俺の妹は世界一可愛い!意義は認めない!   作:妹は可愛い!

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入学試験

日本の名家貴族のみが通うことを許された高校高峰高校。この高校は、東京に存在しており敷地面積はなんと東京ドーム20個分を誇る巨大な高校だ。

 

日本の名家貴族のみと言っても日本人の血が混ざっていれば通えるので、この高校にはハーフは勿論の事クォーターも通っています。噂によるとワンエイスの人もいるとかいないとか。

 

しかし、一般高校の生徒からしてみればこの高校は言わばお嬢様高校と言われています。男子生徒も通っているのですが何故か男性率が少なく学校の9割りを女子生徒が占めているために呼ばれているのは仕方ないのかもしれない。

 

さてそんな高校の隣にポツンと立てられた普通の高校。低峰高校がある。

 

高峰高校の何故か姉妹校であるこの高校は一般人でもお嬢様と話せる機会がもらえると人気が高い。

 

 

だが決まって入試の難易度も高く設定されておりこの高校を受かるには前期で“認められ”後期で点数を取らなければならない。

 

気付いただろうか?前期で“認められ”というおかしな単語に。ようは前期で担当している先生に認められなければ後期試験を受けることなく落ちてしまうのだ。

 

おかげで酷い時は一クラスしか作れず、人数も25人くらいしかおらず再募集をかけたのだとか。

 

そんな高校の入試試験に俺こと坂上エイジは入学するためにやってきた。目的は勿論!

 

「君がこの高校を受けた志望動機を教えてください」

 

「はい!私は家がここから近いので授業が終わったら急いで家に帰り愛しの妹との時間を大切に出来ると思い志望しました!」

 

「.......」

 

あれ?試験管が黙っている?ふふふ、どうやら俺の妹愛が強すぎて感動しているのだな。いやいや無理もない。この全身から迸る妹愛を感じればそうなるだろう!

 

「...ん、んん!そ、そうですか。分かりました。それでは後期試験会場に向かって下さい」

 

そう言われ俺は番号札を渡されて指定された教室に向かう。ふっ!やはり妹愛が伝わったのだな!はははは!!妹よ!兄は落ちる気がしないぞ!帰ったら赤飯だ!

 

 

-----------検査基準

 

高峰高校の生徒狙いの生徒は全員ここで落とす。

 

 

 

 

 

 

 

「さて、と。えーと。1ーAだったな確か。ここか」

 

教室に入ると何故か机が一つに目の前に女教師が一人。

 

「ようやくですが...はぁ。それじゃ机に座ってください。テストを始めます」

 

「俺一人ですか?」

 

「いえそういうわけではありません。カンニング防止と思ってもらって良いです」

 

「分かりました」

 

席に座るとストップウォッチが押される。どうやらテスト開始らしい。裏返っているプリントを捲るとズラッと問題がある。ストップウォッチは時間を刻むだけ。

 

何分時間があるのか分からない。正直言ってこんなテストの仕方があっていいのか悩むが問題はさほど難しく無さそうだ。例えば国語の問題では、(寸暇)を惜しんで勉強する。()内の読みをかけなど、他には漢字に直せなど。数学では5次方程式が出てきていたが解けない人なんているのだろうか?俺にとっては二次方程式となんら変わらない。確かに中学では習っていないが別に習っていないから解けないというようでは妹に嫌われてしまうからな!理科では、練炭を燃やした状態で2階建の家(面積は出ている)は何時間何分何秒後に酸素が無くなるかという問題たったがこれは即座に分かったな。

 

なんせ妹に同じような状況が陥って考えていて助けられなかったなんてありえないからな!

 

「終わりました」

 

国語、数学、理科の三科目合わせて300問を40分程で終わらせた俺を見て女教師は目を点にしている。

 

「ほ、本当にもういいの?まだ時間はあるわよ?」

 

「いえ終わりましたので。それに早く帰って妹の為にご飯を作っておきたいので」

 

そうだ、今日は風呂掃除も俺がしておこう!そうすればきっと妹は喜んでくれるはずだ!

 

「そ、そうですか...分かりました。合否の判定は二週間後に届きます。お疲れさまでした」

 

「ありがとうございました」

 

さてと。あんなに簡単な問題に40分もかかってしまったが仕方がない。なんせ妹の喜んでくれている顔が頭から離れなくて集中出来なかったのだ。あ、いや違うぞ妹よ!兄は決して遅くなった理由を妹のせいにはしていないぞ!

 

待ってろよ!妹よ!!今から兄ちゃんが帰るからな!

 

 

 

教師side

 

「ふぅ...何なのあの子は」

 

最初やたらと美形なイケメン君が入ってきたから遊ぼうと思ってたのに見向きもしないでテスト始めちゃうし。それに....。

 

「工藤先生。どうでしたか?」

 

体育教師の安城先生が入ってきた。前期担当だったはずなので全員終わったので様子を見にきたということなのでしょう。体育教師だけあって良い体付だけど熱いのよね...。

 

「安城先生...どうもこうも私では採点が出来るのは担当科目の数学迄ですよ。それも最後の問題は解けませんし。というか高校の入試に5次方程式なんて出して良いんですか?」

 

「さあ?体育教師の私に言われてもね。校長に聞いてくださいよ。それにそのテストの合格ラインは300満点中150点でしょ?それならいけるんじゃないですか?」

 

「はぁ...私の分かる範囲では全部正解してますよ」

 

「本当ですか!?」

 

「はい。あとの採点は高峰高校の生徒会長にお任せしますよ」

 

「いやはや。驚きでしょうな。なんせ毎度毎度テストを作っているのは教師ではなく、高峰高校の生徒。それも生徒会長なのですから」

 

「ええ。他の高校ではありえないでしょう。ですが彼女は天才ですからね」

 

そう高峰高校の生徒会長、桜木カレン。全国模試は常にトップ。未だに謎に包まれている難解な数式を解いたのも一度や二度では無い。数学オリンピック出場が決まっており高校を卒業したら出場すると言っていた。今は高校生活を楽しみたいと言っていたわね。

 

「天才ですか。まぁまさに天才でしょうな」

 

「ええ。彼女以上の天才なんて存在しませんよ」

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