変身空母 赤城   作:作者アアアア

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近いうちに、いくつかの回を修正すると思います。


六話 助手、自己紹介

「本日から、皆さまの支援をさせていただくリエです!どうぞよろしくお願いいたします!」

六人の拠点といっても過言ではない工蔽にて、一人の少女の声が響く。

元気よく、笑顔で話す姿に、赤城も微笑みながら返す。

「深海棲艦討伐隊、隊長赤城です。こちらこそよろしくお願いします」

赤城は後ろに並んでいる、五人の方を向き話し続ける。

「こちらが、私と同期の加賀さん」

何も言わず軽く頭を下げる加賀。

「黄色の着物を着たのが飛龍、緑の着物の子が蒼龍」

「よろしく」

そう言いつつ片手を上げる飛龍、一緒に手を上げる蒼龍。

「そして、先日入ったばかりの翔鶴と瑞鶴です」

「正規空母の翔鶴です。ご協力、誠にありがとうございます」

「瑞鶴よ。よろしく」

深々と頭を下げる翔鶴と挨拶だけの瑞鶴。

「わぁ……皆さん、とても綺麗な方々ですね!」

「え、綺麗だなんてそんな……」

「あはは、飛龍、顔がにやけてるよ」

「いやいや、蒼龍もそうじゃん」

二航戦と瑞鶴の漫才を他所に赤城は言い出した。

「リエさん、こちらは初めてですか?」

「はい」

「でしたら、私が鎮守府全体の施設をお教えしましょうか?」

「はい!お願いします!」

「では、行きましょう」

赤城は加賀の方を向き頼む。

「では加賀さん、四人をよろしくお願いします」

「はい」

そう言って出て行く二人、加賀はリエの方を姿が見えなくなるまで見つめていた。

 

 

 

赤城が出て行って数分後、深海棲艦の出現に備えて、待機を出した加賀ら五人は工蔽で各々、過ごしていた。

何かを熱心に読む加賀。

動きの確認をしている五航戦。

世間話をする二航戦。

その時、工蔽内で警報器がけたたましい音を出した。

明石が叫ぶ。

「深海棲艦出現!場所は……え!?鎮守府のすぐそば!?」

それを聞いた五人は艤装を片手に工蔽を飛び出した。

「蒼龍は赤城さんに伝えて!残りは私についてきて頂戴」

「了解!」

蒼龍と離れ四人は走りながら叫んだ。

「変身!」

敷地外に出た一行の前に立つのは六体の深海棲艦、何も言わず四人は立ち向かって行った。

 

 

 

赤城達が駆け付ける頃には、戦いは既に終わっており、二人は加賀達の無事を見て安堵した。

そこへ、リエが言った。

「すごいです!皆さんが深海棲艦を倒しちゃったんですね!見たかったなぁ……」

「ふふん、どーよ!」

勝利の興奮冷めあがらぬ中、加賀はリエだけをただ見つめていた。

 

 

 

その日の夜、加賀は一人、外へ出て星を見ていた。

そこへ、赤城が現れる。

「加賀さん?」

「あら、赤城さん」

「どうかしたのですか?」

「いえ、ただ星が見たくて……赤城さんは?」

「私は、食材を買って戻る所で……しかし」

続けて赤城は語る。

「加賀さんが星を見ていると言う事は、何か考え事があるのですか?」

「……赤城さんはそういう事には鋭いのね……」

「隊長ですから」

加賀は一呼吸置くと口を開く。

「では、はっきりと言いましょう」

「はい」

「私は、リエさんを信用していいのか迷っています」

「う~ん、取り敢えずは信用するのはどうでしょう」

「根拠は?」

「ありません。しかし、疑ってばかりだとかえって不安なってしまいます」

「根拠が必要ないなんて……赤城さんって純粋な所がありますね」

赤城は一瞬、ばつが悪い表情をすると話題を変えようとした。

「いえ、そんな……何か、悩みはありませんか?相談に乗りますよ」

「そうね……悩みじゃないけど……」

こうして、二人は門限まで星々の下で語り合った。




今回で主要人物は全員出たと思います。
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