モニター室
「フェニックス卿、今回の婚約、このような形になってしまい、大変申し訳ない。無礼承知で悪いのだが、今回の件は・・・」
「みなまで言わないで下さいグレモリー卿。純血悪魔同士いい婚約だったがどうやらお互いの欲が強すぎたようだ。お互いに純血種の孫がいるのに欲したのは悪魔ゆえの強欲か」
「・・・いえ、私もあの子に自分の欲を重ねすぎたのです」
「魔訶零君と言ったかな。彼に礼を言いたいね。息子に足りなかったのは敗北だ。アレは一族の才能を過信しすぎた。これは息子にとっていい勉強になっただろう。フェニックスは絶対ではない。これを学べただけでも今回の婚約は十分でしたよ。あなたの娘さんはいい関係者を得た」
「ええ。彼と話してみたいな」
「では父上とフェニックス卿も来ますか?」
「サーゼクスどういう事だ?」
「私も彼と話したいので、グレイフィアに彼を連れてくるよう頼んだのです」
グレモリー卿とフェニックス卿が零の事で話していると、サーゼクスが呼んだと言い、全員モニター室に待つ事になった。
『「王」ライザー・フェニックス様戦闘不能!!よってこのゲームリアス・グレモリー様の勝利』
時間はグレモリー卿とフェニックス卿が話していた同時刻
「レイ!!」
決着が着きリアスは零に抱き着いた。
「やったなリアス。これで〈チュ〉へぇ?」
零が喋っている途中、リアスが零の唇に触れるだけのキスをしてきた。
「ん。私のファーストキスよ。日本では、女の子が大切にするものよね?」
「そうだが何故俺に?」
「貴方にはそれだけの事をしてもらったから、これはそのお礼よ。いずれもっと大切なものを貴方にあげるわ」
「ははは。その時を楽しみにしている。帰るぞ」
「ええ」
「お待ち下さい」
帰ろうとしたらグレイフィアに止められた。
「どうしたのグレイフィア?何か用?」
「はい。サーゼクス様が零様をお呼びしています」
「お兄様が!?」
「ほぅ」
サーゼクスに呼ばれていると聞きリアスは驚き、零は口角を吊り上げた。
「ついて来てくれますか?」
「ああ。是非魔王に会ってみたい」
「私も行くわ!」
零とリアスはグレイフィアについて行き、サーゼクスと会う。
「やぁ!初めまして今代の赤龍帝、魔訶零君。君の戦い見させてもらったよ。君の実力は既に最上級悪魔に匹敵いや超えているね」
「魔王様にそう言われるとは、嬉しいです」
「ハハハ、無理に敬語を使わなくっても構わないよ。私の事はサーゼクスさんでいいよ。君はグルメアイランドの主だそうじゃないか。なら立場的には私と同じではないかな?」
「まぁ確かにそうだな。俺はグルメアイランドの主だからこそ、それ相応の態度を取らせてもらうぞ?」
「うんいいよ。後君に会いたいヒト達がいるんだ会ってくれるかい?」
「いいぞ」
「グレイフィア、呼んできてくれ」
「はい」
グレイフィアはグレモリー卿とフェニックス卿を呼びに退出した。
そして5分程で戻って来た。
「待たせたね。私はサーゼクスとリアスの父親の、ジオティクス・グレモリーだ。そしてこちらがライザー君の父君だ」
「今回息子が迷惑をかけたね。息子にはルール違反を起こした罰としてレーティングゲーム参加を禁止と言い渡すよ。それと息子に敗北を与えてくれてありがとう。いい経験が出来たと思うよ」
「俺は俺のやりたいようにやっただけだ。今回はリアスの夢を護る為に戦っただけだ」
「リアスの夢?」
リアスの夢と聞き聞き直したサーゼクス。
「リアスは言っていた。自分を『リアス』と見てくれるヒトと一緒になりたいと」
「「!!」」
「アンタ達からしたら悪魔の未来に関わる事だと思う。だが!一人の女の幸せを奪うなら滅びた方がマシだ!!」
「・・・君の言う通りだ。私はリアスの夢を奪うところだったよ。君には感謝してもしきれないな。なぁサーゼクス?」
「はい父上。私は魔王ゆえ悪魔の未来を考えないといけないと思っていましたが、零君の言葉で改めます。一個人の幸せ無くして悪魔の未来はない。今回の事は反省するべきことですね」
「そうだな」
零の言葉を聞き、サーゼクスとジオティクスは反省した。
「所で魔訶君」
「零でいいぞフェニックス卿よ」
「では零君。君が食べたあの光の肉の事を教えてくれないか?あの肉を食べた瞬間君の力が高まったのを感じたが・・・」
「あれは『宝石の肉(ジュエルミート)』俺の適合食材でフルコースの肉料理だ」
「適合食材?」
「フルコース?」
「これはリアス達にも説明したが、俺の体にはグルメ細胞と言う細胞があり、適合食材を食べれば細胞は進化し強くなる。フルコースとはオードブル(前菜)、スープ、魚料理、肉料理、主菜(メイン)、サラダ、デザート、ドリンクの8つの事で自身の生涯のメニューだな。それと今回確かに十日だったが、実際は裏のチャンネルという物を使い一日で五日程の時間で進め、一ヶ月以上修行したんだ」
零は、サーゼクス、グレイフィア、ジオティクス、フェニックス卿に説明した。
「成程。君の強さが分かったよ。グルメ細胞か・・・」
「それにしても十日間が一ヶ月以上の時間にするとは・・・島のフルコースは凄いな」
「リアスもフルコースを?」
「はいお兄様。私は肉料理とサラダが決まりました」
「ほぅ、何の食材だい?」
「ジュエルミートとオゾン草です」
「肉料理は零君と同じだね」
「してそのオゾン草とは?」
「標高数万メートル、雲の上にあるベジタブルスカイと言う天空野菜畑にある野菜の王様だ。特殊調理食材で食べるのには同時に2か所食べないといけない」
「あれ?でもあの時は一か所だけだったわよ?」
「あの時は少し特殊な調理を加えて一か所でも食べれる様にしたんだ」
「へ~」
「零君折り入って頼みがあるのだが」
「何だ?」
「息子の眷属達を預かってもらえないかな?」
フェニックス卿は零にライザーの眷属を預かってもらえないか頼んで来た。
「それはあいつ等を鍛えろと?」
「ああ。彼女達もまだまだ伸びると思うのだが」
「鍛えるのはいいが、覚悟がある奴だけだ。グルメアイランドは弱肉強食の世界、覚悟がない者は死あるのみだ」
「・・・分かった。彼女達に聞いてみるよ」
「覚悟が出来たのなら、3日後俺の自宅を訪ねろと伝えておけ」
「分かった」
「今度ゆっくり話そう、グルメアイランドの食材を用意しておく」
「ああ。また会おう零君」
零はサーゼクス達に別れの言葉を言い、リアスと共に部室に転移した。
零達は部室に戻った後にグルメアイランドに行き、レイナーレ達と共に勝利の宴会を開いた。
「零君圧倒的だったね」
「ホントよね。零様だけで相手全員を倒したようなものね」
「流石零様っす」
「自分も何時か零様のように・・・」
ライザーとのゲームはサーゼクス経由でグルメアイランドのレイナーレ達も見ていた。そして今見ていた感想を言った。
「当たり前だ!俺が負けると思うか?」
零の顔はほのかに赤くなっていた。
「ん?これは・・・」
「酒って書いていますわ・・・」
「もしかして・・・」
「酔っているの?」
そう零の周りには酒と書かれた瓶や樽が大量にあった。
「まだ酔ってねぇよ。あとお前達は飲むなよ?倒れるぞ。特に太陽酒(サマーウイスキー)はアルコール度数83度だからな」
「ちょ、ちょっと零君それ3本目よ!?大丈夫なの?」
「大丈夫だ。おつまみにチーズ白菜を食べているし、ウコンウンコを食べているから酔わねぇよ」
そう言い次々に酒を流し込んでいき、とうとう最後の一本になった。
「さーてこれで〆だ」
零が取り出したのは、ノッキングマスター次郎のフルコースのドリンク、ドッハムの湧き酒だった。
「これは柵の向こうの酒だ」
柵の向こうと聞き全員が反応した。
「今のリアス達の実力なら、あと数種類の食材が捕獲出来れば向こうに行けるかもしれないな」
「いよいよね」
「楽しみですわ」
「まあ先に修行だがな。祐斗と小猫は明日新しい技を教える」
「うん、よろしくね」
「・・・よろしくお願いします」
「そして何時か全員で島のフルコースを食べるぞ!!」
『うん!/はい!/ええ!』
この後も零の料理で宴会を楽しんだ。
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