因みに、ヒロインは文。
ちなみにこの話はただの紹介なので飛ばしてOKです。
こんにちは、俺は鴉天狗の鞍馬天鴎。
俺はスーパー脳筋で名高い、鞍馬天狗のボスである鞍馬僧正坊の孫でもある。
俺は妖怪の山に最近一人で引っ越してきた。
なんでも、鞍馬と幻想郷の天狗との友好を深めるために実施された交換留学生みたいな物に俺が選ばれてしまったらしく、引っ越しを余儀なくされたのだ。
しかしそこで、俺は奇跡的に平和なスローライフを送れていたりする。
ほんとに、何で鞍馬天狗と妖怪の山の天狗達が喧嘩せずにここまで無事に交流できているのか不思議でしかたない。
まあ、予想はついているが。
多分、これは八雲紫のおかげだろう。
もともと、幻想郷でも絶大な力を持つ古参の大妖怪だ。
その発言力は主に妖怪の山の天狗に大きく影響を及ぼしたのだろう。
鞍馬側に影響は‥…ないな。
逆に、八雲紫を近所の子供扱いしている節があるな。
中身は子供とかそんな歳はとっくに過ぎているが。
ま、そんなことはさておき俺のスローライフを紹介したいと思う。
男の1日など知りたくはないと思うが、そうしないと話しが進まないんでな。
まず、朝6時、起床
俺はこの時間に目が覚める。
本当はもっと遅くまで寝ていたいのだが、自家栽培してる野菜を見ないといけないので、毎朝ふらふらとする足と霞む視界の中、野菜をいじっている。
朝6時半、二度寝。
だってぇ~、眠いし~、朝は弱いし~、起きてられないだもの~。
…止めよこの口調。
次、7時半、起床。
やはり、霞む視界の中朝飯を作り始める。
様子を見にきた親族には、目が閉じている用にしか見えないのに、高速で手元が動いていてビビったとコメントしてくれた。
解せぬ。
朝8時、日課の鍛錬を開始。
この鍛錬の内容はただだに木刀を振るだけ。
が、こういうのは、爪の先まで意識して、自身の理想のイメージに近づかせれば、ただ木刀を振り回すより全然鍛錬の結果が違ったりするし、適当にはできないものだ。
朝9時、武器の手入れ&洗濯。
武器の手入れは流石に毎日してるから、時間はそこまで掛からないが、自身の命を預ける物だから丁寧に手入れする。
洗濯は一人暮らしなのですぐに終わる。
朝10時、文が飛んでくる。
来る時間にはバラつきがあるが、だいたいこの時間。俺が此処に来た理由の妖術に関する事を教えてもらう。
ちなみに、文がこの時間にくるのはあわよくば飯を食わせて貰おうとか思ってるからだ。
自分で作れよそれぐらい。
朝11時、飯の準備をしながらの妖術講座。
昼飯は文の分も有るので二人分。時々はリクエストに答えたりもする。
…甘いかな、俺。
次来たとき、ビシッと言っておこう。
正午、昼飯だ。
まぁ、さっきはあんな事言ったが正直言って、誰かと食卓を囲めるのは俺としては結構嬉しかったりする。
だが、度かすぎる程に図々しく飯をたかるのであれば鉄拳制裁を下すが。
午後3時、この時間まで妖術講座は行われる。全体としては3時間半と言ったところ。
短いように思えるかもしれないが、こちらはそもそも基本的な寿命から違う妖怪だ。これぐらいで良かったりする。
午後4時、遅い時間の家事を始める。
家の掃除などは妖術を使う。習ったばかりの頃に妖術を使おうとしていて、最初はてこずったが、今は普通にするよりも早く終わらせる事ができるように成った。
結構便利。
後、文は妖術講座が終わったら帰ったりする事もあるが、最近は基本的に家でまったりとしている。
結構気まぐれ。
勿論、夕飯もたかっていく。
午後5時、夕飯の準備をしながら、やはり家事をする。
昼飯同様、文は夕飯も食っていくので二人分用意する。
午後6時、夕飯。
こちらも昼飯同様、文と食卓を囲む。文の食いっぷりはとても良いので、作る側としては嬉しい。
午後7時、食後の運動。
夕飯の後、少しまったりとしてから鍛錬を開始する。足元がよく見えない中でするのは、視覚に頼れない分とても良い鍛錬になる。
文からは、暗闇の中で木刀が出す音が刹那の間に何回も鳴りすぎてもう意味が分からないといわれた。
解せぬ。
ちなみに、これぐらいの時間に文は帰る。
午後8時、風呂とかなので、説明は要らんだろう。
午後9時、妖術の鍛錬。
だいたい午後10時ぐらいまで適当にやる。
午後11時就寝。
というようなサイクルで俺は生活している。
比較的、マトモな生活を送れているだろう。俺も結構満足できる生活を送っている。
ん?
何でこんなドコにでも有りそうな生活を紹介したかって?
それは、この生活が…俺の中で革新的だったからだ。
それ程までに鞍馬の生活は酷い。このようなまともな生活を送る者がどれだけいたか。いや、いたか?
ま、まぁ、鍛錬にのめり込んでいるものはヤバい。日程がヤバい。
幻想郷に来てから少しはマシになったが、それでもだ。
例として、幻想郷にくる前の鞍馬天狗の一番酷い日程を教えよう。
午前4時、起床。そして鍛錬。
この時はただひたすら素振りを行う。より無駄なく、誰よりも速くと延々と木刀と呼んでいるそこら辺の大岩よりも重い剣を振るっている。
午後6時、30分休憩。
この時間に朝食を済ませる。そして瞑想に入る。何でも短期間に体を回復させるのも鍛錬の一環だとか。
正午、6時半から続いた鍛錬に一息入れおわったら午前の鍛錬。午前の鍛錬は体を使った実戦想定の鍛錬だ。走法や歩法をここで鍛錬する。
休憩の仕方はさっきと同じ。
午後6時、これまた阿呆な程続く鍛錬に一息をいれる。
午後は実際に試合をしたり、物をスパスパ斬ったりする。
基本、鞍馬が森で鍛錬すれば切り株に成ってない木はほぼ存在しないと考えていい。
深夜2時、軽い休憩として、二時間の休み。
そして、ほぼ全ての鞍馬天狗は座ったまま、精神集中を途切れさせないまま就寝する。
殺気を当てれば、すぐさま刀を抜いて斬りかかってくるだろう。
だいたい、こんな日程になっている。
だが、本当の馬鹿はそもそも休憩を入れずに、鍛錬をマジの意味でオールデイする。
そもそも、食事もいらないし睡眠もそうだ。
基本、鍛錬しかしていないような種族である。
それに誰も疑問を持たないのだから、この中には戦闘狂しか存在しない。一応、研究職もいるが。
兎に角、俺は感動したのだ。あんな修行地獄から解放されて。
鞍馬の血は恐ろしい物で、修行地獄に苦を感じる事はなく、逆に気づいたら修行にのめり込んでいる。そして副次効果として、理性がどんどん薄れていくのだ。常識という理性が。
本当に幻想郷に来て良かった。
同族の皆もここに来てからは普通に畑仕事とかし始めてまともになってきたし。
これらの説明から、鞍馬の異常性を伝えられたら俺は嬉しいと思う。
鞍馬天狗は筆舌に尽くしがたいが、生温い戦闘種族ではない。
鞍馬天狗…マジ恐ろしや。
終わらすのが難しい。
ちょっとグダッタ。