美食の島の赤龍帝〈リメイク〉   作:マスターM

11 / 42
レーティングゲーム開始!!

7日目の夜零は夜風に当たりに外に出ようとすると、テラスに灯りがついていたのでテラスに足を運んだ。

 

「リアスか」

テラスに居たのは赤いネグリジェ姿で紅の髪を一本に束眼鏡をかけていたリアスだった。

 

「あら?レイまだ起きていたの?」

 

「ああ、少し風に当たりたいと思ってな。それは?」

テーブルの上には何やら地図らしきものとフォーメーションなどが書き込まれて紙が置かれていた。

 

「・・・気休め程度だけどね。この本は問題じゃないけどライザー本人が一番問題なの」

 

「フェニックス、不死身か?」

 

「ええそうよ。でもライザーを倒す方法はあるわ」

 

「その方法とは?」

 

「2つあって、圧倒的な力で押し通すか、起き上がるたびに何度も何度も倒して相手の精神を潰すかよ」

 

「何だ簡単じゃねーか」

 

「え?」

 

「何のために今まで食義の修行をしたと思っているんだ?今のお前達ならアイツを何度でも倒せるだろ?それに俺がいる」

 

「そうね、そうよね私達は強くなった!『王』である私が疑ってどうするのよ。ありがとうレイ」

 

「どういたしまして。所で何でライザーの事を嫌っているっと言うか今回の縁談を拒否しているんだ?」

零は気になった事をリアスに聞いた。

 

「・・・私は『リアス・グレモリー』・・・でも誰もがグレモリーのリアスと見るの。私はグレモリーを抜きにして私を、リアスと見て愛してくれるヒトと一緒になりたいの。それが私の小さい夢・・・」

 

「叶えてやるよその夢」

 

「え?それって・・・」

 

「今回のゲームに勝てばいいだけだ。自信過剰ではないが俺が負けるとは思えん」

 

「確かにそうね。貴方が勝てなかったら誰も勝てないと思うし」

 

「ああ。それと俺は少なくともお前をリアス個人と見ているつもりだ。上級悪魔だかなんだか知らんが、その前にお前は一人の女でもある。女なら愛する者と添え遂げたいと思うのは普通だと思う。お前はお前だリアス。他の誰が言おうがお前はお前らしくしてればいいんだ。お前の敵は俺が倒して護ってやるよ。俺はお前の事結構好きだしな」

 

「ッ!!///」

護ってやると好きと言われリアスの顔は赤くなった。

 

「ん?どうした?顔真っ赤だぞ?」

 

「な、何でもないわよ///」

 

「?まあいい。明日からは調整に入るがいいか?」

 

「ええ。貴方に任せきりでごめんなさい」

 

「気にするな仲間なんだからな」

零はそう言いテラスを後にした。残されたリアスは先程の言葉を思い出してまた顔を赤くした。

 

(不死身か・・・ブランチの力はまだ完全にものに出来ていない。ここは力押しで行くか)

零は対ライザーの戦略を考えてから眠りについた。

 

最終日まで珍師範と千代指導の下、万全の状態に調整し当日に備えた。

 

 

 

決戦当日

零達はオカルト研究部の部室に集まっていた。アーシアはこのあと観覧席に向かう事になっている。全員食義の修行の成果で雑念は感じられず、リラックスしている。

開始十分前の深夜11時50分頃、部室に魔法陣が光りだしグレイフィアが現れた。

 

「皆さん準備はお済になられましたか?開始十分前です」

全員立ち上がるとグレイフィアは説明を始めた。

 

「開始時間になられましたら、ここの魔法陣から戦闘フィールドへ転送されます。場所は異空間に作られた戦闘用の世界。そこでどんな派手なことをしても構いません。使い捨ての空間なので思う存分のどうぞ」

 

「あーグレイフィアさん。食料を持ち込んでもいいですか?」

零はグレイフィアに質問した。

 

「少々お待ち下さい。聞いてみます」

そう言い転移し直ぐ戻って来た。

 

「大丈夫ですがドーピングの物は認められません」

 

「ああ大丈夫です。持っていくのはグルメアイランドの食材だからな」

 

「分かりました、伝えておきます。今回のレーティングゲームは両家の皆様も他の場所から中継でフィールドでの戦闘をご覧になります。また魔王ルシファー様も今回の一戦を拝見されておられます」

 

「お兄様が?・・・そう、お兄様が直接見られるのね」

 

「んん?リアスお前の兄は魔王なのか?」

 

「ええ。先の大戦で四大魔王は亡くなられ、今は強い者四人が新たな魔王となったの。お兄様の名はサーゼクス・ルシファー。『紅髪の魔王(クリムゾン・サタン)』と呼ばれているわ」

 

「成程な」

 

「そろそろ時間です。皆様、魔法陣のほうへ」

リアスの話を聞いて納得していると、グレイフィアに促され零達は魔法陣に集結した。

 

「なお、一度あちらへ移動しますと終了まで魔法陣での転移は不可能となります」

その言葉を最後に零達はレプリカの駒王学園の部室に転移した。

 

『皆様。この度グレモリー家、フェニックス家の「レーティングゲーム」の審判役(アービター)を担う事となりました、グレモリー家の使用人グレイフィアでございます』

 

グレイフィアの挨拶と説明を聞きゲームが始まった。

 

「さて始まったわね。今回のゲームはレイの策で行くわよ」

そう今回の作戦は零が考えたのだ。十日前の事で零を警戒していれば零を先に潰しにくると予想し、違う場合でも策を考えたのだ。

 

 

 

零は小猫と共に体育館に向かっていた。

体育館の裏口から入り演壇の裏側に隠れていると気配を感じた。

 

「・・・気配。敵」

小猫も遅れながら気配に気づいた。

体育館に居たのはチャイナドレスの『戦車』双子の『兵士』にミラの四人だった。

 

「・・・零先輩は『兵士』をお願いします。私は『戦車』を」

 

「OK。修行の成果を見せてもらうぞ」

 

「はい」

小猫頷き、相手と対峙し戦いが始まった。

 

「あの時はよくも!今度こそ倒してやる!!」

ミラが棍を構え、双子がチェーンソーを取り出した。

 

「「解体しまーす♪」」

双子が同時に仕掛けてきた。

 

「面白れぇ、それも人間の武器だな。俺も人間の武器を使おう。フォーク!!ナイフ!!」ガッキン!ズパッ!

左からのチェーンソーをフォークで受け止め、右のチェーンソーはナイフで切った。

 

「あー切れっちゃった!」

 

「お気に入りだったのに!!」

 

「正面がガラ空きよ!!」

双子が文句を言っている間にミラが仕掛けてきた。

 

「足が動けば十分だ。レッグナイフ!!」バガアァア

 

「ッ!!」

ミラは身の危険を感じ横にジャンプして避けた。レッグナイフは体育館を突き抜けた。

ミラと双子の『兵士』イル、ネルは零から離れ警戒した。

 

その頃小猫は相手の『戦車』雪蘭(シュエラン)に圧倒していた。

 

「くっ!?これ程とは」

 

「・・・隙ありです」

 

「な!?」

 

「・・・2連釘パンチ!!」

 

「ぐは・・・」

小猫は相手の一瞬の隙を突き、2連釘パンチを当てた。丁度その時にリアスから通信が入った。

 

『レイ、小猫、朱乃の準備が整ったわ』

 

「了解、行くぞ小猫」

 

「はい」

零と小猫は体育館から出た。

 

カッ!

一瞬の閃光。刹那。

ドォォォォオオオオオンッッ!!

轟音とともに巨大な雷の柱が体育館へ降り注いだ。体育館は根こそぎ消失した。

 

「撃破(テイク)」

 

「ナイスだ朱乃。食義で威力上がったな」

 

「ええ、零君とネオさん、珍先生と千代さんのお陰ですわ」

 

『ライザー・フェニックス様の「兵士」3名、「戦車」1名、戦闘不能!』

零と朱乃が話しているとグレイフィアの声がフィールドに響いた。その直後・・・

ドォンッッ!!と零と小猫がいる所が爆発した。

 

「ふふふ。獲物を狩るとき、獲物が何かをやり遂げた瞬間が一番隙だらけとなっていて、狩りやすいわ」

 

「残念ですが『爆発女王(ボムクイーン)』さん、零君達は無事ですわ」

 

「何を言って・・・」

 

「その通りだ」

 

「!!貴方どうやって・・・」

 

「″ジェットボイス″音速で移動しただけだ」

零はゼブラのジェットボイスを使い小猫を抱え爆発を逃れた。

 

「朱乃、小猫を連れて祐斗と合流しろ。次の手に備えろ」

 

「分かりましたわ」

 

「零先輩気をつけてください」

 

「ああ」

朱乃と小猫は祐斗に合流するため森に向かった。

 

「さて、全員出てきたらどうだ?」

 

「気づいていたのですね」

零の言葉にライザー以外の眷属全員が現れた。

 

「ああ、十日前の事で俺は警戒されると予想したんだ。そして早めに俺を潰そうとこちらの策が決まった瞬間攻撃してくると踏んだ訳だが見事に外したな。最後の手段として全員で討つって所か?」

 

「ええ、その通りですわ。お兄様は『たかが人間如きにそんな事しなくってもいい」と仰っていましたが、不安要素は取り除いた方が良いと言ったら、渋々認めて下さいましたわ」

 

「ん?お兄様?」

 

「この方はレイヴェル・フェニックス。ライザー様の妹君だ」

レイヴェルを紹介したのは顔に半分だけ仮面をつけた『戦車』のイザベラ。

 

「は?」

 

「ライザー様曰く、『妹をハーレムに入れる事は世間的にも意義がある。ほら、近親相姦っての?憧れたり、羨ましいがる者あ多いじゃん?まぁ、俺は妹萌えじゃないからカタチとして眷属悪魔ってことで』だそうだ」

 

「・・・あの鳥は本当の馬鹿で阿保で変態だ」

イザベラの言葉を聞き零はどうしょうもなく呆れた。

 

「さぁ坊やさっさと片付けてあげるわ」

『女王』ユーベルーナの言葉で全員構えた。零は髪留めを外した。

 

「さっさと片付けられるのはお前達だ。ヘアロック!」

 

「なっ!?」

 

「か、体が・・・」

 

「動かない!?」

 

「何をした!?」

 

「触覚でお前達の動きを止めただけだ。因みにその太さ約0.1ミクロン。一本で約300㎏の張力を持つ。今お前達は1tの力で拘束されているんだ。さぁこれで一気にきめてやる」ヴオ

零は息を吸い上に向かって吐き出した。

シェゴォォオオオオオ

 

「内部で反響を繰り返し増幅・・・さぁ落ちて来るぞ。音の落雷」

サンダーノイズ!!!

 

『キャアアアアアア!!!』

 

『ライザー・フェニックス様の「騎士」2名、「戦車」1名、「僧侶」1名、「兵士」5名、戦闘不能!』

サンダーノイズで『女王』の特性で耐えたユーベルーナと不死身のフェニックスであるレイヴェル以外が戦闘不能となった。




如何だったでしょうか?


感想、評価お願いします!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。