ありがとうございます。
学校のレポートに苦戦していて
投稿が遅れました。申し訳ないです。
それでは、今回もよろしくお願いします。
そして、桜ノ宮の初仕事が始まった。
俺はというとディーノさんに言われた通り、接客担当の仕事をキッチン越しから見ている。すると桜ノ宮が接客を始めていたがプルプルしながら困っている様子だった。大丈夫なんだろうかと思いつつ、俺は桜ノ宮の仕事を見守っていたがやっぱり初仕事ということでかなり緊張しているのか表情が険しくなっていて、その状態で接客をしている。まぁお客さんは桜ノ宮の表情をみて、喜んでいるみたいでよかったが…。その後も桜ノ宮はケチャップをお客さんの顔にかけたりなどいろいろやらかしていた。
「あの、桜ノ宮のヘルプとか入らなくていいんですか?」
「私も八幡くんと同意見です」
「いや、大丈夫だろ。お客さんを見てみな」
秋月さんにそう言われ、桜ノ宮が接客しているお客さんの方へ視線を移した。意外にもお客さんに好評だった。
「…そうですね。お客さん、かなり喜んでるみたいなんでこのままでいいかもしれませんね」
「本当にいいのかな…」
俺を含め3人がこう会話していた。日向さんは終始、心配していた。その後、しばらくして桜ノ宮が担当していたお客さんは会計を済ませ…
「行ってらっしゃいませ。二度とお帰りにならないでくださいね」
そう桜ノ宮が言った後、お客さんは満足そうにしながら店を出て行った
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいー‼︎酷いこといっぱいしてごめんなさい‼︎また来てください、お待ちしています‼︎」
桜ノ宮はお客さんが帰った後に扉に向かって謝っていた。
「おーい桜ノ宮。扉に向かって言っても意味ないぞ」
「あ…はい。それであの、あれで良かったのでしょうか⁉︎お客様を怒らせてしまったのでは⁉︎」
俺がそう言った後、桜ノ宮は不安そうな表情でそう俺達に聞いてきた。
「いや、お客さんは喜んでたみたいだったからあれでいいと思うぞ。ですよね、秋月さん」
「ああ。ゴミを見るような目つき最高だったぜ!」
「最初はどうなるかと心配したけどいいドSっぷりだったわね」
「ほ、褒められているんですよね?」
「褒めてるぞ。それと、ディーノさんを見てみ」
「え?」
俺はそう言って桜ノ宮にディーノさんの方を見るように言った
「非常に良かったデスよ。これからもこの調子でやってもらいマス」
ディーノさんも桜ノ宮の接客に満足していた
「は、はい!」
「お客さんがもういないので、今日はこの辺で終わりにしマスよ。それで八幡君と桜ノ宮さんはシフトとかはどうしマスか?」
「私は学校もあるので平日は授業の後なら大丈夫です。土日は両方入れます」
「俺は平日・休日共、いつでも大丈夫ですよ」
そう桜ノ宮と俺はディーノさんに言った。
「え?比企谷さんは学校とかはないんですか?」
桜ノ宮は俺がいつでもシフトに入れることを疑問に感じていたのか、そう聞いてきた。
「そうデスね。学校の方はいいのデスか?八幡君」
桜ノ宮に続いて、ディーノさんも聞いてきた。
「ディーノさんは俺の親父から何も聞いていないんですか?」
俺はディーノさんにそう聞いた。
「ええ。八幡君のお父さんには八幡君がここでバイトをするとしか聞いていまセンよ」
ディーノさんはそう答えた。
「そうだったんですね。学校の件ですが、俺は退学になったのでもう学校には行きません。だから、いつでもシフトには入れますよ」
俺は平日にシフト入れれる理由を簡潔に述べた。
「退学って本当なんですか⁉︎」
すると、桜ノ宮は俺の発言に驚いていた。
「ああ、本当だ」
「八幡君のことデスから、何か理由があるのではないデスか?退学になった理由を聞かせてくれないデスか?」
ディーノさんはそう、俺に聞く。
「それはいいですけど、あまりいい話ではないですよ。皆さんがいいなら、俺は話しますが…」
「それでも聞かせてくだサイ。桜ノ宮さん達もいいデスか?」
そうディーノさんは言って、他の3人に確認を取った。
「はい…私は大丈夫です」
「私も大丈夫です」
「俺も大丈夫だ。一緒に働く仲間としては知っておいた方がいいかもしれないしな」
「じゃあ、話しますね…」
俺は確認が取れた後、高校生活のこと、高校で何をして退学になったかを説明した。説明した後、俺は桜ノ宮達の方を見た。桜ノ宮と日向さんは悲しそうな表情をしていた。秋月さんやディーノさんもあまりいい表情はしていなかった。
「比企谷さんに、そんな事があったなんて…」
「正しい事をしただけなのに報われないなんて…」
「そうデスね…」
「比企谷、やり方はどうであれ正しい事をしたんだ。俺は誇っていいと思う。これからは俺たちと頑張っていこうぜ」
「そうデスね。八幡君、改めてこれからもよろしくお願いしマス」
「八幡くん。これからもよろしくね」
「比企谷さん、これから私達と一緒に頑張っていきましょう」
「はい。これからよろしくお願いします」
ここでなら、俺が求めていた『本物』の関係を持てるのではないかとそう感じた。
「その話はそれくらいにして、シフトの件デスが…こっちで決めておきマスから、八幡君と桜ノ宮さんはもう上がっていいデスよ。それと連絡先も交換するデス。後でメールでシフト表を送っておきマスので」
そうディーノさんに言われ、今いる人達全員の連絡先を交換した。その後、俺と桜ノ宮は着替えて、ディーノさん達に挨拶をしたのち、店を出た。
「桜ノ宮。駅まで送ってく」
「いいんですか?」
「まぁな。もう夜だし、女の子1人で帰らせるのは危ないと思ってな…嫌なら、俺は1人で帰るが…」
「私は…嫌じゃない…です」
「そうか。じゃあ行くか」
「はい!」
そう言って俺と桜ノ宮は駅へと向かった。その間、お互い喋らずにいた。そして駅に着いた
「比企谷さん。ここまで送っていただいてありがとうございます」
桜ノ宮はそう言って俺にお礼を言った。
「気にすんな」
俺は桜ノ宮にそう言った。
「比企谷さんは…優しいですね」
「そうか?」
「はい。さっきの話を聞いててもやっぱり比企谷さんは優しい人だと思います。人のためにそこまでする人はいないと思いますから…」
「桜ノ宮だけだよ。そう言ってくれる人は」
「私だけじゃありません。夏帆さんやディーノさん、秋月さんもきっと、私と同じ事を言うと思いますよ」
そう笑顔で俺に言った。
「そうか…。その…なんだ。桜ノ宮、いろいろありがとな」
「気にしないでください。これから一緒に働くんですから当然のことです。それではまた明日からよろしくお願いしますね。比企谷さん」
「ああ。桜ノ宮も気をつけて帰れよ」
「はい!」
そう言って桜ノ宮は改札口へと向かっていった。俺はというと
「俺もここで頑張らないとな。ほんと、桜ノ宮には感謝しないとな」
俺は桜ノ宮を見送ってから、そう呟いてディーノさんに確保してもらったアパートへと向かった。
...続く
ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。
それでは、次回もよろしくお願いします。