モニター室
ここモニター室には両家の悪魔達と魔王、サーゼクス・ルシファーがリアスとライザーのレーティングゲームを観戦していた。
「・・・彼は一体何者なんだ?」
先に口を開いたのはライザーの父親、フェニックス卿だった。
「彼はリアス様の協力者であり、今代の赤龍帝です」
フェニックス卿に答えたのはグレイフィアだった。
「だが彼は未だ赤龍帝の力は使っていない。赤龍帝の力は倍増だったはずだ。彼には他の力があるのかいグレイフィア?何より手刀でチェーンソーを切ることなど普通人間では出来ない所業だ」
次に聞いたのはリアスとサーゼクスの父親であるグレモリー卿。
「父上、彼はグルメアイランドの主らしいですよ」
「な、何だと!?」
サーゼクスの言葉はグレモリー卿はもちろん、その場にいる全員が驚いた。それもそのはず、悪魔達も調査のためグルメアイランドに行ったが猛獣と自然に襲われ逃げ出す程危険な場所だと認定されたのだ。そこの主と聞き驚かないわけない。
「お嬢様達は零様と零様の師匠達指導の元、十日間グルメアイランドで修行したみたいです。そしてその実力は・・・」
とそこで言葉を切り、画面に目線を移した。他の者達も画面に目を移すと驚きの光景が入ってきた。
零がユーベルーナ達に囲まれる少し前。ライザーは自ら出向きリアスに投降させようとした。
「リアスお前達では俺には勝てん。諦めて投降しろ」
「もう勝った気かしら?ライザー。私達はまだ諦めないわ。くらいなさい!!」
リアスは消滅の魔力を放ったがライザーは軽々避けた。
「君のそれは危険だが当たらなければいいだけだ。もっとも速さがなければ当たらないがな」
「油断大敵よ」
「あ?」ボンッ
「ぐわぁ!?」
「その魔力はコントロール出来るのよ」
そう先程撃った消滅の魔力は食義の習得でコントロールが可能となったのだ。
「クソガァ!!」
ライザーは怒りながら体を修復した。
「周りにも気を付けた方が良いわよ?」
「あん!?」
「魔剣創造(ソード・バース)」
「ぐほ・・・」
祐斗は無数の魔剣を創造しその魔剣はライザーの体を突き抜けた。
「食義を習得するまで、ここまでの魔剣は作れなかった・・・今なら聖剣にも対抗出来そうだ。零君に感謝しないとね」
祐斗は魔剣を両手にそう言った。
「あらあら凄いですわね」
「祐斗先輩も強くなっています」
そこに朱乃と小猫も合流した。
「おのれ~許さんぞ貴様ら!!」
ライザーは再生し祐斗達を睨みつけた。
「今度は私の番よ。朱乃達は下がってって」
リアスの言葉に頷き朱乃達は下がった。
「私の修行の成果見せてあげるわライザー。ルイン・フォックス!!」
リアスは食義の習得でコントロールが可能となりまた魔力を動物の形に出来るようになり、動かすことが可能となったのだ。因みに動物のモデルは九王達である。
九尾の狐型の魔力はライザーに襲い掛かった。
「この!」
ライザーは炎を投げるが魔力は炎を避け、ライザーに嚙みついた。
「まだまだよ、ルイン・スネイク!!ルイン・ウルフ!!」
次にリアスは蛇型でライザーを拘束し狼型で噛み砕いた。
「くそぉ!何だこの力は!?」
ライザーが再生を終えると放送が聞こえた。
『ライザー・フェニックス様の「騎士」2名、「戦車」1名、「僧侶」1名、「兵士」5名、戦闘不能!』
「は?」
ライザーには理解できなかった。一瞬でユーベルーナと恐らく妹のレイヴェル以外の全員がやられたことに。
「あはは・・・零君今度は何をしたんだろ?」
「零先輩の事ですから一網打尽の攻撃をしたと思います」
裕斗と小猫の言葉を聞きライザーは理解した。零がやったと。
「おいリアス!!アイツは一体何者なんだ!?」
ライザーはリアスに叫ぶ様に聞いた。
「レイは私の協力者であり今代の赤龍帝で・・・」
「グルメアイランドの主だ」
「き、貴様!?」
リアスの言葉に引き継ぐよう、零は裏のチャンネルをから出て来て答えた。
時間はサンダーノイズを落とした時まで遡る。
サンダーノイズを落として、髪留めを付けた零は目の前の2人を見た。
「『女王』とフェニックスは耐えたか」
ユーベルーナとレイヴェルは小瓶を取り出し一気に飲んだ。その瞬間傷が癒えた。
「それがフェニックスの涙か」
「ええそうですわ。ユーベルーナ!お兄様の援護を!!この方は危険ですわ!!」
「はい!!」
「行かせると思うか?」
零はユーベルーナの前に立ちふさがった。
「なんてな。ほら行けよ」
と思ったら零は道を譲った。
「何のつもりですか?」
「お前が今から行った所で意味はないからな」
「はい?」
「お前が行った後俺も向かう。お前が着いた時俺はすでに着いているからな」
「意味が分かりませんが、その選択を後悔しなさい」
そう言いユーベルーナは飛んで行った。
「貴方何者なのですの?ここまで強いとは思いませんでしたわ」
「俺は魔訶零。リアスの協力者で今代の赤龍帝でグルメアイランドの主だ。これで納得したか?」
「ええ十分です。赤龍帝だけでも凄いのにあの島の主とは、リアス様は強力な協力者を向かい入れていたようですね」
「まぁな。さて決着をつけに行くか」
零は裏のチャンネルを発動させリアス達の元に向かった。
「魔訶零、様・・・」
レイヴェルはこの時から零の事を意識し始めた。
零はリアスの声が聞こえ、引き継ぐ様に言った。
「グルメアイランドの主だ」
「き、貴様!?」
「ライザー様!!あの男は危険です!!今すぐリアス様を・・・っていつの間に!?」
零が出て来てからユーベルーナがやって来てライザーに忠告している最中に零を見つけた。
「これは裏のチャンネルと言ってなこれを発動させるには、グルメアイランドフルコース魚料理、肉料理、デザートを食べないといけないんだ。俺はメインとオードブル以外を食ったから発動出来るんだ。リアス達は『女王』を俺はこいつをやる」
「ええ」
「さて覚悟はいいか?今からお前を調理してやる」
「ほざけ人間が!!」
ライザーは巨大な炎の塊を投げてきた。
「熱毒砲!!」
零は炎を毒の熱で溶かした。
「コイツを食らえ。5連釘パンチ!!」ドドドドド
蒸気が発生しその間に裏のチャンネルを発動しライザーの後ろに移動し、5連の釘パンチを食らわした。
「ほら、まだいけるだろ?立てよ」
「ぐっ貴様ぁー」
「ほら次だ。ボイスカッター!!」
次にボイスカッターでライザーを千切りにした。そして再生する度に、フライングナイフ、フライングフォーク、レッグナイフ、レッグフォーク、ボイスミサイル、ポイズンライフルなどで何度も倒した。
「はあはあはあはあ・・・」
ライザーは既にボロボロで肩で息をしていた。
「中々根性あるじゃねーか。まだ心が折れないとはな」
零は未だ折れないライザーに感心していた。ライザーは懐からフェニックスの涙を二本取り出し一気に飲んだ。
「フハハハハハ!!これで俺の力は最高以上だ!!最早疲弊した貴様に勝ち目はない!!」
「(おいおい、フェニックスの涙は2個までだろ?何でアイツが2本持っているんだ?まさか俺達の分をくすねたのか?)ガッカリだ。俺も回復させてもらおうか」
零は裏のチャンネルに入れていたジュエルミート取り出し一気に食べた。すると零の体が輝きエネルギーが回復した。
「さて圧倒的な力なら・・・やるぞドライグ!」
『久々に喋れたぞ』
メタイぞドライグ!
「禁手!!!」
『Welsh(ウェルシュ) Dragon(ドラゴン) Balance(バランス) Breaker(ブレイカー)!!!!!!!』
零はブーステッド・ギア・スケイルメイルに覆われた。そして・・・
『BoostBoostBoostBoostBoost!!!Explosion!!』
五回の倍増をした。
『相棒全快以上の奴なら遠慮はいらんぞ』
「OK!!音速とネイルガンで決める!!」
「食らえぇぇぇ!!」
ライザーは巨大な炎を投げて来た。
「遅いな。ジェットボイス!!」
「き、貴様。わ、分かっているのか!この婚約は悪魔の未来の為に必要なんだぞ!?それを何も知らないお前が動向する様な事じゃないんだ!」
零が後ろに現れライザーは慌てふためいた。
「確かに俺は悪魔の事情など知らんが、一人の女の幸せを奪う婚約なら滅べばいいんだ!それで終わりだ!!30連音速ネイルガン!!」ズドン
零の30連音速ネイルガンを食らい、ライザーは気を失った。
『「王」ライザー・フェニックス様戦闘不能!!よってこのゲームリアス・グレモリー様の勝利』
レーシングゲームの決着が着いた。
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