美食の島の赤龍帝〈リメイク〉   作:マスターM

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騎士(ナイト)』の決着

「バルパー・ガリレイ。貴方を滅ぼさない限り、第二、第三の僕達の生を無視される」

 

「ふん。研究に犠牲はつきものだと昔から言うではないか」

光りが治まり裕斗は立ち上がりバルパーに向き合って言った。

 

「裕斗。今こそ過去との決着を付けろ!お前なら出来る!」

 

「裕斗!やりなさい!自分で決着を付けるのエクスカリバーを越えなさい!貴方はこのリアス・グレモリーの眷属なのだから!私の『騎士』はエクスカリバー如きに負けはしないわ!」

 

「裕斗くん!信じてますわよ!」

 

「・・・裕斗先輩!」

 

「ファイトです!」

零君、リアス部長、朱乃さん、小猫ちゃん、アーシアさん。皆。ありがとう。

 

「僕は剣になる。部長、仲間達の剣となる!今こそ僕の想いに答えてくれッ! 魔剣創造(ソード・バース)ッッ!!」

僕の 神器(セイクリッド・ギア)と同士の魂が混ざり合う。同調し、カタチをなしていく。

魔まる力と聖なる力が融合していった。

 

「━ 禁手(バランス・ブレイカー) 双覇の聖魔剣(ソード・オブ・ビトレイヤー)』。更に」

裕斗の手元に現れたのは、神々しい輝きと禍々しいオーラを放つ一本の剣だった。更に裕斗はその剣に重ねる様に竜王を置くと更に光が強くなり、治まると剣は刀の形になっていた。

 

「聖魔刀・〝竜帝〟。聖と魔を有する刀の力、その身で受け止めるといい」

僕はフリード目掛けて走り出した。

 

ガキィィィン!

 

僕の一撃はフリードの左腕の防具で受け止められた。自画自賛じゃないけど、聖魔刀なら切れると思ったけど、予想外だ。

 

「危ねぇ危ねぇ。この防具じゃなかったら斬られてたね。これをくれた″ブルー″って人に感謝だね~」

 

「・・・おい、それはコカビエルから貰った物じゃないのか?」

 

「全然違いますよ~。顔はフードで見えなかったですけど、ブルーって名乗ってましたよ。それにこの防具はそんじょそこらの防具なんかと全然違いますよ~なんせあのグルメアイランドの猛獣から作られた防具なんですから~。その人曰く『生きた魚雷と呼ばれる海の暴れ亀、「クラッシュタートル」で甲羅の強度と耐久性の高さは指折りで、鉄の数倍の硬度を誇り剛性や靭性にも優れてる』らしいですよ~」

零から問われた事を自慢するかの様に答えてからフリードは統合されたエクスカリバーの能力を使い裕斗に襲い掛かったが裕斗はフリードの攻撃を全ていなし鍔迫り合いになる。

 

「そうだ。そのままにしておけよ」

横殴りにゼノヴィアが介入してくる。左手に聖剣を持ち、右手を宙に広げた。

 

「ペトロ、バシレイオス、ディオニュシウス、そして聖母マリアよ。我が声に耳を傾けてくれ。その刃に宿りしセイントの御名において、我は解放する。デュランダル!」

空間が歪みその中心にゼノヴィアが手を入れ引き出したのは、エクスカリバーに並ぶほど有名な聖剣デュランダルだった。

 

「デュランダルだと!」

 

「貴様、エクスカリバーの使い手ではなかったのか!」

これにはバルパーばかりか、コカビエルもさすがに驚きを隠しきれない様子だった。

 

「イリナ達現存する人工聖剣使いと違って私は数少ない天然ものだ。デュランダルは想像を遥かに超える暴君でね、異空間に閉じ込めておかないと危険極まりないのさ。使い手の私ですら手に余る剣だ。さて、フリード・セルゼン。お前のおかげでエクスカリバーとデュランダルの頂上決戦が出来る。一太刀目で死んでくれるなよ?せいぜいエクスカリバーの力を存分に揮うことだ!」

裕斗の聖魔刀と同等のオーラを纏ったデュランダルが振り下ろされるが防具でガードされる。

 

「むう。このデュランダルで斬れないとはなかなか固いな」

 

「いくらデュランダルでもこの最強の防具は斬れないぜ!」

 

「ゼノヴィア頼みがある」

フリードからいったん距離を取った裕斗はゼノヴィアにあるお願いをした。

 

 

 

現在フリードと戦っているのはゼノヴィア一人だった。裕斗は刀を鞘に戻しリラックスの姿勢でいた。

 

(前に零君は言っていた。体全体の力を抜けば抜くほど、居合のスピードと破壊力は増すと。最高の脱力と最大の怒り。零君のあの言葉、怒って良いが頭は冷静に・・・この一撃に全てをかける!!!)

数分で完全なる脱力が完成した。それに気が付いたゼノヴィアはフリードから離れた。

 

「あ?もう終わりですか?クソビッチ」

 

「ああ。後は彼に任せる」

そう言いゼノヴィアが裕斗の方を見ると釣られてフリードも裕斗の方を見た。

 

「なら先にあのクソ悪魔をチョッパーしますかね!」

そう言い裕斗に向かって行ったフリード。

 

「死ねクソ悪魔!!」

 

「はあああぁぁぁぁぁーーーー!!!!!」

一閃。竜帝を抜いて鞘に納めるまで、その速さは一瞬零でも見えなかった。

 

「(え・・・な・・・なに・・・?)」

 

「君の防具の〝素材〟・・・確かクラッシュタートルと呼ばれる亀の甲羅から作られた物だと言っていたね・・・」

 

「(速い・・・!!全く見えなかった・・・)」

 

「僕の〝武器〟の素材も教えてあげるよ」

鞘から少し刃を出して裕斗は言った。

 

「この刀はある竜の・・・‶牙〟を加工して作った物だと零君は言っていた。その牙はこの世のあらゆるものを切り裂きかみ砕く・・・牙の持ち主は海に棲む竜の王、名は『レオドラゴン』!!海の暴れ亀『クラッシュタートル』の甲羅を粉砕し捕食する化け物さ!!」

裕斗が語り続けてる間に防具とエクスカリバーから段々不穏な音が聞こえて来た。

 

「馬鹿な!!き・・・斬られているのですか!?エクスカリバーと最強の防具が!!?」

 

「最高の‶脱力〟と最大の‶怒り〟・・・この刀を使いこなすにはレオドラゴンと同じ様に完全に気配を断った状態から攻撃への瞬発力が必要だった。零君から貰ったこの刀・・・名刀『竜王』・・・初めてこれの実力を十分に発揮できたよ」

 

 

「俺様がこんなところでーーー!!」

 

「居合 ‶竜帝一刀両断〟!!」ボガアアアア、バキィィィン。

裕斗がそう言い終わるとエクスカリバーと防具が破壊された。

 

「見ていてくれたかい?僕らの力は、エクスカリバーを越えたよ」

 




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