そうしてRASNの方のドタバタも何とか収まりユキムラ達もシチューを食べてから、冒険家は一旦一ヶ所にへと集まり持てる情報を交換したのであった。
「……!」
「そうか、そっちも…。」
「メグたんもそんな感じて山の天辺だったおー、そのお陰でユキたん達に会えたおー。」
「……、ともかくまずはここからどうやって戻るかだな…。」
「そうですね…早く戻らないと…。」
「…?」
「そうだお!多分皆が心配早く戻るおー!」
「…!」
「…そういえばあの時はイロメロが描いたものが光ったからだったな…同じものを描けたり出来ないか?」
「んむー…すみませんどうにも思い出せません…。」
「そうか…武器もルーンもない以上どうしたものかな…。」
「…。(汗)」
するとそこにペパプの面々らによく似た格好の女の子がやって来たのであった。
「どうしたのー?そんな悩んだ感じになっちゃって。」
「君は…?」
「アタシかいー?アタシはジャイアントペンギンのジャイアントだよぉーよろしくー。」
「…!」
ジャイアントはそう言いRASNにへとペンギンの羽のような手を差し出して握手をしたのであった。
「んで何か悩み事?私でよかったら乗ってあげるけど?」
「…!」
そうして冒険家達はジャイアントにへとこれまでの経緯やら現状とかこちらの世界の話をしたのであった。
「へぇー、不思議な世界だね?そんなところなら一度は行ってみたいねー。」
「それでなんですが何か方法とかあったりするのでしょうか?」
「そうだねー、そっちの世界でルーン?ってのが色々と出来るけど無いんだよね…だったらサンドスターとかでならどうかなー?」
「サンドスター?」
「そっ、あそこの山から降ってくる不思議なものなんだー。」
ジャイアントはそう言って手を火口が虹色の結晶に枝状に生えてる山にへと指したのであった。
「おっー…前から気になってたおー…。」
「あのきらきらしたの全部がサンドスターってのなの?」
「そうだよー、んでRASNくんだっけがルーンの光ってので色々できるからルーンの代わりにサンドスターでそれをやってみたらどうかなって話なんだけどどうかなー?」
「成る程…良いかもしれないが、そもそもサンドスターというのは一体…?」
「まぁ平たく言えば不思議なもの、ジャパリパークに色んな気候があったりするのもアタシがこんな姿になったのもサンドスターのおかげだしね。」
ジャイアントはそう言いクルンとその場で一回回り灰色の長い髪を揺らしたのであった。
「ということはもしかしてこのパークにいる方々は…。」
「そっ。皆サンドスターのお陰でこんな姿なのさ、多分だけどね。んでどうだい?」
「そうだな…他に方法も見当たらないしやるしかないな…。」
「…!」
「そうですね!でも武器も無いからセルリアンに襲われたりでもしたら…。」
「それならねー…おっ、そろそろ来ると思ったよー?」
するとジャイアントの所にへとキコキコ音とわっせわっせと言う声を鳴らしながら四輪自転車がやって来ており、中からは二人の女の子が出てきたのであった。
「ようやく見つけたのだ!」
「いやー疲れたねアライさん?おっと、見かけない顔がいっぱいだねー?」
アライさんと呼ばれる見るからに活発そうなで自信満々そうな表情をしな子はジャイアントにへと近付き、もう一方の大きい耳が特徴的な子はそのジト目でRASNらを見ていたのであった。
「やっほー、どうだったー?」
「そうだねー、私がバナナを食べてる時にアライさんが沼に沈んだりとかワニのフレンズ達に一杯遊ばれてたのさぁ。」
「でもまんまるのぴっかぴっかのが見つからなかったのだー!」
「ありゃりゃ…そりゃ残念だったねー?」
「私は楽しかったけどね、ところでこっちの方々は誰ー?」
「そうだそうだ、まぁ今現在困ってる感じでね…。」
ジャイアントはやって来た二人に事情を話したのだった。
「……てな感じなんだ。」
「ははぁーん、アライさんは分かったー?」
「お任せなのだ!アライさんはバッチリでぱーふぇくとなのだ!」
「ほんとかなー?そうだ、私はフェネックでこっちがアライさんだよーよろしくー。」
「……!」
そうして冒険家達もアライさんとフェネックに自己紹介をしたのであった。
「それで二人に頼みたいことがあるんだけどね、この人らをあの火山まで護衛してほしいんだ。もしかしたら道中でまんまるいのが見つかるかもしれないしね。」
「それならば引き受けたのだ!アライさんの背中に着いて行くのだ!ふははは!!」
するとアライさんは火山の方ではなく白い雪山の方に走り出したのであった。
「ありゃりゃアライさんまたやっちゃってるねー、待ってよーそっちじゃないってばアライさーん。」
そしてフェネックは慣れた足取りで全力疾走するアライさんを追いかけていったのであった。
「何だったんだ…?」
「でもとってもハツラツしてましたね!」
「ねぇねぇ、エクルもアライさん追っかけちゃダメ?」
「アライさんはフェネたんに任せておくおー。」
「そんじゃまぁそんな感じだね、今向かったら夜になりそうだし明朝に出た方がいいかな?」
「まぁそうだな、一応山を越えてやって来ていたからな…。」
「流石にメグたんもヘトヘトだから今日はゆっくりのんびりだお。」
「エクルちゃん!こっちになんか面白そうなのがありますよー?!」
「わーい!エクルも見に行くよー!」
四人が脱力する中エクルとイロメロは元気よく辺りを探検しようと駆け出した、そして丁度ペパプやヘラジカやライオン達とすれ違い彼女らはこちらへとやって来た。
「あっ!ジャイアント先輩!?」
「やっほー、そういえば君達って割りと武闘派だったけ?あの二人だけじゃ心配だから頼みがあるんだけどー?」
そうしてジャイアントは火山に行くこと等をフレンズ面々に話した。
「成る程…それならば途中までの護衛は私達がしよう!」
「美味しい料理のお礼もしたいからねーまかせなよー。」
ライオンとヘラジカ自信満々と胸を張りそう告げた。
「そうなの…良いコーチとしてマーゲイに紹介したかったんだけどね…。」
「そうだな…料理も美味しかったから是非とも置いておきたいと思ったが仕方ないか。」
「少し寂しくなりますね…。」
「そうだなー…」
「そうなんだ…。」
物悲しい雰囲気のペパプのメンバーの中でフルルだけは頭を項垂らし小石を蹴っていたのであった。
「とりあえず出発は明日の朝ってことでねー。」
そうして日は沈んでいったのであった。