時間って早いなぁ。
只今、秋葉原に修学旅行中である。
俺氏こと綱島エンジは現在17歳です。
まさか、生まれが北海道になるとは思わなかった。秋葉原めっちゃ遠いし、修学旅行でもない限りは関わりすらしない。
未だに自分が入った作品が分からず、そして一応ながらゲートの場合であっても良いように、色々な習い事をして身体も鍛えている。だって、よく考えたらゲートって秋葉原でめっちゃ人死んだよね?拐われもしたし。
一応さ、中学時代なんか
「ラブコメ小説かな?」
とか期待もした。だが特に何もなく普通に時は流れた。そりゃそうだ。ラブコメに銃火器の使用は無いよね。それにエルフが存在する異世界な地球でも無かったし。
ふう。とりあえずゲートって仮定して動こう。伊丹さんは33歳だった?よな。とりあえず今後やることは~高校卒業したら防衛大学に入って、それから・・・・
ドゴッ
「うわぁ!」
「おっふ?!」
強い衝撃を受けながら転がってしまった。
どうやら考え事をしながら歩いて人にぶつかったらしい。
起き上がると目の前に少年が倒れていた。
「いって~。」
「す、すまない。考え事をしながら歩いてぶつかってしまった。」
直ぐに歩みよって少年を起こそうと駆け寄って手を差しのべた。
「すまないじゃないよ。気をつけてくれよ。」
「本当にすまな・・・い・・・あれ?」
少年は俺の手を取るも、助け起こす素振りを見せない俺に訝しい目を向けるも俺の様子がおかしい事で少年も周りを確認した。
「えっと、少年。ここどこ?」
「し、知らない。何か突然俺の目の前に光る裂け目見たいのが出たと思ったら、あんたにぶつかられて・・・って此処は完全に秋葉原じゃないぞ?!」
周りを見渡せば
石造りの城壁だろうか?高い壁があり同じく高い塔がある。
そして今いる場所は、ふかふかな芝生の上。
そして、マントをして明らかに日本人ではないピンクの髪の毛の美少女。その美少女と同じ格好をした少年少女が多数。あとハゲてる大人が一人。
明らかに普通ではない。どころか秋葉原でもない。
動揺して動けないでいると、ピンクの髪の美少女がハゲの大人と何やら口論している。完全に日本語ではないことが分かる。そして少しすると話がついたのか此方に少女が近づいて来た。
俺の近くまで来ると、何やらジェスチャーをしてきた。
「えっと、何?縮め?かな。ああ、中腰になれ。か?」
そういうことだと思い、中腰になると美少女は俺の顔を突然掴んで口と口を合わせてきた。
・・・美少女の唇・・めっちゃ柔らかい。・・・しかし混乱である。
「は?えっ?な、なんですと?!おまっ何てことやっ!!!身体が熱い!それに手がいってー!!!」
手の甲が焼けるように痛みが走る!
「いってーーー!!!」
声の方を向くと、ぶつかってしまった少年も同じように痛がっていた。
「な、なにを・・」
「お前・・な・・にを・・」
少年は文句を言おうとしたのだろうが途中で力が尽きたように倒れ、俺も意識が遠くなって倒れた。
ドゴーーン!!
「ふぁ?!」
突然の爆発音に驚いて目を開けると目の前に半裸で立ってる美少女と少し焦げて倒れてる少年がいた。
「な・・にごと?」
「あれ?言葉が分かる?沈黙の魔法だったのに。また失敗かぁ。」
何が失敗でこうなってるんだ?
「ねぇあんた、何か言いなさい。」
「あ~はい。俺の名前は綱島エンジ。」
「ツナシマエンジ?変な名前ね。」
「ああ、はい。えっと、それよりですね、俺~っていうか俺達って何で此処に居るんでしょうか?」
「決まってるでしょ。私が召喚したのよ。『使い魔』としてね。」
「使い魔ー?!」
「うぉっ!ビックリした。起きてたなら言えよ。」
「そんなことより使い魔って」
「いや、聞いての通りじゃね。よくゲームとかである使い魔のことだろ?」
「はあ?じゃあ此処は魔法でも使える異世界とでも言いたいのかよ!」
「・・・まあ、認めたくはないけどな。えっと、お嬢さん、此処は何て国ですか?」
「此処はハルケギニアのトリステイン王国よ。それにお嬢さん何て言わないで。私にはルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールっていう名前があるんだから。ああ、もう何で~。召喚したのが平民が二人なのよ~ドラゴ・・とか・・・・」
「ヤバいね。異世界だね。」
「かもな。聞いたことないぜ。」
「因みに少年の名前は?」
「平賀才人だ。」
「そうか。ヒラガサイトね。俺は綱島エンジ。よろしくな。エンジでいい。」
「見たところ俺と年の差は無さそうだから、俺もサイトでいいぜ。よろしくな。ところでさ、今なら逃げられるよな?」
頭を抱えながらドラゴンやらピクシーやら呟いているお嬢さんを指差ししながら言っている。
「だな。ま~だぶつくさ言ってもんな。」
「なあ、早く行こうぜ。こんな新興宗教じみたとこ頭がおかしくなるぜ。」
「行きたいのは山々なんだけどさ。」
「じゃあ早く行こうぜ。」
「なあ、サイト。それより窓の外見てみ。」
「はあ?何かあるのか?」
「うん。決定的。」
窓の外に何が見えるってんだよ。と言いながら外を見るサイト。そして少しして驚愕した。
「な、なんだよアレは?!」
「俺も驚いたよ。本当に。赤と青の月が見えるなんてな。」
空には大きな月が二つあり、一つは赤く、もう一つは青く輝いていた。
「そんなバカな。異世界なんてアニメや小説の中だけだろ?!」
「うん。俺もそう思う。だから・・・お休みなさい。」
俺は部屋の中にあるデカイベッドへダイブした。
「な、何してんだよ?」
「現実逃避だ。起きたら日本だ。きっと。」
「あ~なるほど。じゃあ俺も。」
「男と二人で寝るとか、あり得ないです。ワラんとこへどうぞ。」
「ず、ズルいぞ!俺もベッドがいい。」
「そうか。じゃあ、じゃんけんほい。」
「っ?!ほい!」
結果。俺、パー。サイト、グー。
「はい。お休みなさい。」
「くっそー!!」
「あ、あんた達!何を勝手に話してるのよ!ベッドは私が使うのよ!あんた達はワラの所で寝なさい!」
お嬢さんの言葉に、ニヤリとしながらサイトが此方を見る。
・・・ふふふ、サイトよ。甘いのぉ。甘々だよ。
こういう子はね、彼女の立場というものを刺激すれば楽勝ですのよ。
俺はベッドから降りて膝を着き、頭を垂れ言う。
「ルイズ様。」
「え?」
「麗しき、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール様。」
「へ?な、何よ。」
「私達は異世界から来ました。故に此方の世界の常識は分かりません。ですが、名前から察するに貴族の・・・しかも貴族の中でも階級は・・・かなりの上でいらっしゃる方と推察するのですが、どうでしょうか?」
「え?あ、はい。そうね。」
「やはり、そうでしたか。しかしながら!それならば!そのような御方が一(いち)使い魔がすることに気をたてるなど、してはなりません。どうか寛大な心をお持ち下さい。」
「そ、そうね。」
「そうですとも。平民と言えども使い魔などペットと同じ、とお思い下さい。」
「そうね。平民と言えども使い魔でペットと一緒よね。」
「はい。ですから一緒に寝ても問題ありません。使い魔はペットですので。」
「そうよね。ペットよね。」
「はい。さ、こちらへ。」
俺はベッドにルイズを促し、ベッドに寝かせ、俺は手を繋いでベッドの脇に待機する。
「あら、一緒に寝ないの?」
「はい。ルイズお嬢様がお眠りになられた後に入らせて頂きます。お嬢様がお眠りになられる前に寝る訳には参りませんので。」
「そう。よく出来たペットね。」
「ありがとうございます。では、お休みなさいませ。」
「ありがとう。えっと・・・ツナシマエンジ。」
「はい。良いお休みを。ルイズ様。」
その後、5分も待たずしてルイズから寝息が聞こえてきた。
ルイズは疲れてたのかな?いや~俺も疲れた。
と、このように楽勝です。
ドヤ顔でサイトを見てやろうと後ろを向くと、サイトがまるで埴輪のように口を開けて此方を見ていた。
「・・・何固まってんだサイト?」
「あ、お、お前何してんだ?!」
「しー!!デカい声を出すな!起きるだろうが!」
「す、スマン。って、いや、お前、完全に執事だったぞ。いい感じの。」
「全てはアニメ知識だ。アニメの執事。アニメ万歳。」
「え、え~?アニメ、スゲーな。」
「だろ。うむ。じゃあお休み。」
俺は、ゆっくりとベッド向かう。
「ああ。って、おい!本当にベッドに入る気かよ。」
「当たり前だ。俺は寒がりだからな。」
「お、女の子だぞ。」
「え、お前まさか、こういうロリっ子に欲情すんの?」
「し、しねーし!誰がこんな・・・」
「だったら問題ないな。因みに俺はするから。お休み。」
「あ、ああ。お休み。ってあれ?え?」
ルイズを起こさないように、ゆっくりとベッドに
入り込む。
向こうでは、疑問の声を上げながら「・・・仕方ない」と言い、ガサガサと音を立てながらワラで寝るらしい。・・・正直スマンとは思ってる。
でも俺ってばワラでは寝れんのよ。申し訳ない。
さてと、異世界かぁ。どうしたもんか。完全にゲートじゃないし。
恐らく原作には入ってるんだろうな。しかも多分だが平賀才人とルイズの話だよな~。
これからどうしたもんか・・・・・・・・・・・うん、考えたけど無理。どうしようもない。寝よ。
その夜は疲れていたのか、それとも隣で「ママぁ」と寝言を言いながら寝る美少女に癒されたのか、それとも美少女の仄かに感じる香りに酔ったのか・・・とても深く眠った。
続く・・・のかな?
僕のヒーローアカデミアもまだ書いてないのに。