やはり、寄せ集めの青春ラブコメは間違っている 作:苦土重焼燐
八幡「で、スタバですか……」
適当にぶらつく様な話をしていたが、お互い会話らしい会話もなく、ちょっと歩き疲れたかな、そう思ったタイミングであーしさんが声をあげた『スタバにしよ』、で今に至るわけである。
間違っても、『スタバにしよ?』と聞かれた訳ではない。
自分の中で解決した言葉が、思わず口から漏れてしまった様な感じだった。
三浦「なに、駄目なん?」
八幡「い、いやそんな訳では……」
俺の発言が不服だと感じたのか、あーしさんは只でさえ切れ長の瞳をより一層鋭くして、ギロリと俺を睨む。
そんな視線に耐えられる筈もなく、怯んでイマイチ弁解の続きを言葉として表す事が出来ない。
三浦「あんさぁ、アンタってなんで……」
八幡「なんだよ」
三浦が自分の髪をくるくると弄びながら、俺に何かを言おうとしたが口を噤み、それと同時に手の動きも静止する。
三浦「やっぱいいわ、なんであーしあんたと居るんだろ……」
八幡「すげぇ気になるけど、俺が一番知りたいから」
三浦「……はぁ……」
八幡「あの、まじまじ人を見て溜め息吐くと傷付くんだけど」
三浦「うっさい」ギロッ
八幡「あ、はい」
三浦「そもそも、あんたが雪ノ下さんとくっつけば隼人だってグループから抜ける事も無かったし」
八幡「それは知らねぇよ、奉仕部のメンバーはあくまでもメンバー。それ以上でも以下でもない、そこに恋愛感情が無かっただけだ。今更ながらそんな話をしても焼け石に水だ」
三浦「っはぁ……そうだけどさ……やっぱくるもんがあるし……」
最近、依頼も無く互いのプライベートなぞ関与していないから、詳しくは解らないがこの様子だと葉山は雪ノ下にアプローチをかけているのだろう。
八幡「葉山にでも振られたのか?」
三浦「まぁ、んなとこ。結構前だけどね」
八幡「成る程、吹っ切った今、新しいグループ作成と言ったところか」
三浦「あんたにも、多少世話になってるしね」
あーしさん具合が悪いのか?
普段なら、そんな事口が割けても言わないのに。
八幡「大体が依頼の範疇だ」
悪評が広まったり、色々居心地が悪くなったりもしたが、まぁ今では以前に戻ったくらいか、たまに耳に入る程度だから些細な事だ。
八幡「必要以上に俺と居ない方がお前らの為だ」
いつどこでまた、火が上がるか解ったもんじゃないからな。
寧ろ、このまま解放して戴きたい。
三浦「あーしが面白くないと思ったら追放するだけだし」
八幡「女王陛下……」
三浦「なんか言った?」
八幡「何も」
動揺を面に出さないようにしてただけで、内心『ひえっ><』って感じだった。
だって怖いんだもん……。
あーしさんはこれでやめとこう……
特に時系列を意識してないし、だらだらとなってしまうので……