終焉の聖騎士伝説~オメガモンとなった青年の物語~ 作:LAST ALLIANCE
次の投稿は設定集で、その次が第2章開始となる第27話となります。
ついに姿を現したクオーツモンの本体。それを見上げるアルフォースブイドラモンの達の所に、休んで気力・体力共に万全なオメガモン達が来た。
―――これが今までの事件を起こした黒幕であり、ラスボスなのか。そう思うオメガモン達を不気味な一つ目で見下ろしながら、クオーツモンは口を開く。
「我が名はクオーツモン。よくここまで辿り着いたな。だがここでお前達は終わりとなる。今こそ人間界は“デジクオーツ”となる。私その物に変えてやる。その時、不完全な生物たる人間は全てデリートする!」
「えぇ。貴方の言う通りです。確かに人間は不完全ですよ。それは肯定します」
「そうだな。デジモンから見れば人間は不完全。そう思われても仕方ない」
『ッ!?』
クオーツモンの宣言はともかく、クオーツモンが言った“不完全な生物たる人間”という単語にパラティヌモンとオメガモンは同意した。
その部分は否定する所だろう。2体の聖騎士以外の誰もが内心そう思い、詰め寄ろうとしたその時、パラティヌモンとオメガモンは話を続ける。
「何時だって戦争は起きますし、犯罪も起きますし、色々な問題を抱えています。貴方のようなデジモンからしてみれば人間は不完全でしょうね」
「人間がデジモンになって能力を酷使し過ぎたら、人間として死ぬ一歩手前になる。あぁ、人間は不完全だな」
パラティヌモンは前進しているのか後退しているのか分からない現状を指摘し、オメガモンは“デジモン化”の事を自虐的に言う。
確かにクオーツモンの言い分には一理あるだろう。しかし、だからと言って通るとは言っていないし、通らせない。それがパラティヌモンとオメガモンの次の言葉だった。
「ですが、不完全は完全より絶対良いです。何故なら不完全とは完成されていない状態。今よりも悪くなるかもしれませんが、これから良くなる可能性もあります。まだ試してもいないのに、その可能性を捨てて完全になろうと言う考えは傲慢ではありませんか?」
「それに人間とデジモンが力を合わせた時、想像を超えた素晴らしい力が生まれる。その力で英雄の皆は世界を救って来た。お前の言葉は人間とデジモンの絆を否定する。ここにいる皆の歩みを否定する。つまりは我々に対する宣戦布告と受け取って良いのだな?」
思い当たる節がある面々は力強く頷いた。その筆頭がバグラモンだった。前世の彼は試していた。人間の希望の心は未来への虚無感や絶望の心を克服できるかを。つまりは可能性を信じていたと言う事となる。
“巡り会いの戦い(クロスウォーズ)”を通じて可能性を否定していたが、最終決戦では可能性を信じる事が出来た。クオーツモンの言葉は自分の前世を否定する事になる。これにはバグラモンですら異を唱えたくなる。
それは『デジモンセイバーズ』の面々も同じだ。イグドラシルとの最終決戦の時に啖呵を切った。喧嘩もすれば憎しみあったりもする。それは間違った歩みなのかもしれない。でも傷付く事を恐れていたら前には進めないし、分かり合う事も出来ない。
それでも人間の思いはデジモンを強くする。デジモンは人間に夢と勇気を与える。お互いに分かり合える。お互いに歩み寄れる。クオーツモンの言葉は人間とデジモンの絆を、英雄達が歩んだ道を否定する事となる。
「不完全だから失敗する時もあります。転んで怪我をする事もあります。時には道に迷う事もあります。それでも私達は失敗を認めて正し、前に進みます。一人一人にしかなれない完全な存在になる為に。クオーツモン。人間は強い。不完全だからこそ強い。お前が人間をデリートする事は不可能だ!」
「あぁ、その通りだ。クオーツモン、お前は負ける。でもそれはお前が弱いからじゃない。人間と、デジモンと……そして皆の絆にお前は負ける!」
「フハハハハハハハハッ!!!!! よく言ったなこの世界のデジモンよ! だが私は“デジクオーツ”に迷い込んだデジモンのデータだけでなく、“デジクオーツ”に来たデジモンのデータを吸収した。つまりはお前達のデータを吸収した事となる。私はそのデータを使い、私自身の肉体を作り上げた。私の中にはこの人間界の全てのデータが入っている! 私はこの世界全てを書き換える充分な存在となった!」
パラティヌモンとオメガモンの啖呵。それを聞いた誰もが力強く頷く中、クオーツモンは勝ち誇るような笑みを浮かべる。
今のクオーツモンは実体を持ちながら、人間界の全てのデータを内包した言わば無敵の存在となった。世界を単独で書き換える存在になったと豪語しても、パラティヌモンとオメガモンは全く動じない。
「変わるのだよ……この世界は。そう完全な世界に! 人もデジモンも全て新しいデータに書き換える……そして新しい一つの世界に生まれ変わるのだ!」
「嫌ですよ、そんな『人類補完計画』みたいな事は」
「よく分かるなそのネタ……」
「この前テレビを観ていたらやっていました」
「あぁ、そうなんだ」
『人類補完計画』。それは『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する重要なキーワード。知恵の実しか持たず、出来損ないの群体として生き詰まった人類を、生命の実と知恵の実の二つの実を持つ完全な単体生物へと人工進化させる計画。
パラティヌモンはこの前地上波で放映されていたのをテレビで観ていた為、その内容を知っている。こんな状況でも軽口を叩き合える2体の聖騎士の目の前で、クオーツモンの本体と言える中心に不気味な一つ目がある黒い球体が動きを見せた。
「クオーツモンが地面に潜っていくぞ!」
「おい、残った物を見ろ!」
クオーツモンは突如として地下深く沈み始めた。そのまま何処かに向かっていく。恐らく目的地点は地球のコア。地球を丸ごとデータ化するつもりだ。
残った黄金の巨大な四つ足から破壊のエネルギー波が拡散していく。世界が塗り替わってしまう。人間とデジモンが全て消去される。それをさせないと言わんばかりに、アルファモンが動き出す。
「コード・アルファ……『Alpha-Gain-Force(アルファ・イン・フォース)』、発動!」
アルファモンは魔法陣を描いて自らの特殊能力、『Alpha-Gain-Force(アルファ・イン・フォース)』を発動した。
戦いにおいて過ぎ去った時間を瞬間的に取り戻す究極の力。アルファモンの攻撃は一瞬にして終わるが、実際には何回の攻撃を繰り出したかは分からない、何故なら相手は自分が倒れる最後の一撃だけを見ることになるからだ。
クオーツモンが地中深く沈む直前まで時間を巻き戻す。まだ破壊のエネルギー波は放たれていない。攻撃するなら今しかない。ただ問題なのはアルファモンだった。
「実はこの能力……初めて使うから身体が慣れない……」
「何やっているんですかアルファモン!」
アルファモンこと工藤優衣。実は『Alpha-Gain-Force(アルファ・イン・フォース)』を発動したのは今回が初めてだ。その強大過ぎる力をまだ制御する事が出来ていない。
その証拠に表情が険しく、物凄く必死そうにしている。巻き戻した時間を維持している為、普段の余裕そうな態度が消え失せている。
しかし、誰もアルファモンを責めない。人間界が“デジクオーツ”になる前に時間を止めてくれた。その止まった時間を維持している。これは大仕事だ。責める余裕があったら今頃自分達でどうにかしている。
それを見かねたパラティヌモンはルーンを刻み、アルファモンの身体能力を一時的に上昇させる。更にアルファモンの隣に舞い降り、自らも巻き戻した時間を維持するのに協力し始める。2体の聖騎士は両手を前に突き出している。
「パラティヌモン!」
「貴方が時間を止めているのに、私だけ何もしない訳には行きませんよ!」
「そうだな! その通りだ!」
パラティヌモンの行動を見たデジモン達が一斉に動き出す。アルファモンが巻き戻した時間を少しでも長く保とうと、全身からエネルギーを放出し始めた。
デジヴァイス等を持った人間達はと言うと、手にしたデジヴァイス等の液晶画面から光を放ち、デジモン達をサポートしている。
デーモン率いる『DEMON』と、ルーチェモン・フォールダウンモード率いる『セブンヘヴンズ』の2大ロックバンド。目の前にいる人間達とデジモン達を支えようと、演奏を再開させる。
「皆耐えろ! 力の続く限り……クオーツモンを倒した後はたらふくお寿司を食べさせるから!」
「皆さん! アルファモンの、優衣さんの握る特上寿司が待っていますよ!」
「駄目だと思ったらそこに布団を敷いたら休んでくれ! その分僕らが耐える!」
一番前にいるアルファモンとパラティヌモンが奮闘する中、ベルフェモン・スリープモードは彼女達の目の前に枕に大量に並べ、バックアップを行いながら布団を敷いていく。
エネルギー切れになると分かったら、敷いてある布団に入って仮眠を取る。人数こそ減るが、その分ベルフェモンが寝具を置いて補充するから問題ない。
それに加え、この危機を乗り越えてクオーツモンを倒せば、アルファモンが握る極上寿司を満足するまで食べる事が出来る。これには何が何でも頑張るしかない。
「でもこの後はどうすれば良い? このまま耐えるだけじゃ何にもならないぞ!」
「オメガモン! クオーツモンを倒せ! 今この状況で動けるのはお前だけだ!」
「ッ!」
大門大の言葉に全員が頷いた。オメガモン以外の全員が、アルファモンが巻き戻した時間を維持している。そうなると消去法でオメガモンがクオーツモンを倒すという大役を任されるしかない。
この世界にいるデジモン達と異世界の人間達とデジモン達。彼らが力を合わせて一つの危機に立ち向かっている。その危機を招いた厄災を止めるのはこの世界最強のデジモンしかいない。それがオメガモンこと八神一真。
「だが皆を置いて私だけ行ける筈が……」
「俺達が何時まで維持出来るか分からない……俺達の頑張りを無駄にしない為にも、人間界の為にも、皆の為にも行くんだ! オメガモン、クオーツモンを倒せ!」
「オメガモン! 今こそ超えるのです! 私を……英雄達を!」
頑張っている皆を見捨てる事は出来ない。そう言って尻込みしているオメガモンを、アルファモンとパラティヌモンは駆り立てる。
アルファモンはオメガモンの正義や信念を重んじる一面に訴え、パラティヌモンは常日頃からデジタルワールドの英雄達を尊敬している一真の心に訴える。
「オメガモン! 君は決めたんだろう!? この世界を、この世界に生きる皆を守るって……こんな所で立ち止まって良いのか!?」
「行ってくれオメガモン! ここは俺達でどうにかする! 立ち止まらないで、先に行ってくれ!」
「このデュークモン達の力と思いを其方に託す!」
「分かった……ここは皆に任せる。頼んだぞ! 必ずクオーツモンを倒して戻って来る!」
アルフォースブイドラモン、八神太一、デュークモンXの叱咤激励を受け、オメガモンはようやく心を決めた。
クオーツモンがいる方向に向けて飛び立っていく。それを見送ったアルファモン達は、引き続き時間の固定と維持に全てのエネルギーを注いでいく。
ーーーーーーーーー
―――ここから先は時間との勝負だ! システム・オメガ……『Omega-Gain-Force(オメガ・イン・フォース)』……発動!
クオーツモンに向かって神速のスピードで飛行するオメガモン。胸部の紅い宝玉を輝かせ、『Omega-Gain-Force(オメガ・イン・フォース)』を発動すると、一気に加速してクオーツモンの内部に侵入した。
その間にもクオーツモンによる“デジクオーツ”への書き換えが進められている。“電脳現象調査保安局”の各支部でもそれを食い止めようと、様々な作戦が行われているのは言うまでもない。
クオーツモンの体内。一言で言うならばデータの海。人間界のありとあらゆるデータがそこにはあった。
「ようこそ我が体内へ。この星最後の形ある生物よ。さぁ我が一部となるのだ!」
「それは無理だな。何故なら私がここに来たのは……お前を“完全消去(オールデリート)”する為だ! “万象一切灰塵と為せ”! 『グレイソード』!!!」
現れたクオーツモンは六つの目を持った顔をしている。不気味な外見だ。そんなクオーツモンを前にしても、オメガモンの闘志は揺るがない。むしろ昂っていく。
ウォーグレイモンの頭部を象った左手からグレイソードを出現させると共に、左腕に込められたウォーグレイモンの力を解放した。
グレイソードの刀身から太陽の火炎が発せられると共に、その超高温の火炎によってクオーツモンの体内が“ムスペルヘイム”となった。
「な、何だこれは!? 熱い! 熱い! 熱い! 熱い! 熱い~!」
「それは当然だ。何故なら太陽の熱量と輝きを放っているからな!」
クオーツモンはその余りの熱さと熱気に耐えられず、苦痛に満ちた叫び声を上げながら、その原因を作り上げたオメガモンを触手で攻撃する。触手の先端はクオーツモンの不気味な顔となっている。
しかし、オメガモンは当たり前だと言わんばかりに、グレイソードを一閃する。剣圧と共に太陽の火炎が放たれ、一撃で複数の触手を焼き尽くしていく。
続けて放たれた触手。それを迎撃するべく、右手のメタルガルルモンの頭部を象った籠手からガルルキャノンを展開する。青いエネルギー弾を撃ち出し、触手を次々と破壊した。
「許せん! お前達は絶望の中に消し去ってやる!」
「この程度の絶望などいつでも乗り越えて来た! 絶望の中に消え去るのはお前だクオーツモン!『怒涛たる勝利の聖剣(グレイソード)』!!!」
怒りに燃えるクオーツモンは更に触手を放つ。その数は先程までの倍以上。その速度も目にも止まらない。
しかし、オメガモンはこのような攻撃は日常茶飯事。自分も繰り出すし、相手も繰り出して来た。そのような死線を潜り抜けて来た。今更驚く事など何一つない。
グレイソードから発している太陽の火炎。それを一度消し去り、今度はグレイソードから攻防一体の灼熱の波濤を生み出す。太陽の灼熱を常に放つグレイソードを全力で薙ぎ払い、一気に触手を焼き尽くした。
「消え失せろ!」
「ガアァァァァァァァァァァァァァーーーーーー!!!!!!」
グレイソードから生み出している攻防一体の灼熱の波濤。オメガモンは1度それを消し去って刀身の内部に凝縮させ、自分の真下にいるクオーツモンの顔にグレイソードを突き刺した。それと同時に、太陽の火炎を解放してクオーツモンを焼き尽くす。
突き刺さったグレイソードと太陽の火炎。そのダブルパンチを受けたクオーツモン。苦痛に満ちた声を辺りに響かせて消滅していった。それに呼応し、オメガモンの視界に移る景色も変わっていく。
―――まだクオーツモンを倒した訳ではない。本番はここからだ。気を抜くな。
クオーツモンを倒したのか。オメガモンはそう思いながら周囲に殺気を放ちながら警戒していると、『Omega-Gain-Force(オメガ・イン・フォース)』がそう告げた。
胸部の紅い宝玉で超高度な情報分析と状況予測が行われる。それによって予測結果がオメガモンの脳に直接伝達されるが、どの予測結果も今の戦いでクオーツモンを倒したと言う未来がなかった。
これが意味する事は1つ。クオーツモンとの戦いはまだ終わっていない。ここからが本当の戦いになると言う事だ。
「見事だよ! その圧倒的なまでの力には私では勝てる筈がない!」
「それはどうも。ならばおとなしく消え去るが良い!」
「……これでもその台詞を言えるのかな?」
まるでオメガモンの事を馬鹿にしているように、クオーツモンはオメガモンの圧倒的な力を褒め称える。
自分を挑発している事を理解しながらも、目の前の相手を倒すしかないオメガモン。グレイソードを薙ぎ払おうと横薙ぎに構えたその瞬間、クオーツモンは6本ある腕の中から1本の腕の手の平を突き出して来た。
その手の平を見たオメガモンはグレイソードを薙ぎ払えず、そのまま動きを止めるしかなかった。クオーツモンの手の平には、吸収された一般市民の男性の顔が現れていた。
『止めろ! 止めてくれ! 俺はまだ死にたくないんだ!』
「これは私の中にいる人間のデータだ。ほら他にも……」
クオーツモンが見せたのは他にも吸収された一般市民達。それを目の当たりにしたオメガモンは攻撃する事が出来ない。
戦う力のない一般市民を守る自分は、戦う力のない一般市民を攻撃する事が出来ない。しかし、攻撃しないとクオーツモンは倒せない。そのジレンマに悩んでいるのだ。
『ここは何処? 誰か助けて!』
『怖いよ~!』
『出してくれ!』
「おのれ……何て外道な!」
オメガモンは耐えている。『Omega-Gain-Force(オメガ・イン・フォース)』が指し示す未来。それがオメガモンにクオーツモンに攻撃するという選択肢を促している。
クオーツモンの手の平に現れた一般市民の顔。彼らから救いを求める声と、恐怖や不安を伝える声が聞こえて来る。どうにかしたくてもどうにも出来ないこの状況。それに対して何も出来ない自分が腹立たしい。それがオメガモンの内心。
「生きたままデータ化されたと言うのか……!」
「そうだ。データは生きたまま新鮮さを保たないと意味がない。皆ここにいるぞ?」
「止めろーーーー!!!!」
クオーツモンは触手を無数伸ばしながら吸収した人間の顔を見せながら、触手を変形させて木の枝のように枝分かれさせる。
何も出来ない自分への腹立たしさと吸収された人々の声。それらに耐え切れず、オメガモンは叫び声を上げるしかない。
「さぁ私を攻撃してみろ……だが私に攻撃をすれば、私の中にいる人間やデジモン達が苦しみ、傷付く事となる。私と共に死の恐怖を味わう事となる」
「クッ……」
「どうした? 其方から来ないのなら私から行くぞ!」
吸収した人間の顔を見せている触手で攻撃するクオーツモン。その攻撃を迎撃・防御する事はオメガモンには出来なかった。
人質作戦という絡め手を使う事でクオーツモンはオメガモンに勝利した。負けたオメガモンはデータの海に沈み、そのまま海中深く沈んでいくしかなかった。
ーーーーーーーーー
クオーツモンによってデータの海に沈められたオメガモン。一真の姿に戻ってしまい、次第に身体がデータ粒子となっている。そう簡単にデータ化されないのは何とか気合と根性で耐えているからだ。
自分は今クオーツモンの体内で消化されている真っ最中。その現実を認識しながら両手を見ている一真。進化する体力さえも無くなった彼はこのまま沈んでいく事しか出来ない。
―――自分はこのままクオーツモンの体内で消化されて消えてしまうのか。家族や仲間も救えず、一人孤独に死んでいくのか。そんなの僕は認めない!
弱気になった瞬間、一真の心臓もとい『電脳核(デジコア)』が鼓動を刻み始めた。同時に一真の全身から黄金の光が放たれた。
オメガモンに究極進化する時は純白の光を放つが、今回だけは違う。何かを感じる。まるで懐かしい何かを。自分の原点。何故オメガモンに憧れたのか。何故オメガモンが好きなのか。その答えを改めて思い出させられる。
―――僕がオメガモンを好きなのは、映画館で観て一目惚れしたからだ。神々しくて、美しくて、それでいて圧倒的に強い! ああいうヒーローに子供の頃憧れていたんだ!
一真の原点。彼の中のオメガモンのイメージ。それは『僕らのウォーゲーム!』に登場したオメガモン。原点にして頂点。別格とも言える存在。人類の味方。守護神。デジモンを超越したデジモン。
しかし、それは皆の頑張りが起こした奇跡。最後まで諦めない者だけにしか起こせない奇跡。そうした努力の果てに起きるべくして起きた物。
―――オメガモンになった時、一番の目標に掲げたんだ。あのオメガモンになるって、別格にして最強、原点にして頂点のオメガモンになるって誓ったんだ! だから少しでも近づきたくて、手を伸ばしたくて今まで努力して来たんだ!
一真は今まで数々の戦闘を経験し、努力を積み重ねて来た。その理由は『僕らのウォーゲーム!』に登場したオメガモンを超える為。その為に死んだ気になって努力を積み重ねて来た。全てはオメガモンとなった日に掲げた夢を叶える為。
次第に一真の心に流線形の闘志が戻って来た。この戦いに負けたくない。負けられない理由がある。人間界で今も戦っている皆の為に。勝利を信じて待っている両親の為に。そして無謀とも言える夢を掲げた自分自身の為に。
―――このまま終われない。終わりたくない。皆の為にも。仲間の為にも。家族の為にも。世界の為にも。まだ止まれない。止まりたくない。なぁオメガモン。君だってこのまま終わりたくないだろう?
―――あぁ、一真殿。私もまだ終わりたくない。私は戦える。戦う気力がある限り、負けたとは言えない!」
―――それじゃあ行きますか! これが最後の戦いだ。行けるかオメガモン?
―――勿論だ! 一真殿も行けるか?
―――あぁ。僕は最後まで諦めない。最後の一瞬まで……命、燃やすぜ!
一真の頭部に残っていた黒髪が銀色に染まり、左目が空色に染まる。これで完全なる“デジモン化”が完了した。それに構う事なく、身を覆い尽くす程の眩い黄金の光の奔流の中で、空色の瞳を輝かせながら一真はオメガモンに超究極進化を行う。
姿を現したのは1体の聖騎士。全身を純白に輝く聖鎧で覆い尽くし、背中に内側が赤色で、外側が白いマントを羽織り、右肩に蒼い肩当てを付け、右手にメタルガルルモンの頭部を象った籠手となり、左肩に勇気の紋章を象った黄金の盾―『ブレイブシールドΩ』を装備し、左手がウォーグレイモンの頭部を象った籠手となっている。
「オメガモン!!!」
その聖騎士の名前はオメガモン。平和を願う人々の強い意志によって誕生した聖騎士。人間界の最後の希望が今ここに復活した。
絶体絶命の危機にも関わらず、絶対に諦める事を知らない八神一真。例え自分が人間でなくなっても、完全なオメガモンになったとしても守りたい物がある。自らの正義と信念を貫く為、この戦いに終止符を打つ為、一真は負けられない戦いに自ら完全なる“デジモン化”を受け入れた。
ーーーーーーーーー
『Omega-Gain-Force(オメガ・イン・フォース)』。胸部の紅い宝玉を輝かせてもう1度発動させると共に、全身に黄金に輝く聖鎧として身に纏うオメガモン。オメガシャウトモンの公式設定の応用だ。
クオーツモンの体内を超神速のスピードで突き進んでいく。目的地はクオーツモンの中心核。『Omega-Gain-Force(オメガ・イン・フォース)』によって、直接脳内に伝達される予測結果。指し示す未来。その実現に向けてオメガモンは突き進む。
「これか!」
辿り着いたクオーツモンの中心核。それは緑色の巨大な球体。醜悪としか言えない本体に比べて、中心核は意外とシンプルで綺麗に見える。
オメガモンは迷う事なくクオーツモンの中心核に突入する。そこに見えたのは漆黒の長方形のような形をした物体。それがクオーツモンの『電脳核(デジコア)』。
しかし、それは無数の緑色の長方形のような形をした物体によって覆い尽くされてしまう。つまりは隠されたという事だ。
「馬鹿な!? お前はあの時データの海に沈めた筈! 進化も解除されたのに、どうして復活したんだ!?」
「昔から往生際だけは悪いのでな!!」
「ならばこれはどうだ!」
オメガモンの目の前に出現したクオーツモンの本体は驚いた。先程自分の攻撃でデータの海に沈め、しかも進化が解除された事をこの目で確認したにも関わらず、どうして復活する事が出来たのか。その現実を受け入れる事が出来ないでいる。
全ては一真が諦めず、自分自身で起こした奇跡。それを否定するように、クオーツモンは再び人質作戦に打って出た。周囲一帯に出現させた無数の緑色の長方形のような形をした物体。そこに吸収された人々の顔を出現させた。
「また同じ手か……」
「どうだ! これなら攻撃出来まい!」
「確かに先程までの私だったら攻撃する事は出来なかった。だが今の私は違う。もう私は迷わない。迷っている間に事態が悪くなる……戦う事でしか道が拓けないなら、私が切り拓く! 戦えない全ての人々の為に!」
オメガモンは言い放つと共に、左腕を力強く振るう。左手のウォーグレイモンの頭部を象った籠手。その口部分からグレイソードを出現させる。
クオーツモンの中心核に突入する直前、オメガモンは見ていた。『Omega-Gain-Force(オメガ・イン・フォース)』が指し示す可能性の1つを。それは完全に“デジクオーツ”と化した人間界。“デジクオーツ”と成り果てた地球。
自分がクオーツモンを倒せなかった・クオーツモンを攻撃する事を躊躇した事で訪れるであろう未来。それを回避する為、オメガモンは人間やデジモン達が苦しみ、傷付く事となる事を承知の上で、クオーツモンを攻撃しようとしている。
「良いのか!? 私を攻撃する事が何を意味しているのか分かっているのか!?」
「分かっている。だが神を殴り飛ばした喧嘩番長が言っていた。“傷付く事を恐れていたら、分かり合う事は出来ない”と。大兄貴、私は貴方の言葉に従う!」
「おのれ……ならば!……って何だと!? 個々のデータが勝手に動いた!? させるか!」
先程通用した人質作戦がもう通用しない。動揺が走るクオーツモンに更なる追い打ちがかかる。今までクオーツモンの中心核を構成していた無数のデータ。今まで1つに繋がっていたそれらが、突如として分裂を始めた。
予測不能の事態が立て続けに起こり、終いには自分自身と言う存在を維持する事が出来るかどうかという瀬戸際に追い詰められたクオーツモン。
個々のデータをオメガモンに向けて放って来た。それに対し、オメガモンはグレイソードを横薙ぎに構え、一閃してクオーツモンを構成していた個々のデータを跳ね返す。
「ウオオオオォォォォォォーーーーー!!!!!」
「馬鹿な!? グアアアアアァァァァァァァァッ!!!!!」
『いっけぇぇぇぇぇぇーーーーーー!!!!!』
自分を構成していた無数のデータの跳ね返し。その直撃を喰らったクオーツモンが苦痛に満ちた叫び声を上げる一方、人間とデジモン達の声援を受けながら、オメガモンはクオーツモンの『電脳核(デジコア)』がある中央に突入した。
オメガモンが真っ先に目にした物。漆黒に蠢くクオーツモンの『電脳核(デジコア)』。グレイソードを大上段に掲げ、刀身に生命エネルギーを流し込んで純白に光り輝く聖剣―『オメガソード』とした。
「止めろぉぉぉぉぉーーーーーーー!!!!!」
「だが断る! 『初期化(イニシャライズ)』!!!」
「グアァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーー!!!!!!」
クオーツモンの『電脳核(デジコア)』に向けて、グレイソードが振り下ろされた。その刀身に触れた部分。その構成データを初期化しながら消去が始まる。
オメガモンがその場から飛び上がると共に、人間界を書き換えていた“デジクオーツ”が初期化され、やがて消滅していった。
ーーーーーーーー
「オメガモンが勝った……!」
「終わったんだな!」
同じ頃、巻き戻した時間を食い止めている面々も“デジクオーツ”の初期化と消滅に気が付いていた。目の前に広がる“デジクオーツ”が消え去り、今日の朝まで存在していた人間界の景色が顔を出し始めたからだ。
既に大半の英雄達とデジモン達がベルフェモンが敷いた布団の中で眠っている。それ程までに全力を出し切った。『DEMON』と『セブンヘヴンズ』に至っては、その場に放心したかのように倒れ込んでいる。
最後まで残っていたのは残り僅かな面々。その中でパラティヌモンとアルファモンが喜びの声を上げていると、クオーツモンの体内から脱出したオメガモンが姿を現し、ゆっくりと降り立った。
「約束通り戻って来たぞ! クオーツモンを倒した! 皆は大丈夫?」
「大丈夫……と言いたいですけど、大半がお昼寝中なので何とも言えないです」
「オメガモン。君のおかげで世界は救われた。いや……皆のおかげだな。ここにいる皆の。時間と世界を越えてやって来た歴代の英雄の皆さん。共に戦ったデジモンの皆。俺達仲間……ここにいる皆が力を合わせたからクオーツモンを倒す事が出来た」
「そうだな。ここにいる皆が一つになって戦ったからクオーツモンを倒す事が出来た。皆はヒーローだ!」
「中でもオメガモンがスーパーヒーローだ! おい皆! 俺達の英雄、オメガモンを胴上げしようぜ!」
『わっしょい! わっしょい! わっしょい! わっしょい! わっしょい!』
大門大の言葉を切っ掛けに、アルファモン達はオメガモンの所に駆け寄って胴上げを始めた。威勢の良い掛け声と共に宙に舞い上がるオメガモン。その表情は柔らかく、何処か楽しそうに見える。
ただ何回か宙に舞い上がった後で全員が一斉に下がった為、地面に叩き付けられて文句をタラタラ言っていたのはご愛嬌だ。彼らを暖かく見守っているのは燦然と輝きを放つ太陽だったのは言うまでもない。
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この日の昼食はかつてない大盛況となった。『寿司処 王竜剣』では異世界の英雄達が大集合し、工藤優衣が握る極上寿司を堪能している。
八神太一とアグモン、石田ヤマトとガブモン、武之内空とピヨモン、泉光子郎とテントモン、太刀川 ミミとパルモン、城戸 丈とゴマモンの『デジモンアドベンチャー』組。この面々の中でお寿司が大好きなのは、食いしん坊のアグモンと普段からお魚を食べているゴマモンの2体だ。
本宮大輔とブイモン、井ノ上京とホークモン、火田伊織とアルマジモン、一乗寺賢とワームモン、高石タケルとパタモン、八神ヒカリとテイルモンの『デジモンアドベンチャー02』組。ここでは大輔とブイモンが沢山のお寿司を食べているが、そのテーブルにはオメガモン・Alter-Bが座っている。
「えぇっ!? じゃあAlter-Bはブラックウォーグレイモンだったの!?」
「そうだ。最初はブラックウォーグレイモンのまま復活したが、色々あってこの姿に究極進化した」
「進化出来たんだ……良かったね。やっと僕達の仲間になれたんだから」
「あぁ。やっと皆と一緒になれた。ありがとう」
元ブラックウォーグレイモンのオメガモン・Alter-B。彼は前世で関りのあったワームモンとお寿司を食べながら、この世界に来てからの事を話している。やっと皆と同じになり、仲間になる事が出来た。スタートラインに立って新しい道を歩み始めている。
それを暖かい雰囲気で見守る『デジモンアドベンチャー02』組。遠くで見ている一真は生粋のデジモンマニア。原作では観れなかった光景を見て号泣している。
別のテーブルに座っているのは『デジモンテイマーズ』組。松田啓人とギルモン、李健良とテリアモン、牧野留姫とレナモン、秋山遼とサイバードラモン。彼らの席にはベルゼブモンが座っている。
「そうなんだ、今ベルゼブモンは社長をしているんだ~」
「似合わねぇと今でも思っているけどよ、これはこれでありだと思っているぜ?」
啓人とベルゼブモンが話し込んでいる中、ギルモンは沢山のお寿司を、レナモンは稲荷寿司を食べている。何とも微笑ましい光景だ。
神原拓也、源輝二、織本泉、柴山純平、氷見友樹、源輝一の『デジモンフロンティア』組。彼らの座っているテーブルはかなり混沌としている。ルーチェモン・フォールダウンモード、デュナスモン、ロードナイトモンが座っているからだ。
『別個体がご迷惑をおかけして本当にすみませんでした!』
「い、いや……もう良いよ」
「そ、そうか……だがもし奴に会う機会があったら、制裁の『ブレス・オブ・ワイバーン』だな」
「全くだ。『聖騎士団(ロイヤルナイツ)』の恥晒しには、怒りの『アージェントフィアー』だ」
「こ、これが本来の『聖騎士団(ロイヤルナイツ)』なんだね……」
「2人が味方だったら心強かったのに……」
拓也達から別個体がやらかした事を聞き終えたデュナスモンとロードナイトモン。2体の聖騎士は土下座をし、別個体の代わりに謝罪する。それは拓也ですら頭を上げて欲しいと言うレベルの様式美があった。
それに加え、別個体に会ったら制裁をするとまで言っている。その様子に拓也達は若干引いている。その様子を眺めながら、ルーチェモン・フォールダウンモードは黙々とお寿司を食べている。
『デジモンフロンティア』組とは対照的に、『デジモンセイバーズ』組は家族みたいな一体感の雰囲気の中、食事と団欒をしている。
「いやぁ~やっぱり喧嘩の後に食べるお寿司はうめぇな!」
「兄貴大活躍だったな!」
「何か……前より強くなっていたよね?」
「マスター。貴方の考えは正しいです」
「私とクダモンは大の暴れっぷりを聞いてはいたが、実際に見たら言葉を失ったよ」
「流石としか言えなかったな」
大門大とアグモンが凄まじい勢いでお寿司を食べる中、トーマ・H・ノルシュタインとガオモン、薩摩とクダモンは大の強さに呆れて言葉を失っていた。
実は、『デジモンオールスターズ』の中で単独でデジモン撃破数が一番多いのは大門大だったのだ。普通にキメラモンやムゲンドラモンをぶん殴り、ヴェノムヴァンデモンやベリアルヴァンデモンを拳だけで倒す人外ぶりを発揮した。
明らかに以前より強くなっている大門大。シャイングレイモンをバーストモードに当たり前のようにさせている時点で何かがおかしい。
「へぇ~これを無料で譲ってくれるんだ!」
「うん。今日頑張ってくれたお礼だよ。これで快適な安眠を貴女に!」
「結構効くのよねこれ……」
「おれも欲しい……」
「拙者も……」
彼らのテーブルに座っているベルフェモン・スリープモード。淑乃とララモン、イクトとファルコモンに自身が開発した枕を売り込んでいる。
中でも賑やかなのは『デジモンクロスウォーズ』組。何故ならメンバーが一番多いからだ。工藤タイキと陽ノ本アカリ、剣ゼンジロウと蒼沼キリハ、天野ネネと天野ユウの天野姉弟。そして明石タギル。
デジモンもまた多い。シャウトモンとバリスタモンとドルルモン。スターモン&ピックモンズ。ベルゼブモン(クロスウォーズ)とメルヴァモン。スパロウモンとダメモン。グレイモン(クロスウォーズ)とメイルバードラモン。ガムドラモン。
他にも時計屋のおじさんとクロックモン、バグラモンとリリスモン。タクティモンとブラストモンとホーリーナイトモン。彼ら大人組は世間話に花を咲かせている。
別のテーブルにはウィザーモンとテイルモンとデーモン大暮閣下。そのまた別のテーブルにはアルフォースブイドラモン、デュークモンX、クレニアムモン、ドゥフトモンの『聖騎士団(ロイヤルナイツ)』。避難所にいた人間達も一緒だ。
「一真さん……貴方は完全に“デジモン化”してしまいましたか……」
「クオーツモンとの戦いでね……でもこれからも人間として、デジモンとして生きていけるから大丈夫さ」
目の前で楽しそうに話し、美味しそうにお寿司を食べている皆を眺めている一真とアルトリウス。一真の髪の色は完全に銀色となり、瞳の色も空色となった。完全な“デジモン化”が完了した。一真は身も心も完全なデジモンとなってしまった。
その事実に悲しみを覚えるアルトリウスに、一真は優しく微笑みかける。人間の頃の記憶や人格は残っている為、人間の姿でいる間は八神一真として生きていく事が出来る。
「はい。またこれから新しい戦いが始まりますね……」
「あぁ。でも今はこの宴を楽しもうよ」
アルトリウスは先を見ていた。今日はこのまま休みとなったが、また明日から新しい仕事が待っている。新しい戦いも起きるだろう。
それに頷きながら、一真はアルトリウスに『現在(いま)』を楽しもうと提案する。それに頷いたアルトリウスは笑顔を浮かべ、一真と談笑をしながらお寿司を食べ続けた。
LAST ALLIANCEです。今回も本編に出たデジモンや内容の裏話を話していきます。
・最終決戦
たった一人の最終決戦(ドラゴ〇ボールではありませんが)。
オメガモン=最後の切り札。名前的な意味もあって。
・最初のクオーツモンとのやり取り。
『仮面ライダーディケイド』のアギトの世界のやり取りを参考にしました。
何だかんだで好きですよ、ディケイド。
でもオリジナルに対するリスペクトが足りない所は絶対に許さない!
・特殊能力に抗う
クオーツモンに攻撃しろという促しと、一般市民に攻撃出来ない感情のせめぎ合い。
一度は負けましたが、これがオメガモンの強さです。
・仕切り線
今回から場面転換として仕切り線を入れました。
見にくかったら感想で一言お願いします。或いは代替案を。
・一真の原点
『僕らのウォーゲーム!』に登場したオメガモンへの憧れ。
デジモンファンなら誰しも同感する筈。
一真の中でのオメガモンの絶対的なイメージであり、目標でもあります。
・”デジモン化”完了
ついにデジモンとなってしまいました……イメージで言うと、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のグレイズ・アインや、『機動戦士ガンダムUC』の真ユニコーンガンダムでしょうか。
・賑やかな昼食
”電脳現象調査保安局”の食堂を貸し切っての祝勝会。
原作アニメと関連した顔合わせもチラホラありますが、ファンサービスです。
裏話はこんな感じにします。今回で第1章は終わりとなります。
途中から原作に基づいた内容になりましたが、何だか好評だったのでこの調子で第2章も突き進みたいです。第2章は完全オリジナルになるので、投稿速度は以前より落ちます。でも良い話を書けるように頑張りますので、皆さん引き続きよろしくお願いします。
皆さん。よろしければ感想・評価の方よろしくお願いします。
あたたかい感想とか前向きなコメント、アドバイスやモチベーションが上がるような応援メッセージや高評価を頂くと、作者のやる気が超進化します。
それでは第2章をお楽しみに。LAST ALLIANCEでした!
次回予告
”デジクオーツ”事件から1年後。人間界・デジタルワールド共に新たなる動きがあった。
一体何処で何が起きたのか。そして今何が起きているのか。
一真達を取り巻く状況・変化した物とは?
第27話 新たなる予兆