「ところでレイさっきの砥石は何なの?エクスカリバーを研ぐなんてただの砥石ではないわよね?」
ゼノヴィアとイリナが出て行った後、リアスが零に聞いた。
「ああ。これが今度リアス達に採って来てもらうメルクの星屑だ」
「これが!?」
「ああ。流石エクスカリバーだな結構粉が出た」
「「「「ゴクリ」」」」
「言っとくがやらんからな。次の修行が終わったら許可する」
「上等よ!!絶対にとって来るわ!!」
「頑張れよ」
「因みに零さん研ぐものは何ですか?」
「竜王デロウスの牙だ」
「え!?九王の一角の竜王ですの?」
「そうだ。デロウスの牙を研いでアーシア専用の包丁にする」
「はわわ!わ、私の包丁ですか!?い、今のでいいですよ!!」
「いや、アーシアは気づいていないけど、今のアーシアの調理技術はセツ婆と千代さんの半分位だ。この調子でいけばあの2人を越えるかもしれない」
「・・・凄いですアーシア先輩」
「はうぅ・・・わ、私なんかが恐れ多いです・・・」
「って事でメルクの星屑の前に裕斗をどうにかしないとな」
裕斗はゼノヴィアとイリナが出て行って直ぐにいなくなっていた。
休日零は小猫に呼ばれ駅前に向かった。なんでも零にお願いがあるそうで零一人で来て欲しいと言われた。
駅前に着くと小猫と会長眷属の『
「待たせたな小猫。それと何故匙も一緒なんだ?」
「暇そうだったので連れてきました」
「暇だったのか?」
「あ、ああ今日は生徒会の方も悪魔の方も特にする事なくって休みなんだ。で、俺は散歩してたら・・・」
「小猫と出会った訳だ」
「そうだ」
零は匙が居る理由を聞き納得した。
「呼んだ理由は裕斗の事か?」
「はい」
「ならやる事は一つだ」
「それは何ですか?」
「聖剣エクスカリバーの破壊許可を柴藤イリナとゼノヴィアからもらうんだ」
零の言葉に匙と小猫は目を丸くして驚いた。
「嫌だぁぁぁぁ!俺は帰るんだぁぁぁぁ!」
悲鳴をあげて逃げようとしている匙だが、小猫に捕まれ逃げられなくっていた。
零がエクスカリバー破壊作戦を提案すると、小猫はしばし考えてから協力を申し出た。
「魔訶なんで俺なんだよ!?」
「ここにいたからだ。なに、ただではない協力してくれるならグルメアイランドの食材で料理を作ってやる」
「!・・・で、でも会長にバレたら・・・」
「協力してくれたら私のオードブルをご馳走します」
「何なら俺のデザートもつけてやるぞ」
「ゴクリ・・・塔城のオードブルと魔訶のデザートってなんなんだよ?」
「小猫のオードブルはBBコーンと言うトウモロコシで、成熟したコーンはビルの高さ20階位に相当し、一粒だけでもバスケットボールより大きいんだ。これをポップコーンにすると100人前に相当する。圧倒的な香ばしさとコクがあり、一口食べたら食べるのを止められなくなるほどの食欲増進効果に優れているしろものだ」
「ゴク・・・」
零の話を聞き匙は喉をならした。
「次の俺のデザートは虹の実と言い気温や湿度によって七色に味を変え、口にすると体内で味が次々に変化する。また25メートルプールの水に果汁をたった1滴たらすだけでプールの水全てが芳醇なジュースに変わるほどの高い果汁濃度を持ち、蒸発した果汁は空気中に虹を作るほどだ。1個でそうだな5億の値が付くと思うぞ」
「ドバー」
匙は涎が滝のように出ていた。
「で?どうする協力するか?」
「ああ!協力するが先にどちらか食べさせてくれ!!」
「そうだなじゃグルメアイランドに行って食うか」
そう言い裏のチャンネルを使いグルメアイランドに向かった。この時匙はグルメアイランドの食材が楽しみで裏のチャンネルの事を聞かなかった。
グルメアイランドに到着した零達。今回は直接零の家に来た。
「お帰りなさいませ零様。塔城殿。そちらの方は初めてですね。私は零様配下の堕天使ドーナシークと申します」
「さ、匙元士郎です」
「ドーナシーク俺はBBコーンの調理に行ってくる。匙に何か適当な物でも出してくれ」
「畏まりました」
零はウール火山に向かった。
「な、なぁ塔城何で堕天使が此処にいるんだ?」
「アーシア先輩の時に色々ありまして、今は4人共此処に住んでいます」
「4人もいるのか!?「はい。後ライザー眷属も居ます」」
「はいぃぃぃ!!」
ガチャ
「なんだ騒動しい。ん?小猫どうしてここに?」
匙の叫び声を聞いてティアマットが入って来た。
「実は・・・という事なんです」
小猫は今までの経緯を話した。
「ほぅエクスカリバーか」
「ところで貴女は?」
「私は
「え?これってそんなに凄いの?」
「私と同じ五大龍王の一角だ」
「え?えええええええ!!?」
ティアマットの言葉に先程より大きな声で叫んだ。
ガチャ
「さっきから何よ。うるさいわよ」
「ってか誰すっか?」
「「誰?誰?」」
「侵入者か?」
叫び声を聞いて夕麻達も入って来た。
その後小猫が事情を説明し零の家にあるもので軽く昼食を取る事にした。
「いーな塔城達は。何時もこんな美味いもん食えて」
「私達もまだグルメアイランドの食材全部食べた事ないんですよ」
「特にグルメ界の食材はね」
「グルメ界?」
「そうっす。柵の向こうの事でとっても危険な所でその分美味しい物が沢山ある所っす」
「零を除いてここにいる奴等で強さだけなら、私だけがグルメ界に入れる」
「でもグルメ界は力だけでは攻略出来ないです。瞬時に特殊な気候や気象に身体が適応出来ないと駄目なんです」
「じゃ、今魔訶が向かったのはグルメ界なのか?」
「いいえ。零様が向かったのは北にあるウール火山なのでグルメ界ではありません」
ガチャ
「戻ったぞ。お、全員いるな丁度いい手伝ってくれ」
零が戻って来て全員が外に出た。
「ぎゃあぁぁぁあ!!なんじゃこれ!!!」
匙はスノーを見て驚いた。
「俺の相棒で家族のナインフォックスのスノーだ」
「コーン」ペロペロ
零が紹介するとスノーは匙に顔を近づけ舐めた。
「さぁBBコーンのポップコーンを喰うぞ!
『『『おお~~~!!』』』
「匙今からするのを真似てくれ。この世のすべての食材に感謝を込めて、いただきます!!」
『『『この世のすべての食材に感謝を込めて、いただきます!!』』』
「こ、この世のすべての食材に感謝を込めて、いただきます!!」
零の後に小猫達匙も続いて合掌しBBコーンのポップコーンを手に取った。
「す、すげぇデカさ・・・ポップコーンてより綿アメみたいだ・・・」
「すぅーはぁ~~香ばしい・・・揚げたてのコロッケみたい」
「はぁいきなり丸呑みしちゃったっす」
「美味しすぎて、すぐに飲み込んでしまう!!」
「噛むと風味が増しさらに深い味になったわ」
「喉越しもなめらかで、普段のポップコーンのようにひっかかる感じが全くない」
それぞれが感想を言いあっという間にポップコーンを食べ終えた。
「さて匙、俺達の本来の目的を遂行するぞ」
「おお分かった!俺に任せてくれ!!」
「なんかノリノリだな」
零は苦笑いでそう言った。
「当たり前だ!これが終わったらデザートが食えるんだからな!!」
「よし行くか。お前らも修行頑張れよ」
『『『はい!!』』』
零は夕麻達にそう言い匙と小猫を連れ駒王町に戻った。
駒王町に戻った零達はイリナとゼノヴィアを探してすぐに見つけた。見つけたが・・・
「えー、迷える子羊にお恵みを~」
「どうか、天に変わって哀れな私達にお慈悲をぉぉぉぉ!」
路頭で祈りを捧げる2人組。零達は一瞬声を掛けるか迷ったが声を掛ける事にした。
「うまい!日本の食事はうまいぞ!」
「あぁ〜これぞ、故郷の味!しかも流石高級店ね!」
あの後「飯食いに行くが、お前達もどうだ?」と訊くと一発で頷いた。最初グルメアイランドに行こうと思ったが堕天使組4人がいる為、節乃がオーナーを務める高級店に入った。そしてよっぽど空腹の2人と小猫と匙に好きなだけ奢った。
「で、私達に接触した理由は?」
「単刀直入に言う。エクスカリバー破壊に協力したい」
零の告白に2人は目を丸くさせて驚き、互いに見合わせた。
「そうだな。一本位任せてもいいだろう。破壊できるのであればね。ただし、そちらの正体がバレないようにしてくれ」
「ゼノヴィアはそう言っているがお前はそれでいいかイリナ?」
「ええ。貴方の力なら異論はないわ」
「お前達の上にはドラゴンとグルメアイランドの主の力を借りたと言っておけばいいだろう」
「ちょっと待てグルメアイランドの主だと?」
「まさか貴方が・・・」
「その通り。俺は今代の赤龍帝でもあり、グルメアイランドの主だ」
「驚きだ強いと思ったがまさかグルメアイランドの主とは」
「って事はグルメアイランドの食材を何時も食べてるの?」
「ああ」
「羨ましい・・・」
「俺はドラゴンの力を貸す。じゃあ、今回の俺のパートナーを呼ぶぞ」
零は裕斗に連絡を取り、裕斗は渋々共同作戦に参加した。
今零、裕斗、小猫、匙、イリナとゼノヴィアの6人の共同戦線が結成された。
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