多分、誤字や脱字があると思います。
ですから、発見した場合は私に報告してくれると助かります。
幻想郷にある、一つの神社の縁側にて白い少年と巫女が暖かくもない常温のお茶をのんびりと飲んでいた。
霊夢「あ~……退屈ね…………」
手に持っていた濃い緑色の湯呑みをことっと隣に置き、そう呟く。
すると
一方通行「別にイイじゃねェか。退屈なのは平和だからだ」
続いて彼も、湯呑みを隣に置き息を吐いてから言う。
霊夢「でも、よ。何か最近刺激的な事ばっかだから少し物足りないと言うか………その……」
一方通行「わざわざ面倒事に首突っ込みてェなら、俺は止めねェぞ」
霊夢「………、本っ当何でアンタはそういう感じにしか返せないの?」
一方通行「そォゆう性格だからじゃねェの?」
霊夢「あ~……少しはそんな自覚あったのね」
ふん、。と鼻を鳴らしてボケーと空を見る一方通行。
何か随分とこうゆう感じの雰囲気に、慣れてきた。
前の自分だったならこんな感じになってるとは思いもしなかっただろう。異性と妖怪退治をして、こうやってただただゆっくりと時を過ごすなんて。
だからこそ。気になる事が霊夢にはあった。
一方通行と会い会話したあの時から
霊夢「ねえ……少し、いい?」
一方通行「ン?」
霊夢「アンタが最初に名乗った『
一方通行「……、」
霊夢「たしかに、外見や肌の色とか見ればそうゆう名前かも知れないと思うけど。顔のパーツとかそれに身長とかも全部合わせると私とかと同じ、日本人らしいのよね」
一方通行「……そォだな。そォだ、俺の本名は一方通行じゃねェし、俺は純粋の日本人だ」
霊夢「でしょ?……なら、さ。何で本名を名乗らないの?」
一方通行「…………」
別に本名何て隠す必要なんて無い。
だって可笑し不思議な名前じゃないし、馬鹿みたいで笑ってしまうような名前でも無い。けど、それでも。一方通行は言えない。
それは自分の名前を自分なのに知らないからだ。
何も言わず、黙る一方通行を見て霊夢は
霊夢「ま、言いたくないなら別にいいわ」
少し暗い笑みで地面を見て微笑む。
そしたら
一方通行「………なァ霊夢。俺がオマエらに本名を名乗るまで俺を信用するな、何時でも俺を危険と思ったら殺しに来ても構わねェ」
霊夢「は?」
思わず一方通行の顔を見るなり首を傾げてしまった。
一方通行「理解出来ねェなら、簡単に説明してやる。が、もォ簡単に説明してンだがな。それは俺を信用するなって言ってンだ」
霊夢「急に何よ。ってかそんな事、普通自分から言う?」
一方通行「だが本名も名乗らず謎が多いヤツを信用出来ねェだろ。俺がオマエらが考えてる事に気づいてねェとでも思ってたのかァ?」
もう、だ。とっっくのとうに気づいていた。自分が、不思議な眼差しで見られていた事に。
でも普通誰でもそう思ってしまうだろう。突然来た外来人が、幻想郷を救いそして最強として君臨したのだから、
それは不思議で不思議で不思議で不思議で仕方がない。
霊夢「本気……、なの…?」
一方通行「オマエらは人を直ぐ信用し過ぎだ。だからこォやってストレートに言わなきゃ分からねェだろ」
霊夢(本気、みたいね)
その眼に偽りは無かった。
だから一方通行は本気で言ったのだ。
何時でも殺しに来い、と。
霊夢(バカね…………そうゆう事じゃないのに。私は、私だけに本名を教えて欲しかっただけなのに………)
ただ一人だけが気付き、確信出来る信用を勝ち取りたいだけだった。それが本名を教えて貰うだけだったのにどうして彼はこうゆう考えしか出来ないのだろう。
霊夢「分かったわ覚えとく」
随分と落ち着いた声音で言い、二つの湯呑みを持ち台所へと片付けた。
そして片付け終えたら一方通行の隣にしゃがみ、霊夢は顔を除きこむような形で
霊夢「ね、買い物に付き合ってくれる?」
さっきまでの事は忘れはしないが、今は考えるのは止めよう。
霊夢は先程の話を流すかのように、微笑んで言った。
そしたら一方通行は舌打ちをだけをして立ち上がり玄関に歩いて行った。
どうやら付き合ってくれるらしい。
今から楽しい楽しい買い物の始まりだ。
だけど、やっぱり、難しいな。
自分達は信用してるのに、その彼から『俺を信用するな』と言われたショックを一時的でも良いのに忘れることは
霊夢がそんな思考をした瞬間、
暗い暗い闇で
これから起こる悲劇を
笑う
一人の、白衣を羽織った長身の男性。
人里に着いて
昼間だか店の多い道は混んではいなかった。
その道を一方通行と霊夢は並んで、ではなく。一方通行が霊夢から二・三歩離れて歩いていた。
でも
霊夢「ちょっと歩くペース遅くない?何も持ってないのよ、もしかしてヒョロヒョロだから遅いの?」
後ろを見て挑発気味に言う。
すると、タッ、ダッ、タッ、タッ、と。直ぐに一方通行が霊夢に並んだ。
一方通行「………、」
霊夢「ちょっとムキになった?」
一方通行「なってねェ」
此方も見ずポケット手を突っ込んで歩く一方通行を見て。何か悪いが、やっぱり無理だ。少し、霊夢は笑ってしまった。
そうするとやっぱりした。舌打ちを。
霊夢「にしても、アンタが買い物に付き合ってくれるとはね。火矢でも降ってきそう」
一方通行「誘っておいて何言ってやがる。家に帰るついでに付き合ってやってるだけだ」
霊夢「そう」
いつも彼はそうだ。
何処か突き飛ばす、遠ざけるような口調で話す。
だけどそれでも楽しいものだ。
初めて恋をして、初めてその恋をした少年と一緒に里を並んで歩いているのだから。
霊夢「さて、とりあえず安売りしてる所から__________________ん?」
隣に居る一方通行を見た。
そしたら何故かその眼はいつも鋭いが、今日はそれ以上に鋭く、何かに気付いた表情に変化してた。
霊夢「どうかしたの一方通行?」
一方通行「………。どォやらオマエは随分と平和ボケしてたらしィな。右斜め後方、俺達を観察してる野郎が居る」
霊夢「は、え?」
一方通行「見るな。見たらバレた事に気付いちまう」
霊夢「どうする?」
一方通行「二手に別れンぞ。そして追いかけられた方がソイツを撃退しろ。だがもしオマエの方に行った場合は気ィつけろ、この気配………暗部の野郎だ」
霊夢「……暗、部?」
一方通行「チッ、説明は後だ。俺は左にオマエは右に走れ。分かったか?」
霊夢「…………分かった」
一方通行「なら直ぐ実行だ」
ダッ!!と左右の細い道に分かれて走った。
里の人間はそれを見ても何も思わない、危機を感じない。
だからこそ、二人を追う黒い近代的な武装を全身にした男性は堂々と大きは道そして細い道と、一人を追う。
その追う者のターゲットは
「よォクソ野郎。そンなに慌てて、ナニか大事ナヨウデモアンノカ?」
「ん、んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!?」
ズサーー!!と人気の無い細い道で慌てて足を止めた。
白く華奢な体で、悪魔のように笑う化け物を見て。
一方通行「ハッ、ただの腰抜けかよ。っつゥかやっぱ俺を追ったか」
「気付いてたか」
腰ら辺に隠し持っていた銃を抜き、銃口を一方通行に向ける。勿論安全トリガーも解除済みのため、引き金を引けば直ぐに人を簡単に絶命させる銃弾が放たれる。
一方通行「……一応ダメもとで聞くが、どこの所属だ?」
「答えると思うか?」
一方通行「だよなァ……、オーケーオーケー」
ゆらりと片腕を少し上げ、化け物は宣言した
一方通行「ブチ、コロス」
そしてベクトル操作を駆使して武装暗部の男に接近し、内蔵を口から吐き出してしまう位の威力の拳を一方通行は腹部へ飛ばした。
見事命中すると、持つ銃を落とし男性は地面に大量の血を口からぶち撒け虚ろな目で空を見上げるように膝から崩れ落ちた。
「う、ぐっ……………………ごっ……は、は…………はぁ…………ぁ」
一方通行「喋れるぐらいに手加減してやった。だから喋れンだろ、話せ。じゃねェと殺す」
落とし銃を拾い、武装暗部の男性の眉間に銃口を押し当て冷たく息を吐く。
「は…………は……話し…たら、助けて……くれ…るのか?」
一方通行「さァ?どォだろォな」
「お、お前が助けてくれると、し、信じて、話す_____________________________________________________________________________________________________なんてなぁ!!!!!!
一方通行「あ?」
次の瞬間だ。
カチッと嘲笑う表情で何かのスイッチを武装暗部の男性は押し木っ端微塵に爆発した。
全身に爆弾でも装備してたんだろう。
これが、暗部の掟。
死んででも、情報を漏らさない。だというのか。
っと、いつもならそう思うだろう。
しかし、一方通行は見逃さなかった。例え武装暗部の男性がバカにするような表情をしてたとしても爆死する瞬間の目の奥には、"恐怖で怯える"感情が露になっていた事を。
多分、もし仮に情報を言いこの場から生きて帰れたとしてもその恐怖で怯えてしまう誰かに始末されてしまうから自ら命を絶ったのだろう。
一方通行は無傷な体で、木っ端微塵の肉片を見下す。
武装暗部の男性が爆発する瞬間、『反射』が機能して無傷だったのだ。けど『反射』したため、武装暗部の男性は倍の爆発を食らっただろう。
だが、そんな事知った事では無い。彼は自分が無事ならオールOKの人格者だから。
そして直ぐにこの場に一人の少女が登場する。
霊夢「ねえ、何かさっき爆発音みたいなのしたけどなに?」
ひょこんと背後に登場霊夢さんに、白い化け物は極当たり前のような口調で
一方通行「あァ?見りゃ分かンだろ」
霊夢「?……………………な、に、これ?」
一方通行が目を向ける方向に進むとそこにあったのは無惨で吐き気がするほどの肉片。
それを見るな否や察した。これは元人間の物だと。
霊夢「ま、さか。…………アンタが、やったの?」
恐る恐る質問する。
すると
一方通行「…………あァ」
シンプルな一言。
でも、それで全部答えたと言っても過言では無かった。
目の前には証拠、そして彼の発言。もしこれが警察と呼ばれるものがこの世界に存在しこの二つを見て聞いたのなら問答無用で逮捕確定だ。
だが、ここは幻想郷。殺し殺され憎み憎まれが起きても法は無い。人を殺してはいけないとゆうルールは人外の者達には存在しない。
だからこそ巫女の少女は何も言えない。何も言わない
霊夢「…………………………そう」
とだけ返すのみだ。
この時の自分はどのような顔をしてるのだろう。泣いてる?怒ってる?悲しんでる?それとも無の表情?
その答えを知ってるのは一方通行だけで、彼の言葉を借りるなら「ビミョーな表情」。
そして二人はもう何も話さかった、
「「________________ッ!?」」
空気を震撼させるほどの巨大な爆発音がするまでは…………
霊夢「なによさっきの音……?」
一方通行「チッ。やっぱりこの世界に来たのは一人だけじゃ無かったか……」
霊夢「どういう事?」
一方通行「悪りィそれも後で話す。今はデケェ花火を上げたアホに会いに行くぞ」
霊夢「はぁ、分かった」
化け物を化け物と言わせるスイッチが完全に入った。
それはもう簡単に分かるんだ。
あの楽しそうにそして狂おしいような表情で笑う化け物の顔を見れば。
そしてまた彼は命を奪うだろう。
残り一つのパズルのピースを嵌めるみたいに簡単に。
でもそれが間違ってるとは言えないし思えない。でも、それでも。
何か心に引っ掛かるのは何の思いだろうか。
燃えている。また爆発音する。里を走る二人の人影。
一人は白い化け物そしてもう一人は紅白の巫女。
慌て、泣き叫ぶ人達を、足を怪我して走れない子供を無視して人達が逃げる逆の方向へ走り、
たどり着く。まるで里を戦争真っ最中みたいにしたクズ野郎達の所へ。
一方通行は眉を顰めるだけだったが、霊夢は目の前の人達や見たことも無い黒い箱みたいな物を見て冷や汗を流して驚愕する。
前方に居たのは全身武装の暗部に所属する人達が約二十名。
そしてこの幻想郷に絶対に存在しない、フルスモークの黒いバンが四台。
霊夢「ねえ、一方通行。アイツらって…………」
「一方通行?」
一人の全身武装の暗部の男性が、『一方通行』とゆう言葉に反応して声のした方を向く。
どうやら、彼等は十メートル程度離れた所に居る霊夢や一方通行など視界に入ってなど無く、里を壊すのに夢中だったそうだが、一人の暗部の男性が向くと他の暗部の連中も向き始めた。
「こちら目標を発見。直ちに排除、確保します」
『あァ?そう。まあ一応俺もそっちに向かうわ』
「承知しました」
一人の暗部の男性が通信機で話し終わると、一斉に暗部の連中が手に持つ学園都市生産のマシンガンを向けた。
「それじゃあ殺すが、何か言い残す事はあるか一方通行?」
霊夢(一方通行の事を知ってる!?)
一方通行「…………悪党の遺言を聞いてどォすンだよ?」
複数の銃口を向けられても落ち着いて話し、ゆっくりと霊夢の前に立つ。
一方通行「つか、早くそのつまンねェオモチャを使えよ。クズ野郎どもが」
「……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………死ね」
一斉に引き金を引き鳴り響く銃声。そして風を切る弾丸。
だが、弾丸は一方通行に届かない。勿論霊夢にもだ。
なら弾丸はどこに飛んで行った。誰の体に風穴を開けた。
二人が無事なら、一方通行にベクトル操作という能力があるなら分かるだろう。
風穴を身体中に開き逆に殺されたのはバカで哀れな暗部の連中達を、ついでに生きてたとしても帰りの黒いバンも穴だらけにされた。
そんな哀れな連中に
一方通行「………………くっだらねェ」
吐き捨てる。
しかし後ろに居た霊夢はにとりが作りだしたような人を簡単に殺せる武器を所持してる者がまだ里に居ると思うと安心なんて出来ない。彼のように詰まんなそうに吐き捨てられない。
一方通行「さァて、運よく生きてるヤツが居たら吐かせるか………………。霊夢、オマエは帰れ。この件は全て俺が終わらせる」
霊夢「え……?ちょっと待って何で勝手に決めるの!!私もやるわ!!」
一方通行「……さっきから見りゃ分かンだよ。オマエにゃこっから先は無理だ」
霊夢「だからそうゆうのを勝手に決めないでって言ってるの。私もやるっての…………守りたいから、あの日常を…………」
一方通行「…………………………」
霊夢の言葉に思わず黙ってしまった。
が、しかしこれは自分の問題。だからやっぱり帰ってもらおうと説得しようとした。
次の瞬間だ。
ある一台の黒いフルスモークのバンが奥から此方に走ってきて目の前に止まる。
そしてその中から一人の男が出てきた白衣を羽織った長身の男。その男は研究者のくせに顔面に刺青を掘っていて両手に細かいフォルムの機械製のグローブがはめられていた。
そのグローブは別にお飾りって訳じゃなく、マイクロマニピュレータという百万分の一メートルクラスの繊細な作業を可能にする精密技術用品だ。
一方通行は出てきた男を知ってる。
だが、吐きたくなるほど嫌いだ。
「あーあ、ガキ相手だからって甘い方法とりやがって。あのガキ潰すにはやっぱりダメだよなぁ、この俺じゃなきゃ」
部下の頭を蹴飛ばしてそう言った。
霊夢は出てきた男が転がってる奴らの上に立つ者だと秒で分かった。
だからこそ、彼が理解出来ない。
あの人をコマとしか思ってない野郎を。
まあ、理解なんてしたくないが。
そして霊夢は目の前の居る男を全力で警戒した時、
一方通行「くっ…………、ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ!!木原くンよォ!!ンだァ?その思わせ振りな登場はァ!?人の面ァ見ンのに目ェ背けてたインテリちゃンとは思えねェよなァ!!」
目の前に現れた者の名は
かつて学園都市最強の
そして暗部『
木原「いやぁ、俺もテメェ何かに会いたくないんだけどな。上に命令で仕方なくだ。つか、会ってそうそうビックリだわ、まさかあの大量殺人のクソガキが女ァつれて善人気取った顔してんだもんなー」
一方通行「……下らねェ事言い終えたらとっとと帰って死ね。それともなンだァ?この一方通行に殺されたいご趣味の変態さンかァ?」
木原「はぁー……何で上は俺にクソ知らねェ異世界に飛ばしてこのクソ面倒な命令をしたんだよ。あー、ムカつくし目の前のクソガキが殺すか。前から殺してみたかったしぃ?……………………って訳で殺すわクソガキッ!!」
そして木原は一方通行に向かって走り、全身の力を集中させ、機械製のグローブをはめた拳を飛ばした。
一方通行は木原が自分の能力を良く知ってるのに取った行動がバカ過ぎて笑うがとりあえず
霊夢を横に吹き飛ばし、自分は後方へ跳躍し、木原の拳を回避した。
木原「あ……?」
空振り拳を見て、パカッと口を開く。
"まさかあの一方通行がただの拳を避けるとは思わなかったのだ"
木原「お、おいおい!!どうしたんだァ!!御自慢の反射はよーッ!!」
一方通行「オマエバカだろ。俺の能力を知ってる野郎ォが気持ち悪ィ顔で近付いて殴って来たンだ、"普通"避けるだろ?」
そう、挑発的に言うがそれでもおかしい。
絶対無敵の壁『反射』が十八番の第一位がただの拳を避けるなんて……………………、
木原「あっはっはっは、あームカつくムカつく。で?それでまさか勝ったつもりかクソガキ?」
一方通行「端から俺の勝ち確定だクソ野郎」
木原「………、アハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!そうだといいな。しかしなぁ、現実は違うもんなんだぜ!!」
一方通行「オマエがいくら工夫しようがこの俺に拳一つ当てられねェよ」
あの時、木原が殴り掛かって来たときに。一方通行は、"あの木原が"普通の手段で殴らないと知っていた。
それはあのクソな研究所での生活の中で木原数多がどんな人間なそれなりにわかっていたから。
普通、如何なる攻撃を反射する絶対の壁を知ってそれに殴りかかる馬鹿はいない。
しかし、木原は殴ってきた。
それが意味するたった一つの答えとは"絶対と思われた反射の壁を貫く方法を人間の身で見つけたとゆう"事となる。
それを一方通行は、あの時あの瞬間に考えそして行動したのだ。
霊夢「_____________って、てってって。ちょっと急に痛いじゃない!!」
忘れてはいけない、あの時何も言わず吹っ飛ばされた霊夢が、ゆらゆらと一方通行の方へ歩みながら怒る。
見た目以上にダメージは無い。手加減を十二分にしたからだ。
一方通行「おい、こっちに来るな。オマエは離れてろ」
霊夢「ちょっと流石に____________」
一方通行「離れてろ」
霊夢「…………………………………………ハイ」
あの紅く鋭い眼球で睨み、低い声で言い放たれ無意識で敬語で返してしまう。
木原「どこ見てんだよクソガキィッ!!」
突如、木原が殴り掛かる。しかし人間程度の速度。
そのような攻撃避けるのは容易い事。
しかし
一方通行「…がッ…………ご!!!!」
また、後方へ回避すると木原は一方通行の回避スピードより速く動き顔面に一発、拳を届かせていた。
ドカッ!ゴロゴロゴロと地面にうつ伏せて倒れた一方通行の所に彼の名を読んで走り、側にしゃがみ心配する紅白の巫女。
木原「チッ……、そんな勝手に動くなよ"鍵"」
霊夢「え?…………アンタ今、なんて……」
木原「俺がお前の事を知らないとでも思ったか?生憎、博麗の巫女。そして警戒すべき妖怪八雲紫などとか。そうゆう情報はちゃーんと頭に入ってんだよ」
霊夢「どうやらアンタを五体満足で返す訳にはいかなくなったわね_____」
すっと立ち上がり戦闘態勢を取る。
だが、、、
一方通行「……俺は、離れてろって言ったよなァ」
霊夢の肩に手を置きそして、乱暴に突き飛ばす。が、霊夢が倒れる事はなかった。
霊夢「ここを離れて。アイツをここから返す訳にはいかないのよ、だってアイツは__________________ッ!?」
パシュンと小さく何か速い音がすると、力が抜けたように霊夢は倒れる。しかし、銃に撃たれたのに血が吹き出すどころか一滴すら血は垂れなかった。
木原「おー。見事命中だー」
一方通行「………木ィィィィィィィィィィ原ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
銃口を向けてニヤつく木原に一方通行は地面を蹴って突進し、拳を飛ばす。
が、
木原「ダメなんだよなぁ、それじゃあ」
なんて先を読むかのごとく拳を避け、一発、二発と避けると同時に拳を叩き込む。
横の店に吹き飛び、木製の商品棚に激突して商品に埋もれる一方通行。
しかし立ち上がると同時にその商品や瓦礫を吹き飛ばす。
一方通行「……オマエ、その身体能力……。自分の体に超能力の開発をしやがったな」
木原「ぶっ………アハハハハハハハハ!!!!あー違う違う、そうじゃねぇ。そォいうのはお前らモルモットの仕事だろ?答えは『
一方通行「ハッ……アレを使ったら体がどォなるか知ってンのかよ」
木原「そこがお前らガキと違うんだなぁ。俺ァよ、あのバカげた物をこの手で改造して、運動機能は少々落ちるがデメリットのねェ物に仕上げたんだ。だから俺が自爆することは絶対にねェ」
一方通行「だとしても、無駄な努力だったなァ!!!」
大気のベクトルを操作して、鉄すら切り裂く暴風を生成し、それを木原の真上から落とす。だが
奇妙で耳を塞ぎたくなる音が聞こえるとその暴風は空中でバラバラになりただの風となり、吹かれていった。
一方通行「………な…………っ!?」
木原「芸がねェなぁ」
一方通行「…………ぐ、…………!!」
自動車何かよりも速く移動して、一方通行の顔面に一発正面から殴りそして顔面を掴み地面へ叩き付けた。
木原「ふぅ。あ、……ははっ、ギャハハハハハハハハハ!!!!そう言えばテメェ『俺の勝ち確定』とか抜かしてたが今の状況でも言えんのかぁ?」
一方通行「くっ、そっ、た、れ……」
メキッ……。下品で、全力で顔面のシワを引いて笑う。そして鈍く響く肉叩きの音がした。
例え地面に伏せさせても……、自分が絶対的に有利だとしても木原数多という人間は容赦がない。
それは一方通行のように
いや、それ以上かもしれない。
木原「しっかし、お前は俺が反射の壁を破る方法を知ってると見抜きやがったな。まっ、それを見抜けたとしても、だ__________」
ガギ、バッ、ドガ、ガ、ガ、が!が!が!がががががががががががががががががががががががががッ!!!
何発も何発も何回も何回も何十回も何十回も
殴る。殴る。殴る。殴る。
顔面を腕を足を肩を頭部を顔面を腰を、
一発で地面にビビっを入れる程の力量で容赦なく、まるでストレスを発散するスポーツマンみたいに。
それは一方通行の顔面が腫れ上がろうが、出血しようが止まらなかった。
木原「___________テメェのようなガキを潰すのなんて訳ねェんだよ。分かるかなぁ?お前は最強でも無敵でもないんだ、俺の手にかかればな。それは俺はお前の癖、演算、
一方通行「…………、チッ。さっきの、風は………あの……うるせェ……音…………か……ッ」
木原「おう、正解だ。ちったぁ大人の思考についてける脳に成長したのかなー?一方通行ちゃーん」
一方通行「……ブッ…………コロスッ!!」
木原「………うるせぇ口が塞がらねえな。なら!!凄く良いモンくれてやんよ!!!」
もうボロボロで、意識も朦朧としてるなかの白い化け物に数年の努力に見合うご褒美を貰ったような良い笑みで右手で掴む一方通行の頭をもっっと強く地面に押し、白衣の内側のポケットから特殊な形をした一発限りの拳銃を見せびらかすかのように取り出し、その銃を地面に置いてある一方通行の左手に向け
バンッ!
気持ちが良い銃声が一発。
幻想郷に鳴り。特別な弾丸が一方通行の左手の甲に埋まる。
一方通行「ッ!!!!あァァァァァァァァァッ!!!!」
木原「ギャハハハ!!良い悲鳴じゃねぇか!!!」
あまりの痛さ。
とゆうよりは、一方通行の体が、脳が。
これ以外の痛みは危険と、意識を強制に無くす。
意識を無くした一方通行を木原はトドメを刺す。
と、思いきや
あの最強の学園都市第一位の一方通行を殺せるのにガン無視して、近場に倒れてる霊夢の元へ歩んだ。
木原「テメェを殺すのは簡単だ。だが、まだまだ、まだだ。テメェはもっと苦しめて殺さなきゃ後味が悪りィからな、特別に見逃してやるよ。まぁ俺の本命はクソガキじゃなくこの博麗の巫女、"博麗大結界の鍵"だからなァ」
スタ。
強力な麻酔銃を撃ち込まれた霊夢の所へたどり着く。
そして、ズボンのポケットから通信機を取りだし、無能で使えないクソクズ共に命令を下す。
それは『目標を確保』『幻想郷から、学園都市に帰還』
『少し人を残して里を徹底的にブッ潰す』
だ。
他の所に居た、まだ里の内に居る部下達は動揺や下らない意見を述べたヤツもいたが「殺す」の一言で黙り素直に従った。
そして、木原が出てきた黒いバンから残りの部下が出てきた。
「………それでは私達は残り里を破壊します。しかし、一方通行はどうしますか?回収しますか?」
木原「いやぁ、回収はしないよ。あんなの要らないもん。あっ、そうだ。お前達は折角残って面倒事をやってくれるんだ、クソガキのサンドバッグにする権利をやるよ」
「は、はぁ…………」
木原「なんだよ、上司からのプレゼントだぞ嘘でも喜べよ。ま、いいか」
直ぐに残るヤツ達の代わりに車を運転する者が合流して、ソイツに霊夢を黒いバンに積めさせた。
そして一歩、バンに踏み込んだ時
木原「あ、そうだ。お前らぁ、そのクソガキの"左手に演算妨害する特殊爆弾"を撃ち込んだから気をつけろよー」
さらっと、
超大事な事を言う。
流石にその時部下達は『言うの遅ぇよ』と思ったがそのような事言えばクビ(物理)確定だ。
そして、木原を乗せる黒いバンは荒れ果ててまだ燃えてるところが所々ある里を後にした。
残ったのは里破壊を命令された五人の猟犬部隊のクズ。
「で、どうします?」
「木原さんの命令を全うする。それ以外あるか」
「じゃ、第一位をサンドバッグにも?」
「ああ」
ととと、
五人の木原の部下は哀れに倒れてる一方通行を囲む。
「そ、そう言えば、演算妨害する爆弾撃ち込んだとか言ってたよな」
「えーっと、確か右手だっけ?」
「左手だよ!!ちゃんと聞いとけバカ!!」
そそそ、
そーっと一方通行の顔を除き込む。
すると、呼吸はしてるが意識は完全に失なってることを確認できた。
「なあ」
確認した男が口を開く。
「「「「ん?」」」」
そしてその男に一斉に振り向く。
「俺から最初にこのガキ殴っていい?」
「な、なんで?」
「だって、よお。そりゃこのガキが憎いからに決まってんだろ!!こいつァ俺達の仲間を殺した張本人だ!!」
ごくり、と、
生唾を飲み込む。
「そう……だよな。こいつはアイツらを殺したヤツだ!!」
それから俺達は燃えた。
復讐の炎に
全身を焦がすほど
そして叫び狂ったかように五人は銃を周りのガタガタの建物に乱射し、火炎式爆弾をありったけぶん投げ
里の住人からすると地獄、絶望の光景を作ってみせた。
だが、五人の居る場所。帰りの道には炎は無い。
「じゃあああああ!!やるぜ!!クソガキをサンドバッグだぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「「「「ォォォォォォォォォォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!!」」」」
全員少し距離が離れてしまったが最後のデザートと呼ぶべき最強のサンドバッグに目標を決めた
その時に、
「____________やってみろよ」
この場に五人しか居ないのに六人目の声がした。
いや、それは新しい六人目の登場で無い。
それは
一方通行「雑魚どもが」
化け物の目覚めを意味した。
「うあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!??」
一人の男は立ち上がった化け物の目覚めに恐怖した。
しかし、残りの四人は
余裕、余裕。超余裕な態度だ。
それはそうだろう。
「そうビビんなよ。コイツ能力使えないぞ」
「…………あ、そうだった」
一方通行「はァ?何言ってやがる?…………ッ!?」
「はは、気がついたかベクトルの演算式を組み立てられないことに。理由はその左手に撃ち込たれた特殊弾丸だ」
男の言葉を聞くと一方通行は弾丸を触ろうとしたが、
「おっと止めとけ。そりゃ爆弾なんだ、下手すりゃお前はドカン!!……だぜ?」
一方通行「…………クソったれ」
嘘を言ってるように見えない。と、言うよりあの木原数多ならそんな事しそうだから信じざる終えなかった。
嫌だし、ムカつくが。
「ははははっ、分かったよな?」
「さーてっ!!武器は無いから楽に殺せないやゴメンね☆」
「だから悪いけど殴り殺されてくれる?あははははははははははは!!!!」
ジリジリと少しずつ五人の男達が近付いて来る。
体格的に、一方通行は殴りあうとすると100%負けるだろう。
化け物は能力無しなら、ただのひょろい子供だからだ。
考える。近場に霊夢が居ない、攫られたのか……と。
この状況をひっくり返しそして木原の野郎をブチ殺しにいける突破口を
考え考え考え、た。
そして結果一つしか考えつけなかった。
だがしかしそれは賭けだ。
でも。それでも。
一方通行「………………………………」
やるしか…………なかった。
ここで無様に倒れるくらいならと。
それは、
なによりも黒く
なによりも荒く
なによりも恐ろしく
吹き荒れる風が一方通行を囲むように吹き覆ったように見えた。
五人の暗部の男達は風が強いが、吹き飛ばされることはなかった。
だが
この後
あの時吹き飛ばされた方がマシだと思う
「う…………そ……………だ…………ッ!!」
あるものを見て恐怖した五人達のひとりが、ガタガタ震える口を開き
一方通行「……ztsh死rb」
もし、五人があの姿の一方通行を見ても生きて幻想郷から出れたらこう語るだろう
『化け物は漆黒の悪魔の翼を纏った』と。
一方通行「…………はァ、はァ、はァ、はァ……はァ、はァ、はァ……」
両膝、両手を地面につけ荒く呼吸する。
五人は仲良くミンチにしてやったが、やはり背中にある"暴走状態の黒い翼"は完全にコントロール出来ない。
また、意識が飲み込まれ周りを破壊したくなってしまう。
だから一方通行は少しでも黒い翼を自分の意思で動かせる時に、上空へ上る。
そして黒い翼を器用に使い風を吹かせ里の火を鎮火する。
するとそこで黒い翼を解除した。
もしあと数秒でも黒い翼を使おうものなら暴走してしまうと悟ったから。
黒い翼で上空に静止、上がる事が出来ていた。
だが、そのチカラはもうない。
そしたら簡単。一方通行の体は重力に従い落ちる。
だんだん加速して。
一方通行は『この後は生きてるか俺の運しだい』と賭けた。
暴走した翼を模倣したことに続いて彼がこうやって続いて天任せなど珍しいことだ。
そしてその後は誰も知らない。
落ちた所が瓦礫でほんの少しでも地面に激突した衝撃を抑えられたことを。
地上がうるさいからと地霊殿の主に里を見てきてと命を下されたペットが瀕死の白い化け物をそのペットの家に運んで手当てしていたことを。
白い怪物を運んでいるペットを偶然見掛けた者は右手は大きな多角柱状の物体で覆われて、胸部に赤い目のような球体があり黒いロングヘアーを緑の大きなリボンで纏め、背中にはかなり大きめの鴉の黒い翼を持つ奇妙な生物だったと後に語っていた。
君以外、学園都市から幻想郷を守れる者は居ない。
走れ!!間違った方法でも救え!!霊夢を!!
しかし……?
次回。第三章、三話。
これはシリアスな話か?これをシリアスと言ってもいいのか?
お楽しみに~♪
(自分事ですが、これを書いてから一年経ちましたー)