※※追記で訂正一覧付けてるのでご確認下さい※※
アイエエエエ!?一日で三十件位お気に入り増えたりした!?ナンデ!?ありがとうございます!!!!!?!!!!感想とかも滅茶苦茶嬉しいです……ありがとうございます………
モソモソ書いてます……摂取してる版権が地獄展開キメててそっちに精神持ってかれてました……光の中に完結しそうにない……タスケテ……
追記:改行ミス、脱字(銀縁の)訂正
追記2:背広の発言→半袖の発言に訂正 半袖と背広が入れ替わっていたところも訂正
追記3:ズボンの描写を追加
追記4:後書きを訂正
あいつらと初めて会ったのは、一角との決着が着いた直後だった。
「其処のオレンジの髪の青年、少し時間を貰えないか」
バッ、と声のした方へ振り向く。
「っんだお前ら!どっから湧いた!?」
「………虫みたいな言い方はよしてくれ」
突然何も無い所から出て来た二人組は、尸魂界で初めて見た洋装の人間だった。
服自体はワイシャツと背広と言う見慣れた物だったが、見た目が俺と同じか少し下位の子供なのでコスプレにしか見えない。
僕は虫が苦手だ、と続けた方は夏だと言うのに───尸魂界も日本と同じ四季があるらしく、現世よりはマシだが暑い──灰色の背広を着込み黒色のネクタイを締めている。
長い茶髪は背中の半ばで毛先を括っているようだ。
やたら縁の太い銀縁の丸眼鏡を掛けており、こちらからは殆ど目が見えなかった。
もう一人は半袖のワイシャツに同じデザインのネクタイを緩く付けている。ズボンは背広と揃いの灰色で、中高生の制服に見えなくもない。
ふわふわした藍色の髪を顔の片側だけ伸ばしており、一角の方を指して何か話している。
二人とも揃いの日本刀を携えていたが、抜く様子は無い。敵対するつもりでは無いのだろうか。
「……悪ぃな、けど突然出て来られたらビックリするだろ。死神じゃねーのか?」
「これの事?見せ掛けだけだよ、斬魄刀ではない。質問に答えてくれるなら治療をするつもりだ。だからその……刀、で合っているかな?それを納めてくれないかな」
「………わかった」
少なくとも今すぐどうこうしようという訳では無いらしい。言うだけ言って半袖の方は一角の手当てをし始めた。
背広の方に包帯を巻かれる。やけに手際が良い。
一角の方の処置は終わったのか、もう一人は背広のが下ろしたリュックサック───ゴトン、と矢鱈重そうな音を響かせていた───を持つでもなく、周囲を警戒するように歩き回っている。
「きつくはないか?」
「お、おう。大丈夫だ。上手いんだな」
「現世の医療を少し齧っているだけだ」
「現世の?」
「そちらの方が発展しているからな。それで、聞きたい事なんだが」
包帯の端は留められた。しかし腕から手を離さないまま、そいつは口を開く。
「先刻浦原喜助が師と言っていたな」
「それ聞こえてるって、結構前から居たんだな」
「まぁ、そうだ。それで、本当なのか」
「聞いてたんだろ、教えて貰ったっつってもそんな長い期間じゃねーよ」
「期間は関係無いさ。……弟子か、そうか」
穏やかな笑顔が見えた。
すぐに元の仏頂面に戻ってしまったが、まるで『ああ──安心した』とでも言うような顔だった。
何かを堪えるように、決意するように深呼吸したそいつがもう一度口を開く。
「僕は浦原喜助に大恩があるんだ。……向こうはもう覚えていないだろうが。良い機会だし、君を助けて勝手に恩返しした事にしたいのだが、どうだろうか」
「助けてくれるってんならありがてぇけど……」
ちらりと横を見る。
半袖の奴が平然と歩き回っているが、こっちの奴とだけ勝手に話を進めてしまって良いんだろうか。そもそも俺達の目的を知っているんだろうか。
「あぁ………アッド、構わないか」
俺が見ていた方向で察したのか、極々短い問い掛けが成される。
アッド?も聞こえていたのか「いいよ」としか返さない。
「此方は気にしなくて良い。君で恩を返させてくれないか」
「……死神を敵に回すけど、いいのか」
「問題ない。冤罪でお尋ね者になっている身だからな、僕達は」
通りで服の端々が汚れている訳だ。
死神の追っ手を撒くのはお手の物、なのかもしれない。
「マジか………いや、分かった。それなら遠慮なく助けてもらうぜ」
「此方こそ助かる、宜しく頼む」
差し出された手を取って握手をする。
……冷たい。厚着しているし冷え症なのかもしれない。
それとも
手当て道具はすぐに仕舞われ、そいつは荷物を取りに立ち上がった。
と、同時に名前を知らない事に気付く。
「なぁ、まだ名乗ってなかったよな?俺は黒崎一護。あんたらは何て言うんだ?」
「僕は白血球、あいつは
「あんたのは絶対偽名だろそれ」
「その通りだ」
リュックサックを背負ったそいつがこちらに向き直る。
何枚もレンズが重ねられた眼鏡の奥に、茶色い目が小さく見えた。
「白血球は見敵必殺的な意味で付けてみたんだ」
見敵必殺、つまり殺されていない俺は敵ではないのか。
……本当に死神連中の仲間じゃないんだな。
「にしたって言い辛ぇよ、長ぇし噛みそうじゃねぇか。あと白要素無くないかあんた」
「ツッコミのキレが良いな……分かった、ちゃんと教える」
妙なポイントに感心した後、スッと自分を指差す。
「僕は霊幻新隆」
アッドに指先を向け直す。
「彼奴はあい。僕の兄弟だ」
兄弟ってことはあいつも霊幻姓………ん?れいげん、あらたか………?
「霊験あらたか?」
「偽名みたいだろう」
そう言って笑う。
今度は外見相応の子供っぽい笑い方だった。
「新隆、そろそろ彼が起きる」
「了解」
あいが新隆の隣に歩いてくる。
兄弟と言ってはいたが、似ている要素が見当たらない。
強いて言うなら顔が中性的、という所か。
「オレはあい、よろしく」
「あ、ああ。よろしく」
あいとも握手をする。
冷たくはなかったが、新隆と同じく細くて女子の手みたいだった。
二人にルキアを取り戻しに来たと簡単に伝えると、
「それなら僕達は隠れた方が良さそうだ」
「これ以上話をややこしくする必要も無いだろう」
と頷き合っていた。どうやら彼らの冤罪と話が繋がっているらしく、解決の為に密かに動いているようだ。
だがしかし、隠れると言いながら二人はその場を動かずにいた。
「ちゃんと着いていくし会話が可能な範囲にいる」とだけ言って、そのまま姿を透明にしてしまったのだ。
「一護」
「!?どっから……」
さっきまで居たところを手で探っても何も感じない。それなのに声がしっかり聞こえるのだ。
最初に声を掛けてきた時も同じように隠れていたのだろうか。
「静かにしろ。……其処で倒れてる斑目一角は死神の中でもそこそこ偉いから、君の知りたい情報を持っている筈だ。僕達はそこまで戦闘がこなせる訳ではないから、サポートという形で同行する」
「秘密裏に、ね。オレ達の所在は伏せておいた方が死神の意識を分散させられる」
「分かった。……一角の手当てをお前らがやったのも伏せといた方がいいよな?」
「うん、そうしてくれ」
虚空に向かって話すというのは、現世で霊達と話していたのとはまた違う感覚だ。落ち着かない。
瓦礫に座って、あいから渡された中身の無い薬壺を手で弄ぶ。
これを一角に見せて誤魔化せ、という事だろう。
俺しか知らないはずの事だから、筋は適当でも良いか。
………ルキアが似たような容器を使っていたような気がする。よくある物なのだろうか。
今回の作業BGM「C/a/s/e/a/m/a/n」
一護が単なる脳筋じゃなく成績優秀設定のある主人公だから助かる………原作死神連中素直すぎて心配なんじゃ………
あいのガワ、結構役回りをメタってるので是非考えてみてくだされ
※※まだ伏せてる情報ありました!!!考察の材料足りないですごめんなさい!!※※