幻想郷を一方通行に   作:ポスター

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※誤字脱字などのミスが多々あると思われます。
そういうミスが多いものをご不快に思う方は読まないことをオススメします。



13話

「アレイスターァァァァァァァァッ!!」

 

強大な咆哮は大地を震撼させる。

その声の出元である真っ白な怪物、一方通行は幻想郷の、自分の敵に向かって突進した。

しかし。アレイスターは、

 

アレイスター「まだ君は私に触れる事すらできない」

 

学園都市統括理事長は手に持ってる捻れた大きな杖を一方通行に向けた。

すると白い怪物に鋭い風の刃が放たれた。

 

一方通行「そンなモン効くかァッ!!」

 

ただの風を鋭く放っただけだと思い一方通行はそのまま突っ込んだ。

しかし、その風の刃は白い彼の体を貫く。

 

一方通行「ッ………!!なにッ!?反射できねェ!?」

 

突進する勢いは殺されその場に止まる。

 

アレイスター「私の攻撃は君の能力、一方通行(アクセラレータ)で反射できないぞ」

 

一方通行「………まさか、この感触は魔法か?」

 

アレイスター「……さあ?何だろうな?」

 

一方通行「チッ。クソったれが」

 

風の向きを操り、アレイスターに向かって風の砲弾を放つがそれは何食わぬ顔で防がれる。

 

アレイスター「一方通行。肩は大丈夫か?」

 

学園都市の頂点に君臨する怪物との戦闘は一瞬の油断が命取りだというのにアレイスター=クロウリーはその彼の体を心配する。

 

一方通行「心配いらねェよ、こンなモン」

 

アレイスター「そうか。では、だったらこれはどうだ?」

 

一方通行を囲むように周りには竜巻が発生した。

 

それを白い怪物は腕を振り消してみせる。

しかし、視界が晴れた時にはアレイスターの姿は無かった。

 

一方通行「チッ。あの野郎どこ行った………ッ?」

 

アレイスター「___________上にいる」

 

一方通行「ッ!?」

 

一方通行が上を向いた瞬間に体が重くなった。

 

重力を操る力なのか知らないが、一方通行は未知のチカラに成す術がなく手と膝を付いて地面に打ち付けられた。

 

 

一方通行「体が……重めェ…………っ!!」

 

 

アレイスター「おや?背中がガラ空きだぞ?」

 

地に打ち付けられ身動きが取れない彼の背中に向かってアレイスターは上から風の刃を撃つ。

 

その風の刃はそのまま、一方通行の体を豆腐ように意図も簡単に貫くだろう____________が、しかし。

 

しかし、だ。

 

 

 

 

一方通行「クソったれがァァァァァァァあああああああああああああああああああああああああッッッ!!!!」

 

 

 

一方通行は咆哮に答えるようにその背中から真っ黒な噴射に近い翼が出現する。

そしてその黒い翼は風の刃を防いでみせた。

 

アレイスターは一方通行の背中に突然現れた黒い翼を見るとニヤリと笑った。

 

アレイスター「そう、そうだ。私はその力を見たかった」

 

一方通行「ァァァァァァアレイスターァァァああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!!!!!!」

 

ゴッッッ!!!!!

と、重力の縛りを吹き飛ばす。

そして、背中から黒い翼を天へ伸ばす怪物は地面に立つ。

 

そして、その二本の黒い翼を一つに融合させてアレイスターに向かって高速で放つ。

アレイスターは自分に向かって飛んでくるその黒い翼に無数の風の刃を撃つ。

 

 

強大な破壊力のある黒い翼、

 

絶大な貫通力がある風の刃、

 

その二つが天地を震撼させる勢いで真っ正面から衝突した。

 

そして、そして。

 

バンッッ!!!!!!

と、その二つが弾け空気に塵となって消えていった。

 

 

 

 

アレイスター「ほう……、これほどとはな。想像通りの力だ」

 

その結果を見たアレイスターは少し意外そうな表情を浮かべていた。

対する一方通行は、

 

 

一方通行「ォォォォォォォォォおおおおおおおおおッ!!!!」

 

 

もう体の限界は来ている。

しかし、ここで倒れる訳にはいかない。

目の前に居る学園都市を支配する心の無いアレイスターの好きにさせる訳にはいかないから……………。

 

 

一方通行は最後の最後の力を引き出した。

 

正真正銘、文字通り最後の全力。

絶叫と共に背中にある噴射に近い黒い翼は約百メートル程に空へ広がる。

 

 

が、しかし…………………………

 

 

_______________バタン。

っと、一方通行は正面から地面に倒れてしまった。

 

 

 

 

一方通行「…………………クソ。……アレ、イ……スター…………………」

 

背中から黒い翼が消えてしまっても諦めず、ふらふらしながらも立ち上がったが、本当に体は限界なのだ。

だから、膝から倒れてしまう。

 

そんな彼を見る地に足を付けていない、病人のような格好の学園都市統括理事長は、

 

アレイスター「まだまだ弱いな。一方通行」

 

一方通行「チッ……黙れ………………」

 

次は近くにある木を使って立ち上がった。

もう、その時には最強として学園都市で君臨していた一方通行の姿はなかった。

 

惨めに負け、体はボロボロ……………。

まともに立つことすらできなかった。

 

 

 

アレイスター「君には何かを守る事はできない」

 

 

後にある木を使いながら立って、肩で呼吸する一方通行にアレイスターはそう言い放つ。

しかし、それを聞いた白い怪物は、

 

一方通行「あァ…………そンぐれェ分かってる」

 

アレイスター「君は何人も殺してる、そう数え切れないほどに。そんな君が何を守ると言うんだ?」

 

一方通行「_________だがなァ……………、この世界は関係ねェだろ」

 

一方通行は考えてた。

この世界はとても眩しい、自分のようなバケモンが居て良いのだろうかと、数え切れないほど人を傷付けてきた自分がこの世界を守っても良いのかと。

 

もしかしたら、俺はなにかを守りたいなンて考えちゃいけないかもしれない________________

 

 

___________だが、と。

 

 

一方通行はこの世界が破壊されるの光景をただ黙って傍観することは出来なかった。

そう、許せなかったのだ。

 

なんの罪もないのに、

何も悪いことをしてないのに、

 

この学園都市とは無関係な幻想郷が壊されるのは。

 

 

 

 

一方通行「____________たとえ、俺達がどンなに腐っていてもよォ、どうしよォもねェクズだとしても」

 

体に激痛が走る、舌にはドロリとした赤い液体が乗り気持ち悪い味がした。

だが、一方通行は止まらない、

 

一方通行「__________________この世界が壊されてイイって理由にはなンねェだろうがァッ!!!!!」

 

アレイスター「君はヒーローにはなれない」

 

 

 

もう、ここから能力や体の問題じゃない。

 

気持ちの問題だ。

 

 

心が折れた方が敗けである。

 

 

 

そして。

 

 

ボッ!!!!

と、爆発したかのような音と共に一方通行はもう一度、背中に黒い翼を出現させる。

その現象はもう奇跡と言ってもいい。

 

いや、これは彼の強い気持ちが生んだ得体の知らない力なのだろうか……?

 

 

そして、アレイスターに向かって最後の力を放つ。

 

しかし、アレイスターはその攻撃を避けて一方通行の居る場所にどんな仕組みか知らないが、破壊的な光の柱を落とした。

 

 

ゴォォォォォォンッッ!!!!!

大地は揺れ、この場一帯に砂煙が発生する。

 

そして、その光の柱が落とされた場所には大きな大きな深い穴が空いていた。

 

 

アレイスター「とても、楽しかったよ」

 

 

もう、彼には動く力は残っていない。

あの黒い翼は攻撃にしか使えない。

 

一方通行「なに勝った気でいやがるアレイスター………」

 

だが、だった。

完全に決着がついたと思ったが黒い翼を生やす怪物はあの光の柱を避けていた。

 

砂煙を振り払い、その場に君臨する一方通行に、

 

 

アレイスター「だが……これで終わりだ」

 

そして。

アレイスターは銀の大きな杖を翳す。

すると、この辺一帯に暴風が吹き荒れる。

 

そして、縦に伸びる細い一つの風の刃がアレイスターの前に出来ていた。

 

 

アレイスター「真っ二つにならないよう頑張ってくれ」

 

ニヤリと笑って指を鳴らす。

 

それは合図だった。

 

そう、"アレ"が動きだす。

 

動きだした"アレ"とは、巨大な風の刃である。

それは、

ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥンンッッッ!!

と、目の前にある通るもの全てを真っ二つにしながら、一直線に一方通行に向かってく突き進む。

 

 

それを一方通行は目の前に黒い翼でバツ印を作り、その漆黒の盾で風の刃を受け止める。

 

 

一方通行「…………………チッ、クソッ!!」

 

アレイスター「今の君にこれは防げない」

 

 

ザザザザザザザザザザザザッ!!!!と、風の刃に後ろ後ろへ押される。

 

しかし。

 

一方通行「ォォォォォォォォォォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッ!!!!!!!!」

 

一方通行はその攻撃を黒い翼で防いでる最中に黒い翼に亀裂が入る。

 

___________ビキビキキギッ!!!!

 

___________バリバリバリッ!!!!

 

 

 

そして。

 

そして、そして。

 

黒い翼がガラスのように砕けた。

が、しかし。

 

それで終わりではない。

 

その砕けた漆黒の中から純白がこの世界に溢れる。

 

 

それは、何色にも染まってない白だった。

 

 

それは、純粋に真っ白な翼であった。

 

 

今自分に何が起きたとか理解出来ていない、無我夢中の一方通行の背中に真っ白な翼があり、頭上には天使の輪っかのようなものが出現していた。

 

そして、白く輝く光がこの場全体を包み込む。

 

一方通行「……………はァ……………はァ…………はァ……………ッ…………」

 

 

突如、彼の背中で黒から白に変化した翼は何とかアレイスターの攻撃を打ち消した。

 

アレイスターはその彼の変化を見てニヤッと笑っていた。

が、

 

アレイスター「お、そろそろ時間のようだ。私はこの辺で失礼するよ」

 

そう言うと学園都市統括理事長・アレイスター=クロウリーは姿を消した。

 

 

一方通行「………………………………クソったれ」

 

 

逃げられてしまった。

多分、学園都市に帰ったのだろう。

一方通行はアレイスターの後を追う方法を知らないため、その一言しか絞り出せなかった。

 

そして、

 

 

紫「一方通行。アレイスターはどこ?」

 

一方通行「チッ、どっかに消えちまったよ……」

 

霊夢「それより酷い怪我じゃない大丈夫?」

 

 

彼の前に不気味なデザインのスキマが開かれた。

その中からは大妖怪・八雲紫と、紅白の巫女、博麗霊夢が現れた。

 

そして、霊夢はもう前に歩く事もできない一方通行に肩を貸してあげ、三人はゆっくりとこの林の中を歩いて行った。

 

その歩いてる途中、霊夢が口を開く。

 

霊夢「ねえ、一方通行。帰ったら宴会があるんだけど、アンタ来る?」

 

一方通行「俺、未成年だぜ。良いのかよ…………?」

 

霊夢「そんなの幻想郷には関係ないわよ」

 

紫「霊夢霊夢、私は誘ってくれないの?」

 

霊夢「フン。どうせ勝手に来るでしょアンタは………」

 

紫「まぁねー♪」

 

霊夢「で、どう。来る……?」

 

一方通行「チッ。酒は飲まねェぞ…………」

 

霊夢「そう、良かったわ。アンタの事皆に紹介したかったし」

 

それを聞いた紫は霊夢の耳元で小さな声で、

 

紫「好きな人として?」

 

霊夢「うっさいッ!!」

 

一方通行「???」

 

なにを話したのか分からない一方通行は小さく首を傾げる。

 

 

紫「さて………と。宴会はとっても楽しみなんだけど、宴会が始まる前に解決しなきゃいけない事が一つあるのよね」

 

霊夢「ん?何?」

 

一方通行「勿体ぶるな早く言え」

 

紫「私たちの幻想郷に超巨大な太陽が落ちて来てる」

 

霊夢「えぇっ!?それ本当なの!?アンタのいつものくだらない冗談とかじゃなくなくて?」

 

紫「本当よ。多分……これはアレイスターが魔術で擬似的に作った太陽ね」

 

一方通行「チッ、あのクソ野郎。時間ってそォいうことかよ…………」

 

霊夢「心当たりあるの?一方通行」

 

一方通行「あァ」

 

紫「さて、どうしましょうか?幻想郷に向かって落下してきてる疑似太陽をどうにかしなくては宴会もクソもないわ」

 

 

その言葉を聞いて、だ。

一方通行は立ち止まり空を見る。

そして、

 

一方通行「_________________俺がやる」

 

霊夢「ッ!?こんなにボロボロなのに何言ってるのッ!!」

 

 

霊夢は無理でも一方通行を止めようした。

しかし、彼は紅白の巫女を紫の方に押す。

 

 

そして、もう限界で倒れてもおかしくない一方通行は白い翼を勢い良く背中から噴き出し、頭上には輪もできていた。

 

なぜ、このような現象が彼に起きたいるのだろうか。

 

『守りたい』っという強い想いの力だと言うのだろうか…………

 

 

 

重力を無視して空へ空へと宙に浮いていく一方通行は、

 

 

一方通行「オイ、霊夢。宴会はいつからだ……………」

 

霊夢「…………夜の八時くらいから始まる」

 

 

霊夢は一方通行の姿に見惚れていたが質問に答えた。

 

一方通行「……………………八時か。分かった。じゃあ行ってくる」

 

一方通行が翼を大きく広げ空へ飛ぼうとした瞬間、霊夢は一方通行の足を掴んだ。

 

霊夢「待ってッ!!」

 

一方通行「あン?反射解いて無かったら腕吹っ飛ンでたぞ?」

 

霊夢「ごめん…………でも」

 

紫「霊夢、止めなさい」

 

紫が霊夢の一方通行を掴む手を離した。

 

紫「貴方、人の覚悟を踏みにじるつもり………?」

 

霊夢「………………………分かった。でも約束して、必ず帰ってくるって」

 

 

一方通行「……………あァ。約束する」

 

 

ボワッ!!!!

白い翼を大きく羽ばたかせ一方通行は一瞬で幻想郷に向かって来てる太陽に到達した。

そして、

 

 

 

一方通行「はァァァァァああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!」

 

 

 

 

白い翼を持つ、白い怪物はその巨大な太陽と真っ正面から打つかった………………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あァ………。これがなにかを守るための戦いなのか_______________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜。

 

博麗神社では宴会をやっていた。

 

あれから頑張って博麗神社を直したらしい。

 

魔理沙「なに暗い顔してんだよ霊夢?」

 

霊夢「いや、アイツ遅いなって考えてただけよ…………」

 

赤い布を地面に敷いて、その上で杯でお酒を飲む紅白の巫女、博麗霊夢。

そんな彼女の隣に居るのは、白と黒の魔女、霧雨魔理沙。

 

 

あれから、この幻想郷には太陽は落ちて来なかった。

多分、一方通行があのボロボロの体にムチを打って、全力で防いでくれたのだろう。

 

 

魔理沙「少し遅れてるだけだよ。気にすんな」

 

霊夢「そうね………………」

 

周りには結構人が居た。

呼んでもないのに………

 

だが、この宴会場となった博麗神社に一つのスキマが開かれた。

 

そして、そこからは白い髪に白い肌そして赤い瞳の杖をつく『人間』がこの宴会場に登場する。

 

???「あァ?…もォ始まってンのかよ…………」

 

霊夢「________________一方通行ッ!!!!」

 

 

その者を彼女は知っている。

異変を解決するため、この幻想郷に自分が呼んだ存在。

 

最初は断られたが、それから体を張って異変解決を手伝ってくれた自分のヒーロー。

霊夢は一方通行の元に走りそのまま彼の前に止まることなく、抱きついた。

 

一方通行は杖をついてるので彼女を受け止めきれず後ろに倒れてしまう。

 

一方通行「………………………オイ。こっちは怪我人だぞ、クソったれ」

 

霊夢「良かった、生きてた………………ッ!」

 

一方通行「勝手に殺すな」

 

霊夢は涙目で一方通行に抱きついた彼女を、それを見た周りの皆は

 

「「「ヒューヒューっ!!」」」

 

その声を聞いた霊夢は慌てて一方通行から離れる。

 

霊夢「ちがっ…………これは…その………ッ」///

 

誤解だと霊夢は皆に説明をしに行っていた。

そして、なにがなんだか分からない一方通行はとりあえず舌打ちをする。

すると、彼に伸ばされる一本の腕が、

 

魔理沙「よっ!久しぶりだな一方通行」

 

一方通行「そンなに時間経ってねェよ」

 

一方通行は自分に伸ばされた魔理沙の腕を掴んで立ち上がった。

パンパン、とズボンについた砂を叩いて落としている彼に紹介したい少女が居る魔理沙は自分の隣に視線を向ける。

 

魔理沙「ほらっ、ご挨拶」

 

アリス「アリス・マーガトロイド。よろしく」

 

一方通行「あァ。俺は一方通行だ」

 

魔理沙の隣にいたのは、金髪に薄い青い瞳の持ち気品を感じさせる服を着用している少女であった。

その少女の周りには手作りか知らないが可愛らしいお人形が、まるで自らの意思を持っているかのように自由に舞っていた。

 

アリス「貴方の事はよく魔理沙から聞いてるわ」

 

一方通行「そォかよ」

 

魔理沙「良し、紹介も済んだし。じゃあな一方通行。私達はあっちら辺に居るから、なんかあったら来いよ!」

 

そう言って赤い布が敷かれた場所に行った。

そして、次は現代的なカメラをこっちに向けながら彼に話し掛けてきたのは黒髪のボブに赤い瞳を持ち、黒いフリルの付いたミニスカートと白いフォーマルな半袖シャツを着用していた少女であった。

 

???「あなたが一方通行さんですね?」

 

一方通行「あン?誰だ?」

 

文「私は射命丸文(しゃめいまるあや)です、よろしくです」

 

一方通行「あァそォ」

 

特に興味がないので、いくら可愛い女の子が相手だとしても白い最強様は背を向ける。

 

文「ちょっと待って下さい。実は取材をお願いしたいのですが……………」

 

すると、そこに説明を終えた霊夢が来た。

 

霊夢「あ、でたらめ書くから断わっときなさい」

 

文「あやや、そんな事ないですよーっ?」

 

一方通行「…………………面倒くせェ」

 

一方通行は文と霊夢の言い合いを無視して赤い布に座った。

適当に腰を下ろした一方通行の隣には、金髪に金色の瞳の狐のような金色の毛並みの尻尾が九つ生えた少女が居た。

 

???「はじめまして一方通行さん」

 

一方通行「あァ?」

 

藍「私は八雲藍(やくもらん)と申します」

 

一方通行「あン?八雲だと………?」

 

藍「あ、はい。私は紫様の式神なんです」

 

一方通行「式神ねェ。なァ」

 

藍「……なんでしょう?」

 

一方通行は藍に付いてる尻尾に指を差して、

 

一方通行「なァ、それは生えてンのか?」

 

藍「はい、そうですが。それがどうかしましたか?」

 

一方通行「触ってみてもイイか?」

 

藍「えっ!?か、構いませんが……………」

 

一方通行は普通に興味があった。

初めて聞いた、式神とはどんなものなのか。

飾りじゃない尻尾や耳には自分が知らないベクトルが存在しているのか、と。

 

一方通行「…………………………」

 

藍「……………あぁ…………あぅ……………ッ!」///

 

霊夢「……………ねぇ。アンタ、ナニやってんの?」

 

ジロリ、と。とても冷たい視線を向け一方通行の前に腕を組んで立っていたのは紅白の巫女であった。

 

一方通行「見て分かンだろ…………?」

 

霊夢「セクハラにしか見えないわよ」

 

一方通行「許可なら取った、嫌なら止めるが」

 

藍「嫌じゃ……ないです……ぅ……………っ」///

 

霊夢(こいつ……まさか……)

 

その瞬間、その刹那。

霊夢は一方通行に『何か』を感じたがそれを口にするのは止めた。

 

そして、藍の尻尾などになんのカラクリも分かった一方通行は手を離す。

思う存分撫でられまくった藍は頬が真っ赤に染まっていたが、それには全く気付かない最強。

 

 

そして、その最強の近くに薄い茶色のロングヘアーの小さな少女が来た。

だが、その少女は、やはり流石『幻想郷』っといった所だろうか。

普通の容姿ではなかったのだ。

その頭には彼女の身長には不釣り合いに、ねじれた長い角が生えていた。

 

???「あんた強いんだってー?」

 

一方通行「……あン?なンだよガキ」

 

???「ガキとは失礼だな。わたしゃこう見えて君の倍以上生きてるんだよー……………」

 

一方通行「あー、そォですかァ」

 

萃香「私は伊吹萃香(いぶきすいか)、よろしくねー」

 

一方通行「………………あァ」

 

萃香「その怪我が治ったら妖怪の山においで。そしたらそこで勝負しようねー」

 

 

 

それからもいろんな奴らが挨拶をしてきた。

そして、霊夢が両手を広げて一方通行に言った。

 

霊夢「一方通行(アクセラレータ)。アンタを私達は歓迎するわ。私たちの幻想郷にようこそッ!!!」

 

 

これからも一方通行はこの幻想郷で生きて行く、ここにいる仲間達と一緒に。




おまけ☆

魔理沙「コーヒーばっか飲んで無いで酒も飲めよー」

一方通行「ふざけンなこの酔っぱらい……ッ!!」

魔理沙「おりゃっ!!」

一方通行「ぐぶほぉわァ!?」

魔理沙「うわっ!?酒を飲んだらすぐに倒れてちゃったぜ!?」

霊夢「うーわ、よっっっっっわ」

紫「怪我人に何やってんのよ、貴方達………………」
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