聖剣
「・・・・・・」
「「「「・・・・・・」」」」
今リアス、朱乃、裕斗、小猫は正座されられている。リアス達の前には零が仁王立ちのまま無言でリアス達を見ている。
夕麻達堕天使組は「あーあ」と言う顔をしていて、ライザー眷属とティアマットは困惑してアーシアはおろおろしていた。
「・・・自分達の力を試そうとしたのか?」
「「「「はい・・・」」」」
「・・・ハッキリ言うが!食義に寒さと低酸素だけで″今のままで″はグルメ界入りは無理だ。その身で実感しただろう?」
「ええ。次郎さんがいなかったら私達は死んでいたわ」
「今後は俺の許可なしでグルメ界入りするのを禁じるいいな?」
「「「「はい・・・」」」」
「お前達もだぞ。特に夕麻」
『『『は、はいっ!!』』』
リアス達に釘を刺した零は夕麻達の方を向き、前歴のある夕麻と新参のライザー眷属にも釘を刺した。
「リアス達の罰はそうだな・・・精神的苦痛として教会の掃除だ。いいな?」
「「「「・・・はい」」」」
リアス達は受け入れるしかなかった。
教会には零を始め今回の罰の対象でもあるリアス、朱乃、裕斗、小猫。それに元々関係のあったアーシアと夕麻達堕天使達もいた。
ティアマットとライザー眷属はグルメアイランドでネオと特訓中である。
掃除中にこの教会の管理者であると思われる男性と男の子のような女の子の園児が写った写真を見つけた。その写真特に裕斗は男性の持つ剣を憎悪の目で見ていた。
「おい祐斗この剣がどうかしたのか?」
「・・・これは聖剣だよ」
その日以降裕斗の様子はおかしい。まるで少し前のリアスみたいだ。聞いても誤魔化して教えてくれないし、何だが危ぶい感じがする。
パン!
球技大会も終わりザーッと雨音に混じって乾いた音が響く。リアスが裕斗を叩いたからだ。
祐斗は競技中にボケっとしていて非協力的だった。
「裕斗最近変だがどうした?」
零は帰ろうとした裕斗に声を掛けた。
「キミには関係ないよ」
「そんなことはない。同じ食卓で飯を食べた仲間なんだ心配するだろう」
「仲間か」
「ああ」
「キミは熱いね。・・・零君、僕はねここのところ基本的な事を思いだしていたんだよ」
「基本的な事だと?」
「ああ、そうさ。僕が何のために戦っているか、を」
「リアスの為じゃないのか?」
「違うよ。僕は復讐の為に生きている。聖剣エクスカリバー。それを破壊するのが僕が戦う意味だ」
強い決意を秘めた表情で裕斗はそう言った。
裕斗は帰り道土砂降りの中、傘を差さずに歩いていると以前零によってボコられたフリードが聖剣エクスカリバーを持ち現れ交戦した。
裕斗がフリードと遭遇している時零はリアスから聖剣計画の事を聞いていた。
「クソだな教会の連中は。命を何だと思っているんだ」
零は話を聞き沸き立つ怒りを鎮めようと必死になっていた。零は転生の影響でトリコの感性が強い分、命の尊さを知っているからこそ怒りを抱いていた。
アーシアは教会がそんな事をしていると知りショックを受けた。
話を聞き零とアーシアは先に家に帰えった。すると家の前で白いローブのようなものを着込んだ2人組が立っていた。
「君はここの家の者か?」
「ああそうだが、お前達は?」
「此処ではなんだ中でいいかな?」
「ああいいぞ(アーシア、あの2人は恐らく教会の関係者だ。話は俺がするから部屋に居ろいいな?)」
(はい。分かりました。零さんも気をつけてくださいね)
(おう)
2人組を居間に案内し普通のお茶を出した。
「それで用件はなんだ?」
「私達が用があるのはリアス・グレモリーだ。彼女はここに住んでいると聞いたのだが?」
「リアスならまだ学校だ。何でも生徒会長に大事な話があると言われてたが」
「そうか・・・」
「間が悪かったわね」
「ああ。恐らく私達の事を話しているのだろう」
「何の話が知らねえがリアスに何の用だ?教会の連中が」
「おや私達は教会の所属だとは言っていないが?」
「その恰好を見れば大抵は教会の人間だと分かるぞ」
「それもそうだな。所で君はリアス・グレモリーとはどのような関係なんだい?」
「俺はリアスの協力者だ。そう言えば名乗ってなかったな。俺は魔訶零だ」
「私はゼノヴィア・クァルタだ。カトリック教会に所属している」
「私は柴藤イリナ。プロテスタント教会に所属してるよ」
短めの青髪に緑色のメッシュを入れている女性から言い、その後栗毛ツインテールの女性も名乗った。
「さてリアスに用って事は、この町を縄張りにしている悪魔であるリアスに何だかの要求があるって事だろ?」
零の言葉に2人は驚いた。
「何故分かったのだい?」
「リアス達悪魔を殺すならこんなメンドクサイ事はしないだろ?だからだよ」
「君の言う通りだ。話はまたの機会にするよ」
「なら明日の放課後に尋ねてこい。話は俺が通しておく」
「助かるよ」
そう言い2人は帰って行った。
「もう大丈夫だぞ」
「零さん!」
零が部屋に入るとアーシアが抱き着いてきた。
「零さん大丈夫でしたか!?何処かお怪我していませんか!?」
アーシアはそう言い零の全身を隅々まで見て怪我がないか確認した。
「話しただけだ。それにあいつ等に後れを取るほど軟じゃない」
アーシアはその言葉で安心し、晩飯の支度に取り掛かった。
千代の手ほどきを受けアーシアの調理技術は既に(トリコ世界の)5つ星シェフを越えていた。零はアーシアなら確実に十星クラスまで行くと確信していた。
晩飯前に帰って来たリアスに零とアーシアは抱きしめられ零はリアスに話したことをそのまま話した。
そしてその翌日の放課後の部室にて会談が開かれようとしていた。
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