、次は事前に知らせろよ。隊長の仕事調整すんのあぃたあ!」
「五月蝿い。だが其の通りだ、次は一筆書いて部下に持たせろ」
「了解です」
合流されるなり蹴られる副隊長哀れだな……可愛がり方が雑だぜ砕蜂さん。パワハラって言葉はもう尸魂界にも有るんだぞ。広めたの俺だけど。
「後今回は引き分けで良い」
「え、俺完全に負けた心算で居るんですけど」
「手を抜かれて拾う勝ち等要らんわ」
「あー」
「次こそ勝ち越してやる」
「……負け越さないよう頑張ります」
二人に見送られて門を潜る。次は五番隊だったか。
…………隊長も副隊長も面倒だし不在であってくれ、頼む。
作業用BGM:セ/カ/イ/再/信/仰/特/区
某悪属性MMDのラスサビに心臓ぶち抜かれたので
他の隊も行きたかったけどこれ以上喋らすと先のプロットに遊びが無くなるので巻きで行こうねぇ
こそうしの詳細明かされるより先に設定提示しておきたいです……後戻り出来なくしとかないとプロット弄りたくなってしまう……