では、続きをどうぞ。
学園都市の頂点に立つ、真っ白な怪物は出来損ないクローンの少女を次々と殺害する。
その方法はある時は両手両足を引き千切ったり頭を踏み潰したり胴体を真っ二つに割ったり、と。
同じ顔のクローンを見るも無残な姿へと変えていく。
そして、
(『絶対』の力を手に入れてやるッ!!)
一方通行と呼ばれる怪物はその後も殺しという罪を重ね続けるのだろう。
だが、今はその実験も出来ない…………………。
一方通行は目を覚ます。
今日は最低な気分で朝が始まった。
ここ最近、『
それは、あの実験を忘れるなとでも言いたいのだろうか………………………
一方通行(俺は、この異変が解決したら何をしたら良いンだろうなァ……………………)
この異変が解決しても学園都市に帰れば、またあのような実験の日々に戻るだろうか。
いや、しかし。
今はとにかくこの異変を解決する事から考えた。
でもその前に解決しなくてはいけない事が一つ。
それは………………………
霊夢「………………」
一方通行「…………あァ?」
自分の布団に霊夢が一緒に寝ていたのだ。
とにかく、誤解を招く前に一方通行は彼女を起こすことにした。
一方通行「オイ、起きろ。何でここで寝てンだよ?」
霊夢「…………………………ん。あ、もう朝……?」
一方通行「朝か分からねェがとにかく起きろ。このままじゃ誤解されるぞ」
霊夢「…………あッ!!起きるわっ!」///
霊夢は慌てて彼の居る布団から出る。
そして、少し距離を取った場所に座る。
霊夢の頬が赤く染まっていた気がしたが。まぁ、それは気のせいだろう。
一方通行「なンで俺が寝てる布団で一緒に寝てンだよオマエ?」
霊夢「えっと……………それは、その………」///
頬を赤らめて、胸の前で指先と指先をちょんちょんと付けたり離してたりとしていたが、全然訳を話さないから一方通行は訳を聞くのを諦めた。
一方通行「まァ、良い。ともかく俺も起きるか…………」
そう言うとだ。
一方通行は布団から出る。
そして、今が朝だと分かった二人は一緒に前食事した場所に向かって行く。
その最中に、廊下で永琳と出会った。
永琳「二人ともおはよう。良く眠れた?特に霊夢は?」
霊夢「…………………ぅぅ、」///
一方通行「まァ、少しな」
どうやら二人が一緒に寝ている事は永琳にバレていたらしい。
しかし、一方通行は特に気にせず会話をしていたが隣の霊夢は顔を赤くしてうつ向く。
そして永琳はそのままニコニコ笑いながら食事部屋へ向かい、その後、二人も彼女の後ろを付いて行った。
部屋に到着するともう全員集まっていた。
勿論、朝食も机の上に用意されていたから、皆が集まったので朝食の時間が始まる。
もぐもぐ、と。
未だに食料はそこまで良いものが調達出来ていないので、皆で握り飯を食べていた。
しかし、中には昆布や梅干しなど入っていて、ただの塩むすびからは大分変化していた。
そして、だ。
今、一番頼りになる永琳が一つの握り飯を食べ終えると、
永琳「ともかく。暴走している者を正気に戻さなきゃね………………」
霊夢「あのね、そう簡単に言うけど結構大変なのよ?あいつら倒すのって」
魔理沙「でも、アイツらを倒せるのはこの幻想郷で私達しかいないんだぜ?」
一方通行「オイ。紅魔館の奴らはどォした?」
白と黒の魔女がの言葉を聞いて、一方通行はある者達を思い出す。
それは、最近戦って正気に戻した紅魔館の少女達だ。
そして一方通行の質問に永琳は、
永琳「紅魔館の子達は自分の屋敷に帰ったわよ?」
霊夢「えぇっ!?もう帰っちゃったの?私達がやってることを手伝って貰おうと思ったのに…………」
永琳「それなら大丈夫よ。どうやら妖怪達はあの子達が解決してくれるらしいわ」
魔理沙「そうなのか!?それなら少しは楽になったな」
霊夢「確かにそうね。アイツらの力なら暴走してる妖怪達だって難なく倒せるわ。はー、良かったー。人間より妖怪の方が厄介だしそっちをレミリア達が担当してくれるのなら私達は相当楽になったわ」
一方通行「…………つまり。俺達は人間の方をやりゃあ良いンだな?」
永琳「そう言う事。つまり暴走してる人間、いや、『
霊夢「暴走者、ね。正直すごく面倒だけどやるかー……………」
魔理沙「なあ、霊夢。どっちが多く倒せるか勝負するか?」
霊夢「嫌よ、面倒くさい」
そして、だ。
朝食も無事終わり霊夢と魔理沙はまだ暴走している人を正気に戻すため里へ向かって行った。
……………残った一方通行と永琳は、
永琳「一方通行。貴方は三日間位は絶対安静ね。まだ能力使えないんだから」
一方通行「あァ…………」
現在、一方通行は能力を使えない。
しかし、霊夢は能力が使えるようになっていた。
どうやら寝不足で力を使えなかったらしい。
だがこの永遠亭で十分休めたため、能力が使用出来るで回復した。
まぁ、あんな状態で寝れる訳が無いから当たり前だ。
そしてなぜ、一方通行が能力が使えなくなったかというと、それはどうやら頭の使い過ぎらしい。
彼は演算して能力を使うのだが、今までの戦闘で相当頭に負荷がかかったらしく、今は全然能力が使えないのだ。
一方通行「………………また寝るか。しかし、いつ俺の服は縫い終わンだァ?」
食事部屋から出て、一方通行は廊下を歩きながらそんな事を呟いていたらだった。
今、自分が借りている部屋に到着したと思ったらその部屋の前にうさみみが頭に付いてるのか生えているのか分からないが、ウサミミに制服とツッコミ所が多い少女が立っていた。
???「…………貴方が、一方通行……?」
一方通行「あァ、そォだが。オマエ誰だ?」
鈴仙「私?私は
一方通行「すげェ名前だな」
鈴仙「もしかして馬鹿にしてる?」
一方通行の言った言葉に、鈴仙は少し怒りの表情を見せた。
そんな彼女に、
一方通行「馬鹿にはしてねェよ。ただ率直にそう思っただけだ」
鈴仙「そう、なら良いけど。あ、はいこれ。貴方のでしょ?」
そう言って渡して来たのは一方通行のTシャツだった。
すると、白い彼は軽く礼を言ってそのTシャツを受け取り、すぐに着る。
一方通行「………………オマエは何て呼べばイイ?」
鈴仙「好きに呼んで良いわよ」
一方通行「じゃあ鈴仙って呼ばせてもらうぜ」
鈴仙「そう。じゃあ私は貴方のこと一方通行って呼ぶわ」
そして、だ。
もう用が無いためこの場から去ろうとしたが鈴仙はあることを思い出し足を止める。
鈴仙「あ、そうだ。先生の薬は良く効くけど、無理はしないでね。傷が開くから」
一方通行「………チッ。ハイハイ、分かったから早く行け」
適当に、面倒臭そうにそんな返しをした枯れにウサミミの制服少女はその言葉通り、また背を向けたのだった。
鈴仙「何よあの態度。せっかく親切に忠告したのに…………っ!」
一方通行の態度にムカついたが鈴仙は自分の仕事に戻って行った。
そして、そして。
時間が過ぎ、夜である。
現在、永遠亭ではまた仲良く皆で夜ご飯であった。
今回は前まで居なかった鈴仙も一緒だ。
霊夢・魔理沙「「はぁー……………………。疲れたー………………………………」」
深い、深い。とても深いため息を吐いたのは昼間、暴走した者達を次々と正気に戻して来た紅白の巫女と白と黒の魔女、霊夢と魔理沙だ。
どうやら、人間達はほぼ全員正気に戻して来たらしい。だからか二人とも、スゴく疲れている。
霊夢「ねえ、少しは外に出て手伝ってよ。特にそこの二人!!」
疲れているせいか、イライラした様子で霊夢は永琳と鈴仙を指差して言った。
すると、二人は
永琳「私は薬作るのに精一杯だから無理よ?」
鈴仙「私も無理かなー。先生のお手伝いしてるので…………」
魔理沙「諦めろ、霊夢」
霊夢「だって次は残った人間達と私達の知り合いよッ!?少しぐらい手伝ってくれても良いじゃない!!」
今日、共に頑張った魔理沙に永琳と鈴仙が自分達の手伝いを諦めるように言われてもだった。
今回は正直、準備運動。次回からが本番なのだ。
そう、特別な能力を有した者達が暴走しているのでその者達を正気に戻すため、明日は明日でどったんばったんと戦闘である。
永琳「異変の解決は貴方の役目でしょ。博麗の巫女さん?」
霊夢「…………………はぁ。分かった、自分達で何とかするわよ。ったく………」
永琳に痛いところを突かれ諦めたのか、それから霊夢は黙った。
そしてその後。皆で食事が終わると、それぞれの部屋へ向かった。
しかし、廊下で一方通行を鈴仙が呼び止めた。
鈴仙「待って、一方通行」
一方通行「あン?なンだよ?」
鈴仙「お風呂の場所分かる?」
一方通行「いや、知らねェな…………」
鈴仙「やっぱり。場所教えるから付いてきて」
そして、鈴仙は彼を風呂場へ案内した。
どうやら"今は"一方通行は女性の後に入るように、と時間で決められてるらしい。
前までの永遠亭なら利用している者は全員女性なのでそんな事をする必要は無いのだが、"今は"だ。
そのルールをちゃんと伝えた鈴仙は、
鈴仙「___________って、ことだから少し待ってて。そうそう、私達がお風呂に入ってる間絶対に覗かないでよ……?」
一方通行「チッ、誰が覗くかクソったれ。早く入って来いよ、場所は覚えた」
そう言うとだ。
一方通行は鈴仙に背を向け、今自分が借りている部屋へ帰って行った。
そして。
それから少し時は過ぎ、今日の疲れを風呂で癒している少女達。
永遠亭のお風呂は随分と和な作りであった。
しかし、広さは十分。四人五人で利用しても大丈夫だ。
霊夢「こうしてゆっくりお風呂に入るのは良いわねー」
魔理沙「はぁ~。疲れが取れるぜー…………」
永琳「そうねー…………」
霊夢、魔理沙、永琳はとても大きな浴槽に浸かっていた。
が、それから鈴仙も入って来た。
そして、外はまだまだ荒れているがそんな事を忘れてしまう程穏やかな時間を過ごす彼女達は、湯に浸かりながらお話をしていた。
だがその話題が一方通行になり、
鈴仙「あの一方通行って言う人間、何者なんですか?」
霊夢「それが分からないのよね。けど、なんか自分の世界であったのは間違いないわね」
魔理沙「そうか?私はそんな感じしないけどなー」
永琳「まあ、あんな強力な能力を持ってるんだから揉め事に巻き込まれても不思議じゃないわね」
鈴仙「一方通行、っていう人間。そんなに強い能力を持ってるんですか?」
永琳「そうね。この幻想郷では、反則レベルの力を持った能力者が多く存在しているけど、一方通行はその者達より遥かに越えているかもしれない能力を持っているわ」
鈴仙「そんな強いんですか?私にはただのもやしにしか見えませんが………………?」
霊夢「……ッ、ック!!ぷっ、もやし……………ッアハハハハハハハハハハハハハハハハッッ!!!!」
魔理沙「確かにもやしだな、あはははははははっっ!!」
永琳「多分、能力に頼って生きてたからあんな華奢な体になってしまったんじゃない?」
鈴仙「そうなんですか?」
霊夢と魔理沙は大爆笑していだが、永琳は一方通行があんな体になってしまった理由を予想をしてた。
まさか、自分の一言でこんな盛り上がるとは思って無かった鈴仙は少し黙ることにした。
永琳「そろそろ私達の時間は終わるし、出るわよ?」
その一言を聞いて少女達は浴槽から上がった。
そして、自分の服を着て更衣室から出る。
そして、皆それぞれ部屋へ帰って行ったが鈴仙は忘れ物をしてそれに気付き慌ててお風呂場の更衣室に戻る。
すると、そこには上半身裸の真っ白で華奢な彼の姿が……………
一方通行「オイ。今は俺の時間じゃねェのかよ……………」
鈴仙「そう、なんだけど。忘れ物があって…………その…………」///
鈴仙は真っ白な彼の半裸を見て顔を赤くしてたが、一方通行は何も動じずに突っ立っていた。
鈴仙(うそー………こんなに細くて白いとは思わかった!!) ///
下手したら自分より綺麗なお肌をしている彼に驚いていた。
しかし、そんな彼女を無視して鈴仙の忘れ物らしき物を見付け、一方通行はそれを渡した。
一方通行「チッ。ホラよ、これだろ?忘れモンは」
鈴仙「あぁ、ありがと______________って、なに勝手に触ってんのよッ!!」
一方通行が勝手に触った物とは鈴仙の下着だった。(上の)
一方通行「あン?なに怒ってンだァ?」
鈴仙「女性の下着を勝手に触るなんてデリカシー無さすぎ!!」
一方通行「そンなの知るか、早く出てけ」
一方通行は適当にあしらうが、鈴仙は怒っていた。
鈴仙「もうっ!!次勝手に触ったらぶっ飛ばすわ!!」
一方通行「だから早く出てけよ。風呂に入れねェだろが………」
鈴仙「フンッ!!」
鈴仙はやっと出て行った。
ようやく風呂に入れると思い下の服も脱いで風呂場へ向かった。
そして一方通行が体を洗っていると更衣室の方から声がした。
鈴仙「ねぇ、体洗える?」
一方通行「そンぐらい洗えるに決まってンだろ。バカにするな」
鈴仙「でも背中は慎重に洗わなきゃ、傷が開くわよ?」
鈴仙は一方通行の背中の大きな傷を見ていたため、心配していたのだ。
一方通行「じゃあどォすりゃ良いンだよ……」
鈴仙「ちょっと待っててね」
一方通行「………………あン?」
すると更衣室の扉が開いた、そして体にタオルを一枚だけ巻いた鈴仙が一方通行の居る風呂場に入ってきたのだった。
一方通行「何やってンだよ……・…………」
流石にそんな状況にあえば彼だって表情を変化させるのだ。
鈴仙「そんなジロジロ見ないでよ……………」///
呆れた視線を向ける彼に自分の体を布一枚巻かれているが腕や手を使って肌を隠す。
その時、鈴仙の顔には赤色が見えた。
一方通行「見てねェよ……………」
一方通行は椅子に座って鈴仙を見たがすぐ前を向いた。
そして、鈴仙は一方通行の後ろに座り背中を洗い始める。
一方通行「…………何で服まで脱ぐ必要があったンだよ」
鈴仙「誰だって服が濡れたら困るでしょ……?」
一方通行「はァ……。だからと言ってこンな事するか普通?」
鈴仙「貴方は怪我人だから大人しくしてれば良いの!!」///
とても恥ずかしいが、いま目の前に居る彼は自分達を助けてくれた恩人なので、彼女は何かお礼をしたかったのだ。
そう、だから、
鈴仙「皆を、助けてくれてありがとう」
一方通行「あァ?何だよ急に?」
鈴仙「貴方にお礼が言いたかったのよ………………」
一方通行「だからってこれはやり過ぎだろ」
鈴仙「ちっ…違う。これは怪我が心配したからやってだけで…………ッ!!」///
一方通行「心配、ねェ……?」
鈴仙「ん?どうしたの?」
一方通行「……………………何でもねェ、気にするな」
人に心配されるのは久し振りだった。
確かに学園都市では彼の周りに居る人間はほとんど頭のネジが吹っ飛んだイカれた科学者だらけだが、珍しく一方通行を怪物とも実験動物とも見ずに、ただ一人の哀れで可哀想な子供として優しく接してくれた大人は居た。
その事を彼は思い出していたのだ。
鈴仙「背中を流すからじっとして」
一方通行「さっきからじっとしてンだろうが…………」
ある程度背中を洗えたので体に付着した泡を流してもらった。
そして、後は自分でやると一方通行が言うと鈴仙は、
鈴仙「分かった。じゃあ私はまたお風呂に入ろうかな………」
一方通行「はァ?なに言ってンだよ……………」
鈴仙「だって所々泡が跳んだし、それにまた汗かいちゃったんだから良いじゃない」
一方通行「オマエ頭大丈夫かよ……………」
鈴仙「心配無用、大丈夫よ。あ、そうだ___________」
一方通行「あァ?」
鈴仙「__________絶対こっち向かないでよ」
一方通行「…………………………………………………………………………………」
今は彼の時間なのにそんな事を言われたが何も言い返さずに黙って体を洗った。
一応、一方通行は腰にタオルを巻いており、見えてはいけない部分は隠れているがそれでも鈴仙は緊張していた。
一方通行「オイ、あっち向け。風呂に入りてェ」
鈴仙「わっ……分かった………」///
無事に全身洗い終わった彼が浴槽に浸かる。
二人は背中を合わせる様に湯に浸かっている。
そして、それから数十分経つと鈴仙から風呂を上がり、二人とも別々の時間に着替えた。
もう鈴仙は自分に部屋に帰ったのだろうと思いながら更衣室から廊下に出たら扉の横にその鈴仙が立っていた。
鈴仙「あの、今回の事は黙っていてよ」///
一方通行「分かったからオマエは部屋に帰れよ。もう今日は遅いぜ」
鈴仙「………………うん。じゃあ、また明日」///
小さく手を降ってその場を去った。
自分の部屋へ帰ってる最中の鈴仙は……………
鈴仙(あーっ!!やっちゃったーっ!!どうしよう、明日顔まともに見れるかな………………………?)///
鈴仙は顔を赤くしながら歩いて行った。
一方通行は自分の部屋へ帰り布団でゆっくり寝た、少しでも早く傷を治すために…………
???「そろそろ私も動こうかしら。早く彼に会いたいしね♪」
そこはいったい何処なのだろうか分からないが、
誰かがそう呟いた。
ポスター「今回長すぎ~!」
一方通行「自分で書いて何言ってンだ?」
ポスター「すみません」
一方通行「書きてェ事をまとめてから書けよな三下」
ポスター「三下はひどくねッ!?」
一方通行「事実だろ」
ポスター「うそ、だろ……………………」