Fate/Others Order 残されし世界の記憶 作:生姜ねる
「…了解しました。それでは始めます。」
マシュが盾を地面に置き離れる、すると、周囲が光り、景色が変化し始める。
あの炎に包まれた場所から、段々と、青い光の筋が幾つも宙に走る不思議な空間になっていく。
「これは…カルデアにあった召喚実験場と同じ…」
召喚実験場…どのような場所なのだろうか…
英霊を召喚する実験…ということなんだろうか。
聞いてみようとも思ったが、所長はドクターと通信し状況確認をしている、
マシュも話を聞いているようなので、自分も聞く。
他のマスター候補の事、現在のカルデアの状況の事。
現在レイシフトによる帰還が困難な事、多くの情報を得た。
話を纏めると、今回のレイシフトにはこの場に居る自分とマシュ、所長の三人で特異点の調査を行い、
この時代、場所が特異点となった原因を発見し、後にカルデアから改めて第二陣を送り対処するようだ。
ドクターとの通信を終了し、召喚の準備に移る。
カルデアから送られた聖晶石を受け取る。詳しくは分からないが、召喚に必要な魔力等を補い、また英霊の'座'や魔術的概念に干渉し、形作る為の物だそうだ。
「いい?貴方は聖晶石を触媒の上に置くだけでいいの、後はカルデアの
システムが自動で行ってくれるわ。」
所長に促され、聖晶石を置く。どれもが同じ虹色だが、周囲の青い光を浴びて、キラキラと光り輝いている。それを少し眺めた後、触媒に歩み寄り、ゆっくりと聖晶石を置いた。
「…召喚が始まるわ。離れて」
所長に促され、距離を取る、すると神秘的な事が起こり始める。
聖晶石が触媒に溶け込むように消えると、触媒の上に魔法陣が浮き出て、そこからは眩い閃光が辺りへと飛び散っている。魔法陣の上にあった光の輪が広がったかと思えば、に3つの輪が浮かび上がり、1点に収縮した。
あまりの光量に目を閉じてしまいたくなったが、その光を見つめ続ける。やがて光が収まると、その場には一人の男がいた。
「セイバー、ジークフリート。召喚に応じ参上した。命令を」
男はとても大柄で、白髪だった、胸にはなにか紋章のようなものが光っていて、右手には剣を携えている。少し猫背になっているが、とても温厚そうで、優しい目をしていた。
「ジークフリート…。ニーベルンゲンの歌に謳『え…』われる英雄、聖剣バルムンクを手に『た…星』邪竜ファヴニール『じゃ…』を打倒した“竜殺し”ね…。彼が居るならなら今回の調査ももっと楽にーーー」
所長がジークフリートについて解説している最中、何か、声…のようなものが聞こえた、周囲を見回しても、自分達以外には誰もいない。
「先輩、どうかされましたか?」
辺りをキョロキョロ見ていた自分が気になったのか、マシュが声を掛けてくれた、マシュには何も聞こえてないようだ。自分の気のせいだと思い、大丈夫だと伝えようとした週間、声のようものが大きくなった。
『全然出ないじゃん!☆5鯖!これ確率低すぎでしょー。』
外からではなく、内側から声が聞こえてくるようで、脳内に直接響いてくる感覚。
『うーん、コレ、あと何回やったら☆5出るの…辛いわー』
何を言っているのか全く分からない…これは…?
『まあ…出るまでやるしかないか…仕方ない、せっかく来たすまないさんには申し訳ないけど、仕方ないか。』
誰だ…何を言っているん『ポチポチっと。』
次の瞬間、意識が途切れた。
冒頭の謎の声は…彼女です()
ちょっと強引…だけど…まあ…