「戯言は終わりか?」
零が語り終わってからコカビエルはそう言った。
「終わりだなお前の負けで」
「まだ俺は動くぞ?俺を止めたければ殺してみろ!!」
そう言い光の槍を両手に持ち零に向かって走った。
「もうこれ以上お前とは関わりたくない。だから・・・」
「ッ!?」
言葉の途中で零は裏のチャンネルを使いコカビエルの懐に移動した。コカビエルは急に消え、現れた零に驚き硬直した。
「これで終わりだ。∞釘パンチ!!!」
「う‶ごおおおああああああああああああっ」
アッパーぎみの拳が鳩尾に直撃しコカビエルは真上に飛んでいった。
真上に飛んで行ったコカビエルは結界にぶつかっても止まらなかった。それどころか釘パンチの衝撃がコカビエルを通して結界をも破壊しコカビエルは更に飛んで行った。
チャキィン!チャキィン!「ごちそうさまでした」
両手を擦り合わせ金属音を鳴らし合掌した。
「レイ!!」
終わったと思いリアス達が零に駆け寄ろうとしたが次の零の言葉で足を止めた。
「で、お前は何の用だ?」
その言葉を聞きリアス達は零が見ているコカビエルが飛んで行った真上を見た。するとそこには
それだけでその者の正体が分かった。
「
「ふふ、驚いたわ。アザゼルの命令でコカビエルを捕まえに来てみれば既に終わっているのだもの。しかも私の宿敵でもある赤龍帝君がやったのだからね」
声からして女性だという事は分かったがリアス達は動けなかった。その理由としてはリアス達よりも白龍皇の方が強いと直感で感じたからだ。
「コカビエルの捕縛が目的なら残念だったな。奴は俺が駆除した」
「その様ね。止めようとしたけど、止まらなかったから羽だけ回収したわ。この薄汚い色、アザゼルの薄暗く常闇の羽には及ばないわね」
白龍皇は手に持つ羽を見てそう言った。
「後はフリードも回収しないと」
そう言い倒れこむフリードを腕に抱え、光の翼を展開し、空へ飛び立とうとした。
『無視か、白いの』
籠手からドライグが声を掛けた。
『起きていたか、赤いの』
アルビオンの鎧の宝玉が白き輝きを発していた。
『折角出会えたのにこの状況ではな』
『いいさ、いずれは戦う運命だ。こういう事もある』
『しかし、白いの。以前のような敵意が伝わってこないが?』
『赤いの、其方も敵意が格段に低いじゃないか』
『お互い、戦い以外の興味対象があるということか』
『そう言う事だ。こちらは暫く独自に楽しませてもらうよ。偶には悪くはないだろう?また会おうドライグ』
『それもまた一興か。じゃあな、アルビオン』
別れを告げた両者、最後に白龍皇の女性が零の方を向いた。
「今度は戦いましょ。私の宿敵くん」
言い終わると白き閃光と化して飛び去って行った。
その後祐斗はリアス達に謝り、改めてリアスに誓いを立てた。その後にお仕置きとして手に魔力を纏っての尻叩き千回を受けるのだった。
コカビエル襲撃事件から数日後
放課後の部室に顔を出した零とアーシアはソファに座る外国の女子に驚いた。
「やあ、赤龍帝」
緑のメッシュをいれた女子ーゼノヴィアが駒王学園の制服を身に纏っていた。更に零はゼノヴィアの変化に気が付いた。
「ゼノヴィア、悪魔になったのか?」
「よくわかったな。驚かせようと思ったのだが」
ゼノヴィアの背中から黒い悪魔の翼が生え、ゼノヴィアはそう言った。
「神の不在を教会に問いただしたら異端者として追放されてしまい、リアス・グレモリーに誘われ破れかぶれで悪魔に転生した。今日から高校二年の同級生でオカルト研究部所属だ。よろしく頼む」
「これで聖魔刀の祐斗とデュランダルのゼノヴィアで剣士の二翼が誕生したわね」
リアスはそう上機嫌に言った。
因みにイリナはエクスカリバーの欠片を持って教会に戻ったとゼノヴィアが言った。
「今回の件で近々天使側の代表、悪魔の代表、アザゼルが会談を開くらしいわ。なんでもアザゼルから話したいことがあるみたいだから。そのときにコカビエルの事を謝罪するかもしれないと言われているわ。でも、あのアザゼルが謝るかしら?」
肩をすくめながら、リアスは忌々しそうに言う。
「私達もその場に招待されているわ。事件に関ってしまったから、そこで今回の報告をしないといけないの。特にレイ! 貴方には何が何でも会談に参加しなくてはいかないわ。コカビエルを仕留めたのは貴方なのだし、白龍皇もアザゼルに報告していると思うし」
「だろうな。まあ俺も色々と聞きたいことと言いたいことがあるし丁度いい」
零は不敵な笑みを浮かべそう言った。その笑みにリアス達は首をかしげたが次の言葉で吹き飛んだ。
「早速ゼノヴィアの歓迎会をするか。行くぞお前ら」
裏のチャンネルを発動させ先に零が入り続いてリアス達も入って行ったがゼノヴィアは困惑して動けなかった。
「ほら行きますよゼノヴィアさん」
見かねてアーシアがゼノヴィアの手を取り裏のチャンネルの中に入って行った。
「ここがグルメアイランドか、そこら中から美味そうな香りがするな」
「それはこの島が美食の宝庫だからな。先に俺の家族と同居人達を紹介してから皆で食材を捕りに行くぞ」
零の言葉に全員が頷き最初にスノーやネオ、ティアマットに堕天使組、ライザー眷属を紹介した。堕天使達がいた事に一波乱起きそうだったが零の説明で事なきをえた。
その後全員で食材を捕りに行った。その際ゼノヴィアは全員の戦闘能力の高さに驚き、質問した。答えたのは零で、その話を聞いたゼノヴィアもグルメクラゲを食べたいと言い零は歓迎会の時に出した。序にゼノヴィアのフルコースが2つ出来た。
ゼノヴィア フルコースメニュー
オードブル(前菜)【ブロッコツリー】
スープ 【 ? 】
魚料理 【 ? 】
肉料理 【 ? 】
主菜(メイン) 【 ? 】
サラダ 【 ? 】
デザート 【プリン山】
ドリンク 【 ? 】
「まだまだ美味い物があるのだろ?今から楽しみだ!」
「その為には修行しないとな、この中では一番下だ。幾ら聖剣デュランダルを持っていた所で持ち手が未熟なら宝の持ち腐れだからな」
「・・・ああ」
零の言葉で上がっていたテンションは無くなり力なく答えた。
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