「じゃあ願います、教えてください何が起こったのか真実をすべて」
ユリナは少年に頼んだ。
「良いよ、まずは何から?」
「う~ん…貴方のことから教えて下さい」
「いいけど、その前に場所を変えようよ!ここ、寒いし」
少年は寒そうな仕草をとってユリナに話した。
「解った、じゃあ家に来て」
「え?いいの?」
「いいよ、親は帰ってこないから誰もいないし、さ!行くよ!」
そう言って、ユリナは少年の手を引っ張って歩き出した。
夜
祐璃菜宅
「さ、話してください!貴方のこと、あの怪物のこと全部!」
家に着いた、ユリナは少年に詰め寄った。
「いいよ、僕は悪魔 名前は忘れた!」
「ふ、ふざけてるの?」
「ふざけてなんかない、あの光景を見た後だとそれがわかるだろ?」
そう言われユリナは納得した表情になった。
「まぁ、元々人間だったんだけどね」
「どういうこと?」
ユリナは少年に聞いた。
「僕は400年前に開かれた聖なる戦争に勝利した、だから悪魔となった」
「聖なる戦争?」
ユリナは戦争について少年に聞いた。
「聖なる戦争それは、己の正義をぶつけ合いこの世界の王を決める戦い」
「世界の王…」
「そう、この戦いの参加者は、それぞれ役職が与えられる、僕は…悪魔の役職を与えられた…」
そういうと少年はユリナのほうを見た。
「その聖なる戦争がまた始まろうとしている、あのウォートが現れたのも戦争が始まるからだ」
「あの怪物ウォートだっけ?あれはなんなの?」
新しいキーワードにまたユリナは少年に疑問をぶつけた。
「ウォートって言うのは戦争が始まるとあらわれる怪物のこと、種類大きく三つに別けられて、骨のような姿をしたのが初級ウォート 動物とか昆虫の姿をしたのが中級ウォート 神話や伝説上の動物の姿をしたのが上級ウォート」
「じゃあ、私が襲われたのは中級のウォートなんですか?」
「あぁ、基本初級ウォートは活動しないんだ、中級の姿になってから活動を開始する」
「そうなんですか…そういえば、あの時上級がどうのこうのいってなかった?」
「あぁ、確かに言ってたよ上級ウォートは倒すと特典が貰えるんだ」
「特典?」
ユリナが聞くと、少年はモンストーンを取り出した。
「これがもらえる」
「これって変身に使ってた 」
「そっ!モンストーンって言って戦争の参加者全員に与えられる石 ただ、上級ウォートを倒すとそのウォートがモデルにした神話の動物だったりの力をモンストーンにして貰えるって訳!」
「だから、上級がどうのこうのって言ってたのね…じゃあ貴方が戦うのも私を助けてくれたのもはその戦争に参加するからなのね」
ユリナは悲しそうな目をしながら、少年に聞いた。
「いや、確かに戦争に参加はする…でも、君を助けたのに戦争とかは関係ない…君の願いを叶えたかったから」
そう言われ、少年はユリナに笑顔を見せた。
「それに僕が戦争に参加するには条件がいるんだ」
「条件?」
「そう、僕が、前回の戦争の勝者として参加する…はずだった…だけど僕だけは例外」
「なんで?」
ユリナに聞かれた少年はトランスライサーを取り出した。
「トランスライサー…僕はこれで変身するんだけど、他の王戦参加者はベルトで変身するんだ、そのベルトとモンストーンを持つ者が聖なる戦争に参加できる」
「じゃあ貴方のは?」
「訳あって壊れてさ、これで参加する代わりに僕の主を決めなきゃならない 」
「主それって…もしかして…」
ユリナは自分のことを指差すと少年は笑顔で答えた。
「そうだよ…君に僕の主になってもらいたい 」
ご意見・ご感想よろしくお願いします。