悪魔に魂を売る者達…   作:i サウンド

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第3話

「君に僕の主になってもらいたい」

 

そう言われたユリナはしばらく固まっていた。

 

「お~い大丈夫?」

 

「だ、大丈夫…でもなんで私なの!」

 

「なんでって君が良いから…それについさっき解ったんだけど、君も聖なる戦争の参加者に選ばれてるから…」

 

「私が!?戦争の参加者!?」

 

「あぁ、多分もうそろそろ戦争参加者に選ばれたって連絡が来るはずだ」

 

「えぇ!」

 

ピンポーン

 

そう言われ驚いたユリナの元へ誰かがやってきた。

 

「はーい…誰だろう?」

 

「もう来たりしてな」

 

ガチャ

 

ドアを開けるとそこにはフードを被った男がいた。

 

「あの、貴方は?」

 

「……」

 

その男は無言で裕璃菜に手紙の入った封筒を手渡した。

 

「よぉ、ご苦労様、この子が僕の主になる子だからよろしく」

 

「…」

 

少年がフードの男にそういうとフードの男は少年を睨んでそのまま去っていた。

 

「あらら、嫌われたままか・・」

 

「今の人は?」

 

「あぁ、彼はメッセンジャー、戦争の知らせを参加者に伝えるものだよ」

 

「え!てことはやっぱり!」

 

「その封筒開けてみな」

 

そう言われ裕璃菜は慌てて封筒を開くとそこにはこう書かれていた。

 

 

「<参加者:天使ガブリュエ>

江崎 裕璃菜に聖なる戦争の参加資格を与えます。

なお、この戦いを降りる場合は貴方様の命を頂きます。」

 

 

 

 

 

「なんですか、これ?」

 

「見ての通り、戦争の招待状」

 

「それもそうですけど、この天使ガブリュエってのはなんなんですか?」

 

「天使は役職、ガブリュエは変身した時の名前」

 

そういうと座っていた少年は立ち上がり裕璃菜の持っていた、招待状を取り上げた。

 

「でも天使か~ 悪魔の主が天使ってなんか不思議な感覚だな」

 

そう言って少年はユリナに招待状を返した。

 

「つまり、私は…」

 

「そう、戦争に参加しないと命はない」

 

少年が冷たい言葉をぶつけるとユリナの表情が暗くなった。

 

 

「大丈夫だよ!君は僕が守る!絶対に‼」

 

「何で…何で私なの…」

 

ユリナはうつむきその瞳にその目に涙を浮かべていた。

 

「君が選ばれたのは運命としか言えない…だけども、こうなってしまった以上君は僕が守る絶対に‼」

 

暗くうつむく裕璃菜を見て少年は笑顔で答えた。

 

「……本当に?…本当に守ってくれる?」

 

「あぁ守るよ絶対に‼」

 

笑顔で答える少年を見て、ユリナは服の袖で涙を拭い、少年の目を見つめて口を開いた。

 

「…まだよくわからないし、怖いけど…今は貴方を信じます、よろしくお願いします」

 

そう言うと、ユリナは頭を下げて少年に頼んだ。

 

「君の願い確かに…聞き入れた」

 

頭を下げて頼むユリナの頭をあげさせると、肩に手を起きまた、曇りのない笑顔で答えた。

 

「あ!それと主なんだから、敬語無しね!」

 

「解りまし…じゃなかった解った!まずは、王戦の詳しいルールを教えて」

 

「わかりました、ただ、しばらく待っていてください」

 

「なんで?」

 

少年の発言に、疑問を唱えたユリナ。

 

「多分もうじき参加者が揃って、メッセンジャーがまた来ると思うので、次にメッセンジャーが来たとき王戦が始まります」

 

 

ユリナの疑問に少年は静かに答えた。

 

 

 

 

 

 

 

時を同じくして、招待状が、メッセンジャーにより新たな人物の手へと渡された。

 

 

<王戦参加者:騎士 エクエス>

・・ ・・に王戦参加資格を与えます。

なお、この戦いを降りる場合は貴方様の命を頂きます。」

 

「なんだ・・これ」

 

<王戦参加者:奴隷 スレイブン>

・・ ・・に王戦参加資格を与えます。

なお、この戦いを降りる場合は貴方様の命を頂きます。」

 

「・・・え?」

 

<王戦参加者:奴隷使い マスタール>

・・ ・・に王戦参加資格を与えます。

なお、この戦いを降りる場合は貴方様の命を頂きます。」

 

「・・・なんだか、面白いことが起こりそう・・」

 

 

新たな三人の参加者がここに選ばれた。

 

 

戦争が始まる。

 




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