もしも幼女戦記にひみつ道具を持っていった男がいたら
「あれ? 転生するんじゃなかったのか」
「申し訳ありませんが少しお待ちください」
俺は○○○○、朝起きた後トースターに入れた食パンをかじったとき知らない所にいて、知らない美女が目の前にいた
この美女が話した事を纏めると……
・この美女は神
・自分より下の神が人間を転生させているのを見た
・その神が面白いことしてるのはズルい
・だからダーツに当たった人間を転生させよう!
中々に理不尽だ! 流石に人間なら分かるけど、神がそうするはないのではと言ったら……人間は神を模したもの、だから神だってそうなのはおかしくはないと言われたから何にも言えなかった。そのまま転生特典を上げると言われたから、どんな世界に送られるのかと聞いたら……その神が転生させた世界だから知らないとさっきと同じような感じで言われた
そうなったら何を持っていくか……何て考える必要はなく、勿論ドラえもんのひみつ道具を特典に転生したはずだったんだが……
「あの……天使みたいな人? 俺なんでここにいるの」
「そのですね……貴方が貰ったチカラはあの世界では凄すぎるため、我々の神がさっき貴方が見た我々の神よりも上位の神にお願いしに行っているので……それ待ちです」
「なるほど……まぁそうなるか。ひみつ道具だもんな~あれ? 何このバイブ音みたいなの」
「あっすみません……はいもしもし、はい……あっそうですか! なるほど分かりました~はい、失礼します。えっとで「ちょっと待って! えっ携帯持ってんの」はい、天使は皆持ってますよ? あっイメージないですよね、神なら念話で連絡がくるのですが……我々天使はそういうのが出来ないので携帯電話を使って連絡してます。いや~人間って便利な物作るので楽ができますよ」
「あっうん……そうなんだ~へぇ~」
想像してほしい……全身金属鎧で羽の生えた天使が携帯電話で連絡をとっている姿を。シュールすぎるだろう! 知りたくなかった、もっとファンタジーなやり方だと思ってたら現実的だったからね! よく見たら最新機種じゃねぇか、わざわざ買いに行ってんのかよ
「それでですね……ほとんどのひみつ道具を使用禁止となりますが、そのかわり残ったひみつ道具を強化する事になりました。その確認は転生してからお願いします……本当なら我々の神がここに来る予定でしたが、精神的に疲れてしまったらしく来れないとのことなのですみません」
「あっはい……分かりま、えっ? こんな急に送ら……」
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どうもハビエル・グティエレスです。無事転生しました……そこそこ良い家ですくすくと育ったのはいいけれど問題がそこそこある。まずはこの国は今のところ関係ないが戦争が起こっていること、帝国とレガドニア協商連合、帝国とフランソワ共和国……元いた世界でいうならドイツとノルウェー、ドイツとフランスが戦争している。因みに俺の産まれた国はイスパニア王国つまりはスペイン……記憶が確かなら第二次世界大戦のドイツとかを援護していた気がするけど、この世界ではそんな事はしていないらしい
そして問題というよりか驚いた事は魔法があることだ。魔法といっても炎を出したりとか出来ないが存在し、それを扱える人間を魔術師と呼ぶ。しかし近代の科学により優位に立てるものではないからルーシー連邦もといロシアでは過去の遺物扱いになっているらしい……が実際のところ演算宝珠と呼ばれる基本兵装があればどんな状況でも
運用出来るから便利だと言われる。単独兵科から着弾観測、空戦から医療分野などルーシー連邦が過去の遺物扱いなのが意味がわからない! さっき言った空戦は飛行補助装置ありきの話で国によって形状が違う……あと演算宝珠も国によって性能差と特徴差があるが一個あたり最新の戦車並みの値段だ、高い!
そもそも何でこんな事を知っているかというと……色んな事があったんだ。祖父が持っていたラジオを買い替える事になったから貰って……改造した。天才ヘルメットと技術手袋を使ったら凄いのが出来た、調子にのって使っていたら祖父が来て誉めてくれた、誉めてくれたまでは良かった……良かったんだ
「ドクトール、ドクトール何処におられるのですか!」
「ここにいますよ……何ですか、そんなに呼んで?」
「ドクトール……前に頼まれたと思いますが航空魔導師用の補助装置は完成しましたか?」
「……あぁあれですか、あれならそこに置いてますから持ってい「一緒に来てください、説明は私では出来ませんので」……はぁ、分かりました。少し待ってください」
そう何故か兵站総監部に入れられた……しかも新型演算宝珠を作れと言われ、周りの大人から同情の眼差しが見え、モチベーションは最悪だった。仕方なく天才ヘルメットと技術手袋で今ある演算宝珠より上質なのを作った……今思えばそれが馬鹿な行動だった
それが原因で兵站総監部から新設された部所、ハビエル自由製作部などという頭の悪い部所に送られた。メンバーは俺一人、しかし様々な依頼が舞い込んでくる……最近ではフランソワ共和国が戦争がどうなるか分からなくなったから新しい演算宝珠を作ってほしいと軍のトップ自ら頼まれたので作った。この時にはある程度自重しないで作るようになり、作ったのは宝珠核が3つの演算宝珠……今までは2つだったのを増やしてやった! これは他の国では出来ていない革新的な演算宝珠……ついでに量産型も作ったから文句は言われなかった
現在はまだハビエル自由製作部という名前だが近々新しい名前がつくらしい……是非とも普通の名前になってほしいと思う
「あぁドクトール! 持ちますので早く来てください、皆様が首を長くして待ってますので」
「分かった、分かったから……こんないたいけな少年を働かせるなんて、まったくヒドイ国だ」
「ドクトール……戦場ではラインの悪魔と呼ばれる少女が活躍しているらしいですよ。だからマシな方です、それにドクトール」
「こっちを見てどうしました?」
「そんな凄い笑顔になれる子供はいませんよ」