全刀流の人理修復   作:空豆

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英霊までの道程

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少年は室町時代に生まれ山奥の小さな村に住んでいた。

少年は転生者であった、転生者といっても所謂神様転生ではなく幼少期に頭をぶつけた拍子に前世の記憶

を取り戻したのだ。

 

 

 

村の生活は色々面倒だが悪くはなかった、だがある日事件が起きてしまう。

 

 

 

 

山賊の襲撃、山賊達が村に押し入り村人をみな殺しにし食料と金になりそうな物をすべて奪って

いってしまったのだ。

 

 

 

少年は山の中で逃げて隠れて殺されずにいた、村に戻るとそこには焼けた家、自分を逃がして死んだ両親や 村人達の遺体があった。

 

 

 

 

泣いた、泣いた、復讐してやりたい、そう思うがそんな力はなかった、彼はまだ子供だったのだ

まだ8つになったばかりの‥‥彼には山賊達を殺す力何て無かったのだ。

 

 

 

 

彼は焼けてない家から包丁を一本を持ち村を出た、幼い彼には野菜を作る知識はあっても

それを作れるだけの体力が無かった、近くに他の村は無く彼は食料を手に入れるには

小動物等を狩るか山菜に頼るしかなかったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

村から出て半年、少年は生きていたそして彼は異常な成長をしていた。

 

 

少年は熊を狩ったのだその包丁で、一瞬で近付き頭に一突きで、かなり鍛えた大人、いや普通の人間出来ない事をまだ8つの子供がやったのだ。

死んだ熊の前に佇む彼に拍手の音が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

「凄ぇじゃねぇか、ガキの癖に半年でその速さの縮地と刃物を扱う技術‥‥普通の人間じゃあ

出来ねぇ事をやっちまう何てな」

 

 

 

旅装束に笠を被った男は岩の上に座り笑みを浮かべ拍手をしていた。

 

 

 

 

「いやぁ、凄ぇぜ!お前は!お前なら‥‥‥未来を救えるかもしれねぇな」

 

 

 

 

岩から降り彼に近付いていく男、少年は男を警戒し包丁を向ける。

 

 

 

 

 

「安心しな!俺は何にもしねぇよ」

 

 

 

 

 

手を広げ少年の前に来た男は笠を取り少年を見る、少年も敵対心が無いのを感じ包丁を降ろす。

もし何かした際すぐ反撃できる用に構えてはいるが。

暫くのの沈黙の末男が口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

「俺ん名は四季崎 記紀!!お前を世界最強の男にしてやる男だぜ!!」

 

 

 

 

 

 

 

それが彼、四季崎 記紀(しきざき きき)との出会いだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~4年後~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少年は12歳になった、あの後少年は記紀と共に旅をした、記紀は少年に剣術を教えた

少年は修行で無理難題を与えられたがそれをすべてやり遂げた。

 

 

 

 

「よく俺の修行に耐えられたなぁ、まっ、俺は修行方法を教えただけだがな!」

 

 

 

 

記紀は笑いながら少し背の大きくなった少年の頭を撫でる。

 

 

 

 

「悪ぃが俺の教えられるのはここまでだ、これからはお前一人で頑張っていけよ?

後餞別の刀は他の人間にはやるな、こいつらはこの時代じゃぁお前しか扱えないだろうしな」

 

 

 

 

 

 

 

 

「後最後だがお前の名前、変えさせて貰うぜ?最強の剣士になるんだ、それなりにいい名前

じゃねぇとなぁ、お前の新しい名前は‥‥‥‥」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錆‥‥‥‥全刀 錆の錆 刀千(さび とうせん)だ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

錆が出ていった後記紀は工房の椅子に座り丸められた紙を広げる。

その紙の上には人理焼却阻止と題が降られており、幾つかの詳細が書かれていた。

 

 

 

 

「これで俺が遺せるモンはすべて遺した‥‥‥‥後の事はアイツに任せるしかねぇか‥‥‥‥」

 

 

 

 

 

そう呟くとパイプを吹かし刀千の事を考える。

 

 

 

 

‥‥‥人理焼却を阻止するには俺の見た未来じゃぁ後少し足らないからなぁ

アイツには悪りぃが‥‥‥‥な‥‥‥‥

 

記紀は煙を吹くと立ち上がり工房の鍛冶場に歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~2年後~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ‥‥‥‥これで何回目だよ………」

 

 

 

 

 

水色の着物を少年、錆 刀千は呆れていた。

 

 

 

 

 

「うぉぉぉぉ!!覚悟ぉぉぉ!!」

 

 

 

 

 

 

「一刀・一文字斬り!」

 

 

 

 

瞬時に浪人の刀を奪い首を撥ね飛ばす、首の無くなった死浪人はその場に崩れ落ち動かなくなった。

 

 

 

 

……これで何回目の襲撃だよ……

 

 

 

 

ここ最近襲撃が多い、1日に数回色々な人間が襲い掛かってくる。

山賊、浪人、何処かの侍等々 、あらゆる人間が彼を斬り捨てようとし逆に斬られている。

その原因は……

 

 

 

 

 

「剣聖、錆刀千とお見受けする!お主を倒しその刀!薄刀 針を頂戴する!」

 

 

 

 

 

最近呼ばれるようになった剣聖という称号、そしてあのおっさん(四季崎)からもらったこの(薄刀 針)

が原因だろう。

 

 

 

 

剣聖は別として薄刀に関してはあいつが情報をばら蒔いたのだろう、次会う時があるなら斬ってやる。

あぁ現代が恋しいなぁ、ゲームにラーメンに温かい布団、前世の自身が好んだものが脳内に浮かび上がる。

しかし今の時代にそんな物はない、そして今あるのは腰に差した2本の刀と

 

 

 

 

 

 

「御覚悟!(しゃりん!)ぉぉぉ‥‥‥‥」

 

 

 

 

 

真っ二つに斬られた死体だけである、錆は腰の斬刀 鈍から手を放し考える。

 

 

 

 

 

正直言ってもう襲撃されるのはうんざりだ、もう隠れて生活するしかないのか?

そんなのは嫌だ、自由な暮らしをしたいし孤独ってのは好きじゃない。

 

 

 

 

ならどうする?何処か奴等のいない場所を探すか?それも無理だ、今じゃ何処の国も俺を

引き込もうとして色んな手を使って来やがる。

もう俺の事を誰も知らない国はないのか?‥‥‥‥知らない国?

 

 

 

 

 

「なるほど‥‥‥‥そういえば俺の知らない国があったなぁ」

 

 

 

 

 

誰も俺を知らない、それは海外だ!そこなら俺も襲撃されずのんびり旅ができる。

しかし、海外へ行くなら船と大量の水と食料がいるな‥‥‥‥いや‥‥‥‥

 

 

 

 

 

 

「俺の最速の縮地と剣術が有れば行けるか?」

 

 

 

 

ここから一番近い中国あたりでも1日以内に行けるだろう。

よし!そうと決まれば早速行動だ!

 

 

 

 

そう考えると刀千は必要な物を手に入れるために速足で次の町へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後、剣聖は日本から姿を消し、その剣聖の事が書かれた歴史はそこで終わってしまった。

だが皆知らなかった、数百年後別の国の歴史書で彼の名前が載っていると言うことに。










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