東京
「今日は久し振りの東京だ!」
「千歌ちゃんはしゃぎ過ぎよ」
「だって、東京だよ?テンション上がらない訳ないじゃん!」
「もう・・・・・・」
「まぁまぁ、千歌ちゃんらしいから良いじゃん」
「曜ちゃんまで・・・・・」
今私達は、東京に来てる。来るのは音ノ木坂に行って以来だから、割と最近。
今回の目的は、バンドのライブを見ること。何でライブを見に行くことになったかと言うと、それは、今から1週間前・・・・・・
1週間前
「ねーねー皆!東京行こうよ!」
練習終わりに
「急に如何したの、千歌ちゃん?東京ならこの前行ったばかりじゃない」
「何か目的でもあるの?」
「よくぞ聞いてくれたね!曜ちゃん!実は・・・・・」
「実は?」
「バンドのライブを見に行きたいんだ!」
「「「「「「「「バンド?」」」」」」」」
千歌ちゃんから発せられた言葉は、私達に色んな意味で疑問を抱かせた。
「バンドって何ずら?」
「楽器を演奏する集団の事よ」
「何の楽器を使うの?」
「そうね、バンドによって色々あるけど、基本的にはギター、ベース、ドラム、キーボードと、歌を歌うボーカルで構成されているの」
こういう事には一番疎い花丸ちゃんに対して、鞠莉さんが丁寧に答えた。
「鞠莉、よく知ってるね」
「普段からよく色んなバンドの音楽を聴いているから、
「それにしても、何故
「実は、最近気になってるバンドが5つあって。その5つのバンドの合同ライブが、丁度来週の今日、東京でやるんですよ!」
「因みに聞くけど、その5つのバンドって、どんなバンドなの?」
「ふっふっふ・・・・・、それじゃあ教えてあげる!5つのバンドの魅力を!」
千歌ちゃんは得意気な様子で語り始めた。
「
千歌ちゃんは自分のパソコンで何かを調べると、パソコンを皆に見えるように向けた。
「パステル・・・・・、梨子ちゃん、此れ何て読むの?」
「えーと、パステルパレットね」
「そう!
「アイドルバンド?」
アイドルバンドと言う言葉なんて、初めて聞いた私は、千歌ちゃんにそう言った。
「事務所の意向で結成されたバンドで、曲はアイドルらしい可愛い曲が多いんだよ!」
「このバンド知ってる!人気急上昇中のアイドルバンドだよね?」
「私も、知ってますわ」
「そう言えば私も、この前音楽番組で見たよ」
ルビィちゃんとダイヤさん、曜ちゃんはそう言った。
「今や国民的人気のアイドルバンドだから、アイドル好きの2人は知ってると思ってたけど、まさか曜ちゃんも知ってるとは・・・・・、流石はパスパレだね!」
「パスパレ?」
「Pastel*Palettesの略称だよ」
「へぇ。で、他には?」
その後、千歌ちゃんから4つのバンドの説明を受けた。
名前から楽しそうな
その日は興味を持ったメンバー達も行くことになり、解散した。私は家に帰る
話を聞いて、バンドの事が気になった私は家に帰って調べた。
すると、幾つか見知った顔があった。一人は以前からやっているのは知ってたけど・・・・・・
「まさか、あの子達もやってるなんてね」
こうして、益々楽しみになったのだった。
そして今日に至る。
「あっ、
「シー、アイ、アール、シー、エル、イー?」
「
「流石梨子ちゃん!」
「曜ちゃん・・・・、此れ位読めないで
英語が読めない曜ちゃんに呆れつつ、私達はライブハウスに入った。
「此処がライブハウス・・・・・!」
入って早々、千歌ちゃんが目を輝かせた。
受付で代金を支払い、ライブステージのある部屋に向かった。
「凄い熱気ね・・・・・・」
「何だかテンション上がって来たー!」
「千歌ちゃん、テンションMAXだね」
「イェーーーーーイ!」
「鞠莉もアゲアゲみたいだね」
元々、東京に来て上がっていたテンションだったけど、ライブハウスの熱気を感じて、千歌ちゃんは更にテンションが上がったみたい。
私達のライブを見てくれた人たちも、こんな気持ちになってくれていたら嬉しいな。
そして、ライブが始まった。
ライブ終演後、私達はライブハウスの傍にあるカフェテリアで休憩していた。
「ちょーーー楽しかった!皆凄くキラキラしてた!」
「良かったね、千歌ちゃん」
「私も、柄にも無く楽しんでしまったわ」
あの子達の笑顔も見れたしね。
「私もですわ。こんなに心躍るライブは初めてです」
あのダイヤさんにもこんな言葉を言わせてしまうのだから、相当楽しかったのだろう。
実際、私も凄く楽しかった。
こうして、談笑している所に、誰かが
「ねぇ、其処の君達!ちょっといいかな?」
話し掛けて来たのは、さっき受付で会話をしたお姉さんだった。
「はい、何ですか?」
「君達、スクールアイドルのAqoursだよね?」
「そうですけど・・・・」
「ライブは楽しかった?」
「はい!凄く楽しかったです!」
千歌ちゃんが元気よく答えた。
「楽しんでくれたようで何よりだよ。それで突然だけど、バンドメンバー達に会ってみない?」
「えっ?」
「「「「「「「「「ええーーーーっ⁉」」」」」」」」」
行き成りの申し出に、私達は驚きの余り声を上げてしまった。
次回からストーリーが動き出す。