無銘(R2) 1   作:フリーダムrepair

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あ、はい、6話です。

ご意見ご感想お待ちしております!!


無銘6

『入学生用校内アンケート』

魔法科第一高校 1年A組比企谷八幡

4 将来希望する進路の調査

一、希望する職業:専業主夫

二、その理由を以下に記せ。

古人曰く、働いたら負けである。

これは魔法文明が発達する以前から脈々と語られており、今現在もなおこの尊い教えは引き続いている。

これは何故か、この教えを紐解くにはこの教えが示すことは何なのかを理論的に考える必要がある。

初めに、労働とは何だろうか。

労働とはリスクを払い、リターンを得る行為である。

畢竟、より少ないリスクで最大限のリターンをあることが労働の最大の目的であるといえる。

小さい女の子、つまり幼女が『将来の夢はお嫁さん』と言い出すのは可愛さのせいではなく、むしろ生物的な本能に則っていると言えるだろう。

現在は男女共同参加社会とやらのおかげもあって、既に女性の社会進出は当然のこととされている。

しかし、女性が職場に多く出たら、そのぶん男性が職にあぶれるのは自明の理。

そもそも古今東西、仕事の数なんて限られている。

例えば、とある会社の50年前の労働人口が100人で男性率が100%だったとしよう。

そこへ、50人の女性の雇用を義務付けられたら当然もといた男性50人はどこかへ行かなければならない。

ごくごく単純な計算でもこれだけ。

さらに加えてこの学校の1番人気職は魔法科学校ということもあり魔法技能師だ。

ただでさえ就職するのが難しい魔法技能師なんて言えばさらに男性労働者の受け皿がガクッと減るのは当たり前なのだ。

魔法技能師以外にも会社というもの自体が以前よりも人を必要としなくなったこともあり、パソコンやネットの発達で効率が図られ、1人あたりの生産能力も飛躍的に向上した。

むしろ、会社からしたら『そんなに働く気満々でも困るんですけど…』という状態。

ワークシェアリングとかまあそんな感じの概念だ。

それに家電類の目覚ましい発達を遂げたことで、誰がやっても一定のクオリティが出せるようになった。

つまるところ男でも家事をこなせるようになったのだ。

従って、私の将来希望する職業は専業主夫を希望する。

 

第1高校生が利用する駅の名前は『第1高校前』である。

駅から学校までは多少入り組んだ道はあれど、ほぼ一本道で途中で同じ電車に乗り合うということは無くとも、駅から学校までの通学路で知っている学生と一緒になるということはあるようだ。

そんな事を避けるために俺はちょっと遅めの時間に家をでる。

自宅最寄り駅からキャビネットに乗り込み、昨日同じく第1高校前を目指す。

ちょうど出発直前のキャビネットに慌てて乗り込み、扉が閉じたところで ふう、と息を吐く。

間に合ってよかった。と安堵して顔をあげる。

携帯端末を開き、自身が愛用しているwebサイトのページを開くと、『ラブ活』だの『激モテ』だのやたらムカつく単語が羅列された広告が全面に表示され、この広告の頭の悪さが咲き乱れていて、うぇーっと、朝から気分が重くなっていた。

おい、マジかよ日本大丈夫かよ。

この広告、偏差値変換で25くらいにしか見えねぇぞ。

この広告は、なんでも『ヘブンティーン』とかいう雑誌の宣伝らしく、ウチの小町もよく読んではうんうんと頷いたりしちゃったりしている。…どこに共感してんだアイツ。

俺や司波兄が読まないのは勿論、司波妹ですら読んでいるのを見たことがないが、小町曰く、女子中学生の間では今1番熱いファッション誌で皆読んでるどころか読んでなかったらイジメられるレベルなんだとか。

閉じようと×アイコンをクリックするも誤タップしてしまい、イライラのみが積もっていく。

なんなの、この最近の誤タップで開く無駄広告…こんなん逆に購入意欲減るんじゃないの?

結局、駅までの数十分間を無駄に過ごしてしまった。

第一高校前駅のホームに降り立つと、人混みの中にちらほら見える第一高校の制服を着た生徒たち。

どうやら皆様お誘い合わせのうえ、ここまで来たらしい。

ふっ…一人で東京(一高)に来れないなんてまるで田舎者かお子様だな。

おいおい、俺を見習えよ。東京に一人で来ちゃったぜ?

このまま東京で夢を追ったりビックになったりしちゃうんじゃないの?

ホームより少し出ていても人はうじゃうじゃいる。

早くも千葉が懐かしい。

家に帰りたい。

わんさかいる人波に流され、学校を目指す。

あんまり人波に流されるものだから変わっていく私をときどき遠くで叱られちゃうのかと思うレベル。

一高前ホームにはうちの学校の連中が結構な数いて、ただでさえ多いこの時間はなおさら騒々しかった。

こういう駅でも一人の八幡、英語で言うとはっちぼっちステーション状態である。

「…おはよう’’八幡''」

「お、おはようございます''八幡''くん」

学生集団の中から俺の名前を呼ぶ声がする。

俺を八幡と呼ぶ同級生は殆どいない。

なんなら、比企谷と呼べる人間すらほぼ皆無。

朝の気だるげな空気を纏って振り返ると、そこにはクラスメイトたる光井ほのかと北山雫の姿。

「お、おう…名前呼び…いや、まあいいけど。

それで?何か用か?」

「…えっと、その…昨日は庇ってくれて、ありがとうございました。大事にならなかったのは達也さんと八幡くんのおかげです」

パコリと頭を下げる光井。あー…まだあのこと言ってんのか。

これはもう礼儀正しいというより思い込みが激しいタイプなのかもしれない。

「まあ、その、なんだ…別に気にすることはないぞ?そもそもあの森山だか森下だかと2科生との争いを止めたのは司波兄だし、俺が出なくとも丸く収まっただろうしな」

…むしろ、アイツの隠れ蓑にされただけみたいなところあるしな…やっぱり嫌な奴だわ、アレ。

「…で、でも…」

そう言うと光井はしゅんと肩を落とす。

言ったこちらの方が悪いような気がして、とりあえず会話のきっかけを掴もうと何の意味も持たない吐息を吐き出す。

どうしたもんかと辺りを見渡していると、北山は大きくため息をついた。

「…ほのかもこう言っていることだし、八幡も素直に感謝を受け取っておく、これで今回のことは終わり、でいいよね?」

「あ、ああ…」

北山に冷静に諭されてしまい、思わず生返事をしてしまった。

出鼻を挫かれたおかげで、ろくに言葉を発することが出来ずにいると、それ以上に会話が発展することもなく、なんとなく気まずい雰囲気が出来てしまった。

すると、向こうも何か言わなければと思ったのだろうか、ちょっと困ったように口元をもにょもにょと動かしてから光井は小さく声を出した。

「…それで、その…学校まで一緒に行きませんか?」

逃げられる道もなかったし、拒める道理もなかった。

 

 

前述の通り第一高校前駅は多くの学生が利用することもあり知人友人に出くわすことも珍しくはない。

俺自身、光井や北山と遭遇してしまったように、この時間は特に人口が密集し、一高生とのエンカウント率も相対的に上がってはいるとは思う。

が、しかし目の前の光景を目の当たりにして、いきなりこれはねえんじゃねえの…と思わざるをえなかった。

「うすうす感じてはいたけど…八幡って司波さんたちとは知り合いだったりする?」

「あー、知り合いっていうか…」

「えっ!そうだったんですか!」

三者三様である。

先程遭遇した光井、北山ペアと挨拶がてら二言三言会話しながら学校に向かっていた。

駅から少し歩くと学校までは一本道。

ここまで来ると、学生以外通行者は少なくなっていく。

今日の通学路はまだ静かな方で、この間来た時なんかはバイアスロン部のロードレース場と化していた。

他の連中を抜き去っていくときの『いっけぇ〜!マグナーム!』感は最高に気持ちが良さそう。『負けるな!ソニーック!』と対抗してくる奴がいるとさらに燃える。

が、今日行き交わっているのは学生の他にはダイエットにはげむおば様や犬の散歩をするおじ様くらいのものだ。

3人で校門までのそれ程長くない道をのんびりと歩く。

実際、青空のもと散歩していると思えば、随分と気持ちが良かった。

『学校をサボって観る''いいとも♪''は普段の5割増しで面白い法則』に近い。

…いいとも何で終わっちゃったんだろうな。時代かね。

なのに、学校が近づくと急速に憂鬱になるのは何故なんでしょうか…。

加えて前方には件の2科生軍団こと司波兄さんチームの面々が会話しながら歩いているのが見える。

普段であれば歩く速度を落としたり、道を変えたりして奴らとの歩幅感覚を揃えたりとするところなのだが、今回は光井や北山がいることもあって妙な速度減速は出来ない。

ならば堂々と前を向いて通過して『あれ?今知り合いがいたような…?まあ、気が付かなかったし仕方ないかー』という空気を醸し出すしかない。

上手く行けばこの2人も奴らに押し付けることか出来て一石二鳥の得策である。

光井や北山を位置的に司波兄妹の方向に自然と配置し、気配を出来るだけ薄くする。

「あら?八幡じゃない?」

…そんな名前の人知らない。という引きこもっていても美少女のパンツが見たい志望のイラストレーターが言いそうなセリフをグッと飲み込んでドロっとした目で呼ばれた方向に目を向ける。

先程も言ったように俺を八幡と呼ぶ人間はほとんどいない。

なんなら、同じクラスでも存在すら気づかない奴ですらいるレベル。

そんな中、親しみの情を込めて、ファーストネームを呼び捨てにしてくるのは…。

「おはよう八幡。相変わらず眠たげね、睡眠はキチンと取らないと身体に悪いわよ?」

…そうね、こいつも俺のこと八幡って呼ぶのよね。

司波妹とその集団は俺達の方へ寄ってくる。

「…お前は俺のかーちゃんかよ。それで?何か用か?」

「いえ?別に特に用は無いわよ?…それにしても珍しいわね、貴方が誰かと一緒に登校するなんて」

俺、光井、北山を見渡して、そんなことをのたまう司波妹。

いや、まあ、一緒に登校しているっていうか、偶然遭遇してしまったというか…

光井は、憧れの司波妹に話しかけてもらってわたわたと困惑しているし、北山は北山でその光井を見守るという体制を維持しているようだ。

これなら俺が2人を司波が妹達に押し付けて姿を消しても文句は言われないだろう。

司波妹に生返事を返しつつ、ゆっくりと歩く速度を減速し、途中、いつもの千葉、西城、柴田…いわゆる司波兄さんチームの面々にそれはもう適当な返事をしながら集団の最後尾まで下がる。

最後尾まで来ると、後は適当なタイミングを見計らってこの集団から抜け出すだけなのだが、そんな俺の考えとは裏腹に''奴''も後ろまで下がっていた。

「…挨拶も無し、か」

相変わらずの痩せ型なくせに、筋肉質なのかゴツい肩幅で俺の横に立つ奴…こと司波達也はいつも通りスカした顔でそんなことをのたまった。

「…お前もしてねぇだろ」

「おや?そうだったか?」

なーんてすっとぼける辺り、やっぱり俺コイツ苦手ですねー。

まあ、そんなことを公言しようものなら、前方にいる怖い魔法使いに氷漬けにされたまま拷問されかねないんですけどね。何、あいつエスデスか何かなの?

そんなこんなで、学校への道も残り僅かに差し迫った時である。

「比企谷、お前はもう会ったか?」

「…誰にだよ、主語付けろ主語」

ボソッとした俺の返事を受けて、司波兄はちらっとこちらを向き、小さく考えるそぶりを取る。

「ふむ、2人はお前のことを知っているようだったし、1人は中学時代のクラスメイトだった様だが?」

2人の知人、と聞いて真っ先に出てくるのは、俺が中学の時に所属していた部活の部員2名だが、彼女らとは中学卒業後会ってはいない。

そもそも進路が分かれてしまったこともあって、会う機会自体がほとんど無いのである。

ならば、コイツは一体誰のことを言っているのだろうか?

そんなことを考えていると背後から『達也く〜ん、比企谷く〜ん』と客観的に見れば割と恥ずかしいに違いない呼び声と共に、軽やかに駆けて来る小柄な人影。どう考えても嫌な予感しかしない。

こういう時の勘に限ってハズレた試しがないので、いや、もう本当色々とアレ。

「達也くん、比企谷くん、オハヨ〜。深雪さんもおはようございます」

司波妹と比較しても俺と司波兄はだいぶ砕けていた。

どうもこの会長、昨日より距離感が近いと感じていたのだが、昨日少し会話しただけのほぼ初対面の俺達にここまで馴れ馴れしいのは如何なものか。

「おはようございます、会長」

司波兄に続き司波妹も一礼していたので、それに従って俺含め司波兄さんチームや光井北山達も一応礼儀正しくは挨拶を述べたが、普通に引き気味なのはやむ得ないだろう。

気後れするのが普通のシチュエーションだ。

「お一人ですか、会長?」

なんて見れば分かることをわざわざ訊ねた司波兄、言外にこのまま一緒に来るのか、という問いかけが露骨でもあった。…いいぞ、もっとやれ!

「うん。朝は特に待ち合わせはしないんだよ」

肯定は言外の質問に対する肯定でもある。

それにしても、本当に馴れ馴れしいなこの人。

「深雪さんと少しお話ししたいこともあるし…ご一緒しても構わないかしら?」

これは司波妹に向けられた言葉。

まあ逃げるならここに便乗するしかないか。

「…それじゃあ、先行ってるから」

隣の司波兄に聞こえるか聞こえないか位の音量で呟いてその場を去ろうとすると、またもやガシッと肩を司波兄に掴まれてしまった。

ギャワー!鬼!シスコン!!…分かったから、その一人で逃げようなんて絶対許さないみたいな目で睨むのやめてくれませんかね…。

「はい、それは構いませんが…」

「あっ、別に内緒話しをするわけじゃないから。それとも、また後にしましょうか?」

そう言って、微笑みながら目を向けたのは肩を掴まれたままな俺。

…なんだろう、会長の表情は笑っているのに目が笑っていない。ぶっちゃけ超怖い。

「それと、比企谷君にも少し''お話''があるのだけど…」

そう言って手元の端末に映し出すは、見覚えのある画面。

優しくおっとりとした声とは裏腹に''逃げたら分かるわね?''という妙に力強い意思の込められた''お話''だった。

七草会長の言わんとすることは大体分かる。

詳しく見ずとも大体の予想はつくのだが…。

まあ大方昨日提出した生徒会調べの校内調査用紙の件だろう。

いや、でもナーあれはナー。

しかし会長にあまりにも強烈な視線で見つめられたからだろうか、だんだん自分が悪いことをしたのではないかという気になってきてしまう。

自白を強要された冤罪事件の被害者の気分かちょっとわかっちゃうぞ…。

一度咳払いをしながら、俺は会長に向き直った。

ここは、司法取引といこうじゃないか!!

「…と、とりあえず、詳しい話を聞きましょうか」

「何か脅されてない!?」

「脅されてるね」

「…八幡、貴方また何か仕出かしたのね…」

光井の驚愕と北山、司波妹の呆れたような呟きが重なった。

…いや、本当特に何かした覚えは全然…いやあまり…ちょっとは?

そんな俺の思考とは別に、少しの間が出来る。

このままでは話が進まないと踏んだのか司波妹がため息を1つ吐き、口を開いた。

「…八幡のことはともかく、お話というのは生徒会のことでしょうか?」

…し、司波妹!きた!女神きた!これで勝つる!

思わぬところからの助け船、これに乗らない手はない。

司波妹が一身に話の流れを引き寄せてくれたので俺への言及は免れた。

「…比企谷君、貴方へのお話はまだ残ってますからね…深雪さん、一度ごゆっくり説明したいと思って。お昼はどうするご予定かしら?」

「食堂でいただくことになると思います」

「達也くんと一緒に?」

「いえ、兄はクラスも違いますし…」

…俺への言及は忘れてくれても全然構わないんですけどね、むしろ忘却の彼方に追いやってほしいレベル。

しかしまあ、昨日の帰りを鑑みるに、やはり昨日の昼も1科と2科の間でモメ事があったと見える。

やや俯き加減で答えた司波妹に、何やら訳知り顔で七草会長は何度も頷く。

「変なことを気にする生徒が多いですものね…」

チラッと横を見ると、柴田がウンウンと頷いていた。昨日の一件を結構引きずっているようだ。

「じゃあ、生徒会室でお昼をご一緒しない?生徒会室なら達也君が一緒でも問題ありませんし…何だったら、皆さんで来て頂いてもいいんですよ。生徒会の活動を知って頂くのも、役員の務めですから」

「せっかくですけど、あたし達はご遠慮します」

遠慮した、にしては、やけにきっぱりとした返答、拒絶。

千葉の示した意外な態度に、気まずい空気が流れる。

だが、彼女の真意がわからない以上、それをひっくり返すことも、フォローを入れることも出来ない。

「そうですか」

ただ一人、会長の笑顔は変わらない。

鈍い、というより、自分たちの知らない事情を弁えている。そんな感じだ。

「じゃあ、深雪さん達だけでも」

どうしましょう、と司波妹が兄に問い掛けている。

普通、今まで通りの司波兄ならば、こう言ったことは全て断っているはずだ。

だが、今回は千葉の取った態度を含め、角を立てずに断ることは相当難しい。ならば

「…分かりました。お邪魔させていただきます」

数秒の間が置かれ、渋々といった感じに司波兄は同意する。

「そうですか。よかった。じゃあ、詳しい話はその時に…比企谷君も''勿論''来ていただけますね?」

何故か俺も当然の如く参加メンバーに加わっていた。

いや、七草会長の言いたいことは分かる。

俺への罰以前に司波兄妹と交流があり、かつ彼らの引き留め役に使えそうな人材というのであれば俺をダシに使うのはむしろ得策とも言えるかもしれない。

ただ一つ問題があるとすれば、俺はそれに協力する気がないということだ。

何が嫌って、俺は自分のプライベートタイムを奪われるのが1番嫌なのである。

体育祭の後の打ち上げとか断るレベル。

さ、誘われないからじゃないぞ!時間というのは有限のリソースであり、それを誰かのために割くというのはなかなかの苦痛なのだ。

「あー…」

なんと言って断ろうか。そう思っているうちに話はあれよあれよと進んで行く。

七草会長は何がそんなに楽しいのか、くるりと背を向け、スキップでもしそうな足取りで歩いていく。

早く言わなければ決定事項になってしまう!はっきりと断ろう、そう思ったところを遮られた。

「はい、では兄と私、そして八幡の3人でお昼にお邪魔させて頂きます」

「はい、お待ちしていますね」

司波妹はそれはそれはにっこりと女神の微笑みのような表情を浮かべてそう返答した。

…何この悪魔。女神転生かよ。

俺は司波妹にトドメを刺され、会長は軽やかな足取りで立ち去る。

同じ校舎へと向かったというのに、見送った側の足取りは重い。

たまたま隣にいた司波兄と顔を見合わせると、どちらともなしに重たいため息が漏れでていた。

 




グーテンターク!!お読みくださいありがとうございます!!
6話目ですよね、6話目。…ちなみにドイツ語にこだわりとかない。
というか、この話って6話って銘打ってる割には進捗全然進んでないんですよね。話が止まってるレベル…話が出来ていなかったのかしら?
そんなわけで6話目、いつもの八幡の作文からのスタートです!
甘々ですね!(考えが)本当サイゼのシナモンフォッカチオを超えてMAXコーヒーより甘い!!…デザートより甘いとかMAXコーヒーの糖分どうなってんの?
でもいいんです!!だって人生が苦いんだもの!!人生が苦いんだから思考くらい甘くたっていいじゃない!!…アクシズ教徒みたいなこと言ってんなこいつ(作者)…

さて、余談はともかく。
ここまで読んでいただきありがとうございました!!
いつもコメントには大変励まされ、次話へのヒントなど多くのことを学ばせてもらっており、大変感謝しております。…いや、これまじ、本当に。
今後もまだ続く予定でおりますので、もう少しお付き合いいただけると幸いでございます。

次回予告!!
強制連行!!生徒会室へ!!悩んだ末に会長が出した1つの提案とは!?!?流出問題!?どーなってんの!一高の個人情報管理!!
まあ、大体こんなお話(嘘です)



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