文月学園。
オカルトと科学と偶然で出来た召喚獣(どこの神が協力してるんだか)を用いた試験召喚戦争というクラス間で設備の奪い合いをするという社会の醜い面を象徴するような学校だ。
俺、
そんな学校で俺は
「これで上がりっと」
「くそおおおおおおおおおおおおお!」
大富豪でクラスメイトを虐めていた。
「五月蠅いぞ明久」
こいつは
クラスメイト兼悪友である。
元・神童と言う話だが神格持ちではなく単に頭が良かっただけの普通の人間のようである。
「これで10連続で大貧民じゃのう」
変な爺言葉は
演劇部所属の美少女(笑)である。
初見だと大体の人間が女だと見間違う程度には女顔(あと自然な仕草)の男である。
「……驚異的な弱さ」
こいつは
趣味は盗撮、特技は盗聴という
「こんなに負けるなんてありえない!雄二に玄兎!イカサマしてるだろ!」
こいつは
一年の中でバカといえばこいつを指す代名詞となっている程度にはバカな男である。
大富豪を10回やって10回大貧民になる程度には運がない。
「そんな事するわけないだろ」
「イカサマする前にボロ負けする人間初めて見たわ」
「玄兎!?イカサマする気だったの!?」
バカがギャーギャーうるさいが
「罰ゲーム回避するためならやるつもりだったけど普通にずっと大富豪だったからなあ」
イカサマする理由がないんだよなあ。
「あの時、革命なんかしなければ!」
「今後悔しても無駄だからな。さてと嬉し恥ずかし罰ゲームタイムだぜ!」
「秀吉。罰ゲームの箱を」
「ほれ明久。一枚引くのじゃ」
「うぅ……変なのにあたりませんように」
そう言いながら引いたのは
「ちょ!?誰これ書いたの!?」
どうやら良くないモノを(罰ゲームなんだから当然だが)引いたらしい。
さてさて、何を引いたのかな?
『本気女装で校内一周』
「うわぁ。俺に当たらなくてよかった」
「雄二の見た目だとある意味拷問じゃのう」
「……確かに」
ことごとく不評なようだ。
「俺が書いたのだな。秀吉かムッツリーニに当てたかったんだが。期待外れだな。本当に明久は期待外れだ」
「玄兎それ僕をバカにしたいだけだよね?」
気のせいだろ。
「秀吉準備。雄二とムッツリーニは取り押さえろ」
「了解じゃ」
「任せろ」
「……撮影も任せろ」
俺も準備しておくか。
「ねえ冗談だよね!?秀吉と雄二?特にムッツリーニ!?」
「覚悟を決めろ明久」
「安心しろ。女装好きの変態ってみんなに思われるだけだから」
「それ致命的なんだけど!?明日から学校に来れなくなるんだけど!?」
明日は土曜日なんだが学校へ行くのかこいつ?
「ねえ聞いてる?なんで逃げないように抑え込むの!?いやぁーーーー!?助けてえーーーーーー!!」
次の月曜日。
学校に謎の美少女が現れたと噂になっていた。
解せぬ。
「どうした久保?話って?」
「ちょっと聞きたいことがあるんだ」
「聞きたいこと?」
「君と話していた女性が誰か教えて欲しい」
「……?秀吉の事か?」
「秀吉くんじゃ無くて先週の金曜日に現れたという謎の美少女だよ」
「…………………………あ。アキちゃんの事か」
「アキさんというのか!頼む!紹介して欲しい!」
「別にいいけど?ちょっと待ってろ」
「ああ。頼む」
「もしもしアキちゃん?『――――』叫ぶなよ五月蠅い。今すぐ一年校舎裏にまで来い『――――』いや違うけど?何かアキちゃんに告白したい奴が『――――』だから五月蠅いって。今すぐ来いよリア充『―――』だから五月蠅いって……ん?切れてる……」
「すまないね」
「じゃ、ここで待っといてくれ。俺はこれで」
「ありがとう」
「ん」
翌日、何かに葛藤する久保の姿があったという。
元凶はゲント
活動報告の方で書いてほしい要望があったら参考にします