美食の島の赤龍帝〈リメイク〉   作:マスターM

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堕天使幹部襲来!

「・・・エクスカリバー破壊って貴方達ね」

額に手を当て、極めて機嫌が悪いリアス。

あの後近くの公園に連れていかれ、零は立ったままだが、小猫と匙は噴水の前で正座させられた。

 

「サジ。貴方はこんなにも勝手な事をしていたのですね?本当に困った子です」

 

「あぅぅ・・・。す、すみません、会長・・・」

会長の方も冷たい表情で匙に詰め寄っていた。匙の顔色は危険なほど青い。

 

「それで裕斗はそのバルパーを追って行ったのね?」

 

「ああ。ゼノヴィアとイリナも一緒だと思う」

 

「あの2人にはどう接触したの?」

 

「路頭に迷っていた所に接触し近くにあったセツ婆の店で飯を奢っただけだ」

 

「えっ?ちょっと待って頂戴、セツ婆?もしかして節乃さんのお店?・・・小猫、貴女も食べたの?」

 

「・・・サジ?」

節乃の店と聞きリアスと会長はそれぞれ重たい声で小猫と匙に聞いた。小猫は躊躇いながら頷き、匙は更に顔を青くさせた。

 

「魔訶君、代金はどうしたのですか?」

代金の事を聞かれ小猫と匙はビクッと肩を震わせた。

 

「たったのこれくらいだったから、俺が全て出した」

と指を7本折った。

 

「こぉ~ねぇ~こぉ~‼︎」

 

「さぁ~じぃ~‼︎」

 

「あ、安心しろ7割はゼノヴィア達だから」

 

「逆に3割は小猫達なのね」

リアスが小猫の事を見ていると・・・

 

ベシッ!ベシッ!

 

「貴方には反省が必要ですね」

匙は会長に尻を叩かれていた。しかも会長の手には魔力が篭っていた。

 

「うわぁぁぁぁん!ゴメンなさいゴメンなさい!会長、許してくださぁぁぁい!」

 

「ダメです許しません。勝手な事をしただけではなく、私やリアスですら予約をする事が出来ない節乃さんのお店で食事をして、あまつさえ魔訶君に奢ってもらうとはどういう事ですか!罰としてお尻叩き二千回です」

ベシッ!ベシッ!

 

「零への罰は私達にご馳走を作る事。勿論私達のフルコース食材を使って」

 

「いいぞ。取り敢えず、これを先に食っとけ」

と裏のチャンネルからBBコーンのポップコーンを出した。

 

「ゼノヴィア達と会う前に作ったからまだ新鮮だぞ」

零の言葉に会長が反応した。

 

「・・・サジ?まさかと思いますが。グルメアイランドの食材を食べたのですか?」

会長の笑みは誰が見ても恐怖を抱くものだった。

 

「え~と・・・」

 

「正直に答えなさい‼︎」

 

「食べました‼︎めちゃ美味かったです‼︎」

 

「そうですか・・・お尻叩き千回追加です」

 

「うわぁぁぁん!許してください!!」

ベシッ!ベシッ!ベシッ!ベシッ!

 

 

 

「・・・使い魔を裕斗探索に出されたから、発見次第部員全員で迎えに行きましょう」

 

「ああ」

尻叩きされている匙を横目で見ながら解散し、各自家に戻った。

 

「「ただいま」」

 

「お、お帰りなさい零さん、部長さん」

2人を出迎えたアーシアはエプロン姿だった。だが肌の露出が必要以上に多いことから零はある可能性に辿り着いた。そして疲れたような声で聴いた。

 

「ハァ〜アーシア誰に聞いたそれ?」

 

「桐生さんからです。日本のキッチンに立つときには、は、裸にエプロンだって・・・は、恥ずかしいですけど・・・に、日本の文化に溶け込まないとダメですから。そ、それにちゃんと下に下着は着けてません。スースーしてます・・・あぅぅ」

よし桐生潰すと零は心の中でそう思った。ただでさえリアスに感化されエロい方に流される天然娘なんだしと思いリアスの方を向くと嫌な予感がした。

 

「成程、その手があったわね。少し待ってなさい。私もそれをやってみるわ!!」

 

「待て待て!張り合うんじゃねぇよ!!」

零はヘアロックでリアスの動きを封じた。

アーシアに服を着せ落ち着いてから夕食を食べた。

 

 

その日の深夜、零は知っている匂いがして目が覚めた。同時に凄いプレッシャーを感じリアスも目覚めた。

外に出るとフリードがいた。

 

「久しぶりだなクソ神父。また殴られに来たのか?」

零の問いかけにもフリードは嘲笑しながら肩をすくめるだけだった。

それと同時にプレッシャーのもとに気付き空を見上げた。そこには月をバックに空に浮かんでいる者。

 

「はじめましてかな、グレモリー家の娘。紅髪が忌々しい兄君を思い出して反吐がでそうだよ」

その者は挑発的な物言いでリアスに言った。

 

「ごきげんよう、堕ちた天使の幹部━━コカビエル。私の名前はリアス・グレモリーよ」

 

「こいつは土産だ」

コカビエルが投げてきたのはフリードを追いかけた柴藤イリナだった。ボロボロだったイリナを零はアーシアに渡し治療させた。

 

「俺達のアジトまで来たのでな、それなりの歓迎をした。二匹逃したがな」

零がイリナの方を見るとエクスカリバーを持っていない事に気付いた。

 

「魔王と交渉などというバカげたことはしない。まぁ、妹を犯してから殺せば、サーゼクスやセラフォルーの激情が俺に向けられるのかもしれないな。それも悪くない」

リアスは侮蔑したような目でコカビエルを睨む。

 

「・・・それで、私との接触は何が目的かしら?」

 

「お前の根城である駒王学園を中心にこの町で暴れさしてもらうぞ。そうすればサーゼクス達も出てくるだろう?」

 

「様は戦争の続きがしたい為エクスカリバーを盗んだって事か」

 

「そうだ!俺は三つ巴の戦争が終わってから退屈で退屈で仕方がなかった!アザゼルもシェムハザも次の戦争に消極的でな。だから俺はお前の根城で聖剣をめぐる戦いをさせてもらうぞ、リアス・グレモリー。戦争をするためにな!サーゼクスの妹とレヴィアタンの妹の通う学び舎だ。戦場としては丁度いい」

 

「ひゃははは!最高でしょ?俺のボスって。イカレ具合が素敵に最高でさ。俺もついつい張りきっちゃうのよぉ。こんなご褒美までくれるしね」

フリードが取り出したのはエクスカリバーだった。しかも両手に一本ずつ、腰にも二本帯剣している。

 

「右のが『天閃の聖剣《エクスカリバー・ラピッドリィ》』、左のが『夢幻の聖剣《エクスカリバー・ナイトメア》』、腰のは『透明の聖剣《エクスカリバー・トランスペアレンシー》』でございます。ついでにその娘さんから『擬態の聖剣《エクスカリバー・ミミック》』もゲットしちゃいました!もう1人の女の子が持っている『破壊の聖剣《エクスカリバー・ディストラクション》』もゲットしたいところですなぁ」

 

「エクスカリバーをどうする気なの!?」

 

「ハハハ!戦争をしよう、魔王サーゼクス・ルシファーの妹リアス・グレモリーよ!」

リアスが問うがコカビエルは十枚の翼を羽ばたかせ学園の方に向かった。

 

「レイ!学園に向かうわよ!」

 

「おう!」

堕天使幹部との大決戦が始まろうとしていた。




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